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2025.07.18
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
シンセルクリニック武内総院長が、こむら返りについて、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。まずは動画をご覧いただくと理解しやすくなります。
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夜中に足がつって目が覚める「こむら返り」。
誰もが経験するありふれた症状ですが、実は体のサインかもしれません。特に、年齢を重ねるにつれて頻繁に起こるようになり、睡眠の質を下げるなど、日常生活に支障をきたすことも。この記事では、こむら返りの原因を医師が詳しく解説し、効果的な予防方法や治療法を紹介します。
睡眠中に足がつって悩んでいる方は、ぜひ読み進めてみてください。

夜中に突然足がつって、痛みで目が覚めてしまった経験はありませんか?
「こむら返り」は、医学的には「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、誰にでも起こりうる症状です。特に中高年の方にとっては、身近な悩みの一つと言えるでしょう。
「こむら返り」は一時的なもので、すぐに治まるケースが多いですが、頻繁に起こるとなると心配になりますよね。
実は、こむら返りは体のSOS信号かもしれません。
今回は、こむら返りが起こる主な原因を、現役医師の視点から詳しく解説していきます。原因を理解することで、適切な予防策を立てることができますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

こむら返りの原因としてまず挙げられるのは、足の筋肉量の減少です。
筋肉は、加齢とともに徐々に衰えていきます。若い頃は、激しい運動をした後でも、筋肉痛はすぐに治っていた方も多いのではないでしょうか?しかし、年齢を重ねるにつれて、筋肉の回復力は低下していきます。
特に、日常生活で運動不足を感じている方は要注意です。運動不足が続くと、筋肉量が減少し、筋肉の柔軟性が失われてしまいます。その結果、ちょっとした刺激でも筋肉が収縮しやすくなり、こむら返りが起こりやすくなってしまうのです。
例えば、階段ではなくエスカレーター、徒歩ではなく車での移動など、現代社会では便利なものが多く、私たちは知らず知らずのうちに楽な方を選んでしまいがちです。しかし、このような生活習慣を続けていると、足の筋肉はどんどん衰えていきます。

ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、下半身の血液を心臓に戻すための重要な役割を担っています。
ふくらはぎの筋肉が衰えると、このポンプ機能が低下し、血流が悪くなってしまいます。その結果、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、こむら返りが起こりやすくなるのです。
こむら返りのもう一つの大きな原因は、水分不足です。
人間の体は、約60%が水分でできており、筋肉の動きにも水分は欠かせません。
しかし、私たちは呼吸や汗などによって、常に水分を失っています。
水分が不足すると、血液がドロドロになり、血流が悪化します。さらに、筋肉の収縮に必要な電解質のバランスも崩れ、こむら返りが起こりやすくなってしまいます。
特に、暑い時期や運動後は、多くの汗をかき、体内の水分量が不足しやすくなります。例えば、暑い日に屋外で長時間過ごしたり、激しい運動をした後に、十分な水分補給をせずに放置しておくと、体内の水分バランスが崩れ、こむら返りのリスクが高まります。
また、睡眠中は、汗をかきやすい状態であるにも関わらず、水分補給ができないため、こむら返りが起こりやすいと言われています。
就寝前にコップ1杯の水を飲むなど、意識して水分を摂るようにしましょう。
電解質異常も、こむら返りの原因の一つとして挙げられます。電解質とは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルのことで、筋肉の収縮や神経伝達に重要な役割を果たしています。
発汗や下痢、嘔吐などによって体内の電解質バランスが崩れると、筋肉の機能が正常に働かなくなり、こむら返りが起こりやすくなります。
例えば、暑い時期に大量の汗をかくと、ナトリウムなどの電解質が失われ、筋肉の痙攣やこむら返りを引き起こす可能性があります。また、激しい運動後や過度な飲酒、あるいは糖尿病などの病気によって電解質バランスが乱れ、こむら返りが起こりやすくなることがあります。
こむら返りを予防するためには、スポーツドリンクなどでこまめに電解質を補給したり、バランスの取れた食事を心がけたりすることが重要です。特に、夏場は汗で多くの電解質を失うため、意識して摂取するようにしましょう。
夜中に突然足がつって、痛みで目が覚めてしまった経験はありませんか?
「こむら返り」は、医学的には「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、誰にでも起こりうる症状です。特に中高年の方にとっては、身近な悩みの一つと言えるでしょう。
「こむら返り」は一時的なもので、すぐに治まるケースが多いですが、頻繁に起こるとなると心配になりますよね。
例えば、私の患者さんの中にも、「夜中に何度もこむら返りが起こってしまい、熟睡できない日が続いているんです…」と訴える方が多くいらっしゃいます。睡眠不足は、日中の活動にも影響を及ぼし、生活の質を低下させてしまいます。
実は、こむら返りは体のSOS信号かもしれません。今回は、こむら返りが起こる状況や症状、その背後にある原因について、現役医師の視点から詳しく解説していきます。原因を理解することで、適切な予防策を立てることができますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
こむら返りは、特に夜間や明け方に起こりやすいという特徴があります。
布団の中で、心地よい眠りに落ちていたはずが、突然ふくらはぎに激痛が走り、飛び起きてしまう…。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
なぜ、こむら返りは夜間や明け方に起こりやすいのでしょうか?その理由として、以下の点が考えられます。
水分不足
睡眠中は、私たちは汗をかいて体内の水分を自然と失っている状態です。しかし、その間は水分補給ができないため、体は脱水傾向にあります。水分不足になると、筋肉の活動に必要な電解質のバランスが崩れ、こむら返りが起こりやすくなります。
血行不良
寝ている間は、長時間同じ姿勢を保つことが多いため、足の血流が悪くなりやすい状態です。血液は、酸素や栄養を全身に運ぶ役割を担っていますが、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。その結果、筋肉の機能が低下し、こむら返りを誘発する可能性があります。
体温の低下
一般的に、睡眠中は体温が低下する傾向にあります。体温が低下すると、筋肉は収縮しやすくなるため、こむら返りが起こりやすくなると考えられています。特に、夏場にエアコンの効いた部屋で寝ると、体が冷えやすく、こむら返りのリスクが高まる可能性があります。
例えば、暑い夏の夜にエアコンをかけずに寝て、大量の汗をかいた場合、脱水症状になってこむら返りが起こりやすくなります。また、冬場に布団をかけずに寝て足が冷えてしまった場合も、筋肉が収縮しやすくなり、こむら返りを起こしやすくなります。
こむら返りは、主にふくらはぎに起こることが多いですが、実は体の様々な部位で起こる可能性があります。以下は、こむら返りが起こりやすい代表的な部位です。
ふくらはぎ (腓腹筋):
こむら返りで最も多い発生部位です。ふくらはぎは、歩いたり、走ったりする際に重要な役割を果たす筋肉であり、日常的に負担がかかりやすい部分です。特に、デスクワークなどで長時間座りっぱなしの生活を送っていると、ふくらはぎの筋肉は硬くなり、血行も悪くなりがちです。その結果、こむら返りが起こりやすくなってしまいます。
足の裏
足の裏には、たくさんの小さな筋肉が集まっており、体のバランスを保ったり、歩行時の衝撃を吸収したりする役割を担っています。足の裏の筋肉が痙攣すると、土踏まずや指が曲がってしまうことがあります。
太ももの前側 (大腿四頭筋)
太ももの前側の筋肉は、階段を上ったり、立ち上がったりする際に使われる筋肉です。ここが痙攣すると、立ち上がろうとした瞬間に激痛が走り、転倒してしまう危険性もあります。
太ももの裏側 (ハムストリングス)
太ももの裏側の筋肉は、歩いたり走ったりする際に、足を後ろに蹴り出す働きをします。スポーツなどで激しい運動をした際に、つりやすい筋肉です。
こむら返りが起こりやすい部位は、普段からよく使う筋肉や、負担がかかりやすい筋肉であることが多いです。
こむら返りは、多くの場合、一時的なもので心配いりませんが、頻繁に起こる場合や、痛みが強い場合は、他の病気が隠れている可能性があります。
例えば、糖尿病、腰部脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症などが挙げられます。これらの病気は、神経障害や血行不良を引き起こす可能性があり、その結果としてこむら返りが起こりやすくなることがあります。
糖尿病
糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。高血糖の状態が続くと、血管や神経にさまざまな悪影響を及ぼします。特に、足の神経が障害されると、しびれや痛みを感じたり、逆に感覚が鈍くなったりすることがあります。また、足の血管が傷つくと、血流が悪くなり、冷えや足のつり、最悪の場合、壊疽を起こすこともあります。
糖尿病の患者さんでは、これらの合併症が原因で、こむら返りが起こりやすくなることがあります。
腰部脊柱管狭窄症
背骨の中を通っている神経の通り道(脊柱管)が狭くなることで、神経が圧迫され、腰痛や足のしびれ、痛みなどの症状を引き起こす病気です。腰部脊柱管狭窄症では、神経の圧迫によって、足の筋肉にも影響が及び、こむら返りを伴うことがあります。
脊柱管狭窄症について詳しく知りたい方併せてお読みください↓↓
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアのの違いとは?
閉塞性動脈硬化症
動脈硬化が進行し、足の血管が狭くなったり、詰まったりすることで、足の血流が悪くなる病気です。閉塞性動脈硬化症になると、足に十分な血液が供給されなくなるため、冷えや痛み、しびれなどの症状が現れます。また、筋肉に酸素や栄養が行き渡らなくなるため、こむら返りが起こりやすくなることがあります。
これらの病気の可能性も考慮し、気になる症状がある場合は、医療機関を受診して相談するようにしましょう。
夜中に突然足がつって、痛みで目が覚めてしまった経験はありませんか?「こむら返り」は、医学的には「有痛性筋痙攣」と呼ばれ、誰にでも起こりうる症状です。特に中高年の方にとっては、身近な悩みの一つと言えるでしょう。
「こむら返り」は一時的なもので、すぐに治まるケースが多いですが、頻繁に起こるとなると心配になりますよね。
例えば、私の患者さんの中にも、「夜中に何度もこむら返りが起こってしまい、熟睡できない日が続いているんです…」と訴える方が多くいらっしゃいます。睡眠不足は、日中の活動にも影響を及ぼし、生活の質を低下させてしまいます。
実は、こむら返りは体のSOS信号かもしれません。今回は、こむら返りを予防して、安心して眠れるように、効果的な方法をご紹介しましょう。原因を理解することで、適切な予防策を立てることができますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
こむら返りの予防や、もしなってしまった時のために、効果的なストレッチとマッサージの方法を知っておきましょう。日頃から足の筋肉を労り、柔軟性を保つことが、こむら返り予防の第一歩です。
ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進する効果があります。就寝前や起床後に行うと効果的です。
ふくらはぎのストレッチ

