true

公式LINEで30秒でできる身長予測|今すぐ予測してみる
ホーム
コラム一覧

【医師監修】早生まれは本当...

【医師監修】早生まれは本当に不利?身長・体格・運動への影響と親ができるサポート

2026.06.08

まずは動画でチェック!

▶ 8分2秒・字幕付き|学年別の平均身長と、背の順が前でも逆転する子・しない子の違いを解説

「うちの子1月生まれだけど、クラスで一番小さい…」
「早生まれだから不利って本当?」
「いつになったら追いつくの?」
――早生まれのお子さんを持つお母さんなら、誰もが一度は考える悩みです。実は、早生まれと身長・体格の関係には医学的なエビデンスがあり、ご家庭でできるサポート方法も分かっています。本記事では、整形外科医の武内医師が、早生まれと身長の関係、不利を最小限にする親の関わり方を解説します。

この記事の結論を3行で

  1. 早生まれの体格差は小学校低〜中学年では存在するが、思春期で追いつくケースが大半

  2. 春生まれは夏生まれより低身長リスクが56.5%高いという研究も。ビタミンD不足が関与

  3. 「早生まれだから諦める」のは間違い。骨年齢評価で残された伸びしろを確認することが大切

早生まれは本当に不利?|医学・教育の最新エビデンス

早生まれは本当に不利?|医学・教育の最新エビデンス

「早生まれは不利」とよく言われますが、医学的・統計的に本当なのでしょうか?結論からお伝えすると、幼少期〜小学校低学年では明確な差が存在し、その差は徐々に縮まるというのが現在の結論です。

幼少期〜小学校低学年の体格差

同じ学年でも、4月生まれと3月生まれでは生後の月齢が約11か月違います。3歳児で考えれば、これは人生の3分の1にあたる差。体重・身長・運動能力・言語発達などのあらゆる面で差が出るのは当然です。

春生まれが低身長リスクが高いという研究

中国の研究グループが2022年にFrontiers in Pediatrics誌に発表した研究では、462人の小児を調査した結果、夏生まれの子どもに比べて春生まれの子どもの低身長リスクが約56.5%高いことが報告されています(出典:Wang S, et al. The Relationship Between Children's Birth Time and Short Stature. Front Pediatr. 2022.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35186830/)。

その背景として、研究では低身長グループの38.91%にビタミンD不足が見られたことから、生後の日光浴量の違いが影響している可能性が指摘されています。春生まれの赤ちゃんは生後すぐの日光浴量が少なく、ビタミンD合成が不足しがちになるためです。

ただし「最終身長への影響」は限定的

幼少期の体格差は明確ですが、思春期を経て成長スパートを迎える頃には、ほとんどのお子さんが追いつくか、近づきます。「早生まれだから一生身長が低い」というわけではないのが医学的な見解です。

武内医師の臨床コメント(シンセル低身長治療センター)

「外来で『うちの子、早生まれだから身長が低いんでしょうか?』とご質問されるお母さん、本当に多いです。『早生まれ=一生不利』ではなく、『幼少期〜小学校中学年までは確かに差がある、でも思春期で追いつくケースが大半』というのが正確な答えですね。ただし、春生まれのお子さんがビタミンD不足になりやすいのは医学的な事実なので、早生まれ+春生まれの方は特に日光浴と栄養に意識を向けてあげてほしいです。『生まれ月のせい』と諦める前に、生活習慣で取り戻せる部分があることを知っていただきたいです」

早生まれが不利と感じやすい4つの場面

早生まれが不利と感じやすい4つの場面

1. 保育園・幼稚園・小学校低学年の集団生活

運動会・お遊戯・行事で同学年の子と比較される場面。3〜6歳の月齢差は体格・運動能力に大きな差を生み、お母さんが「うちの子だけ小さい」と感じやすい時期です。

2. 体育・スポーツテスト

小学校の体力テスト、地域のスポーツチームでの選抜。同学年内で月齢差があるため、早生まれは数値が低く出やすい傾向があります。

3. 学力・集中力

小学校低学年では、脳の発達も月齢差が出やすい時期。「うちの子だけ理解が遅い」と感じることがありますが、これは早生まれの一時的なものであることが多いです。

4. 友達関係

運動・勉強の差からくる劣等感、リーダー役を任されにくいなど、心理面での影響も無視できません。

武内医師の臨床コメント

「早生まれのお子さんを連れて来られるお母さんが本当に心配されているのは、身長や体格そのものより、『うちの子だけクラスで小さくて、本人が劣等感を持っているのが気になる』という心理面のことが多いです。私はいつも『今は確かに体格差がありますが、思春期で多くのお子さんが追いつきます。今大事なのは、お子さんの自尊心を守ってあげること』とお伝えします。早生まれの体格差は時間とともに解消されますが、幼少期に植え付けられた劣等感は長く尾を引くことがあるからです」

早生まれの身長|追いつくのはいつ?

