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日本人の平均身長とは?どれくらい伸びたか医師が解説!
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▶ 9分55秒・字幕付き|日本人の平均身長と、成長が止まる前に見られるサインを解説
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「自分の身長は平均と比べてどうなんだろう?」
「うちの子、ちゃんと成長しているかな?」
身長に関する疑問や不安は、年齢を問わず多くの人が抱く普遍的なテーマです。
令和7年度の最新データで17歳男性の平均身長が170.6cmであることをご存知でしたか?
実は、この数値は100年前から約10cm伸びた結果なのです。
この記事では、最新の公的データと整形外科医の視点から、日本人の平均身長の真実に迫ります。過去からの劇的な変化の理由、世界の国々との比較、そして「身長の伸びはいつ止まるのか?」といった誰もが気になる疑問までを徹底解説。
ご自身やお子さんの現在地を知り、漠然とした不安を解消するための客観的なヒントがここにあります。
- まずは動画でチェック!
- 結論:日本人の平均身長は、20〜40代で男性約171cm、女性約158cm
- データでわかる日本人の平均身長 4つの事実
- 【最新データ】文部科学省・厚生労働省の年齢別・性別平均身長データ
- 成人の平均身長は年代で違う?20代〜70代以上の目安
- 過去100年で約10cmアップ!明治から令和までの歴史的な推移
- 世界の国々と比較してわかる日本の平均身長の現在地
- 平均身長より低い・高いのは問題?平均値と中央値の見方
- 身長の伸びはいつ止まる?成長期が終わる平均年齢とサイン
- 平均より低いとき、家で確認できること
- Q. 日本人の平均身長は何cmですか?
- Q. 日本人男性の平均身長は、昔と比べてどう変わりましたか?
- Q. 20代の日本人男性の平均身長は?
- よくある質問
- Q. 日本人の平均身長は世界でどのくらいの順位ですか?
- Q. 平均身長より低いと、病気の心配がありますか?
- まとめ
- 参考文献
結論:日本人の平均身長は、20〜40代で男性約171cm、女性約158cm
日本人の平均身長は、20〜40代で男性が約171cm、女性が約158cmです。70歳以上では男性164.2cm、女性150.5cmと低くなるため、20歳以上全体の平均は男性168.4cm、女性154.9cmです(令和6年国民健康・栄養調査)。学校保健統計調査(令和7年度)では、身長の伸びがほぼ終わる17歳の平均が男性170.6cm、女性157.9cmで、20代の平均(男性171.4cm、女性158.0cm)に近い値です。
男性 | 女性 | |
|---|---|---|
20歳以上の平均 | 168.4cm | 154.9cm |
20代の平均 | 171.4cm | 158.0cm |
17歳の平均(令和7年度) | 170.6cm | 157.9cm |
▶ 12分20秒|平均より低かったとき、親御さんに最初に知ってほしいのは、親の身長で決まるのは「身長そのもの」ではなく「18cmの幅」だということです。
データでわかる日本人の平均身長 4つの事実

「先生、うちの子、クラスでも背が低い方で…」
「最近、健康診断で身長が縮んだと言われました」
診察室では、お子さんの成長に関する親御さんの心配から、ご自身の体の変化に対するご高齢の方の不安まで、身長にまつわるご相談を本当によくお受けします。ご自身の身長が周りと比べてどうなのか、お子さんの成長は順調なのか、気になるのは当然のことです。
ここでは、公的なデータを基に、日本人の身長に関する客観的な事実を紐解いていきます。私が整形外科医として多くの患者さんを診てきた経験も交えながら解説しますので、漠然とした不安の解消や、今後の健康管理のヒントにしていただければ幸いです。
【最新データ】文部科学省・厚生労働省の年齢別・性別平均身長データ
まずは、現在地を知るために最新のデータから見ていきましょう。
国内で信頼性が高い統計としては、主に学齢期のお子さんを対象とした文部科学省の「学校保健統計調査」と、成人を含む幅広い年代を対象にした厚生労働省の「国民健康・栄養調査」があります。
令和7年度の学校保健統計調査によると、身長の伸びがほぼピークに達する17歳の平均身長は、男性で170.6cm、女性で157.9cmでした。
私が診察でお子さんの成長を確認する際に必ず用いるのが「成長曲線」というグラフです。このグラフは、多くのお子さんの成長データを集めて作られた標準的な成長パターンを示したものです。定期的にお子さんの身長と体重を記録し、この曲線に沿って伸びているかを見ることで、成長が順調かどうかを客観的に判断するのに役立ちます。平均値とぴったり同じでなくても、カーブに沿っていれば心配ないことがほとんどです。
【年齢別・性別の平均身長(令和7年度。年齢は4月1日時点)】
年齢 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
6歳 | 116.6cm | 115.6cm |
12歳 | 153.8cm | 152.4cm |
17歳 | 170.6cm | 157.9cm |
※文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度より |
成人の平均身長は年代で違う?20代〜70代以上の目安
成人の平均身長は、20〜40代でほぼ同じで、50代以降は年代が上がるほど低くなります。高齢の方で低いのは、加齢による背骨や椎間板の縮みに加えて、生まれた世代の違いも含まれると考えられます。
年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
20〜29歳 | 171.4cm | 158.0cm |
30〜39歳 | 171.6cm | 158.0cm |
40〜49歳 | 171.6cm | 158.2cm |
50〜59歳 | 170.5cm | 157.6cm |
60〜69歳 | 168.9cm | 155.4cm |
70歳以上 | 164.2cm | 150.5cm |
※厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査報告」第14表(全国補正値)より。
過去100年で約10cmアップ!明治から令和までの歴史的な推移