足を伸ばして床に座り、つま先を手前にゆっくりと倒します。この時、アキレス腱が伸びていることを感じながら、15秒程度キープします。
こむら返りの予防や改善には、漢方薬やサプリメントも有効です。ストレッチやマッサージなどの物理的なアプローチに加えて、体質改善や栄養補給といった側面からアプローチすることで、より効果的にこむら返りを予防することができます。
芍薬甘草湯

筋肉の緊張を和らげ、痛みを鎮める効果があります。こむら返りが起きた時に頓服として使用されることが多いですが、症状が重い場合は、予防的に服用することもできます。効果の発現が早く、10分程度で効果が現れると言われています。しかし、甘草という成分が含まれており、長期服用や過剰摂取により、低カリウム血症という副作用を引き起こす可能性があります。低カリウム血症は、倦怠感、脱力感、便秘などを引き起こし、重症化すると不整脈や意識障害に至ることもあります。
サプリメント
マグネシウム
マグネシウムは、筋肉の収縮と弛緩に深く関わっています。マグネシウムが不足すると、筋肉が興奮しやすくなり、こむら返りが起こりやすくなることがあります。マグネシウムは、豆腐、納豆、ほうれん草などに多く含まれています。
カルシウム
カルシウムもマグネシウムと同様に、筋肉の収縮と弛緩に欠かせないミネラルです。マグネシウムとカルシウムは、バランス良く摂取することが大切です。カルシウムは、牛乳、チーズ、小魚などに多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは、血行を促進する効果があります。血行不良が原因でこむら返りが起こりやすい場合に有効です。ビタミンEは、アーモンド、かぼちゃ、ウナギなどに多く含まれています。
L-カルニチン
L-カルニチンは、脂肪酸を細胞内のミトコンドリアへ運搬する役割を担っており、エネルギー産生に重要な役割を果たしています。L-カルニチンは、肉類、魚介類、乳製品などに多く含まれています。糖尿病患者を対象とした研究では、1日600mgのL-カルニチンを4ヶ月間摂取することで、こむら返りの頻度と重症度が有意に減少したという報告があります。
当院は再生医療に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。 疑問や興味がある方はお気軽にお問い合わせください。


記事監修医師
記事監修 シンセルクリニック
院長 武内晋司郎
Young G. "Leg cramps." BMJ clinical evidence 2015, no. (2015): .
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