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EMSの効果は本当?仕組みと注意点を医師が徹底解説!

2025.10.25

「EMSの効果って本当にありますか?」「運動が苦手でも筋肉はつきますか?」

といった疑問は、整形外科医として多くの患者さんから私が診察室で耳にしてきた質問です。

運動が苦手な方や時間がない方でも効率的に体をケアしたいという思いは、年齢を問わず多くの方が抱いているでしょう。

しかし、EMSの本当の仕組みや期待できる効果、そして安全な使い方については、誤解や疑問を抱いている方も少なくありません。この記事では、整形外科医としての臨床経験とスポーツ経験をもとに、EMSの電気刺激が筋肉に作用する原理から、筋力アップ、姿勢改善、代謝促進といった具体的な効果を徹底解説します。さらに、「効果なし」という誤解の真相や、安全に利用するための注意点についても詳しくお伝えします。ぜひ、EMSを正しく理解し、理想の体づくりに役立ててください。

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当院では、薬物療法ではなく、再生医療も提供しています。疼痛などでお悩みの方は、再生医療という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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EMSの本当の効果を医師が徹底解説!知っておくべきポイント

私自身、柔道やラグビーといったスポーツを経験してきた中で、筋肉の重要性を肌で感じてきました。運動が苦手な方や時間がない方でも、効率的に体をケアしたいという思いは、年齢を問わず多くの方が抱いていると感じています。

今回は、整形外科医としての臨床経験と、自身のスポーツ経験を踏まえ、EMSの本当の効果や、安全に使うための注意点について詳しくお話ししていきましょう。

EMSの仕組みと身体への作用:電気刺激が筋肉を動かす原理

EMSは「Electrical Muscle Stimulation(電気的筋肉刺激)」の略で、外部からの電気信号で筋肉を収縮させる仕組みです。

通常、脳からの指令が神経を介して筋肉に伝わり、筋肉が動きます。しかし、EMSでは、機器から発せられる電気刺激が運動神経に直接働きかけ、筋肉を収縮させるのです。

私が整形外科医として勤務していた時、手術後のリハビリテーションでEMSを導入するケースを数多く経験しました。

特に、関節手術後の筋力低下を防ぐ目的で、患者さんにEMSを体験していただくことも珍しくありませんでした。

この技術は、以下のような特徴があります。

  • 直接的な筋肉刺激

電気信号が筋肉に直接届くため、意識的な運動が難しい場合でも筋肉を動かせます。

  • 運動神経への作用

適切な周波数と強度であれば、運動神経を介して筋肉を収縮させ、運動時と同様の感覚を得られます。

このように、電気刺激によって筋肉が動く原理は、リハビリテーションの分野で長年活用されてきました。患者さんの不安を軽減し、早期回復を促す上で重要な役割を担っています。

EMSで期待できる具体的な効果:筋力アップ、姿勢改善、代謝促進など

EMSに期待できる効果は多岐にわたります。私が診察室で患者さんからお話を聞く中で、特に多くの方が関心を持っているのは、筋力アップや、日頃感じている体の不調の改善といった点です。

具体的には、以下のような効果が期待できると考えられます。

  • 筋力アップ

EMSは、普段の生活では使いにくいインナーマッスル(深層筋)にアプローチしやすい特徴があります。体幹の強化や全身の筋力維持に役立つでしょう。私が学生時代に柔道やラグビーで怪我をした際、リハビリテーションでEMSを経験しました。その時、自分の意思ではなかなか動かせない深部の筋肉が刺激される感覚に驚いたことを覚えています。

  • 姿勢改善

体幹のインナーマッスルが鍛えられると、姿勢を支える力が向上します。猫背や反り腰といった姿勢の歪みの改善に繋がることが期待できます。多くの患者さんが悩んでいる慢性的な腰痛にも、体幹のインナーマッスルの弱さが関係しているケースがよくあります。

  • 基礎代謝の促進

筋肉量が増えれば基礎代謝が上がり、安静時の消費カロリーも増加します。EMSは直接脂肪を燃焼させるわけではありませんが、筋肉を活性化させることで、間接的に脂肪燃焼しやすい体質へと導く手助けをします。