実は、日本人の平均身長はこの100年ほどで劇的に変化しています。
記録を遡ると、明治時代の成人男性の平均身長は150cm台後半だったとされています。さらに古い江戸時代のデータでは、男性が155~156cm、女性は143~145cm程度だったという記録もあり、現代とは15cm近い差があります。
1926年(昭和元年)の17歳男性の平均身長は160.6cmでしたが、令和7年度には170.6cmとなり、この約100年で約10cm高くなりました
。私が整形外科医として昔の方の骨格標本やレントゲン写真を見る機会がありますが、現代人とは骨の太さや長さが明らかに違うと感じます。
この大きな変化の背景には、主に3つの要因が考えられます。
栄養状態の改善
特に戦後、食生活が欧米化したことで、骨の成長に不可欠なタンパク質の摂取量が飛躍的に増えました。データを見ると、1950年から1996年にかけて、日本人の身長は男性で約10cm、女性で約8cmも伸びています。これはタンパク質の摂取量が増えた時期と見事に重なります。
医療技術の発達
予防接種の普及などにより、昔は子どもの成長を妨げる大きな原因だった感染症にかかることが減りました。体が病気と戦うエネルギーを、純粋に成長のために使えるようになったのです。
衛生環境の向上
上下水道の整備などにより、衛生的な生活環境が整ったことも、健康な発育を支える重要な土台となりました。
ただし、身長の伸びは常に右肩上がりだったわけではありません。第二次世界大戦直後の食料不足の時代には、一時的に平均身長が低くなったという記録も残っています。
また、1995年頃をピークに、この30年ほどは平均身長に顕著な変化は見られなくなりました。これは、栄養状態などが成熟した結果と考えられます。
世界の国々と比較してわかる日本の平均身長の現在地

日本の平均身長は、世界的に見るとどのくらいの位置にいるのでしょうか。さまざまな調査がありますが、オランダをはじめとするヨーロッパ北部の国々が世界で最も身長が高いグループを形成しています。
その中で日本人は、アジア諸国の中では比較的身長が高いグループに属しますが、世界全体で見ると「中くらい」の位置づけになります。スポーツ観戦をしていると「海外の選手は体が大きいな」と感じることも多いでしょう。
この差は人種による要因も大きいですが、国ごとの食文化や生活習慣も深く関係しています。
例えば、酪農が盛んな国では、成長期に乳製品からカルシウムやタンパク質を豊富に摂取できる環境があります。日本の身長が戦後に大きく伸びたのも、食生活の変化が大きな要因であったことからも、その関連性の深さがうかがえます。
一方で、厚生労働省の調査では、日本は先進国の中で肥満者の割合が比較的低いというデータもあります。身長だけでなく、健康的な体格を維持できているという点は、日本の食文化の優れた側面と言えるかもしれません。
平均身長より低い・高いのは問題?平均値と中央値の見方
平均身長は、全員の身長を足して人数で割った値です。真ん中の順位の人の身長(中央値)と近い値になるため、日常では同じようなものとして使われます。
平均より低いこと自体は、病気を意味しません。お子さんの場合は、平均との差より、成長曲線に沿って伸びているかを見ます。平均より低くても、曲線に沿って伸びていれば心配のないことがほとんどです。伸びのペースが急に落ちた場合は、小児科や整形外科に相談してください。
身長の伸びはいつ止まる?成長期が終わる平均年齢とサイン

