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梨状筋症候群について徹底解説【医師が解説】

2025.10.07

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

まずは動画でチェック!【梨状筋症候群とは?】

シンセルクリニック武内総院長が、梨状筋症候群について、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。

他にもお悩みがある方はこちら↓↓
最新動画をチェック!!

「お尻のあたりが痛い」

「太もも裏が突っ張る」

その痛みの正体は「梨状筋症候群」かもしれません。 多くの人が原因不明のまま発症し、しかも厄介なことに、ありふれた動作がきっかけで、電撃のような痛みやしびれに襲われることがあります。

実は、この病気、あの辛い坐骨神経痛と症状が酷似しており、見分けるのが難しいケースがあるという厄介な一面も。

このコラムでは、梨状筋症候群の原因や症状、具体的な治療法までを詳しく解説していきます。ご自身と症状を照らし合わせながら、ぜひ読み進めてみてください。

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梨状筋症候群の症状をチェック!その痛み、もしかしたら…

「お尻のあたりがなんだか痛い」

「太もも裏が突っ張る感じがする」

そんな風に思ったことはありませんか?それは、もしかしたら「梨状筋症候群」のサインかもしれません。

梨状筋症候群は、お尻の深いところにある「梨状筋」という筋肉が、様々な原因で硬くなってしまい、近くを通っている坐骨神経を圧迫してしまうことで、痛みやしびれを引き起こす病気です。

この病気、実は非常に多くの場合、原因がはっきりしないまま発症してしまうんです。例えば、昨日まで元気にランニングをしていた人が、今日はお尻に違和感を感じてしまう、なんてことも。

しかも厄介なことに、腰から足にかけて痛みやしびれが出る坐骨神経痛と症状がとっても似ているため、見分けるのが難しい場合があります。

実際、私のクリニックにも、「坐骨神経痛だと言われて長い間治療を受けていたけれど、なかなか良くならない」と、梨状筋症候群が疑われる患者さんが多く来院されます。

坐骨神経痛に関しては以下のコラムを参照ください。↓↓

死ぬほど痛い坐骨神経痛で気を付けること
坐骨神経痛でやってはいけないこととは?

梨状筋症候群による痛みは、安静にしていれば治まることが多いのですが、日常生活の何気ない動作がきっかけで、強い痛みやしびれに襲われてしまうことがあります。

例えば…

  • 長時間デスクワークをしている時の姿勢

  • 車の運転中にブレーキを踏む動作

  • 重たい荷物を持つ動作

など、日常生活でよくする動きで、ある日突然、電気が走るような痛みやしびれを感じてしまうことがあるのです。

さらに、梨状筋症候群は痛みの強さや持続時間よりも、個々の症状や生活習慣に合わせた治療法を選択することが重要であるという研究結果も出ています。

これからご紹介する症状に当てはまる方は、梨状筋症候群の可能性があります。ご自身の体と向き合い、ぜひ読み進めてみてください。

梨状筋症候群の原因と治るまでの期間は?

「お尻の痛み、放っておいたら治るかな…」

そう思っていませんか?

梨状筋症候群は、放置すると慢性的な痛みに悩まされる可能性もある、実は怖い病気なんです。

今回は、梨状筋症候群の原因と、気になる治るまでの期間について、丁寧に解説していきます。

梨状筋とは?

梨状筋は、お尻の奥深くにある筋肉で、「股関節を外側に開く」という、私たちが歩く、走る、階段を上るといった動作に欠かせない働きをしています。

この梨状筋の下には、腰から足の先まで伸びる坐骨神経が通っています。梨状筋が硬くなったり腫れたりすると、この坐骨神経を圧迫してしまうことがあるんです。

梨状筋と坐骨神経の関係は、ちょうど電線と電柱のようなもの。電柱(梨状筋)が傾いて電線(坐骨神経)を圧迫してしまうと、電気がうまく流れなくなってしまいますよね?

梨状筋症候群は、まさにこの状態。梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、お尻や足に痛みやしびれなどの様々な症状が現れるのです。

主な原因

梨状筋症候群は、日々の生活習慣の積み重ねによって、気づかないうちに梨状筋に負担をかけてしまっていることが原因で起こることが多いです。

例えば…

  • 長時間座りっぱなし

デスクワークやゲーム、車の運転など、長時間同じ姿勢でいると、梨状筋が圧迫され、血行が悪くなり硬くなってしまいます。これは、パンを長時間握りしめ続けている状態をイメージすると分かりやすいでしょう。ずっと握り続けていると、パンは潰れて硬くなってしまいますよね。

  • 運動不足

運動不足になると、お尻周りの筋肉が弱くなり、梨状筋が頑張って働かなくてはならなくなります。これは、運動不足で体が弱ってしまった小学生が、重いランドセルを頑張って背負っている状態に似ています。

  • 過度な運動

ランニングやスポーツなどで、梨状筋を使いすぎると、筋肉が炎症を起こしたり、傷ついてしまうことがあります。これは、運動会で張り切りすぎて、足を痛めてしまうことに似ています。

  • 姿勢が悪い

猫背や反り腰など、姿勢が悪いと、梨状筋に余計な負担がかかり、硬くなりやすくなります。これは、姿勢が悪くて体が歪んでしまい、スムーズに動けなくなってしまう状態をイメージすると分かりやすいでしょう。