  • 運動不足の解消

運動する時間がない方や体力に自信がない方でも、手軽に筋肉に刺激を与えられます。運動不足の解消に役立ちます。

これらの効果は、継続してEMSを使用し、適切な生活習慣と組み合わせることでより実感しやすくなります。

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「EMSは効果なし」は誤解?正しい情報と誇大広告の見極め方

「EMSは効果がない」という意見を耳にすることがありますが、これは多くの場合、EMSに対する過度な期待や誇大広告による誤解が原因だと私は考えます。

EMSは魔法の道具ではありません。私が勤務医時代に、ある患者さんが「EMSで簡単に痩せると聞いて買ったのに、全然効果がなくて…」と落胆して診察室にいらっしゃったことがあります。その時、患者さんが抱く期待と現実のギャップに、医療情報提供の重要性を痛感しました。

「貼るだけで劇的に痩せる」といった広告表現は、消費者庁から措置命令が出された事例もあり、注意が必要です。EMSは、あくまで筋肉を刺激し、筋力アップや代謝促進をサポートするものです。脂肪を直接的に「燃焼させる」「減らす」効果を謳うものは、誤解を招く可能性が高いと言えるでしょう。

EMSを安全に利用するための注意点とリスク:痛み、やけど、持病の有無

EMSを安全に、そして効果的に利用するためには、いくつかの重要な注意点があります。私が診察室でよく「先生、EMSを使っているとピリピリします。大丈夫でしょうか?」と質問を受けます。電気刺激なので多少の感覚は当然ですが、我慢できないほどの痛みや赤みが出たら、すぐに使用を中止し、医療機関に相談してください。

特に注意すべきは以下の点です。

  • 痛みや不快感

電気刺激には「チクチク」「ピリピリ」といった独特の感覚が伴います。強度が強すぎると痛みを感じることもありますので、必ず自分にとって心地よいと感じるレベルに調整してください。

  • やけどや水ぶくれ

パッドの貼り方が不適切であったり、使用時間を守らなかったりすると、皮膚に過度な負担がかかる可能性があります。やけどや水ぶくれを引き起こすこともあるので、使用説明書をよく読み、正しい方法で使うことが極めて重要です。

  • 持病の有無

心臓疾患をお持ちの方、ペースメーカーや植込み型除細動器などの医療機器を装着している方、妊娠中の方、てんかんをお持ちの方などは、EMSの使用が禁忌とされています。絶対に自己判断で使用しないでほしいと強くお伝えしています。

その他、皮膚に傷がある部位や炎症を起こしている部位への使用も避けてください。

EMSの効果を最大限に引き出す使い方と継続のコツ

EMSの効果を最大限に引き出すためには、ただ機器を装着するだけでなく、いくつかの工夫と継続が不可欠です。私が多くの患者さんを診てきて感じるのは、EMSも一つのトレーニングツールであり、それだけで全てが解決する魔法ではないということです。

効果的な使い方と継続のコツを具体的にご紹介します。

  • 適切な強度と頻度

無理のない強度で、説明書に記載されている推奨頻度や時間を守って使用しましょう。例えば、週に数回、一回20〜30分程度から始めるのが良いでしょう。

  • 運動と食事との組み合わせ

EMSは、筋肉を刺激する補助的なツールです。ウォーキングなどの軽い運動や、バランスの取れた食事と組み合わせることで、筋力アップや代謝促進効果は格段に高まります。例えば、たんぱく質をしっかり摂り、少しでも体を動かす習慣をつけるだけで、筋肉への刺激がより効果的になります。

  • 継続の重要性

筋肉は一朝一夕にはつきません。効果を実感するまでには、個人差はありますが、数週間から数ヶ月の継続が必要です。日々の生活の中にEMSを取り入れ、習慣化することが成功の鍵となります。「継続は力なり」とよく言いますが、筋肉づくりもまさにその通りです。毎日少しずつでも続けることが、何よりも大切だと患者さんにはお伝えしています。

  • 睡眠の質

筋肉を刺激するレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)を生活に取り入れることで、特に女性において睡眠の質の向上が示唆されています。

最近の研究では、クレアチンを摂取した女性がレジスタンストレーニング後に総睡眠時間が増加したという報告もあります(Aguiar Bonfim Cruzら、2024)。

EMSも電気刺激による筋収縮を促すため、運動と同じように筋肉に刺激を与え、規則正しい生活と組み合わせることで、体調全体の改善だけでなく、質の良い睡眠にも繋がる可能性を秘めていると私は考えます。

大切なのは、自分の体と対話しながら、無理なく続けられる方法を見つけることです。

よくある質問

私のクリニックでも、EMSについて多くの質問が寄せられます。特に多いのは、「どれくらい続けたら効果が出ますか?」というご質問です。人によって体質や目指す目標が違うので一概には言えませんが、継続することが何よりも大切だとお伝えしています。

Q1:EMSは毎日使っても良いですか?

