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肩腱板断裂の手術とは?入院期間なども医師が解説!

2025.10.03

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

まずは動画でチェック!【肩腱板断裂の手術について】

シンセルクリニック武内総院長が、腱板断裂の手術について、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。

動画をもっと見たい方はこちら↓↓
最新動画をチェック!!

肩の痛みで悩んでいませんか?

腕を上げたり回したりする動作で激痛が走る…原因には、腱板断裂の可能性があります。

40歳以上、特に50歳以降では発症頻度が高まり、日常生活に支障をきたすことも。野球などのスポーツや重い物の持ち上げなど、肩への負担が原因となることも。夜間の痛みで睡眠不足に悩まされている方も少なくありません。

しかし、適切な治療を受ければ、痛みから解放され、快適な生活を取り戻せます。この記事では、肩腱板断裂の手術方法について、種類や特徴を分かりやすく解説します。

関節鏡手術による低侵襲な方法から、重症例における人工関節置換術、最近では注目されている再生医療まで様々な治療法が存在します。 手術後の入院期間やリハビリテーション、そして手術に伴うリスクについても詳しく解説します。

手術を検討されている方、あるいは腱板断裂で苦しんでいる方にとって、この記事が治療法選択の支えになればと思っております。

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肩腱板断裂の手術方法とその種類

腱板断裂は、加齢やスポーツ、事故など様々な原因で起こり、日常生活に大きく支障をきたすこともあります。

例えば、野球の投球動作のように腕を繰り返し動かすスポーツや、重い荷物を持ち上げる作業など、肩に負担がかかる動作を続けることで腱板が損傷し、断裂に至るケースをよく見かけます。

また、転倒して肩を強打した際に腱板が断裂することもあります。

40歳以上の方によく見られ、特に50歳以降では断裂の頻度が高くなります。

腱板が断裂すると、肩に激痛が走り、腕を動かすことが困難になります。夜間痛で目が覚めることもあり、睡眠不足に悩まされる患者さんもいらっしゃいます。安静にしていても痛みが治まらず、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

腱板断裂については詳しくご覧ください↓↓

肩腱板断裂とは?原因から最新治療まで整形外科医が解説

適切な治療法を選択することで、痛みを和らげることは可能です。腱板断裂の治療は、保存療法と手術療法に大別されます。手術療法は、断裂の程度や患者の状態に応じて、腱板修復術や人工関節置換術などが選択されます。

また最近注目されている再生医療も手術を回避する腱板断裂の治療として注目されています。

保存療法で効果がない場合や、断裂の程度が大きい場合などは、手術が必要になります。

ここでは、腱板断裂の手術方法について、種類や特徴をわかりやすく解説しますので、ご自身に合った治療法を見つけるための一助としていただければ幸いです。

腱板修復術の具体的な手順

腱板修復術は、切れた腱板を元通りにくっつける手術です。断裂した腱板を糸で縫合します。

以前は皮膚を大きく切開して腱板を直接見て縫合していましたが、現在は関節鏡を用いた手術が主流となっています。

関節鏡手術とは、小さな穴を数カ所開けて、そこからカメラや手術器具を挿入して行う手術のことです。

手順

説明

具体例

1. カメラ挿入

肩に小さな穴を開け、関節鏡と呼ばれる細いカメラを挿入します。

内視鏡検査と同様のイメージです。直径5mmほどのカメラで、肩関節内部の様子を鮮明に映し出すことができます。

2. 腱板の状態確認

カメラで断裂の大きさや場所、断裂の状態などを詳細に確認します。

どのくらい破れているか、どこに破れがあるか、断裂端の状態はどうかなどをチェックします。

3. 縫合

特殊な糸を使って、切れた腱板を縫い合わせます。

非常に細い糸で丁寧に縫い付けて、元通りにくっつけます。縫合には、吸収糸と非吸収糸があり、術式や部位によって使い分けられます。

4. 固定

縫合した腱板を骨に固定します。

縫い合わせた腱板が再び剥がれないように、骨にアンカーと呼ばれる小さなネジのようなものを使ってしっかりと固定します。アンカーの素材は、生体内で分解吸収されるものや、金属製のものなど、様々な種類があります。

