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座高の平均は何cm?年齢別の早見表と「脚が短い」の本当のところ【医師監修】
「うちの子、座高が高くて脚が短いんです」。外来でときどき聞く言葉です。ご本人が気にしていることもあれば、親御さんのほうが気にしていることもあります。
結論からお伝えすると、今の座高の割合は、これから変わります。日本の子どもの座高率(座高が身長に占める割合)は、5歳の56.0%から、12〜13歳の53.3%まで下がり続けます。脚のほうが先に伸びるからです。
この記事では、まず年齢別の座高の平均をお見せします。そのうえで、座高率の読み方と、学校が座高を測らなくなった理由、そして代わりに何を見ることになったのかをお話しします。最後の話が、いちばんお伝えしたいことです。
この記事の結論
座高の平均は、11歳で男子77.7cm・女子79.2cm、17歳で男子92.1cm・女子85.9cm(平成27年度学校保健統計調査)。これが最後の全国データです
座高そのものより、座高率(座高÷身長×100)で見ます。同じ年齢の数字と±1%以内なら平均的です
座高率は5歳の56.0%から12〜13歳の53.3%まで下がり続けます。脚が先に伸びるからです。今の「胴長」は確定ではありません
学校が座高をやめたとき、入れ替わりに始まったのが成長曲線です。国が「点」から「線」に切り替えました
あと何年伸びるかは、座高では分かりません。手のレントゲン(骨年齢)で確かめられます
- この記事の結論
- 【早見表】年齢別・座高の平均
- 座高の平均(5〜17歳・男女別)
- 9〜12歳は、女子のほうが座高が大きくなります
- ただ、この数字だけでは何も分かりません
- この数字は、2015年度が最後の公式データです
- 学校から座高測定が消えました
- だから「最新の座高の平均」は存在しません
- 座高率で分かること|「脚が短い」の正体
- 座高率=座高 ÷ 身長 × 100
- 日本の子どもの座高率(年齢別)
- 家でのおおよその目安
- 座高率は、成長とともに下がり続けます
- 5歳の56.0%から、12〜13歳の53.3%へ
- 脚が先に伸びて、あとから胴が追いつきます
- 今の「胴長」は、確定ではありません
- 座高率には、男女差がほとんどありません
- 同じ年齢なら、差は0.1〜0.9%
- 差が出るのは、思春期のタイミングのずれ
- なぜ学校は座高を測らなくなったのか
- もともとは「内臓の発育を見る」ための測定でした
- しかし、使われていませんでした
- 同じときに、ぎょう虫検査もなくなりました
- 座高の代わりに始まったのが「成長曲線」です
- 同じ改正で、成長曲線の活用が示されました
- なぜ「線」なのか
- 家庭でも同じことができます
- 【決定的】脚の長さは変えられません。でも「残り時間」は確かめられます
- 残り時間は、左手のレントゲンで分かります
- 骨年齢で分かる3つのこと
- 外来でよくお聞きする話
- 「座高が高いから、身長が伸びないのでは」
- 「親が胴長なので、この子も仕方ない」
- 「背の順が前なのは、脚が短いからですか」
- 家での座高の測り方
- 必要なのは、平らな壁と硬い椅子だけです
- 測るときの注意
- 座高と、椅子・机の高さ
- 座高がいちばん役に立つ場面です
- 椅子の高さを決めるのは、座高ではありません
- 座高が効いてくるのは「差尺」です
- 学校の机と椅子は、身長で決まっています
- 大人になると、座高はどうなるか
- 17歳でほぼ完成します
- 大人の座高率は、男女とも54%前後
- ⚠️ ただし、大人になってから座高率は少しずつ上がります
- 家で確認できること
- 座高と身長のよくある質問
- Q. 座高の平均は何cmですか?
- Q. なぜ学校で座高を測らなくなったのですか?
- Q. 座高率はどのくらいが普通ですか?
- Q. 座高が高いと、身長は伸びませんか?
- Q. 脚を長くする方法はありますか?
- Q. 座高は毎年測ったほうがいいですか?
- Q. 何歳までに相談すればいいですか?
- まとめ
- 関連コラム
- 参考文献
【早見表】年齢別・座高の平均

