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【医師解説】間欠性跛行の原因は血管?神経?10秒でわかるセルフチェックと手術回避の治療法
2026.02.03
「スーパーへ買い物に行くと、途中でふくらはぎが痛くなって歩けなくなる」
「ベンチで少し休むと治るけれど、また歩き出すとすぐに痛くなる」
もし、あなたがこのような症状でお困りなら、それは「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる状態です。 これは単なる筋肉痛や老化現象ではなく、体の内部で「腰の神経が首を絞められている」か、あるいは「足の血管が詰まりかけている」という危険なサインです。
しかし、安心してください。原因を正しく突き止めれば、適切な治療法が見つかります。
この記事では、長年多くの患者様を診察してきた整形外科医・武内晋司郎が、あなたの痛みの原因が「神経(腰)」なのか「血管」なのかを一発で見分けるセルフチェック法と、手術という大きな負担を負わずに改善を目指す「再生医療」について解説します。
「もう歳だから、長く歩けないのは仕方がない」 そう諦める前に、ご相談ください。 自分の細胞で神経や血管を修復し、もう一度旅行や散歩を楽しむための治療法


- 1. 【10秒診断】その痛み、「神経」か「血管」か?
- タイプA:神経性(腰部脊柱管狭窄症の疑い)
- タイプB:血管性(閉塞性動脈硬化症の疑い)
- 【医師の診断ポイント】
- 2. なぜ「休むと歩ける」ようになるのか?メカニズムの違い
- 神経性(脊柱管狭窄症)の場合
- 血管性(閉塞性動脈硬化症)の場合
- 3. 病院での検査と「手術」のリスク
- 病院での主な検査
- 一般的な治療と「手術」の壁
- 4. 手術なしで「歩ける足」を取り戻す再生医療
- ① 神経性(脊柱管狭窄症)へのアプローチ
- ② 血管性(閉塞性動脈硬化症)へのアプローチ
- シンセルクリニックの治療の特徴
- 5. 【動画】実際に再生医療を受けた患者様の声
- よくある質問 Q&A
- まとめ:もう一度、自分の足で自由に歩くために
- 参考文献
1. 【10秒診断】その痛み、「神経」か「血管」か?
間欠性跛行の原因は、大きく分けて2つあります。 一つは「腰部脊柱管狭窄症(神経性)」、もう一つは「閉塞性動脈硬化症(血管性)」です。 治療法が全く異なるため、まずはご自身がどちらのタイプかチェックしてみましょう。
タイプA:神経性(腰部脊柱管狭窄症の疑い)
以下の項目に多く当てはまる方は、腰の神経が原因の可能性が高いです。
[ ] スーパーのカートを押して歩くと、いくらでも歩ける(前かがみが楽)。
[ ] 自転車なら、痛みなく遠くまで行ける。
[ ] 立って腰を反らすと、太ももや足にしびれ・痛みが走る。
[ ] お尻から足の裏にかけて、ビリビリとした感覚がある。
タイプB:血管性(閉塞性動脈硬化症の疑い)
以下の項目に多く当てはまる方は、足の血管が原因の可能性が高いです。
[ ] どんな姿勢でも(前かがみでも)、歩くとふくらはぎが痛む。
[ ] 自転車を漕いでも足が痛くなる。
[ ] 片足だけ冷たい、または足の色が悪い(蒼白・赤黒い)。
[ ] 足の脈(足の甲やくるぶし)が触れにくい、脈が弱い。
【医師の診断ポイント】
「カートを押せば歩けるかどうか」。これが最大の見極めポイントです。 もし、カートを押して前かがみになれば楽に歩けるのであれば、9割方「神経性(腰部脊柱管狭窄症)」です。前かがみになることで腰の神経の通り道が広がるため、症状が出なくなるのです。
一方、血管性の場合は「筋肉が酸素不足」になっている状態なので、姿勢に関係なく、足を使う(歩く・漕ぐ)だけで痛くなります。
2. なぜ「休むと歩ける」ようになるのか?メカニズムの違い
なぜ、どちらの病気も「休むと回復する」のでしょうか? そのメカニズムを知ることで、病気への理解が深まります。
神経性(脊柱管狭窄症)の場合

背骨の中には「脊柱管(せきちゅうかん)」という神経の通り道(トンネル)があります。加齢により骨や靭帯が変形し、このトンネルが狭くなっているのが脊柱管狭窄症です。
歩く・立つ: 背筋が伸びて腰が反ると、トンネルがさらに狭くなり、神経がギュッと締め付けられます。また、神経への血流も途絶えるため、しびれや痛みが出ます。
しゃがむ・座る: 腰が丸まると、物理的にトンネルが広がります。圧迫が解け、神経への血流が戻るため、症状がスーッと消えていくのです。
脊柱管狭窄症については詳しくご覧ください↓↓
腰部脊柱管狭窄症とは?症状から最新の治療まで整形外科医が徹底解説!
