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2025.11.01
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
シンセルクリニック武内総院長が、ロキソニンについて、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。
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「先生、この痛み、ロキソニンでどれくらい持つんでしょうか?」
これは、整形外科医として日々多くの患者さんから寄せられる切実な疑問です。身近な痛み止めであるロキソニンですが、その効果を最大限に引き出し、安全に服用するためには、正しい知識が不可欠と言えるでしょう。
ロキソニンは服用後約30分から50分で効き始め、効果は通常4~6時間持続すると言われますが、これはあくまで目安です。
この記事では、長年の経験を持つ医師が、ロキソニン60mgの正確な効果時間や市販薬との違い、安全な服用法、そして見過ごしてはいけない副作用や医療機関を受診すべきサインまで、皆さんの疑問を徹底解説します。
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当院では、薬物療法ではなく、再生医療も提供しています。疼痛などでお悩みの方は、再生医療という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。




長年、整形外科医として多くの患者さんと向き合ってきた私自身の経験からお話ししますと、「先生、この痛み、ロキソニンでどれくらい持つんでしょうか?」というご質問は、診察室で本当によく耳にします。
痛みで日常生活がままならない患者さんの姿を見るたびに、何とか楽にしてあげたいと強く思います。ロキソニンは優れたお薬ですが、その効果を最大限に引き出し、安全にお使いいただくためには、いくつかの大切なポイントを知っていただく必要があります。特に、ご高齢の患者さんの場合、お薬の選び方や飲み方にはより一層の注意が求められます。

ロキソニン60mgは、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)」と呼ばれる種類の痛み止めです。このお薬は、体内で痛みや炎症、熱の原因となる「プロスタグランジン」という物質が作られるのを抑えることで効果を発揮します。プロスタグランジンは、体のあちこちで様々な働きをしていますが、特に痛みや炎症、発熱に関わるものについては、ロキソニンがその生成をブロックするわけです。
具体的には、以下のような症状に対して効果が期待できます。
消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群(首や肩から腕にかけての痛み)歯痛、手術後、外傷後、抜歯後の痛みや炎症
解熱・鎮痛
急性上気道炎(風邪などによる発熱)
医療用医薬品の最新の添付文書(2025年3月改訂)によると、
ロキソニンを飲んでから血液中の薬の濃度が最も高くなるまで、約30分から50分とされています。
これは、個人差はありますが、多くの方が30分から1時間程度で効果を感じ始めることを示しています。実際に、私が診察する患者さんの多くも、「飲んでから30分くらいで効いてきたわ」と教えてくださいます。
お薬の血中濃度が半分になる「半減期」は約1時間15分です。効果の持続時間としては、一般的に4~6時間程度続くことが期待されますが、これは痛みの種類や強さ、患者さんの体質によって幅があります。
例えば、柔道やラグビーでの自身の怪我の経験からも、痛みの感じ方や薬の効き方には個人差があることを実感しています。同じ痛みでも、その日によって効き方が違うと感じることもあるかもしれません。

