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【6歳児の発育データ】平均身長・平均体重を医師が徹底解説!

2025.09.22

小学校への入学を控え、「うちの子、周りの子より小さいかも…」と、ふと不安になることはありませんか。6歳児の男の子の平均身長は6歳0ヶ月で113.3cm。集団生活が始まると、こうした平均値と我が子を比べて一喜一憂しがちですが、本当に大切なのはそこではありません。

この記事では、整形外科医の視点から、統計データだけでは見えないお子様一人ひとりの成長を正しく理解するための重要なポイントを解説します。ご家庭の母子手帳ですぐに確認できる「成長曲線」の正しい見方から、専門医への受診を検討すべき具体的な基準まで、保護者の皆様の不安を安心に変える情報をお届けします。

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6歳児の成長を正しく理解するための5つのポイント

「先生、うちの子、クラスで一番背が低いのですが、大丈夫でしょうか?」

診察室では、お子様の成長に関するご相談を保護者の方から頻繁に受けます。特に小学校入学を控えた6歳という時期は、集団生活が始まることでお子様の体格が気になり始める方が多いようです。

私自身も二人の子供の親として、そのお気持ちは痛いほどわかります。大切なのは、平均値という数字に一喜一憂するのではなく、お子様一人ひとりの成長ペースを正しく理解し、健やかな発育をサポートしてあげることです。整形外科医として多くの子供たちの骨の成長を見てきた経験から、本当に重要なポイントをお伝えします。

まずは確認!6歳児の男女・月齢別平均身長と平均体重

まずはお子様の現在の位置を客観的に把握してみましょう。以下は、6歳児の男女別・月齢別の平均身長と平均体重のデータです。ただ、これはあくまで統計上の平均値であり、すべてのお子様がこの通りに成長するわけではありません。この時期は特に個人差が大きく現れることを念頭に置いてご覧ください。

【6歳児の月齢別平均身長】

月齢

男の子

女の子

6歳0ヵ月

113.3cm

112.7cm

6歳3ヵ月

115.0cm

114.1cm

6歳6ヵ月

116.7cm

115.8cm

6歳9ヵ月

118.2cm

117.3cm

(出典:日本成長学会「2000年日本人小児の体格標準値」)

【6歳児の月齢別平均体重】

月齢

男の子

女の子

6歳0ヵ月

20.7 kg

20.3 kg

6歳6ヵ月

22.0 kg

21.5 kg

6歳11ヵ月

23.2 kg

22.7 kg

(出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」、文部科学省「学校保健統計調査」を基に作成)

この時期のお子様は、幼児体型からすらっとした学童体型へと変化していきます。

1年間で身長が5〜6cmほど伸びるのが一般的です。

そのため、同じ学年でも4月生まれと3月生まれでは体格に差が出やすいことも知っておくと、少し安心できるかもしれません。

成長曲線でチェック!我が子の成長ペースと受診を考えるべき基準

平均値のデータと見比べる以上に大切なのが、「成長曲線」を使ってお子様自身の成長ペースを確認することです。母子健康手帳に記載されている、帯状のカーブが描かれたグラフが成長曲線です。この曲線は、多くのお子様の成長データを統計的に処理したものであり、お子様の成長の「個性」を読み取るための重要なツールです。

【成長曲線で確認するポイント】

  • 曲線の帯(バンド)の中にいるか?  
    多くの子供は3パーセンタイルと97パーセンタイルの線の間(全体の94%)で成長します。この帯から大きく外れる場合(特に-2SDという基準値を下回る場合)は、一度専門家に相談することをお勧めします。

  • 曲線のカーブに沿って伸びているか?  
    これまで順調に伸びていた身長が、急に横ばいになったり、逆に急激に伸びたりした場合も注意が必要です。大切なのは、その子なりのペースでカーブに沿って成長しているかどうかです。

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年齢 ヶ月
身長 cm

【受診を検討する具体的な目安】

  1. 身長が成長曲線の「-2.0SD」のラインを下回っている。

  2. 年間の身長の伸びが4cm未満である。

  3. 成長曲線のカーブからだんだん離れて、下のほうへ向かっている。

整形外科医として骨の成長を見てきた経験から申し上げると、成長には適切なタイミングがあります。もしご心配な点があれば、自己判断で様子を見るのではなく、まずはかかりつけの小児科に相談してみてください。