早生まれの身長|追いつくのはいつ?

「うちの子はいつになったら同じくらいの体格になるの?」――これがお母さんの最大の関心事です。医学的な目安をお伝えします。

追いつく時期の目安

時期

状況

0〜3歳

月齢差そのままの体格差。年齢の差が体格に直結

4〜6歳(幼稚園・保育園)

体格差は依然明確。運動会で目立つ

小学校低学年(6〜9歳)

差は縮まるが依然存在。スポーツで不利になりやすい

小学校高学年(10〜12歳)

女子は成長スパートで追いつき始める

中学生(13〜15歳)

男子も成長スパートで追いつき始める

高校生〜成人

多くの場合、生まれ月の影響はほぼなくなる

つまり、多くのお子さんは思春期の成長スパートで追いつきます。成長スパートの詳細は「成長スパートはいつ来る?子どもの身長が爆発的に伸びる時期と見逃せないサイン」をご参照ください。

ただし「追いつかない」ケースもある

すべての早生まれのお子さんが追いつくわけではありません。次のようなケースでは、思春期になっても体格差が残ったり、最終身長が遺伝的予測より低くなる可能性があります。

  • 慢性的な栄養不足が続いている

  • 睡眠不足が習慣化している

  • 運動不足で骨への刺激が少ない

  • ストレス・心理的負担が大きい

  • 背景に成長ホルモン分泌不全がある

武内医師の臨床コメント

「外来で『早生まれだから仕方ない』と諦めかけているお母さんに、私はいつも『『早生まれ』と『低身長』は別の話です。早生まれだから追いつかないのではなく、生活習慣や別の要因が重なっている可能性があるんですよ』とお伝えします。骨年齢評価で『この子は晩熟タイプでこれから一気に伸びる』と分かれば安心できますし、もし対策が必要なら早めに動けます。『早生まれ』を理由に判断を先送りするのは、お子さんの貴重な伸び盛りの時期を無駄にしてしまう可能性があるので、気になる方は一度評価してほしいです」

早生まれの不利を最小限にする|親ができる4つのサポート

早生まれの不利を最小限にする|親ができる4つのサポート

1. 比較しない・他の子と並べない

同学年の早生まれ・遅生まれを単純比較すると、お子さんの自尊心を傷つけます。「同月齢の子と比べる」「過去の自分の身長と比べる」という視点を持ちましょう。

2. 栄養を意識する(特に春生まれ)

研究で示されているように、春生まれはビタミンD不足のリスクが高いため、次の食材を意識的に取り入れましょう。

  • ビタミンD:鮭・きのこ・卵黄・小魚

  • カルシウム:牛乳・乳製品・小松菜・大豆製品

  • タンパク質:肉・魚・卵・大豆製品をバランスよく

  • 鉄分:赤身肉・レバー・ほうれん草

詳しくは「子どもの身長を伸ばす食べ物とは?骨を育てる5大栄養素と食事メニュー」をご参照ください。

3. 日光浴の機会を作る

ビタミンDは日光浴で皮膚で合成されます。1日15分程度の屋外活動を意識しましょう。冬場は意識的に晴れた日に外に出る、休日は公園で遊ぶなどの工夫を。

4. 体格より「努力」「個性」を褒める

運動会で順位が低くても、「最後まで走り切ったね」「お友達を応援してたね」と過程や姿勢を褒めましょう。お子さんの自尊心を守ることが、心理的にも身長的にもプラスに働きます。

