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2026.01.10
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
シンセルクリニック武内総院長が、ひざのサポーターの選び方について、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。まずは動画をご覧いただくと理解しやすくなります。
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「膝が痛いから、とりあえずドラッグストアでサポーターを買おう」
「もう何年もサポーターが手放せない。外すと膝がガクガクして怖い...」
膝の痛みにサポーターを使う方は多いですが、間違った使い方をすると逆に膝を弱らせてしまうことをご存知ですか?
整形外科医として懸念するのは「サポーター依存症」です。頼りすぎると膝を支える筋肉が衰え、最終的にはサポーターなしでは歩けなくなるリスクがあります。
この記事では、「失敗しないサポーターの選び方」と、サポーターに頼らず自分の足で歩き続けるための「根本的な解決策(再生医療)」について解説します。今の痛みを和らげつつ、膝も守りたい方は必読です。
ドラッグストアやネット通販には、無数のサポーターが並んでいます。 「高いから効くはず」と値段で選んでいませんか? サポーターは「目的」に合わせて選ばなければ、全く意味がありません。大きく分けて4つのタイプがあります。

病院で処方されるタイプです。
■特徴: 金属や硬質プラスチックの支柱(ステー)が入っており、固定力が非常に強い。
■目的: 靭帯損傷、半月板損傷、手術直後のリハビリなど、「動かすと危険」な時期に使います。
■注意点: 日常生活で漫然と使い続けると、関節が固まり(拘縮)、筋力が著しく低下します。医師の指示がある期間だけ使用してください。

■特徴: 伸縮性のある素材で、激しい動きにもフィットします。通気性や速乾性に優れています。
■目的: バスケットボールやサッカーなど、膝への衝撃が大きいスポーツでの「怪我予防」や「再発防止」。
■選び方: ジャンプ時の着地衝撃を和らげるパッド入りや、横揺れを防ぐベルト付きなど、競技特性に合わせて選びましょう。
最も一般的なタイプです
■特徴: 筒状(スリーブタイプ)で履くものが多く、薄手で服の下でも目立ちにくい。
■目的: 階段の上り下りや立ち仕事での「痛みの緩和」。保温効果で血流を良くし、こわばりを取ります。
■選び方: 夏場はメッシュ素材、冬場は保温素材など、季節で使い分けるのがコツです。

■特徴: ベージュやピンクなど目立ちにくい色や、薄手の素材。ストッキングの下にも着用可能。
■目的: 「サポーターをしているとバレたくない」という女性のニーズに対応。機能性は日常生活用と同じです。
サポーターは「一時しのぎ」に過ぎません。使い続けると筋力が落ち、逆に歩けなくなるリスクも。 道具に頼らず、自分の足で歩く力を取り戻す「再生医療」についてはこちら。

「膝が痛い」といっても、原因は人それぞれです。 症状に合わないサポーターは、ただの「締め付け」にしかなりません。
症状: 立ち上がりや動き始めが痛い。膝が冷えると痛む。
おすすめ: 「保温性重視」のソフトタイプ。 膝全体を優しく包み込み、温めることで血行を促進し、痛みを和らげます。お皿(膝蓋骨)周りを安定させるパッド付きも有効です。
症状: 膝がグラグラする(不安定感)、膝崩れが起きる。
おすすめ: 「固定力重視」のハード〜ミドルタイプ。 左右に支柱が入っているものや、クロスベルトで締め付けを調整できるものを選びましょう。膝の横揺れを防ぎ、不安定感を解消します。
症状: 膝のお皿の下が出っ張って痛い。
おすすめ: 「バンドタイプ」。 膝のお皿の下をピンポイントで圧迫し、筋肉の引っ張る力を弱める専用のバンドが効果的です。
「Mサイズでいいだろう」と適当に選んでいませんか? サポーター選びで最も重要なのは「サイズ感」です。
メーカーによって基準が異なりますが、基本は以下の通りです。
椅子に座り、膝を軽く曲げる。
膝のお皿の中心から、上10cm(太もも)と下10cm(ふくらはぎ)の周囲を測る。
サイズ表と照らし合わせる。 ※境目のサイズで迷ったら、「大きめ」を選ぶのが無難です。きつすぎるとうっ血の原因になります。
■かぶれ:
汗をかいたまま長時間着けていると、あせもやかぶれの原因になります。吸汗速乾素材を選び、こまめに洗濯しましょう。
■うっ血:
締め付けが強すぎると血流が悪くなり、足がむくんだり、冷えたりします。「跡がくっきり残る」場合はサイズが合っていません。
サポーターは「一時しのぎ」に過ぎません。道具に頼らず、自分の足で歩く力を取り戻す「再生医療」についてはこちら。