座高の平均(5〜17歳・男女別)
文部科学省の学校保健統計調査による、全国の平均値です。
年齢 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
5歳 | 61.8cm | 61.3cm |
6歳 | 64.8cm | 64.4cm |
7歳 | 67.6cm | 67.2cm |
8歳 | 70.2cm | 69.9cm |
9歳 | 72.6cm | 72.7cm |
10歳 | 74.9cm | 75.8cm |
11歳 | 77.7cm | 79.2cm |
12歳 | 81.4cm | 82.1cm |
13歳 | 85.1cm | 83.9cm |
14歳 | 88.2cm | 84.9cm |
15歳 | 90.4cm | 85.5cm |
16歳 | 91.4cm | 85.7cm |
17歳 | 92.1cm | 85.9cm |
9〜12歳は、女子のほうが座高が大きくなります
表をよく見ると、9歳から12歳までは女子の座高のほうが大きいことに気づかれると思います。これは女子の思春期が男子より2〜3年早く始まるためで、この時期は身長も女子のほうが高くなります。13歳で男子が追い越し、そこから差が開いていきます。
ただ、この数字だけでは何も分かりません
正直にお伝えすると、「平均と比べて何cm高いか」を知っても、できることはほとんどありません。座高で意味を持つのは、身長に対する割合のほうです。次の章でお話しします。
この数字は、2015年度が最後の公式データです

学校から座高測定が消えました
上の表は平成27年度(2015年度)のものです。これが最後の全国データになりました。
2014年(平成26年)に学校保健安全法施行規則が改正され、2016年度(平成28年度)から、学校の健康診断で座高を測らないことになったからです。それまで学校では、身長・体重と並んで座高をずっと測り続けていました。
だから「最新の座高の平均」は存在しません
インターネットで「座高 平均」を調べると、いろいろな数字が出てきますが、公式の全国統計としては2015年度で止まっています。それ以降の年度の平均座高は、どこにもありません。
なぜ測らなくなったのか。そして、代わりに何が始まったのか。この2つが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。先に、座高の読み方からお話しします。
座高率で分かること|「脚が短い」の正体

座高率=座高 ÷ 身長 × 100
座高そのものではなく、身長に対して座高が何%あるかを見ます。これを座高率と呼びます。
たとえば身長145.2cm・座高77.7cmなら、77.7 ÷ 145.2 × 100 = 53.5%です。数字が大きいほど胴が長く(脚が短く)、小さいほど胴が短い(脚が長い)ということになります。
日本の子どもの座高率(年齢別)
先ほどの平均座高を、同じ年度の平均身長で割ったものです。
年齢 | 男子の座高率 | 女子の座高率 |
|---|---|---|
5歳 | 56.0% | 56.0% |
6歳 | 55.6% | 55.8% |
7歳 | 55.2% | 55.3% |
8歳 | 54.8% | 54.9% |
9歳 | 54.4% | 54.5% |
10歳 | 53.9% | 54.1% |
11歳 | 53.5% | 54.0% |
12歳 | 53.3% | 54.1% |
13歳 | 53.3% | 54.2% |
14歳 | 53.4% | 54.2% |
15歳 | 53.7% | 54.4% |
16歳 | 53.8% | 54.4% |
17歳 | 54.0% | 54.4% |
家でのおおよその目安
お子さんの座高率を出して、同じ年齢の数字と比べてみてください。±1%以内なら、ごく平均的です。1cmや2cmの測り方のズレで0.5〜1%は簡単に動くので、それ以上に細かく見ても意味がありません。
座高率は、成長とともに下がり続けます

5歳の56.0%から、12〜13歳の53.3%へ
上の表でいちばん大事なのは、縦に見たときの動きです。5歳で56.0%あった座高率が、12〜13歳では53.3%まで下がっています。
小さい子ほど頭と胴が大きく、脚が短い体つきをしています。これは異常ではなく、人間の育ち方です。そこから成長するにつれて、脚のほうが先に、長く伸びていきます。
つまり、幼児期や小学校低学年のお子さんが「胴長に見える」のは、ほぼ全員に当てはまることです。これから脚が伸びていく途中の形を見ているだけです。
脚が先に伸びて、あとから胴が追いつきます
もう一度、表の下のほうを見てください。12〜13歳で底を打ったあと、男子は53.3%→54.0%、女子は54.1%→54.4%と、少しずつ上がっています。
これは思春期の後半に、胴(背骨)が伸びてくるためです。身長の伸びは「脚が先、胴が後」という順番で進みます。
ですから、思春期に入ったあたりで「脚が長い」と感じても、その割合は最後に少し戻ります。逆に、小学生のうちに「胴長だ」と感じていても、これから何年もかけて下がっていきます。
今の「胴長」は、確定ではありません
お子さんの体のかたちは、今の時点のスナップショットです。座高率で見れば、小学生のあいだは全員が「これから脚が伸びる途中」にいます。
気にしていただきたいのは、胴と脚の比率ではなく、身長そのものが順調に伸びているかどうかのほうです。
座高率には、男女差がほとんどありません