血管性(閉塞性動脈硬化症)の場合

足の血管に動脈硬化が起き、道が細くなったり詰まったりしている状態です。
歩く: 筋肉が動くためには酸素(血液)が必要です。しかし、血管が詰まっているため供給が追いつかず、筋肉が「酸欠状態」になり、悲鳴(痛み)を上げます。
休む: 筋肉を使わなければ酸素の消費量が減るため、少ない血流でも足りるようになり、痛みが治まります。
3. 病院での検査と「手術」のリスク
症状が進行すると、歩ける距離が500m、100m、50m…と短くなり、最終的には日常生活もままならなくなります。
そうなる前に、医師による診断が必要です。
病院での主な検査
MRI検査: 神経の圧迫具合を詳細に確認します(神経性)。
ABI検査(足関節上腕血圧比): 腕と足の血圧を比較し、血管の詰まりを調べます(血管性)。
CT検査・レントゲン: 骨の変形を確認します。
MRI検査については詳しくご覧ください↓↓
関節のMRI検査とは?MRIとレントゲンの違いを医師が解説!
一般的な治療と「手術」の壁
初期段階であれば、血管を広げる薬(リマプロストなど)や、運動療法で様子を見ます。しかし、改善が見られない場合や、排尿障害などの重い症状が出た場合は「手術」が検討されます。
■神経性の手術:
除圧術(じょあつじゅつ): 背骨の一部を削り、神経の圧迫を取り除く。
固定術(こていじゅつ): 不安定な背骨をボルトで固定する。
■血管性の手術:
カテーテル治療: 血管の中から風船やステントで広げる。
バイパス手術: 人工血管を使って新しい血液の道を作る。
【手術のデメリット・リスク】 手術は根本的な解決策になり得ますが、決して「魔法」ではありません。
身体への負担: 全身麻酔や数週間の入院、辛いリハビリが必要です。
合併症: 感染症や、ボルトの緩みなどのリスクがあります。
症状の残存: 「手術をしたけれど、しびれが残った」「数年後にまた別の場所が狭くなった」というケースも少なくありません。
「高齢で手術は体力的に無理と言われた」
「仕事があるから長期入院はできない」
「背中にメスを入れるのがどうしても怖い」
そうした切実な悩みを持つ患者様のために、現在は「切らずに治す」第3の選択肢があります。
4. 手術なしで「歩ける足」を取り戻す再生医療
シンセルクリニックが提供する「再生医療(幹細胞治療)」は、薬物療法(保存療法)と手術(外科療法)の間を埋める、新しい治療法です。
① 神経性(脊柱管狭窄症)へのアプローチ
ご自身のお腹の脂肪から採取した「幹細胞(かんさいぼう)」を、点滴や局所注射で投与します。
神経の修復: 幹細胞が傷ついた神経に集まり、修復をします。
抗炎症作用: 圧迫によって起きている神経周囲の慢性的な炎症を強力に鎮めます。
血管新生: 神経を栄養する微細な血管を増やし、血流不足を改善します。
これにより、「骨の形(狭さ)はそのままでも、神経が痛みを感じにくい丈夫な状態」を作り出し、歩行距離を延ばすことを目指します。
② 血管性(閉塞性動脈硬化症)へのアプローチ
血管性の間欠性跛行に対しても、再生医療は高い効果が期待されています。
血管新生: 幹細胞が放出する成長因子により、詰まってしまった太い血管の周りに、新しい微細な血管(側副血行路)が作られます。 これにより、末端の筋肉まで血液が届くようになり、痛みが改善します。
シンセルクリニックの治療の特徴
入院不要: すべて日帰りで完了します。
手術なし: 注射・点滴のみなので、体への負担が最小限です。
高い安全性: 自分の細胞を使うため、アレルギー等のリスクが極めて低いです。
5. 【動画】実際に再生医療を受けた患者様の声
実際に当院で再生医療を受け、間欠性跛行の症状が改善した患者様のインタビューをご覧ください。
【症例:70代男性・脊柱管狭窄症・腰椎すべり症】 「5分歩くと腰が痛くて座り込んでしまい、仕事やテニスも思い切りできない状態でした。以前、膝の治療で効果を実感していたため、腰も再生医療を選んだところ、痛みやしびれが軽減し、大好きなテニスを再開できました。やりたいことが続けられるようになり、本当に嬉しいです。」
「もう歳だから…」と歩くのを諦めていませんか?