「先生、ドラッグストアで売っているロキソニンSと、病院でもらうロキソニンは同じものですか?」
これも、診察室で非常によく聞かれる質問です。
この質問をされる患者さんの多くは、市販薬の手軽さに魅力を感じつつも、やはり病院の薬の方が「効く」「安心」という印象を持っているようです。
結論から申し上げますと、主成分である「ロキソプロフェンナトリウム水和物」は、市販薬の「ロキソニンS」と、私たちが処方する「ロキソニン錠60mg」ともに、同じ60mg配合されています。成分の量も種類も基本的には同じです。
ただし、いくつか異なる点があります。
錠剤の見た目
医療用のロキソニン錠60mgには、割線(錠剤を半分に割るための線)や識別用の刻印が入っているものが多いです。市販薬のロキソニンSには、割線や刻印はありません。
購入方法
医療用は医師の診察と処方箋が必要です。市販薬は薬局やドラッグストアで、薬剤師の説明を受けて購入できます。
適応症(使える症状)
医療用の方が多岐にわたります。関節リウマチなどの慢性的な病気による痛みには、医師の管理のもと医療用が処方されます。
私が患者さんにお伝えしているのは、「基本は同じお薬ですが、市販薬はあくまでご自身の判断で一時的に症状を和らげるものです。痛みが続く場合や、ご自身の体に合ったお薬か不安な場合は、必ず医療機関を受診して相談してください」ということです。
特に高齢の方の場合、他の持病や服用しているお薬との飲み合わせも重要になるため、市販薬であっても自己判断はせずに、必ず薬剤師や医師に相談することをお勧めしています。
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ロキソニン60mgを安全に、そして効果的に使うためには、正しい飲み方を知ることが非常に重要です。
ロキソニンの主な飲み方は以下の通りです。
一般的な消炎・鎮痛目的
通常、成人の方には1回60mgを1日3回まで飲んでいただくことが多いです。
頓用(症状がある時に飲む)の場合
1回60mgから120mgまで飲めます。原則として1日2回までとし、1日の最大量は180mgまでと定められています。
これは、急な痛みや発熱の際に、症状に応じて一時的に服用量を増やすことも可能、という意味です。
ここで特に大切なのが、「空腹時の服用を避ける」という点です。医療用医薬品の添付文書にも明記されています。ロキソニンは胃粘膜への刺激を和らげるために、胃の中に何かしら食べ物がある状態で服用することが望ましいのです。
食事中か食後すぐに飲むのが理想的です。もし食欲がなく食事が摂れない場合は、牛乳や軽食(おにぎりやパン、ゼリー飲料など)を少しでも胃に入れてから服用すると、胃への負担を減らすことができます。「どうせすぐにご飯を食べるから」と水だけで飲んでしまうと、胃の不快感につながることもあるので、気をつけてください。
また、他の痛み止めや風邪薬との併用にも注意が必要です。医療用医薬品の添付文書には、「他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい」と明確に記載されています。これは、同じような成分のお薬を複数飲むことで、効果が強くなりすぎたり、副作用のリスクが高まったりする可能性があるためです。
私は診察室で、患者さんがすでに飲んでいるお薬を細かく確認するようにしています。もし不安な場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
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ロキソニンは多くの方に効果を発揮するお薬ですが、副作用が全くないわけではありません。特にご高齢の方は、若い方と比べて副作用が出やすい傾向にあるため、注意が必要です。
よく見られる副作用としては、次のようなものが挙げられます。
消化器系の症状
胃部不快感、腹痛、吐き気、下痢、便秘胸やけ、口内炎など
その他の症状
眠気、頭痛、めまい、むくみ動悸、発疹、かゆみなど
これらの症状が気になったり、いつもと違うと感じたりした場合は、すぐに医師や薬剤師に相談してください。
さらに、ロキソニンを飲んではいけない「禁忌(きんき)」の病気や状態もあります。これは、お薬を飲むことで命に関わるような重篤な状態を引き起こす可能性があるため、絶対に避けなければならないケースです。医療用医薬品の添付文書には、次のような注意喚起がされています。
消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍など)のある方
潰瘍が悪化する可能性があります。ロキソニンは胃の粘膜を守る「プロスタグランジン」の生成を抑えるため、潰瘍部分をさらに傷つける恐れがあるのです。
重篤な血液の異常、肝機能障害、腎機能障害、心機能不全のある方
それぞれ、血小板機能の障害、肝臓や腎臓の機能悪化、心臓への負担増大など、病態を悪化させるおそれがあります。
アスピリン喘息、またはその既往歴のある方
喘息発作を誘発する可能性があります。
妊娠後期の女性
お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため、服用できません。
長年整形外科医として、数千人の患者さんを診察してきましたが、ロキソニンは痛みを和らげる上で非常に頼りになるお薬です。しかし、特に高齢の患者さんには、腎機能が低下していたり、他の持病があったりする場合も多いため、正直なところ、慎重にならざるを得ません。少量から開始するなど、患者さんの状態を観察しながら、細心の注意を払って投与することを心がけています。副作用の出方や効き目は、まさに十人十色。「いつもと違うな」と感じたら、我慢せずに主治医にご相談ください。

