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糖尿病の手足のしびれについて解説!医師監修

2025.07.07

手足のしびれ、感じていませんか?

もしかしたら、今まさにその不快なジンジンとした感覚に悩んでいるかもしれません。実は、糖尿病患者さんの多くが経験する、見過ごせないサインの可能性があります。

糖尿病の合併症である「糖尿病性神経障害」は、高血糖が血管を傷つけ、神経への栄養供給を妨げることで起こります。初期症状は軽微な痺れや違和感ですが、放置すると激しい痛みや感覚麻痺、最悪の場合、足の切断に至るケースも。

驚くべきことに、2型糖尿病患者のうち、初期段階で既に10~15%が神経障害を有し、10年以上患うと50%を超えるという報告も! これは決して他人事ではありません。

この記事では、医師監修のもと、糖尿病と手足のしびれの関連性、具体的な症状、そして予防・治療法を分かりやすく解説します。

あなたの健康を守るため、今すぐ知っておくべき情報が満載です。少しでも気になる症状があれば、この記事を読み進め、そして医療機関への受診を検討しましょう。

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糖尿病と手足のしびれの関係について

手足のしびれ、経験されたことはありますか?

もしかしたら、今まさにこの記事を読みながら、ジンジン、ピリピリとした不快感を感じていらっしゃる方もいるかもしれません。

特に糖尿病と診断された方にとって、手足のしびれは決して見逃せないサインです。

なぜなら、それは糖尿病の合併症の一つである「糖尿病性神経障害」の初期症状である可能性があるからです。

糖尿病と診断されたばかりの方も、長年付き合っている方も、ぜひこの記事を通して、糖尿病と手足のしびれの関連性について一緒に考えてみましょう。

糖尿病性神経障害のメカニズム

糖尿病になると、血液中のブドウ糖(血糖)が増え続け、血管を傷つけてしまいます。

そして、この傷ついた血管は、全身の神経、特に細い血管から栄養を受け取っている手足の末梢神経に、十分な栄養を届けられなくなってしまいます。

栄養不足に陥った神経は、まるで電話線が切れたように、脳からの指令や体からの情報を正しく伝えられなくなります。

その結果、しびれや痛み、時には感覚が鈍くなるといった症状が現れるのです。

片足や指のみのしびれが示す可能性のある病気

糖尿病性神経障害によるしびれは、多くの場合、両手足に左右対称に現れます。

これは、高血糖の影響が全身の血管に及ぶためです。

しかし、もし片方の足や特定の指先だけに限定されたしびれを感じている場合、糖尿病性神経障害以外の病気が隠れている可能性も考慮しなければなりません。

例えば、私の患者さんで左足の親指だけがしびれるという方がいました。

詳しく検査した結果、腰椎椎間板ヘルニアが原因であることが判明しました。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨の間にあるクッションのような椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで、片側の足にしびれや痛みを引き起こします。

また、脳卒中も片側の手足のしびれを引き起こす病気の一つです。

その他にも、過去に帯状疱疹にかかった部分が、後遺症としてしびれを残すケース(帯状疱疹後神経痛)も少なくありません。

このように、片側性のしびれの原因は多岐にわたるため、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断を受けることが大切です。

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糖尿病によるしびれの進行と警戒すべき症状

糖尿病によるしびれの進行と警戒すべき症状糖尿病性神経障害は、初期には足の指先に軽いしびれや違和感を感じる程度で、まるで靴下を履いているような感覚、あるいは砂利の上を歩いているような感覚と表現されることもあります。

しかし、症状が進行すると、しびれの範囲は足全体、そして手にも広がり、耐え難いほどの焼けるような痛みや、電気が走るような激痛を伴うこともあります。

さらに病状が悪化すると、足の感覚が完全に麻痺し、熱いストーブに触れても熱さを感じなかったり、鋭利なもので傷ついても痛みを感じないといった危険な状態に陥る可能性があります。

また、神経障害が進行すると、足の変形や潰瘍、最悪の場合には壊疽(えそ)を引き起こし、切断に至るケースも稀ではありません。

糖尿病性神経障害は、糖尿病の罹患期間が長くなるほど、また血糖コントロールが悪いほど発症率や重症度が高くなる傾向があります。

2型糖尿病を発症した人のうち、初期段階ですでに10~15%が神経障害を有しており、10年以上糖尿病を患っている人では、その割合は50%を超えるという報告もあります。

だからこそ、早期発見・早期治療が何よりも重要です。

少しでも気になる症状があれば、すぐに医療機関に相談することをお勧めします。

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糖尿病に伴うしびれの特徴

手足のしびれ、特に足先のピリピリとした感覚や、ジンジンする不快感は、多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

もしかしたら、今まさにこの記事を読みながら、その不快感に悩まされている方もいらっしゃるかもしれません。

このようなしびれは、様々な原因で起こり得ますが、糖尿病の方は特に注意が必要です。糖尿病の合併症の一つである「糖尿病性神経障害」の初期症状として、手足のしびれが現れることがよくあるからです。

