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腰痛と思ったら癌だった?どんな痛みか医師が解説!
2025.06.28
「ただの腰痛」と安易に考えていませんか?
実は、腰痛は深刻な病のサインである可能性も潜んでいます。特に、安静にしていても痛みが引かない、夜間に悪化する、体重減少や発熱を伴う…このような場合は要注意。
実は、肺がん、乳がん、前立腺がんなど、様々な癌が腰痛となって現れるケースがあるのです。この記事では、腰痛と癌の意外な関係、そして見逃せない危険なサインについて、医師の視点から詳しく解説します。早期発見・早期治療が鍵となる癌を見落とさないために、ぜひご一読ください。



腰痛とがんの関係:医師が解説する4つのポイント
腰痛。それは多くの人が経験する、ありふれた症状です。
朝起きた時のちょっとした違和感、重い物を持ち上げた後の急な痛み、あるいは慢性的に続く鈍い痛み…その原因は実に様々で、筋肉の疲れや姿勢の悪さから、椎間板ヘルニアといった疾患まで多岐にわたります。
その中で、腰痛ががんのサインであるケースも存在します。
今回は、腰痛とがんの関係について、整形外科医の視点から4つのポイントに絞って詳しく解説していきます。
腰痛と思ったら癌だった?原因とは
腰痛の主な原因は、筋肉や靭帯の損傷、背骨の変形など、いわゆる整形外科的な問題です。長時間同じ姿勢での作業や、急に重いものを持ち上げた時などに、これらの組織に負担がかかり、炎症や損傷を起こし、痛みとして自覚されます。加齢に伴う背骨の変形も、腰痛の大きな原因の一つです。

しかし、腰痛の中には、より深刻な病気が隠れているケースもあります。その一つが、がんです。がんが直接、腰(腰椎)に発生することは稀ですが、他の臓器で発生したがんが腰椎に転移することで腰痛を引き起こすことがあります。
腰椎への転移は、がん細胞が血液やリンパ液の流れに乗って運ばれ、腰椎に定着し増殖することで起こります。肺がん、乳がん、前立腺がんなど、骨転移を起こしやすいがんでは、腰椎への転移も比較的多く見られます。
また、腰の近くにある臓器、例えば膵臓や大腸などにがんが発生した場合、腫瘍が大きくなるにつれて周囲の神経や組織を圧迫し、腰痛として感じられる場合があります。これは、転移とは異なり、腫瘍の直接的な圧迫によるものです。
さらに、がんによって引き起こされる炎症反応物質も、腰痛の原因となることがあります。炎症は体の防御反応の一つですが、過剰な炎症は痛みや発熱などを引き起こします。
腰痛を引き起こす可能性のあるがんの種類
腰痛を引き起こす可能性のあるがんの種類は、多岐にわたります。前述のように、骨転移を起こしやすいがん、例えば肺がん、乳がん、前立腺がん、腎がん、大腸がんなどは、腰椎への転移を介して腰痛を引き起こす可能性があります。
また、腰の近くにある臓器のがん、例えば膵臓がん、大腸がん、卵巣がん、子宮がんなどは、腫瘍の増大による圧迫や炎症によって腰痛を引き起こす可能性があります。特に膵臓がんは、初期症状に乏しく、腰背部痛が初発症状となるケースも少なくありません。
がんによる腰痛の特徴
がんが原因の腰痛は、他の原因による腰痛と比べて、いくつかの特徴があります。
最も大きな特徴は、痛みが持続的で、安静にしていても改善しないことです。
通常の腰痛、例えば筋肉の炎症やぎっくり腰などは、安静にすることで痛みが軽減する傾向があります。しかし、がんによる腰痛は、安静時にも痛みが持続したり、夜間により痛みが強くなる傾向があります。これは、がん細胞の増殖や炎症が、安静によっても抑制されないためです。
また、痛みの性質も異なり、鈍い痛みや、電気が走るような鋭い痛み、あるいは、深部から突き上げるような痛みなど、様々です。これは、がん細胞の浸潤や圧迫される神経の種類によって、痛みの性質が変化するためです。
さらに、がんが進行すると、腰痛以外にも、体重減少、発熱、倦怠感といった全身症状が現れることもあります。これらの症状は、がん細胞が体内で増殖し、正常な体の機能を阻害することで引き起こされます。
腰痛からがんを疑うべきサイン
腰痛を感じた際に、がんの可能性を疑うべきサインをいくつかご紹介します。
まず、痛みが長引く、特に1ヶ月以上続く場合は注意が必要です。通常の腰痛であれば、数日~数週間で改善することが多いですが、がんによる腰痛は慢性的に持続する傾向があります。
また、安静にしていても痛みが治まらない、あるいは夜間に痛みが強くなるといった特徴も、がんによる腰痛の可能性を示唆しています。
さらに、腰痛だけでなく、体重減少や発熱、倦怠感といった全身症状を伴う場合も、がんを疑う必要があります。特に、以前にがんと診断されたことがある人、あるいは家族にがんの病歴がある人は、これらのサインに注意深く耳を傾けることが重要です。
これらのサインに気づいた場合は、自己判断せずに、速やかに医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。早期発見・早期治療が、がんとの闘いにおいて非常に大切です。



腰痛のセルフチェックと医療機関の受診
「私のこの腰痛、大丈夫かな?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。この章では、腰痛のセルフチェック方法、医療機関を受診する目安、そして適切な医療機関の選び方について、整形外科医の視点から分かりやすくご説明します。
腰痛のセルフチェック方法
以下の質問に答えてみてください。
腰痛はいつから始まりましたか?
痛みの程度は? (軽い、中等度、激しい)
どのタイミングで痛みますか?(じっとしている時、動いている時、特定の姿勢の時など)
他の症状はありますか?(発熱、体重減少、足のしびれ、排尿困難など)
これらの情報は、医療機関を受診する際の大切な判断材料となります。
医療機関の受診の目安
腰痛が1ヶ月以上続く
安静にしていても痛みが続く
痛みが徐々に悪化する
腰痛以外にも、発熱、体重減少、足のしびれなどの症状がある
がんの既往歴がある、または家族にがん患者がいる
これらの項目に一つでも当てはまる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
適切な医療機関の選び方
腰痛で医療機関を受診する場合は、まず整形外科を受診することをお勧めします。整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、腰痛の原因を特定します。
多くの場合、腰痛の原因はがんなどの深刻な病気ではありません。しかし、早期発見・早期治療が大切な病気の可能性もゼロではありません。少しでも不安があれば、ご自身の状態を医師に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。



院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
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