武内医師の臨床コメント

「早生まれのお子さんへのサポートで、私が一番大切だと思うのは『お母さん自身が不安にならないこと』です。お母さんが『うちの子だけ小さい』『どうしよう』と不安をオーラで出してしまうと、お子さんも『自分は何かおかしいのかな』と感じ取ってしまいます。『早生まれだから今は小さいけど、必ず追いつくよ』と笑顔で言ってあげられるかどうかが、お子さんの心理面、ひいては身長の伸びにも影響するんです。お母さんが安心するためにも、骨年齢評価で『大丈夫、ちゃんと伸びる予定が見えています』と確認できることは大きいですよ」

春生まれ・夏生まれ・秋生まれ・冬生まれ|身長への影響

「早生まれ」と一口に言っても、生まれた月によって医学的な特徴は少しずつ違います。

生まれ季節

身長への医学的特徴

春生まれ(3〜5月)

生後の日光浴不足でビタミンD不足リスクが最も高い。意識的な日光浴と栄養補給が必要

夏生まれ(6〜8月)

日光浴・ビタミンDが豊富で、低身長リスクが最も低いとの報告

秋生まれ(9〜11月)

生後すぐの寒さで活動量が減りやすい。冬場の体調管理に注意

冬生まれ(12〜2月)

感染症シーズンに重なり、体力消耗による成長への影響に注意

つまり、1〜3月生まれの「狭義の早生まれ」だけでなく、春生まれ全般(3〜5月)にも医学的な配慮が必要ということです。

早生まれと「追いつき成長」の関係

早生まれと「追いつき成長」の関係

医学的に「追いつき成長(キャッチアップ成長)」と呼ばれる現象があります。何らかの理由で成長が遅れたお子さんが、思春期や特定の時期に急激に伸びて差を埋める現象です。

追いつき成長が起こる条件

  • 骨端線がまだ十分開いている(思春期前〜途中まで)

  • 栄養状態が良好

  • 睡眠が十分

  • 適度な運動量がある

  • 心理的に安定している

早生まれの追いつき成長

早生まれの体格差は、上記の条件が整っていれば、思春期の成長スパートで自然に追いつくことが多いです。大切なのは「追いつくまでの時間を生活習慣で支える」ことです。

武内医師の臨床コメント

「外来で印象深いのは、『小学生の頃ずっと早生まれで小柄だった子が、中学生で一気に追いついて、高校では同学年の中で大きいほうになった』というケースをたくさん見てきたことです。お母さんが『あの時心配して焦ってたのが嘘みたい』とおっしゃるんです。『今が小さいから一生小さい』ではないんです。特に晩熟タイプの早生まれは『追いつき成長』が顕著に起こることがあります。だから諦めずに、生活習慣を整えて、必要なら骨年齢評価で見通しを立てる。これがお母さんからお子さんへの最大のサポートです」

「早生まれだから」と諦める前に|骨年齢評価で現状確認

早生まれのお子さんが「いつ追いつくのか」「最終身長はどうなるのか」を客観的に知る最も確実な方法が、シンセル低身長治療センターでの骨年齢評価です。

骨年齢評価で分かること

  • お子さんの「骨の成熟度」が実年齢とどれくらいズレているか

  • 早熟タイプか、晩熟タイプか

  • 残された伸びしろ(あと何センチ伸びる可能性があるか)

  • 同学年の中で追いつく時期の見通し

  • 最終身長の予測

骨年齢評価の詳細は「骨端線(こったんせん)とは?身長が伸びる仕組みとレントゲンでの見え方を完全解説」「骨端線が閉じる順番はある?部位別の年齢目安と「うちの子はあと何センチ伸びる?」の見極め方」もご参照ください。

「うちの子も治療できる?」と思われた方へ

子どもの身長について、ほかの記事もお探しの方は 子どもの身長コラム テーマ別インデックス(134本) からどうぞ。

よくある質問(Q&A)

Q1. 早生まれは本当に身長が低くなりますか?

幼少期〜小学校中学年では明確な差がありますが、思春期で追いつくケースが大半です。「早生まれ=最終身長が低い」ではありません。

Q2. 春生まれは特に身長が伸びにくいって本当?

研究では、春生まれは夏生まれより低身長リスクが約56.5%高いとの報告があります。背景には生後の日光浴不足によるビタミンD不足が関与している可能性が指摘されています。

Q3. 早生まれの体格差はいつ追いつきますか?

男子は中学生〜高校生、女子は小学校高学年〜中学生の成長スパートで追いつくケースが多いです。ただし個人差があります。

Q4. 早生まれで運動が苦手な子へのサポートは?