A1:一般的には、筋肉の回復期間を考慮して、毎日使用するよりも、週に数回、適切な休息日を設けながら使用することが推奨されています。機種によって推奨頻度が異なるため、必ず取扱説明書をご確認ください。

Q2:EMSを使っているとピリピリします。これは痛みですか?

A2:電気刺激特有の「チクチク」「ピリピリ」とした感覚はありますが、我慢できないほどの痛みであれば、すぐに強度を下げてください。皮膚が赤くなったり、水ぶくれができたりする場合は、使用を中止し、医療機関に相談してください。

Q3:EMSだけで本当に痩せられますか?

A3:EMSは筋肉を刺激し、基礎代謝を上げることで、脂肪燃焼しやすい体づくりをサポートします。しかし、EMSだけで劇的に痩せるというよりは、適度な運動やバランスの取れた食事と組み合わせることで、より効果的なダイエットに繋がるものと理解してください。

シンセルクリニックでは、関節の痛みや慢性疼痛でお悩みの患者さんに、再生医療という選択肢も提案しています。私が長年整形外科医として勤務してきた経験から、一人ひとりの患者さんに合わせた最適な治療計画を一緒に考え、より良い生活を送れるようサポートいたします。

関節痛・慢性疼痛・手足のしびれの再生医療

関節痛・慢性疼痛の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの神経痛の治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、坐骨神経痛は、痛みが出たら痛み止めを服用し、緩和しながら進行を遅らせるなど、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

当院独自の再生医療を受けた患者様のインタビュー

再生医療はまだ新しい治療法ですが、変形性関節症・慢性疼痛に対して、多くの患者さんで痛みの軽減、しびれの改善、歩行距離の延長などの効果が報告されています。

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている軟骨や神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

関節痛・慢性疼痛の精密診断を実施中!

当院は再生医療に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。 疑問や興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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参考文献

  1. Neppelenbroek NJM, de Wit GA, Dalziel K, Devlin N, Carvalho NI. "Use of Utility and Disability Weights in Economic Evaluation of Pediatric Vaccines." Value in health : the journal of the International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research 26, no. 7 (2023): 1098-1106.

  2. Fritz CL, Thomas CE, Skaggs M, Zernicke L, McCartin MP, Blumen IJ, Price J, Hibberd O, Schoenfeld DW, Thomas SH. "Recent Outcomes Research in Helicopter Emergency Medical Services: A Scoping Review of Publication-Year 2024 Additions to the Helicopter Outcomes Assessment Research Database." Air medical journal 44, no. 4 (2025): 306-313.

  3. Zhang Z, Zhou X, Xia L, Li N, Xu S, Dong X, Zhu L, Huang M, Wan G. "Wenshen Xiaozheng Tang alleviates fibrosis in endometriosis by regulating differentiation and paracrine signaling of endometrium-derived mesenchymal stem cells." Journal of ethnopharmacology 336, no. (2025): 118724.

  4. Karabulut M, Van Laer L, Hallemans A, Vereeck L, Van Rompaey V, Viechtbauer W, Melliti A, van Stiphout L, Mohamad A, Pérez Fornos A, Guinand N, van de Berg R. "Chronic symptoms in patients with unilateral vestibular hypofunction: systematic review and meta-analysis." Frontiers in neurology 14, no. (2023): 1177314.

  5. Aguiar Bonfim Cruz AJ, Brooks SJ, Kleinkopf K, Brush CJ, Irwin GL, Schwartz MG, Candow DG, Brown AF. "Creatine Improves Total Sleep Duration Following Resistance Training Days versus Non-Resistance Training Days among Naturally Menstruating Females." Nutrients 16, no. 16 (2024): .

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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