  • 体の歪み

骨盤の歪みや、脚の長さの違いなども、梨状筋に負担をかけ、症状を引き起こす原因となります。

これらの原因に加え、過去のお尻の打撲や、変形性股関節症などの股関節の病気も、梨状筋症候群を引き起こす要因となります。

症状が悪化する原因とは

梨状筋症候群は、同じ姿勢を長時間続けたり、特定の動作を繰り返すことで、症状が悪化しやすくなります。

  • 長時間デスクワークをしていると、梨状筋が圧迫され続け、血行が悪くなってしまいます。

  • 長時間の車の運転も、同様の理由で梨状筋に負担をかけます。特に、クラッチ操作が多いマニュアル車は、梨状筋への負担が大きくなる傾向があります。

  • 立ちっぱなしの仕事も、一見、梨状筋とは関係なさそうですが、長時間同じ姿勢を続けることで、梨状筋に負担がかかり、症状が悪化することがあります。

  • マラソンなどの長距離走行は、梨状筋を酷使するため、炎症や痛みが悪化する可能性があります。

これらの動作は、梨状筋にとって、まるで重たい荷物を持ち上げ続けるようなもの。負担をかけ続けることで、筋肉疲労が蓄積し、炎症や痛みが悪化してしまうのです。

自然治癒の可能性

梨状筋症候群は、軽度の場合は、安静にすることで自然に治ることもあります。

しかし、痛みが強い場合や、原因がはっきりしない場合は、自己判断で放置せずに、医療機関を受診することが大切です。

梨状筋症候群は、坐骨神経痛と症状が似ているため、自己判断で間違ったケアをしてしまうと、症状が悪化したり、慢性化したりする可能性もあるからです。

梨状筋症候群の治療期間

梨状筋症候群の治療期間は、症状の程度や原因、治療法、そして患者さんの年齢や体力、生活習慣によって大きく異なってきます。

症状の程度

治療期間の目安

軽度

2週間~1ヶ月

中等度

1ヶ月~3ヶ月

重度

3ヶ月以上

例えば、軽度の梨状筋症候群の場合、ストレッチやマッサージなどの理学療法を中心とした治療を行い、日常生活で梨状筋への負担を軽減することで、2週間から1ヶ月程度で症状が改善することが期待できます。

しかし、症状が重い場合や、長期間症状が続いている場合は、治療に時間がかかることがあります。

梨状筋症候群は、比較的治療に時間がかかることもありますが、適切な治療とセルフケアを根気強く続けることで、症状を改善し、再発を予防することができます。焦らずに、医師と相談しながら治療を進めていきましょう。

文章だけでは伝わりにくい部分については、下記の動画をご覧いただくとより理解が深まります。

シンセルクリニック武内総院長が、梨状筋症候群ついて、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。

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梨状筋症候群の治療

梨状筋症候群と診断されると、「手術になるの?」「どれくらいで治るの?」と不安になりますよね。

今回は、梨状筋症候群の治療法とセルフケアについて、わかりやすく解説していきます。

保存療法

梨状筋症候群の治療は、基本的には保存療法が中心となります。

梨状筋症候群の場合は、まずは梨状筋への負担を軽減し、炎症を抑えることを目的とした治療を行います。

具体的には、以下のような治療法があります。

  • 薬物療法

痛みや炎症を抑える薬を内服します。よく処方されるのは、ロキソニンなどの「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれる薬や、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬などです。

痛み止めについて詳しく知りたい方併せてお読みください↓↓

痛み止めの強さランキングを解説!

  • ブロック注射

梨状筋周囲に局所麻酔薬やステロイド薬を注射することで、直接的に痛みや炎症を抑えます。注射と聞くと怖がる方もいるかもしれませんが、痛みはそれほど強くなく、効果も比較的早く現れることが多い治療法です。

ステロイド注射の副作用とは?? 詳しくはこちら↓↓

関節へのステロイド注射(ケナコルト)の副作用とは?医師が解説

自宅でできるストレッチ

保存療法に加えて、自宅でできるストレッチも有効です。

梨状筋症候群の改善には、梨状筋のストレッチが効果があります。

梨状筋は、お尻の奥深くにある筋肉なので、直接触って伸ばすことが難しい筋肉です。

そこで、梨状筋を効果的にストレッチするためには、股関節を外側に捻る動きを加えることがポイントとなります。

梨状筋のストレッチは、毎日継続して行うことが大切です。

お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと、より効果的にストレッチすることができます。

梨状筋ストレッチの方法

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます。

  2. 右足を左足に乗せます。

  3. 左太もも裏を持ち、ゆっくりと胸に引き寄せます。

  4. この姿勢を30秒間保持します。

  5. 反対側も同様に行います。

鳩のポーズ

  1. 四つん這いになります。

  2. 右足を両手の間に、ひざを曲げて近づけます。

  3. 左足を後ろに伸ばし、足の甲を床につけます。

  4. 上体をゆっくりと前に倒していきます。

  5. この姿勢を30秒間保持します。

  6. 反対側も同様に行います。

梨状筋症候群の再生医療とは

治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、日常生活においても体に負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

当院の再生医療を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓↓

当院独自の再生医療を受けた患者様のインタビュー

再生医療はまだ新しい治療法ですが、腰部脊柱管狭窄症の後遺症に対して、多くの患者さんで痛みの軽減、しびれの改善、歩行距離の延長などの効果が報告されています。

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。

この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

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記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

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