ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック
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Case
年齢
50代
性別
女性
症状
左肩腱板断裂
治療内容
幹細胞治療5000万個4回
治療期間
5か月間
経過
左肩の痛みが徐々に出現し、特に夜間の疼痛と、腕を後方へ回す動作のしづらさに悩まれていました。
症状は次第に強くなり、MRI検査では左肩の腱板断裂(小断裂)を認めました。これまでにも肩に対する治療を受けていましたが疼痛が残存しており、日常生活の中でも肩をかばいながら動くことが増えていました。
「できるだけ今の肩を使いながら生活を続けたい」という希望から、手術以外の治療選択肢として再生医療を検討されました。
左肩の腱板断裂に対し、エコーガイド下で自己脂肪由来幹細胞を投与しました。治療を重ねるにつれて疼痛は徐々に軽減し、以前は難しかった背中側へ手を回す動作も少しずつ行いやすくなりました。
治療後1か月には日常生活で感じる痛みが軽減。3か月後には自力で約90度、介助下では120度まで肩を挙げられる状態となり、日常動作にも改善を認めました。
6か月後には早朝の痛みは一部残存しているものの、疼痛はVAS2まで改善。左肩屈曲120度、外転70度で、強かった疼痛は治療前と比較して軽減しており、全体として改善傾向を認めました。
起こりうる副作用
・関節注射時の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。
・症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
「一番つらかったのは、夜に肩が痛むことでした。昼間は何とか我慢できても、横になって休もうとすると肩が気になり、なかなか楽な姿勢が見つからない。朝起きた時にも肩が固まったように感じることがあり、毎日『今日は痛くないといいな』と思いながら過ごしていました。
また、腕を後ろへ回す動作がとてもつらくなり、以前なら何も考えずにできていたことにも時間がかかるようになりました。
すでに別の治療も受けていたので、それでも痛みが続いた時には『この肩とはずっと付き合っていくしかないのかな』という気持ちもありました。
再生医療を受けてからも、最初から急にすべてが良くなったわけではありません。ただ、治療を続けているうちに、背中側へ腕を動かせる範囲が少しずつ広がっていることに気づきました。
半年経った今も朝に痛みを感じる日はありますが、以前のような強い痛みではなくなりました。痛みがVAS2程度まで落ち着き、肩を動かすことへの怖さもずいぶん減りました。
『痛いから動かさない』という生活から、少しずつ自分の肩を使える生活に戻ってきたことが一番嬉しいです。まだ完全ではありませんが、ここまで楽になったことに満足しています。」
本症例は、夜間痛と肩関節可動域制限を主症状とした左肩腱板断裂の50代女性です。MRIでは小断裂を認め、既に肩関節に対する治療歴がありましたが、疼痛が持続していました。
特に印象的だったのは、画像上の断裂の大きさだけではなく、夜間痛や後方動作の制限によって患者様の日常生活が大きく影響を受けていたことです。
幹細胞治療後は疼痛が段階的に軽減するとともに、背中側へ手を回す動作にも改善を認めました。6か月後には疼痛VAS2まで低下し、屈曲120度まで可能となっています。
一方で、外転制限や早朝痛は残存しており、腱板断裂そのものが修復したことを示す画像評価を行ったわけではありません。そのため、現時点では疼痛および機能面が改善した症例として評価しています。
肩の治療では「何度まで腕が上がるか」だけではなく、夜に休める、背中側へ手を動かせるなど、患者様が日常の中で困っていた動作がどれだけ改善したかも重要です。完全な無症状には至っていないものの、強かった疼痛が軽減し、肩を使いやすくなったことに大きな意義がある症例だと考えています。
左肩のMRI画像

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