関節鏡手術は、傷口が小さく、痛みも少ないため、患者さんの体への負担が少ない手術法です。高齢の患者さんや、全身状態が良好ではない患者さんにも安心して行うことができます。

関節鏡手術のメリット

関節鏡手術は、小さな穴から行う手術です。従来の大きな切開を行う手術に比べて、数多くの利点があります。

  • 傷口が小さい

1cmほどの小さな穴を数カ所開けるだけなので、傷跡が目立ちにくく、美容的にも優れています。大きな手術痕が残ってしまうのではないかと心配される患者さんも多いですが、関節鏡手術であれば、傷跡はほとんど目立たなくなります。

  • 痛みや腫れが少ない

筋肉を大きく切らないため、術後の痛みや腫れが軽減されます。従来の手術では、術後の痛みが強く、日常生活に支障が出ることもありましたが、関節鏡手術では、痛みを最小限に抑えることができます。

  • 回復が早い

傷口が小さいため、入院期間が短縮され、日常生活への復帰も早くなります。入院期間は、通常1週間程度です。退院後は、リハビリテーションを開始し、徐々に肩の機能を回復させていきます。

合併症のリスクが低い

感染症などの合併症のリスクが低いです。もちろん、すべての手術において合併症のリスクはゼロではありませんが、関節鏡手術は、従来の手術に比べて、合併症のリスクを大幅に低減することができます。

関節鏡手術は、小さな穴から肩の中を見て手術を行うため、患者さんの体への負担が少ない、安全性の高い手術法です。

腱板断裂でやってはいけないことは詳しくご覧ください↓↓

腱板断裂(腱板損傷)でやってはいけないこと5選

リバース型人工肩関節置換術とは

腱板の損傷がひどく、修復が難しい場合や、腱板断裂を繰り返す再断裂の場合、人工関節に置き換える手術を行うことがあります。これは、リバース型人工肩関節置換術と呼ばれ、特に高齢者の方や、腱板の機能が著しく低下している方に行われることが多い手術です。

  • 腱板の機能を肩甲骨の筋肉で代用

損傷した腱板の代わりに、肩甲骨の筋肉である三角筋を使って腕を動かすようにします。これにより、腱板がなくても腕を上げることができるようになります。

  • 重度の腱板断裂に有効

腱板が大きく断裂している場合や、修復が不可能な場合、あるいは腱板断裂を繰り返す場合に適しています。腱板修復術では対応できない重度の腱板断裂でも、リバース型人工肩関節置換術であれば、痛みを軽減し、肩の機能を改善することができます。

  • 日常生活動作の改善

洗濯物を干したり、髪の毛をとかしたりといった動作がしやすくなります。日常生活で困難になっていた動作が、手術によって再びできるようになるため、生活の質が向上します。

  • スポーツなどへの復帰は難しい

肩の動きに制限があるため、激しい運動には適していません。リバース型人工肩関節置換術は、日常生活動作の改善を目的とした手術であり、スポーツへの復帰を目指す手術ではありません。

手術を回避する再生医療とは?

 腱板断裂の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの腱板断裂の治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、腱板断裂は、日常生活においても肩に負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

当院の再生医療を受け方のインタビュー動画はこちらをご覧ください↓↓

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている腱板を新たに再生させていく画期的な治療法です。

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手術後の入院期間とリハビリテーション

肩腱板断裂の手術後、日常生活への復帰に向けて気になるのは入院期間リハビリテーションですよね。

手術を受けた後、どのくらいの期間入院する必要があるのか、そしてその後どのようなリハビリテーションを行うのか、不安に思われる方も多いのではないでしょうか。ここでは、入院期間の目安やその理由、リハビリテーションの重要性、具体的な方法と期間について、私の経験に基づいてわかりやすく説明します。

