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ロルカム(ロルノキシカム)とは?効果から副作用まで医師が解説!

2025.10.04

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

「この痛み、今すぐなんとかしたい…」そんな思いで処方された「ロルカム」という薬を前に、本当に効くのか、副作用はないのかと不安になっていませんか?整形外科医として日々多くの患者さんの痛みと向き合う中で、お薬への心配の声をよく耳にします。

ロルカムは、臨床試験で手術後の痛みに対し高い改善率を示したという報告もある、信頼性の高い鎮痛薬です。

しかし、その効果を最大限に引き出し、安全に服用するためには、飲み方やタイミング、飲み合わせなど、押さえるべき重要なポイントがあります。この記事では、ロルカムの効果の仕組みから注意すべき副作用まで、医師の視点から徹底的に解説します。

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当院では、薬物療法だけでなく、再生医療も提供しています。疼痛でお悩みの方は、再生医療という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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ロルカム(ロルノキシカム)服用で押さえるべき重要ポイント

私が整形外科医としてキャリアを積む中で、多くの患者さんの「痛み」と向き合ってきました。診察室では、「先生、この痛み止めは本当に効くのでしょうか?」と不安げな表情で尋ねられることが少なくありません。特に、初めて処方されるお薬については、心配になるお気持ちは痛いほどよく分かります。

ロルカム(一般名:ロルノキシカム)は、さまざまな痛みに対応できる信頼性の高いお薬です。しかし、その効果を最大限に引き出し、安心して服用していただくためには、いくつかの大切なポイントがあります。ここでは、ロルカムを服用する上で特に押さえておきたい5つの重要点について、私の臨床経験を交えながら具体的にお話ししていきます。

関節リウマチや抜歯後の痛みなどへの効果と作用の仕組み

ロルカムは、体内で炎症や痛みを引き起こす「プロスタグランジン」という物質の生成を抑えることで効果を発揮します。このプロスタグランジンは、体を守る大切な働きもしますが、過剰に作られると痛みや腫れ、熱といったつらい症状の原因になります。

ロルカムは、この物質を作る「シクロオキシゲナーゼ」という酵素の働きを阻害します。いわば、痛みの原因物質が作られるのを根本でブロックするわけです。

私が整形外科で勤務していた頃、特に関節リウマチや変形性関節症、腰痛症の患者さんによく処方していました。これらの疾患は慢性的な炎症が痛みの根源にあるため、ロルカムで炎症をしっかりと抑えることが症状緩和の鍵となります。

また、作用が比較的速いことも大きな特徴です。

国内の臨床試験では、手術後や外傷後の痛みに対して、100%の改善率を示したという報告もあります。この速効性から、抜歯後などの急な強い痛みに対しても高い効果が期待できるのです。

【ロルカムが効果を示す主な病気や症状】

継続的な治療で使われる場合

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群(首・肩・腕の痛みやしびれ)、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)

急な痛み(頓用)で使われる場合

手術後の痛み、けがをした後の痛み、歯を抜いた後の痛み

ただし、これはあくまで原因そのものを治す「原因療法」ではなく、つらい症状を和らげるための「対症療法」です。しかし、痛みを適切にコントロールできれば、リハビリに前向きに取り組めたり、日常生活の質を維持できたりと、治療全体に良い影響をもたらすことは間違いありません。

症状によって異なる用法・用量と正しい服用タイミング

診察室で「先生、この薬は1日に何回、いつ飲めばいいですか?」というご質問を本当によくいただきます。ロルカムは、どのような痛みに対して使うかによって、飲む量や回数が厳密に定められています。お薬の効果を正しく得るために、医師の指示を必ず守ることが何よりも大切です。

【症状別の使い方】

対象となる症状

飲み方

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症など、慢性の痛み

通常、1回4mgを1日3回、食後に服用します。
(1日の上限は18mgまで)

手術後、外傷後、抜歯後など、急性の痛み(頓用)

通常、1回8mgを痛いときに服用します。
(1日の上限は24mgまで、投与は原則3日以内)

特に注意していただきたいのは、「食後に飲む」という点です。ロルカムをはじめとする多くの痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)は、胃の粘膜を保護するプロスタグランジンも減らしてしまうため、胃が荒れる副作用の可能性があります。

食事の後に飲むことで、食べ物がクッションの役割を果たし、胃への直接的な刺激を和らげることができます。痛いときだけ飲む「頓服」の場合でも、できるだけ空腹時を避け、何か少しでもお腹に入れてから服用することをお勧めします。コップ一杯の牛乳を飲むだけでも、胃の保護に役立ちます。

胃腸障害からアナフィラキシーまで注意すべき副作用

「痛み止めを飲むと胃が荒れると聞いて、飲むのが怖いです」という声は、特にご高齢の患者さんから多く聞かれます。そのご心配は当然のことです。ロルカムにも副作用の可能性があり、最も頻度が高く、注意が必要なのが胃や腸の障害です。

特にご高齢の方は、自覚症状がないまま胃潰瘍や十二指腸潰瘍が進行し、突然の吐血や下血につながることもあるため、注意が必要です。

【特に注意したい副作用の初期症状】

副作用の種類

主な初期症状

消化性潰瘍

胃の痛み、腹痛、吐き気、黒い便が出る、吐血

ショック、アナフィラキシー

じんましん、息苦しさ、顔やまぶたの腫れ、血圧低下、意識がもうろうとする

腎機能障害

尿の量が減る、手足や顔のむくみ、体がだるい

肝機能障害

皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)、食欲不振、吐き気、ひどい倦怠感

皮膚の異常

高熱を伴う発疹、やけどのような水ぶくれ、口内炎、目の充血

これらの副作用は頻度が高いわけではありませんが、万が一に備えて知っておくことが極めて重要です。特に、アナフィラキシーは命に関わることもあるため、服用後に「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、すぐに服用を中止し、処方された医療機関に連絡してください。