同じ年齢なら、差は0.1〜0.9%
座高率の表をもう一度見ると、男子と女子の差は0.1〜0.9%しかありません。最大の13〜14歳でも0.8〜0.9%です。
「女の子のほうが脚が長い」「男の子は胴長」といった印象を持たれることがありますが、統計の上では、同じ年齢の男女で体のつり合いはほとんど同じです。
差が出るのは、思春期のタイミングのずれ
13歳以降で女子の座高率がわずかに高めになるのは、女子のほうが先に思春期を終えて、胴が伸びる段階に入っているからです。男子も、数年後に同じところへ向かいます。
つまりこの差も、体質の違いではなく時間のずれを見ているだけです。
なぜ学校は座高を測らなくなったのか

もともとは「内臓の発育を見る」ための測定でした
学校で座高を測り始めたのは戦前です。当時は、座高が高い=胴が長い=内臓がよく発達している、と考えられていました。体の大きさを測ることが、栄養状態や健康状態を知る手がかりだった時代の名残です。
しかし、使われていませんでした
実際には、学校の現場で座高の数値が何かに使われることはほとんどありませんでした。机や椅子の高さを決めるのに使う、という説明もありましたが、実際には身長をもとに決めるのが一般的でした。
2014年の見直しでは、「測っているが活用されていない項目」として整理され、座高は健康診断の必須項目から外れました。
同じときに、ぎょう虫検査もなくなりました
この2014年の改正では、座高と同時にぎょう虫卵検査も廃止されています。どちらも、昔は意味があったけれど今の子どもたちには合わなくなった検査、という位置づけでした。
座高の代わりに始まったのが「成長曲線」です

同じ改正で、成長曲線の活用が示されました
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
2014年の改正で座高の検査がなくなるのと入れ替わりに、身長と体重の成長曲線を積極的に活用することが示されました。年に1回は、すべての児童生徒について成長曲線を描くことが求められています。
国は、座高という「点」の測定をやめて、身長の「線」を見ることにしました。これは、学校健診の考え方が切り替わったということです。
なぜ「線」なのか
身長が何cmかという1回の数字(点)では、その子が順調なのかどうかは分かりません。背が低めでも、平均と同じ傾きで伸びていれば順調です。逆に、平均より高くても、去年から2cmしか伸びていなければ、一度確認したほうがいい合図です。
去年と今年の2点を打って、線でつないだときの傾き。ここに情報があります。座高を測っても、この傾きは分かりません。
家庭でも同じことができます
学校が年1回描いてくれるようになったとはいえ、毎年の身長をご家庭で記録しておくのがいちばん確実です。母子手帳でも、カレンダーの端でも構いません。
目安は2つです。思春期前で年4cm未満が2年続いたら、一度確認したほうがいい。逆に、小学校中学年までで年8cm以上伸びているなら、思春期が早く始まっている可能性を考えます。
【決定的】脚の長さは変えられません。でも「残り時間」は確かめられます

ここまで読んで、「では、うちの子はこれからどれくらい伸びるのか」と思われたはずです。
正直にお答えすると、座高や座高率からは分かりません。体のつり合いを教えてくれるだけで、「あと何年残っているか」は教えてくれません。
残り時間は、左手のレントゲンで分かります
身長が伸びるのは、骨の端にある骨端線(こったんせん)という軟骨が残っている間だけです。ここが閉じてしまうと、どんな生活をしても身長は伸びません。
そして骨端線がどれくらい残っているかは、身長を何度測っても分かりません。手のレントゲンを撮って骨の成熟度(骨年齢)を見ると、はじめて分かります。
骨年齢で分かる3つのこと
① 今、思春期のどの段階にいるのか
② 骨端線があとどれくらい残っているのか
③ そこから逆算した、最終身長の見込み
同じ10歳でも、骨年齢が8歳の子と12歳の子では、残っている時間がまるで違います。座高や身長を見ているだけでは、この差は見えません。
親御さんが本当に知りたいのは「今の体のかたち」ではなく、「この先どうなるか」のはずです。それが分かるのは、骨のほうです。
外来でよくお聞きする話