入院期間の目安

腱板断裂の手術後の入院期間は、手術の方法や患者さんの状態、そして病院の体制によって大きく異なります。

関節鏡手術の場合、一般的には3~5日程度で退院できることが多いです。

傷口が小さいため、体への負担が少ないことが理由です。

これは、小さなカメラで肩の中を見ながら手術をするようなイメージで、筋肉を大きく切開する必要がないため、入院期間が短くて済むのです。

例えば、私が以前担当した70代の女性のケースでは、関節鏡による腱板修復術を行い、術後3日目で退院されました。彼女は術後の痛みも少なく、自宅でのリハビリテーションにも意欲的に取り組んでいらっしゃいました。

一方、断裂が大きく、広背筋腱移行術などの再建手術が必要な場合は、入院期間が1~2週間程度と長くなることもあります。手術の規模が大きく、体への負担が大きいためです。高齢の方や持病のある方は、入院期間が長くなる傾向があります。

また、最近の研究では、手術は保存療法単独よりも肩腱板断裂の治療において効果的ではないという意見もあります。理学療法は手術よりも合併症を起こしにくく、費用も安いことから、保存的なアプローチが肩腱板断裂の初期の治療法として推奨される場合もあります。

入院中は、痛みや腫れを抑えるための治療や、リハビリテーションの指導を受けます。手術後の経過が順調であれば、予定よりも早く退院できる場合もあります。

リハビリテーションの重要性

腱板断裂の手術後のリハビリテーションは、肩の機能回復に非常に重要です。リハビリテーションをきちんと行うことで、肩の痛みや腫れを軽減し、関節の動きをスムーズにすることができます。また、肩関節の拘縮(関節が硬くなって動きにくくなること)や筋力低下を防ぐこともできます。

リハビリテーションは、手術後できるだけ早く開始することが望ましいです。

リハビリテーションの内容は、患者さんの状態に合わせて調整されます。最初は、肩を動かす範囲を少しずつ広げることから始め、徐々に筋力トレーニングへと進めていきます。リハビリテーションを行う上で大切なことは、無理をしないことです。

具体的なリハビリ方法と期間

腱板断裂の手術後のリハビリテーションは、大きく分けて3つの段階があります。

段階

期間

内容

術後早期

術後1~2週間

痛みの軽減と腫れの抑制を目的とした安静、アイシング、患部の挙上などを行います。肩を振り子のようにぶら下げて軽く動かす運動や、指先で壁をよじ登るようにして肩関節の可動域を広げる運動なども行います。

術後中期

術後2~6週間

関節の可動域を広げる運動や、軽い負荷での筋力トレーニングを行います。チューブを使った運動や、軽いダンベルを使った運動も効果的です。日常生活動作の練習も開始します。例えば、洋服を着替えたり、髪を洗ったりする動作の練習などです。

術後後期

術後6週間~

より高度な筋力トレーニングやスポーツ動作の練習を行います。日常生活や仕事への復帰を目指します。患者さんがスポーツ愛好家であれば、投球動作やラケットを振る動作などの練習を行います。ただし、復帰時期はスポーツの種類や競技レベルによって異なります。医師や理学療法士と相談しながら、無理のない範囲で練習を進めていくことが重要です。

リハビリテーションの期間は、手術の方法や患者さんの状態によって異なります。一般的には、3~6ヶ月程度かかります。

手術を回避する再生医療とは?

 腱板断裂の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの腱板断裂の治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、腱板断裂は、日常生活においても肩に負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

当院の再生医療を受け方のインタビュー動画はこちらをご覧ください↓↓

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている腱板を新たに再生させていく画期的な治療法です。

この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。関節鏡手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

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記事監修医師

記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

  1. Ryösä A, Laimi K, Äärimaa V, Lehtimäki K, Kukkonen J, Saltychev M. Surgery or conservative treatment for rotator cuff tear: a meta-analysis. Disability and rehabilitation 39, no. 14 (2017): 1357-1363.

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