診察室で親御さんから「息子が声変わりしたのですが、もう身長は止まってしまいますか?」とご質問をいただくことがよくあります。
身長の伸びが止まるのは、骨の両端にある「骨端線(こったんせん)」という軟骨部分が、硬い骨に置き換わる(閉鎖する)ためです。整形外科医としてレントゲン写真を見ると、成長期の子どもの骨の端には、黒い隙間のような線がはっきりと写ります。これが骨端線で、この部分で骨が伸びていきます。成長期が終わると、この線は消えて見えなくなります。
骨端線が閉じる時期には個人差がありますが、男性は声変わりから2〜3年後、女性は初経から約2年後が目安とされます。また、日本小児内分泌学会の成長ホルモン治療終了基準では、骨年齢が男子17歳以上・女子15歳以上で骨端線が閉じたと判断されます。
男性:声変わりや筋肉の発達などが見られ、16〜17歳頃に伸びが止まることが多いです。
女性:胸のふくらみや初経などが見られ、14〜15歳頃に伸びが止まることが多いです。
身長の伸びが急に緩やかになり、手や足のサイズが1年以上変わらなくなってきたら、成長期が終わりに近づいているサインかもしれません。
子どもの身長について、ほかの記事もお探しの方は 子どもの身長コラム テーマ別インデックス(134本) からどうぞ。
平均より低いとき、家で確認できること
「平均と比べて何cm低いか」という点よりも、「去年から何cm伸びたか」という線の傾きのほうが大事です。平均の帯と同じ傾きで上がっていれば、低めでも順調です。
目安は、思春期前で年4cm未満が2年続いたら一度確認したほうがいい、というところです。
下の3つは、ご家庭で確かめられます。
成長曲線 自動計算グラフ|身長と体重を入れるだけで、SDとパーセンタイルが出ます
身長予測の計算|今の身長から最終身長の目安を出します
遺伝身長(目標身長)の計算|ご両親の身長から、落ち着く幅を出します
Q. 日本人の平均身長は何cmですか?
20〜40代で男性が約171cm、女性が約158cmです(20歳以上全体では男性168.4cm、女性154.9cm。令和6年国民健康・栄養調査)。17歳の平均は男性170.6cm、女性157.9cmです(令和7年度学校保健統計調査)。
Q. 日本人男性の平均身長は、昔と比べてどう変わりましたか?
100年ほどで約10cm伸びました。1926年の17歳男性は160.6cm、令和7年度は170.6cmです。ただし平成7年度(1995年度)以降は170.6〜170.9cmの範囲で、ほぼ横ばいです。
Q. 20代の日本人男性の平均身長は?
約171cm(171.4cm)です。30〜40代とほぼ同じで、50代以降は年代が上がるほど低くなります。
よくある質問
Q. 高齢になると身長が縮むのは、なぜですか?
A. 加齢に伴い身長が縮むのには、いくつかの医学的な理由があります。一つは、背骨の骨と骨の間でクッションの役割をしている椎間板の水分が減って薄くなることです。また、骨がもろくなる骨粗しょう症によって、気づかないうちに背骨が押しつぶされる「圧迫骨折」を起こしていることも少なくありません。さらに、体を支える筋力の低下で姿勢が悪くなることも大きな原因です。特に、膝や腰の痛みが姿勢を悪化させ、結果的に身長が低く見えてしまうケースは非常に多く見られます。
Q. 関節の痛みが原因で身長が縮んで見える場合、何か対策はありますか?
A. 膝や腰に痛みがあると、無意識に体をかばって前かがみの姿勢になりがちです。これが長く続くと、見た目の身長が低くなるだけでなく、他の関節への負担も増え、痛みがさらに悪化するという悪循環に陥ってしまいます。私が整形外科医として長年勤めていた病院では、このような痛みに対してヒアルロン酸注射や手術といった治療が中心でした。しかし、「手術は怖い」「根本的に治したい」という患者さんの声も多く聞いてきました。
Q. 日本人の平均身長は世界でどのくらいの順位ですか?
世界全体で見ると中くらいで、アジアの中では高いグループです。オランダなど北ヨーロッパの国々が最も高いグループです。順位の一覧は世界の平均身長ランキングをご覧ください。
Q. 平均身長より低いと、病気の心配がありますか?
平均より低いだけで病気とは限りません。お子さんは、成長曲線に沿って伸びているかを見ます。
まとめ
今回は、日本人の平均身長の推移から、成長や加齢に伴う変化までを解説しました。
データ上の平均値はあくまで一つの目安です。大切なのは、お子さん一人ひとりの成長ペースを見守り、そのポテンシャルを最大限に引き出す生活習慣を整えてあげることです。遺伝だけで決まるわけではなく、栄養、睡眠、運動のバランスが健やかな体を作ります。
また、年齢を重ねてからの身長の変化は、健康状態のバロメーターとも言えます。正しい姿勢を保ち、関節のケアを心がけることは、若々しさを保つだけでなく、QOL(生活の質)の維持にも繋がります。
身長に関する疑問や不安があれば、どうぞ一人で悩まず、お気軽に専門家へご相談くださいね。
参考文献
文部科学省「令和7年度学校保健統計調査」
厚生労働省「令和6年(2024年)国民健康・栄養調査」の結果
医師監修記事

長田 直祥
(おさだ なおき)
シンセルクリニック 低身長治療センター医師
大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。
医師プロフィールはこちら
大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。
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