「座高が高いから、身長が伸びないのでは」
関係ありません。座高が高いということは、その時点で胴の割合が大きいというだけです。これから脚が伸びれば、割合は下がります。
身長が伸びるかどうかを決めているのは、骨端線がどれだけ残っているかであって、体のつり合いではありません。
「親が胴長なので、この子も仕方ない」
体のつり合いに遺伝の影響はありますが、ご両親の身長から出てくる目安(遺伝身長)には、上下18cmの幅があります。どこに着地するかは、まだ決まっていません。
そして、身長そのものについて「仕方ない」と判断するのは、残り時間を確かめてからでも遅くありません。
「背の順が前なのは、脚が短いからですか」
違います。背の順の位置を決めているのは身長で、座高ではありません。そして同じ学年でも、生まれ月だけで4〜5cm、思春期の早さで10cm以上の差が出ます。
今の順番は、最終身長の順番ではありません。
家での座高の測り方

必要なのは、平らな壁と硬い椅子だけです
学校では座高計を使っていましたが、家庭でも近い値は測れます。
① 背もたれのない硬い椅子(または台)を、壁にぴったり付けて置く
② 背筋を伸ばして深く座り、背中とお尻を壁に付ける
③ あごを引いて、まっすぐ前を見る
④ 頭のてっぺんの位置に本などを水平に当て、壁に印を付ける
⑤ 椅子の座面から印までの高さを測る
測るときの注意
やわらかいソファでは座面が沈んで、毎回ちがう数字になります。硬い椅子を使って、毎回同じ椅子で測ってください。
また、身長と同じく朝は夜より1cm前後高く出ます。比べるときは、同じ時間帯に測ってください。
正直なところ、座高を毎年記録する必要はありません。記録すべきは身長のほうです。
座高と、椅子・机の高さ

座高がいちばん役に立つ場面です
座高が実際に使われる数少ない場面が、机と椅子の高さ選びです。学習机を買うとき、あるいは家の椅子で宿題をさせるときに効いてきます。
椅子の高さを決めるのは、座高ではありません
まず押さえておきたいのは、椅子の座面の高さは座高では決まらないということです。座ったときに足の裏が床にしっかり着き、膝がおよそ直角になる高さが適正です。つまり決めているのは、床から膝の裏までの長さ(下腿長)のほうです。
足がぶらぶらしている、またはつま先立ちになっているなら、椅子が高すぎます。足台を置くか、座面を下げてください。
座高が効いてくるのは「差尺」です
机の天板と椅子の座面の高さの差を差尺(さじゃく)と呼びます。ここに座高が関係します。
目安は、差尺 = 座高 ÷ 3です。座高が77cmのお子さんなら、差尺は26cm前後。座面が40cmなら、机の天板は66cm前後が合っていることになります。
差尺が大きすぎると肩が上がって前かがみになり、小さすぎると背中が丸まります。長時間すわる学習机では、ここが合っているかどうかで姿勢が変わります。
学校の机と椅子は、身長で決まっています
学校で使う机と椅子には規格があり、身長をもとに号数が決まります。座高ではありません。これも、学校が座高を測らなくなった理由のひとつです。
ご家庭でも同じで、毎年確かめるべきは身長です。背が伸びたら、机と椅子の高さも見直してください。
大人になると、座高はどうなるか