この神経障害は、初期は自覚症状が少ないため、見過ごされやすいという特徴があります。しかし、放置すると症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

手足のしびれの具体的な症状

糖尿病性神経障害によるしびれは、実に様々な形で現れます。

初期には、まるで靴下を履いているような感覚、あるいは砂利の上を歩いているような感覚と表現されることもあります。患者さんの中には、「足の裏に何かが張り付いているような違和感がある」と訴える方もいます。

また、症状が少し進むと、足先や足裏がピリピリ、チクチクしたり、ジンジンと痺れたり、まるで虫が這っているようなムズムズ感、あるいは焼けるようにヒリヒリするといった症状が現れることもあります。

私の外来では、70代の女性で、最初は「足の裏がなんとなくムジ痒い」と感じていた方が、数ヶ月後には「まるで針で刺されているような痛み」を訴えるようになったケースがありました。

これらの症状は、糖尿病性神経障害の特徴として、左右対称に現れることが多いです。これは高血糖の影響が全身の血管に及ぶためです。

しかし、片側の足や特定の指先だけに限定されたしびれの場合は、糖尿病性神経障害以外の病気が隠れている可能性も考慮する必要があります。

糖尿病性神経障害は、血糖コントロールの不良な状態が長く続くほど発症リスクが高くなります。糖尿病の罹患期間が10年以上の患者では、約半数が神経障害を合併しているという報告もあります(Zhu et al., 2023)。

糖尿病性神経障害の段階と影響

糖尿病性神経障害の進行は、大きく分けて初期、中等度、高度、末期の4段階に分けられます。

初期段階では、軽いしびれや違和感を感じる程度で、日常生活への影響はほとんどありません。しかし、中等度になると、しびれが悪化し、痛みや感覚の低下が現れ始め、歩行に支障が出始めることもあります。

高度になると、激しい痛みや感覚麻痺、足の変形などが起こり、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

さらに末期になると、潰瘍や壊疽といった重篤な合併症を引き起こし、最悪の場合、足の切断に至ることもあります。

私の患者さんの中には、足の感覚が鈍くなって小さな傷に気づかず、それが重症化して入院が必要になったケースもありました。

糖尿病性神経障害は、早期に発見し、適切な治療を行うことで、症状の進行を遅らせたり、重篤な合併症を防ぐことができます。少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

糖尿病性神経障害の予防と治療法

糖尿病による手足のしびれ。本当に辛いですよね。まるで足の裏に何かがくっついているような違和感や、チクチク刺されるような痛み、ジンジンする不快感…。日常生活にも支障が出て、不安な気持ちでいっぱいだと思います。

私も医師として、多くの糖尿病患者さんと向き合ってきました。その中で感じるのは、神経障害は早期発見・早期治療がとても重要だということです。適切な治療と生活習慣の改善によって、症状を和らげ、進行を遅らせることができるのです。どうか諦めないでください。一緒に、糖尿病性神経障害の予防と治療法について考えていきましょう。

食事療法がもたらす血糖管理の効果

食事療法は、糖尿病治療の土台となるものです。適切な食事は、血糖値のコントロールを改善し、神経障害の予防・改善に繋がります。難しく考える必要はありません。毎日の食事で少し意識を変えるだけで、大きな変化が生まれます。

例えば、ご飯やパン、麺類などの炭水化物は、血糖値を急上昇させやすい食品です。ですから、摂取量を適切にコントロールすることが重要です。

具体的には、お茶碗軽く一杯、食パンなら6枚切り1枚、うどんは1玉までを目安にしましょう。

一方、野菜やきのこ、海藻類は、食物繊維が豊富です。食物繊維は、糖の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を抑えてくれます。これらの食品を食事の最初に摂ることで、血糖値の乱高下を防ぐ効果が期待できます。

食べる順番も血糖値コントロールに影響します。野菜から始め、次に肉や魚などのタンパク質、最後にご飯やパンなどの炭水化物を食べるようにすると、血糖値の上昇が緩やかになります。私の患者さんの中には、この順番に変えただけで、食後の血糖値が安定してきた方が何人もいます。

また、腹八分目を心がけ、よく噛んでゆっくり食べることも重要です。早食いは血糖値を急上昇させる原因になります。一口30回を目安によく噛むことで、満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐことにも繋がります。

さらに、間食はなるべく控えるようにしましょう。どうしても食べたい場合は、ナッツやヨーグルト、果物少量など、血糖値への影響が少ないものを選ぶと良いでしょう。

記事監修医師

記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

  1. Zhu J, Hu Z, Luo Y, Liu Y, Luo W, Du X, Luo Z, Hu J and Peng S. "Diabetic peripheral neuropathy: pathogenetic mechanisms and treatment." Frontiers in endocrinology 14, no. (2023): 1265372.

院長監修記事

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武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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