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再生医療はスポーツ選手や芸能人もしている?医師が解説
2024.07.02
再生医療とは?
「再生医療」とは最近注目されている最先端の治療となります。具体的にどんなものかというと、イメージしにくいですよね?
簡単に言うと、ケガや病気で失われた体の機能を、再びよみがえらせる治療とイメージしてください。

例えば、擦り傷ができても徐々にかさぶたになって“自然と傷が治る”のは、皮膚の「再生する力」によるものです。再生医療は、この自然の再生能力をパワーアップさせて、失われた機能を取り戻そうとする医療となります。
再生医療をもっと詳しく説明すると?
もう少し専門的に説明すると、再生医療とは「機能障害や機能不全に陥った組織や臓器に対して、細胞や細胞を加工した材料を用いて、その機能や組織の再生をはかるもの」と言えます。
例えば、スポーツで膝の靭帯を損傷してしまった場合、従来であれば手術で他の部位から腱を移植することが一般的でした。しかし、再生医療では、患者さん自身の細胞である「幹細胞」を培養して、損傷した靭帯を再生させるという選択肢できます。
再生医療の効果とは?
再生医療は、従来の治療法では難しかった病気やケガにも、新たな光をもたらす可能性を秘めています。
また再生医療には、事故で脊髄を損傷し、歩けなくなってしまった患者さんも、再生医療によって再び歩けるようになる可能性もあります。これは、神経細胞が再生しにくいとされてきたこれまでの常識を覆す、画期的な治療法と言えます。
再生医療の治療法とは?
再生医療の治療法は、大きく分けて「細胞を用いる治療法」と「細胞を使わない治療法」の二つに分けられます。
細胞を用いる治療法は、患者さん自身の「幹細胞」を培養して増やし、病気やケガで失われた組織や臓器の再生を促す治療法です。これは、幹細胞を「材料」として使うイメージです。
例えば、膝の軟骨がすり減っている場合、患者さん自身の脂肪から幹細胞を採取し、培養して膝に投与することで、すり減った軟骨の再生を促す治療法もあります。
一方、細胞を使わない治療法は、細胞の働きを助ける栄養素(成長因子)などを用いて、組織や臓器の再生を促す方法だ。こちらは、細胞を「応援」するイメージとなります。
例えば、野球で肘の靭帯が傷ついたとき、靭帯の修復を促進する栄養素(成長因子)を投与することで、靭帯の再生を早める治療法となります。
スポーツ選手や芸能人が再生医療を受ける理由
華やかなイメージのスポーツ選手や芸能人ですが、私たちと同じように怪我や病気と闘っています。彼らは、その輝かしいパフォーマンスや美貌を維持するために、日々努力を重ねています。近年、そんな彼らの間で再生医療が注目されています。一体なぜ再生医療が選ばれているのでしょうか?
皆さんの周りでも、年齢を重ねるとともに、膝の痛みに悩まされる方が増えてくるのではないでしょうか?
実は、スポーツ選手や芸能人も、私たちと同じように、加齢や激しい運動による身体への負担に悩まされています。
スポーツ選手も再生医療を受けている?
スポーツ選手にとって、怪我はつきものです。特に、激しい運動を繰り返すことで、関節や靱帯(じんたい)などに負担がかかり、損傷してしまうことがあります。従来の治療法では、手術が必要となるケースも多く、選手生命に関わるような重傷となることも少なくありませんでした。
しかし、再生医療の登場によって、状況は変わりつつあります。自分の細胞を用いることで、損傷した組織を再生し、機能を回復させることが期待できるようになったのです。
例えば、野球選手の肘の靱帯損傷に対しては、従来は「トミー・ジョン手術」と呼ばれる外科手術が一般的でした。この手術は、損傷した靱帯を別の部位から採取した腱で置き換えるというもので、成功率は高いものの、復帰までに1年以上かかるケースも珍しくありません。これは、選手生命が限られているスポーツ選手にとって、非常に大きな痛手です。
一方、再生医療を用いた治療法として、PRP療法があります。これは、患者さん自身の血液から採取した血小板を濃縮し、患部に注射することで、損傷した組織の修復を促すというものです。手術と比較して、身体への負担が小さく、回復も早いというメリットがあります。また、自分の細胞を使うため、拒絶反応がほとんどないというメリットもあります。
有名な例としては、メジャーリーガーの大谷翔平選手や田中将大選手が、PRP療法によって肘の靱帯損傷から復帰を果たしたことが知られています。
このように、再生医療は、スポーツ選手が怪我から早期に回復し、競技に復帰するための有効な手段として期待されています。最近では、バスケットボールやサッカー選手でも、足関節の靭帯損傷や肉離れ、半月板損傷などに対してPRP療法が行われています。
芸能人も再生医療を受けている?
美しさや若々しさを保つことが求められる芸能人にとっても、再生医療は注目されています。
特に、近年人気が高まっているのが、PRP療法を用いた美容医療です。これは、自身の血液から採取した血小板を、顔のシワやたるみが気になる部分に注射することで、肌の再生を促し、若々しい印象を取り戻す効果が期待できます。血小板には、細胞の成長を促す因子が豊富に含まれており、肌の細胞を活性化させる効果があります。
PRP療法は、メスを使わず、ダウンタイムも短いため、忙しい芸能人にとっても魅力的な選択肢となっています。
また、再生医療は、肌の再生だけでなく、髪の毛の再生にも効果が期待されています。薄毛に悩む芸能人の中には、再生医療によって髪の毛のボリュームを取り戻そうとする人も増えています。これは、自分の頭皮から採取した細胞を培養し、それを頭皮に移植することで、髪の毛の発毛を促すというものです。
このように、再生医療は、芸能人が美しさや若々しさを保ち、より輝き続けるための強力な武器となっています。
再生医療は、スポーツ選手や芸能人だけでなく、一般の人々にとっても、健康で充実した生活を送るための新しい選択肢となりつつあります。
再生医療の普及について
再生医療は「夢の治療法」なんて言われることもありますが、皆さんは、どんなイメージをお持ちでしょうか?
例えば、スポーツ選手がよく怪我をする「膝」の治療を例に考えてみましょう。
従来の治療では、手術で悪い部分を切除したり、人工関節に置き換えたりする方法が一般的でした。しかし、再生医療では、患者さん自身の細胞を使って、傷ついた組織を再生させることを目指します。
例えば、患者さん自身から採取した脂肪にある「幹細胞」を培養し患部に注射する治療法があります。これは、自分の細胞を使うので拒絶反応が少なく、比較的低侵襲な治療法として注目されています。
「でも、再生医療って、なんだか特別な治療法みたいで、自分には関係ないんじゃないの…?」
しかし、再生医療は決して遠い未来の話ではありません。
近年では、再生医療に関する研究も進み、治療法の種類も増えています。
また、再生医療は厳しい審査を経て提供されており、治療計画は再生医療等委員会に提出され、安全性や費用対効果などが厳しくチェックされます。
当院も厚生労働省に第二種再生医療等提供計画を提出し、計画番号を取得した医療機関となります。

まとめ
再生医療とは、ケガや病気でダメージを受けた体の部分を、自然に治る力を強化して治す医療のことです。例えば、自分の細胞を使って膝や肘の壊れた部分を修復します。スポーツ選手や芸能人も、この治療を受けて早く回復したり、若々しさを保ったりしています。私たち一般の人にも、再生医療は健康で元気な生活をサポートする新しい治療として期待されています。
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当院は再生医療に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。 疑問や興味がある方はお気軽にお問い合わせください。


記事監修医師
記事監修 シンセルクリニック
院長 武内晋司郎
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
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