Column
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2025.02.26
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
膝の痛み、我慢していませんか?
加齢やスポーツなどで傷ついた膝の軟骨や靭帯の修復に、画期的な治療法「PRP-FD注射」が注目されています。
従来のPRP注射をさらに進化させたPRP-FD治療は、自己血液から作られるため安全性が高く、身体への負担も少ないのが魅力です。特に肩腱板断裂や変形性膝関節症への高い効果が示唆されています。
この記事では、PRP注射とPRP-FD治療の違いを分かりやすく解説。
手術や入院の必要がなく、短時間で治療が完了するPRP-FD治療のメリット、そして治療を受ける前に知っておくべき注意点を詳しくご紹介します。
膝の痛みに悩んでいる方は、ぜひ読み進めてみてください。
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シンセルクリニックは「関節」に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。



膝の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす深刻な問題です。
特に、加齢やスポーツ、あるいは日常的な動作の積み重ねによって、膝の軟骨や靭帯などが損傷し、炎症や痛みが慢性化してしまうと、自由に動くことさえ難しくなってしまいます。
このような膝の痛みに対して、近年注目を集めているのがPRP注射、そしてさらに進化したPRP-FD治療です。自分の血液を利用した再生医療であるため、身体への負担が少ないという点も大きなメリットです。今回は、PRP注射とPRP-FD治療の違いについて、わかりやすく解説します。
PRPとは、Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿)の略語です。血液の中には、赤血球、白血球、血小板といった様々な成分が含まれています。
それぞれの成分は、体の中で重要な役割を担っています。例えば、赤血球は酸素を体中に運び、白血球は細菌やウイルスから体を守り、そして血小板は出血を止め、傷を治す役割を担っています。
PRPは、血液から血小板を多く含む血漿(けっしょう)を抽出したものです。
血小板には、傷ついた組織を修復するための成長因子と呼ばれる特別なタンパク質が豊富に含まれています。
例えるなら、成長因子は細胞の修理屋さんを呼び寄せる司令塔のような存在です。この成長因子が、細胞の増殖や修復を促し、組織の再生を助けることで、痛みを和らげる効果が期待できるのです。
PRP-FD治療は、PRP治療をさらに進化させた治療法です。

PRP-FDとは、Fibrinogen Depleted PRP(フィブリノーゲン除去PRP)の略で、PRPからフィブリノーゲンというタンパク質を除去したものです。
フィブリノーゲンは、血液を凝固させる役割を持つタンパク質ですが、これを除去することで、成長因子がより効率的に、そして広範囲に作用するようになると考えられています。
例えるなら、PRPがたくさんの修理屋さんを現場に派遣するのに対し、PRP-FDは、修理屋さんの邪魔になるものを取り除き、よりスムーズに作業ができるように環境を整えるようなイメージです。
PRP-FD治療は、患者さん自身の血液から作られるため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクが低いという大きなメリットがあります。
また、手術や入院の必要がなく、比較的短時間で治療が完了するため、身体への負担も少ない治療法です。
特に、ヒアルロン酸注射などの従来の治療法で効果が得られなかった場合に、PRP-FD治療が検討されることが多いです。
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PRP注射やPRP-FD治療は、ご自身の血液から作られたPRP(多血小板血漿)を患部に注射することで、組織の修復を促し、痛みを軽減する治療法です。自分の血液を使うため、安全性が高い治療法だと考えられていますが、治療を受ける前に知っておくべき注意点がいくつかあります。安心して治療を受けていただくために、一緒に確認していきましょう。
PRP注射やPRP-FD治療は自己血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクは低いと考えられています。
しかし、注射部位の痛み、腫れ、内出血、熱感、違和感などの副作用が起こる可能性はゼロではありません。これらの副作用は多くの場合一時的なもので、数日以内に治まります。
PRP注射やPRP-FD治療は、健康保険が適用されない自費診療です。
PRP注射やPRP-FD治療は、1回の治療ですべてが終わるわけではありません。
症状の程度や治療部位にもよりますが、複数回の治療が必要となるケースが多いです。
これは、PRPやPRP-FDに含まれる成長因子が、時間をかけて組織の修復を促していくためです。治療の効果は徐々に現れ、痛みの軽減や関節機能の改善が期待されます。多くの場合、効果が現れるまでには数週間から数ヶ月かかります。
PRPとPRP-FD、どちらの治療法がすべての症例において効果的かについては、まだ明確な結論が出ていません。PRPは、患者さん自身の血液から血小板を濃縮したもので、成長因子を含んでいます。一方、PRP-FDはPRPからフィブリノーゲンを除去したもので、成長因子がより効率的に作用すると考えられています。
変形性膝関節症などの関節疾患に対しては、PRP療法よりもPRP-FD治療の方が痛みの改善度が高いという報告もあります。
PRP注射やPRP-FD治療の効果が現れる時期には個人差があります。早い方では2週間ほどで効果を実感される方もいますが、多くの場合、3~4ヶ月程度かかります。これは、PRPやPRP-FDに含まれる成長因子が、ゆっくりと時間をかけて組織の修復を促すためです。治療後すぐに効果を実感できなくても、焦らずに治療を続けることが大切です。
当院は再生医療に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。 疑問や興味がある方はお気軽にお問い合わせください。



記事監修医師
記事監修 シンセルクリニック
院長 武内晋司郎
Bennell KL, Paterson KL, Metcalf BR, Duong V, Eyles J, Kasza J, Wang Y, Cicuttini F, Buchbinder R, Forbes A, Harris A, Yu SP, Connell D, Linklater J, Wang BH, Oo WM and Hunter DJ. Effect of Intra-articular Platelet-Rich Plasma vs Placebo Injection on Pain and Medial Tibial Cartilage Volume in Patients With Knee Osteoarthritis: The RESTORE Randomized Clinical Trial. JAMA 326, no. 20 (2021): 2021-2030.
Arita A, Tobita M. Current status of platelet-rich plasma therapy under the act on the safety of regenerative medicine in Japan. Regenerative therapy 23, no. (2023): 37-43.
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