ご高齢の方は副作用が出やすい傾向があるため、少量から開始するなど慎重な投与が求められます。長期で服用する場合は、定期的に血液検査や尿検査を行い、体の状態を確認しながら治療を進めていくことが大切です。

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服用できない方や危険な飲み合わせ(他の薬・アルコール)

お薬は、体質や持病、他のお薬との組み合わせによって、思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。診察の際には、必ずお薬手帳をご持参いただき、現在治療中の病気や服用中のお薬を全て教えていただくよう、いつもお願いしています。

【ロルカムを服用できない方(禁忌)】

  • 消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍など)で治療中の方

  • 重い血液の病気、肝臓、腎臓、心臓の病気がある方

  • 重い高血圧症の方

  • 過去にロルカムでアレルギー(過敏症)を起こしたことがある方

  • アスピリン喘息(痛み止めで喘息発作が起きる体質)の方

  • 妊娠後期(妊娠28週以降)の女性

また、他のお薬との飲み合わせにも細心の注意が必要です。特にご高齢の方は複数の医療機関から薬を処方されていることが多いため、注意が欠かせません。

【飲み合わせに注意が必要な薬の例】

薬の種類

起こりうる影響

他の痛み止め(NSAIDs)、抗血小板薬

胃腸からの出血のリスクが高まる

抗凝固薬(ワーファリンなど)

薬の作用が強まり、血が止まりにくくなる可能性がある

一部の血糖降下薬、血圧の薬、利尿薬

それらの薬の効果に影響を与えることがある

リチウム製剤、メトトレキサート

これらの薬の副作用が強く出ることがある

市販の風邪薬や鎮痛薬にも、ロルカムと同じ系統の成分が含まれていることがあります。自己判断で併用すると、成分が重複してしまい副作用のリスクが格段に高まります。必ず医師や薬剤師にご相談ください。服用中のアルコール摂取も、胃腸障害や肝機能障害のリスクを高めるため、控えるようにしましょう。

他の鎮痛薬との違いとジェネリック医薬品(後発品)の有無

「有名なロキソニンとはどう違うのですか?」というご質問もよくいただきます。ロルカムもロキソニンも、同じ非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)というグループに属しており、痛みや炎症の原因物質を抑えるという基本的な働きは同じです。

ロルカムの大きな特徴は、効果の発現が比較的速いことです。添付文書によると、空腹時に服用した場合、血液中の薬物濃度が最高に達するまでの時間は約30分とされています。このため、抜歯後や手術後といった急性の痛みに対して、素早く効果を発揮することが期待されます。

また、ジェネリック医薬品(後発医薬品)も販売されています。「ロルノキシカム錠」という名称で、複数の製薬会社から供給されています。ジェネリック医薬品は、先発医薬品(ロルカム)と有効成分や効果は同等でありながら、薬の価格(薬価)が安く設定されているため、医療費の負担を軽減することができます。ご希望の場合は、診察の際に「ジェネリックでお願いします」と遠慮なくお申し出ください。

よくある質問

診察室で患者さんからよくいただく質問とその回答をまとめました。

Q1. 薬を飲み忘れた場合はどうすればいいですか?

A1. 気づいた時点ですぐに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合(目安として4時間以内)は、忘れた分は飲まずに、次の時間に1回分だけ飲んでください。自己判断で2回分を一度に飲むことは絶対に避けてください。

Q2. 薬を飲んでから、どのくらいで効果が現れますか?

A2. 個人差や症状にもよりますが、ロルカムは比較的効果が速く現れるのが特徴で、服用後30分から1時間程度で効果を感じ始める方が多いです。ただし、関節リウマチなどの慢性的な痛みの場合は、炎症がしっかり治まるまで安定した効果が得られないこともあります。

Q3. 痛み止めを長く飲み続けるのが不安です。他に治療法はありますか?

A3. そのお気持ちは非常によく分かります。痛み止めはつらい症状を和らげる重要な治療ですが、痛みの原因そのものを治しているわけではありません。整形外科医として多くの患者さんを診てきましたが、薬だけに頼るのではなく、痛みの原因に直接アプローチしたいと考える方が増えています。

私のクリニックでは、ご自身の脂肪から採取した幹細胞を用いて、傷ついた関節組織の修復を促す「再生医療」に取り組んでいます。この治療は、薬で症状を抑える対症療法とは異なり、体本来が持つ「治る力」を高めることを目的としています。長年のひざの痛みや関節の悩みに対して、手術以外の新しい選択肢となり得ます。もしご興味があれば、一度ご相談いただければと思います。

関節痛・慢性疼痛の再生医療

関節痛・慢性疼痛の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの神経痛の治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、坐骨神経痛は、痛みが出たら痛み止めを服用し、緩和しながら進行を遅らせるなど、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

当院独自の再生医療を受けた患者様のインタビュー

再生医療はまだ新しい治療法ですが、変形性関節症・慢性疼痛に対して、多くの患者さんで痛みの軽減、しびれの改善、歩行距離の延長などの効果が報告されています。

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている軟骨や神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

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