「先生、ロキソニンを飲んでも全然痛みが引かないんです」と診察室で訴える患者さんもいらっしゃいます。ロキソニンは素晴らしい対症療法薬ですが、あくまで症状を和らげるもので、病気の根本原因を治すものではありません。
医療用医薬品の添付文書にも、「消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること」「原則として同一の薬剤の長期投与を避けること」と明確に記載されています。つまり、一時的に痛みを抑えることはできますが、痛みの元を絶つわけではないのです。
もしロキソニンを数回飲んでも痛みが改善しなかったり、症状が悪化したりする場合は、以下のようなサインに注意し、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
痛みが全く軽減しない、または悪化する
服用後すぐに効果が切れてしまう
発熱が続く、または他の症状を伴う
副作用が強く出る、または気になる症状がある
長期間(目安として数日〜1週間)服用しても症状が変わらない
このような場合、「なぜ痛みが引かないのか」を医師と一緒に考えることが大切です。当院シンセルクリニックでは、痛み止めで一時的にしのぐのではなく、根本的な原因に目を向けた再生医療を提供しています。長年整形外科医として、数千人の患者さんを診察してきましたが、再生医療と出会って初めて気づいたことがあります。
それは、『治す』だけでなく『再生させる』という概念の重要性です。
従来の治療では症状を抑えることが主目的でしたが、再生医療では組織そのものを修復することが可能になります。もしロキソニンで痛みが改善しない場合は、私たちのような専門クリニックで、痛み止めの使用を極力減らし、関節や慢性疼痛の根本的な改善を目指す治療法を探ることも大切な選択肢となるでしょう。
ここでは、ロキソニンに関する患者さんからよくいただくご質問にお答えします。
Q1: ロキソニンは他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A1: いいえ、他の薬との飲み合わせには特に注意が必要です。医療用医薬品の添付文書(2025年3月改訂)には、併用注意の薬剤が詳しく記載されています。
血液をサラサラにするお薬(抗凝血剤)例えば、ワルファリンや第Xa因子阻害剤などです。ロキソニンと併用すると、出血の危険性が増大するおそれがあります。
糖尿病のお薬(スルホニル尿素系血糖降下剤)ロキソニンが血糖降下作用を増強するおそれがあるので、注意が必要です。
降圧剤(ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体拮抗剤など)ロキソニンが降圧作用を減弱させたり、腎機能を悪化させたりするおそれがあります。
複数の病院にかかっていたり、市販薬も服用していたりする場合は、必ず医師や薬剤師に全てのお薬を伝えて相談してください。
Q2: 痛みがないのに予防のためにロキソニンを飲んでもいいですか?
A2: いいえ、痛みや発熱がない時に予防目的でロキソニンを飲むことはお勧めできません。ロキソニンは、今ある痛みや炎症、熱を抑えるための対症療法のお薬です。
医療用医薬品の添付文書にも、「消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること」と明記されています。予防目的で飲むと、不要な副作用のリスクを高めるだけでなく、本当に必要な時に効果が得られにくくなる可能性もあります。何か心配な症状がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしてください。
Q3: ロキソニンを長く飲み続けても大丈夫ですか?
A3: 長期間にわたってロキソニンを飲み続けることは、原則として推奨されません。医療用医薬品の添付文書(2025年3月改訂)にも、「原則として同一の薬剤の長期投与を避けること」と記載されています。
ロキソニンを長期間服用すると、以下のようなリスクが高まります。
胃腸の粘膜への負担
腎臓や肝臓への負担。
もし慢性的な痛みがあり、ロキソニンを長期間飲み続けたいと考えている場合は、必ず医師に相談し、痛みの根本原因を探る治療法や、より体に負担の少ない他の治療法を検討することが大切ですし、それが患者さんの体の未来を守ることにつながると私は考えています。
関節痛・慢性疼痛の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。
今までの神経痛の治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。
そのため、坐骨神経痛は、痛みが出たら痛み止めを服用し、緩和しながら進行を遅らせるなど、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。
再生医療はまだ新しい治療法ですが、変形性関節症・慢性疼痛に対して、多くの患者さんで痛みの軽減、しびれの改善、歩行距離の延長などの効果が報告されています。
再生医療では、修復が不可能と言われている軟骨や神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。



ロキソニンガイドライン2025年3月改訂(第4版)
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