手術をせずに、自分の足で歩き続けるための選択肢
間欠性跛行は、放置すると「歩ける距離」がどんどん短くなります。
しかし、手術(背骨を削る・血管の手術)には大きな負担とリスクが伴います。
当院の「再生医療」は、ご自身の細胞の力で「神経の修復」や「血流の改善」を促す、体に優しい治療法です。
治療法の違い
| 項目 | 一般的な手術 | 再生医療 |
|---|---|---|
| 身体への負担 | 全身麻酔・切開 (負担大) |
注射のみ (負担小) |
| 入院・リハビリ | 2週間〜数ヶ月 | 日帰り (歩いて帰宅可) |
| アプローチ | 構造的な圧迫除去 | 神経修復・血管新生 |
よくある質問 Q&A
Q. 痛み止めを飲み続けていますが、治りません。
A. 痛み止め(ロキソニンやリリカなど)は、あくまで症状を一時的に抑えるものであり、狭窄した神経や詰まった血管を治すものではありません。長期間服用しても改善しない場合、症状が進行している可能性があります。早めに医師にご相談ください。
Q. 自分でできるリハビリはありますか?
A. 神経性の場合は、前かがみになって自転車を漕ぐ運動が有効です。脊柱管を広げた状態で足の筋肉を鍛えられます。血管性の場合は、痛みが出る手前まで歩いて休む、を繰り返す「歩行訓練」が血管新生を促すとされています。ただし、無理は禁物ですので医師の指導下で行ってください。
Q. 再生医療は誰でも受けられますか?
A. 基本的には多くの方が対象となりますが、感染症がある方や、重篤な心疾患がある方などは受けられない場合があります。まずは一度、MRI画像などをお持ちの上、カウンセリングにお越しください。
まとめ:もう一度、自分の足で自由に歩くために
間欠性跛行は、放置すればするほど「歩ける距離」が短くなり、外出が億劫になり、最終的には寝たきりや認知症のリスクを高めてしまいます。
「もう歳だから仕方がない」 「手術は怖いから、このまま我慢するしかない」
そう諦めてしまう前に、ぜひ一度シンセルクリニックにご相談ください。 手術をしなくても、あなたの細胞には「治る力」が眠っています。その力を最大限に引き出し、もう一度、思うままに歩ける人生を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
記事監修医師
記事監修 シンセルクリニック
院長 武内晋司郎
参考文献
参考文献
Wang H, Chen M, Li Y, Cui W, An Q, Yin X, Wang B. "Exploring the therapeutic potential of beetroot juice in patients with peripheral artery disease: A Narrative review." Nitric oxide : biology and chemistry 156, no. (2025): 57-66.
Whipple MO, Xu S, Zhang D, Guralnik JM, Spring B, Tian L, Treat-Jacobson D, Zhao L, Criqui MH, McDermott MM. "Home-Based Exercise and Patient-Reported Outcome Measures in Peripheral Artery Disease: The LITE Randomized Clinical Trial." The American journal of cardiology 244, no. (2025): 41-47.
Advances in Cell-based therapies for peripheral arterial disease.
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
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