平均から大きく外れる?低身長や肥満の背景に隠れている可能性のある病気

お子様の身長や体重が平均から大きく外れている場合、その背景に何らかの病気が隠れている可能性もゼロではありません。ただし、これらは非常に稀なケースであり、平均から外れているからといって過度に心配する必要はありません。あくまで知識として知っておき、気になる場合は専門医に相談するための参考にしてください。

【低身長の背景に考えられること】

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症  
    脳下垂体から成長ホルモンの分泌が不足する病気です。

  • 甲状腺機能低下症  
    甲状腺ホルモンの不足により、成長や発達が遅れることがあります。

  • 染色体異常  
    女の子の場合、ターナー症候群などが考えられます。

  • 骨系統疾患  
    骨や軟骨の成長に異常がある病気で、整形外科が専門となります。

【肥満の背景に考えられること】

  • 単純性肥満  
    消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多いことで起こる肥満です。ほとんどの小児肥満がこれにあたります。

  • 症候性肥満  
    内分泌系の病気(クッシング症候群など)や遺伝的な要因によって起こる肥満です。

これらの病気は、専門的な検査をしなければ診断できません。インターネットの情報だけで判断せず、必ず医療機関を受診してください。

心配なときは専門家へ!医師への相談と家庭でできる心のサポート

お子様の成長について少しでも不安や疑問を感じたら、ためらわずに専門家へ相談しましょう。一番身近な相談先は、かかりつけの小児科です。

【医療機関で相談する際に準備すると良いもの】

  • 母子健康手帳  
    出生時から現在までの成長記録がすべて詰まっています。

  • これまでの身長・体重の記録  
    幼稚園や保育園での測定結果など、定期的な記録があると成長のペースがよくわかります。

  • 食事や生活習慣のメモ  
    普段の食事内容、就寝・起床時間、運動の習慣などを簡単にまとめておくと診察がスムーズです。

ご家庭では、お子様の心をサポートすることが何よりも重要です。小学校という新しい環境は、子供にとって大きな刺激であると同時に、心身ともに多くのエネルギーを消費します。

  • 他人と比較しない  
    「〇〇ちゃんはもっと大きいのに」といった言葉は、お子様の自己肯定感を傷つけてしまいます。

  • ありのままを認める  
    お子様の個性や良いところを具体的に褒め、存在そのものを認めてあげましょう。

  • 成長の喜びを共有する  
    「去年着ていた服が小さくなったね」「こんなに大きくなったんだね」と、お子様自身の成長を一緒に喜ぶことが大切です。

保護者の方の不安はお子様に伝わります。まずは保護者の方が落ち着いて、お子様のありのままの姿を受け入れてあげてください。

よくある質問

保護者の皆様からよくいただく質問にお答えします。

Q. 子供の成長を見守る私たち親が、自分の健康で気をつけるべきことはありますか?

A. 素晴らしいご質問ありがとうございます。お子様の成長を力強くサポートするためには、親御さん自身の心と体の健康が不可欠です。特にお子様を抱っこしたり、一緒に遊んだりする中で、膝や腰に負担がかかっている方も少なくありません。私、武内が院長を務めるシンセルクリニックでは、そうした関節の痛みや長引くお悩みに対して、ご自身の細胞を用いた再生医療という選択肢も提供しています。お子様と元気に過ごす未来のために、ご自身の体のメンテナンスも大切になさってください。

まとめ

今回は6歳児の平均的な発育データと、お子様の成長を見守る上で本当に大切なポイントについて解説しました。

平均身長・体重といった数字はあくまで目安の一つです。それ以上に重要なのは、母子健康手帳にある「成長曲線」を使い、お子様自身のペースで健やかに成長しているかを確認することです。

もし成長曲線のカーブから大きく外れるなど、少しでも気になる点や不安なことがあれば、一人で抱え込まずに、まずはかかりつけの小児科医に相談してみてください。

ご家庭では、他の誰かと比べるのではなく、お子様自身の「できた」や「大きくなったね」という成長の喜びを分かち合うことが、何よりの心の栄養になります。この記事が、保護者の皆様の不安を少しでも和らげ、お子様の健やかな成長を温かく見守る一助となれば幸いです。

参考文献

  1. 日本成長学会「2000年日本人小児の体格標準値」

  2. 厚生労働省「国民健康・栄養調査」

  3. 文部科学省「学校保健統計調査」

  4. 福祉教科書 保育士完全合格テキスト 上 2015年版(翔泳社)

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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