17歳でほぼ完成します
座高は、身長と同じく思春期が終わるころに止まります。平成27年度のデータでは、男子は15歳90.4cm → 17歳92.1cm、女子は15歳85.5cm → 17歳85.9cmで、15歳以降の伸びはごくわずかです。
女子は15歳の時点で、ほぼ大人の座高に達しています。男子はもう少し続きますが、それでも2年で1.7cmです。
大人の座高率は、男女とも54%前後
17歳の座高率は、男子54.0%・女子54.4%です。日本人の大人の体のつり合いは、おおよそ「身長の54%が座高」ということになります。
身長170cmの方なら座高は約92cm、身長158cmの方なら約86cmが目安です。ご自身の座高を測って比べてみると、お子さんの数字の見方もつかみやすくなります。
⚠️ ただし、大人になってから座高率は少しずつ上がります
年齢を重ねると、背骨の椎間板が薄くなり、背中が丸くなっていきます。身長が縮むとき、縮むのは主に胴のほうです。
ですから中高年以降は、身長が減って座高も減るという形になります。お子さんの話とは別の現象ですが、「座高が高い=不健康」といった意味はここにもありません。
家で確認できること

「平均と比べて何cm低いか」という点よりも、「去年から何cm伸びたか」という線の傾きのほうが大事です。平均の帯と同じ傾きで上がっていれば、低めでも順調です。
下の3つは、ご家庭で確かめられます。
成長曲線 自動計算グラフ|身長と体重を入れるだけで、SDとパーセンタイルが出ます
身長予測の計算|今の身長から最終身長の目安を出します
遺伝身長(目標身長)の計算|ご両親の身長から、落ち着く幅を出します
今のお子さんの身長に5cmを足した数字を、紙の端に書いておくだけでも目安になります。1年後、そこに届いているかどうかを見てください。
座高と身長のよくある質問

Q. 座高の平均は何cmですか?
11歳で男子77.7cm・女子79.2cm、14歳で男子88.2cm・女子84.9cm、17歳で男子92.1cm・女子85.9cmです(平成27年度学校保健統計調査)。これが最後の全国データで、以降の年度の平均座高はありません。
Q. なぜ学校で座高を測らなくなったのですか?
2014年の学校保健安全法施行規則の改正で、2016年度から必須項目ではなくなりました。もともとは内臓の発育を見る目的でしたが、実際には活用されていなかったためです。同じ改正で、身長・体重の成長曲線を積極的に活用することが示されました。
Q. 座高率はどのくらいが普通ですか?
年齢によって違います。5歳で約56%、12〜13歳で約53%、17歳で約54%です。同じ年齢の数字と比べて±1%以内なら、ごく平均的とお考えください。
Q. 座高が高いと、身長は伸びませんか?
関係ありません。身長が伸びるかどうかは、骨端線がどれだけ残っているかで決まります。座高の高さは、今の体のつり合いを表しているだけです。
Q. 脚を長くする方法はありますか?
骨の長さそのものを、運動やストレッチで変えることはできません。ただし座高率は、成長とともに自然に下がっていきます。今の体のつり合いが、そのまま大人の体型になるわけではありません。
Q. 座高は毎年測ったほうがいいですか?
必要ありません。記録しておく価値があるのは身長のほうです。年に1回、同じ時期・同じ時間帯に測って、1年で何cm伸びたかを見てください。
Q. 何歳までに相談すればいいですか?
決まった年齢はありませんが、骨端線が閉じてしまうと打てる手がなくなります。身長の伸びが気になった時点が、残り時間を確認するにはちょうどいいタイミングです。
まとめ

座高の平均は、11歳で男子77.7cm・女子79.2cm、17歳で男子92.1cm・女子85.9cm(平成27年度学校保健統計調査)。これが最後の全国データです
座高そのものより、座高率(座高÷身長×100)で見ます。同じ年齢の数字と±1%以内なら平均的です
座高率は5歳の56.0%から12〜13歳の53.3%まで下がり続けます。脚が先に伸びるからです。今の「胴長」は確定ではありません
学校が座高をやめたとき、入れ替わりに始まったのが成長曲線です。国が「点」から「線」に切り替えました
あと何年伸びるかは、座高では分かりません。手のレントゲン(骨年齢)で確かめられます
関連コラム
参考文献
文部科学省「学校保健統計調査」平成27年度 全国表(1 年齢別 都市階級別 設置者別 身長・体重・座高の平均値及び標準偏差)
文部科学省「学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)」平成26年4月30日(座高・寄生虫卵検査の必須項目からの削除、および成長曲線の活用について)
医師監修記事

長田 直祥
(おさだ なおき)
シンセルクリニック 低身長治療センター医師
大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。
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大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。
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