ここからが、医師として一番お伝えしたい内容です。 サポーターは魔法の道具ではありません。使い方を間違えると、あなたの膝をダメにしてしまう可能性があります。

これが最大のリスクです。 サポーターを着けている間、膝を支える役割の一部をサポーターが肩代わりしてくれます。 これは楽ですが、裏を返せば「自分の筋肉がサボっている」状態です。 この状態が何ヶ月も続くと、膝周りの筋肉(大腿四頭筋など)が痩せ細ってしまいます。 筋力が落ちると、サポーターを外した時に膝を支えられなくなり、余計に痛みが強くなる...という「サポーター依存の悪循環」に陥ります。

サポーターは、あくまで「痛みを紛らわせる」「動きを制限する」だけの対症療法です。 すり減った軟骨を元に戻したり、切れた半月板をくっつけたりする治療効果は一切ありません。 「サポーターをしているから大丈夫」と安心して、根本治療を先送りにしている間に、関節の変形は静かに、しかし確実に進行していきます。
「じゃあ、どうすればいいの?」 「手術は怖いから、サポーターで誤魔化すしかないと思ってた」
そんな方に知っていただきたいのが、「再生医療(幹細胞治療)」という新しい選択肢です。
これまでは「痛み止めとサポーターで耐える」か、「人工関節の手術をする」かの二択しかありませんでした。 しかし現在は、ご自身の細胞の力で「膝の組織を修復する」治療が可能になっています。
炎症を鎮める: 幹細胞には強力な抗炎症作用があり、サポーターでは取りきれない関節内部の腫れや痛みを鎮めます。
組織の修復: すり減った軟骨や傷ついた半月板など、損傷部位に働きかけ、修復を促します。
サポーターからの卒業: 痛みが引き、関節の状態が良くなれば、自分の筋力で歩けるようになります。 「旅行に行く時だけ念のために着けるけど、普段はいらなくなった」 という状態を目指すのが、再生医療のゴールです。
入院不要: 日帰りの注射治療です。
リハビリ: 手術後のような辛いリハビリはありません。治療直後から歩いて帰れます。
身体への負担: メスを入れないので、高齢の方や持病がある方でも受けられます。
当院で再生医療を受け、長年のサポーター生活から卒業された患者様のインタビューです。

サポーターは、膝が痛い時の頼もしい味方です。 しかし、それはあくまで「一時的な助っ人」であるべきです。
もしあなたが、
「サポーターがないと不安で外に出られない」
「年々、サポーターの固定力が強いものに変えている」
「このまま歩けなくなるんじゃないかと不安だ」
そう感じているなら、それは膝からの「助けて」のサインであり、治療方針を見直すべきタイミングかもしれません。
シンセルクリニックでは、患者様一人ひとりの膝の状態を詳細に診断し、 「あなたの膝は、再生医療でどこまで改善できるか」 「サポーターを外して歩けるようになるには何が必要か」 を、医師が誠実にお伝えします。
道具に頼らず、自分の足で大地を踏みしめて歩く喜びを、もう一度取り戻しませんか? まずは一度、ご相談ください。


記事監修 シンセルクリニック
院長 武内晋司郎
・Gray B, Gibbs A, Bowden JL, Eyles JP, Grace S, Bennell K, Geenen R, Sharon Kolasinski, Barton C, Conaghan PG, McAlindon T, Bruyere O, Géczy Q and Hunter DJ. Appraisal of quality and analysis of the similarities and differences between osteoarthritis Clinical Practice Guideline recommendations: A systematic review.. Osteoarthritis and cartilage 32, no. 6 (2024): 654-665.
・Messier SP, Mihalko SL, Beavers DP, Nicklas BJ, DeVita P, Carr JJ, Hunter DJ, Lyles M, Guermazi A, Bennell KL, Loeser RF. Effect of High-Intensity Strength Training on Knee Pain and Knee Joint Compressive Forces Among Adults With Knee Osteoarthritis: The START Randomized Clinical Trial. JAMA 325, no. 7 (2021): 646-657.
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