同学年と比較せず、本人の成長を褒めることが大切です。また、体格に左右されにくいスポーツ(水泳・体操・武道など)を選ぶのも一つの方法です。

Q5. 早生まれの子は成長ホルモン治療が必要ですか?

「早生まれだから」という理由だけで治療が必要なケースはほぼありません。ただし、医学的な低身長基準(-2SD以下)に該当する場合は、専門医での評価をおすすめします。

Q6. シンセルクリニックではどんな評価ができますか?

左手首のレントゲンによる骨年齢評価、血液検査、成長曲線評価で、お子さんの「今の成長段階」と「残された伸びしろ」を客観的に評価します。

→ 無料でお問い合わせする

まとめ|早生まれは「不利」だが「永久」ではない

  • 早生まれの体格差は幼少期〜小学校中学年では存在するが、思春期で追いつくケースが大半

  • 春生まれは夏生まれより低身長リスクが56.5%高い(研究データ)。ビタミンD不足が関与

  • ビタミンD・カルシウム・タンパク質を意識した食事+日光浴がカギ

  • 「早生まれだから」と諦めるより、生活習慣で取り戻せる部分を意識

  • 体格より「努力」「個性」を褒め、お子さんの自尊心を守る

  • 多くのお子さんは思春期の成長スパートで追いつき成長が起こる

  • 気になる方は骨年齢評価で「いつ追いつくか」の見通しを確認

「早生まれだから不利」と思い込むのは、お子さんの可能性を狭めてしまう可能性があります。今は確かに体格差があっても、適切なサポートと客観的な現状把握で、未来は変わります。

早生まれのお子さまの成長が気になる方へ

シンセル低身長治療センターでは、左手首のレントゲンによる骨年齢評価と血液検査で、お子さんの「今の成長段階」と「残された伸びしろ」を客観的に評価します。「早生まれで体格差が気になる」「いつ追いつくか知りたい」というご家族も、お気軽にご相談ください。

→ 無料でお問い合わせする

関連コラム

参考文献

  1. Wang S, Shao N, Ding Y, Cai H, Zou R, Wang C. The Relationship Between Children's Birth Time and Short Stature. Front Pediatr. 2022;9:766448.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35186830/

  2. Holick MF. Vitamin D deficiency. N Engl J Med. 2007;357(3):266-281.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17634462/

  3. Cole TJ. Some questions about how growth standards are used. Horm Res. 1996;45 Suppl 2:18-23.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8805041/

  4. Karasik D, Rivadeneira F, Johnson ML. The genetics of bone mass and susceptibility to bone diseases. Nat Rev Rheumatol. 2016;12(6):323-334.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27170953/

  5. Boland R. Role of vitamin D in skeletal muscle function. Endocr Rev. 1986;7(4):434-448.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3536463/

  6. 厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」
    https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22.html

  7. 文部科学省「学校保健統計調査」
    https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/1268826.htm

  8. 日本小児内分泌学会「日本人小児の体格の評価」
    http://jspe.umin.jp/medical/taikaku.html

医師監修記事

シンセルクリニック低身長治療センター医師 長田の顔写真

長田 直祥

(おさだ なおき)

シンセルクリニック 低身長治療センター医師

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

医師プロフィールはこちら

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

医師プロフィールはこちら

同カテゴリの最新記事

GROWTH CONSULTATION

お子さまの成長が
気になる方へ

身長精密検査の内容・費用や、
治療の流れをご確認いただけます。

検査・治療について見る →LINEで相談する →

検査・治療について知りたい方も、
まずは質問したい方も、ご確認ください。

Access

アクセス

大阪院

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ御堂筋線

四つ橋駅から徒歩3分

提携

名古屋(ドクターフォースクリニック)

所在地

〒460-0003

愛知県名古屋市中区錦1-15-8

アミティエ錦第一ビル3階

Googleマップ

電車でお越しの方

名古屋市営地下鉄桜通線

国際センター駅 徒歩8分

名古屋市営地下鉄東山線

伏見駅 徒歩7分

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区

西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ四つ橋線

四つ橋駅から徒歩3分

公式LINEでかんたん身長予測身長を伸ばす無料カウンセリング電話でのお問い合わせ
診療予約はこちら
w2i9Xh