ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック
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Case
年齢
60代
性別
女性
症状
関節リウマチ、両変形性膝関節症、両膝内側半月板損傷
治療内容
幹細胞点滴1億個3回、両膝への幹細胞注射1回(左右各5,000万個)
治療期間
6カ月
経過
関節リウマチと診断され、内服治療を続けてこられました。
初診時は、両手の指の付け根と手首、両膝に強い痛みと腫れがあり、車いすで来院されました。お持ちいただいたMRIでは、両膝に滑膜炎と関節内の水のたまり、軟骨のすり減り(変形性膝関節症)を認め、両膝とも内側半月板の後ろの部分に断裂がありました。手にも関節の骨の表面が削れる変化(骨びらん)や滑膜炎を認めてました。
関節リウマチによる炎症に、膝の軟骨のすり減りと半月板の損傷が重なり、強い痛みにつながっている状態と考えられました。
治療内容や期待できる効果、限界、リスクについてご説明したうえで、ご本人のご希望により、全身に届く幹細胞の点滴(1億個)と、痛みの強い両膝への幹細胞の注射(左右各5,000万個)を組み合わせて行いました。
幹細胞の投与後3カ月の診察では、膝の痛みはVAS8から2まで軽減し、膝の曲げ伸ばしにも制限がなくなっていました。初診時は車いすでの移動でしたが、杖なしでも歩けるようになり、杖をついて階段の上り下りもできるようになっています。全身の痛みもVAS8から2まで軽くなり、ご本人からも「痛みがとても良くなった」とのお話がありました。
現在も、ご本人のご希望により幹細胞の点滴を続けながら、経過を見ています。
起こりうる副作用
・脂肪採取部に内出血や痛み、腫れが起こることがあります。
・関節内への注射後、一時的に痛みや腫れが出ることがあります。
・点滴による内出血や静脈炎、アレルギー反応などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
本症例は、血清陰性の関節リウマチを基盤に、両膝の変形性膝関節症と内側半月板損傷が重なり、強い痛みのため車いすで来院された60代女性の症例です。初診時は両手・両膝に圧痛と腫脹があり、血液検査では炎症反応が著しく高い状態でした。
幹細胞の点滴と両膝への関節内投与を組み合わせ、投与後3カ月で、膝の痛みはVAS8から2へ、全身の痛みはVAS8から5へ軽減しました。車いすでの移動から、杖をついて階段を上り下りできるまでになったことは、ご本人の生活にとって大きな変化だと感じています。
今後も、炎症の値や関節の状態を確認しながら、無理のない範囲で生活の幅を広げていければと考えています。
治療前のMRIです。
左:右膝を横から見た画像です。矢印の部分に、関節の内側を覆う膜の炎症(滑膜炎)と、関節にたまった水を認めます。
右:左手首から手の甲にかけての画像です。矢印の部分は、関節の炎症によって骨の表面が削れた変化(骨びらん)です。

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