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【医師解説】イギリスの平均...

【医師解説】イギリスの平均身長は何cm?男女別データと日本との差・100年で10cm伸びた理由を徹底解説

2026.07.13

まずは動画でチェック!

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「イギリス人の平均身長ってどのくらい?」「日本人とどれくらい違うの?」「調べると数字がバラバラで分からない」――イギリスの平均身長は、調べるサイトによって男性175cm〜178cmと数値が異なり、混乱しやすいテーマです。実はこの差には明確な理由があります。本記事では小児の成長を専門的に診てきた医師の長田が、イギリスの平均身長の男女別データ、数値がバラつく理由、日本との比較、そして100年で10cm以上伸びた背景まで、信頼できる統計をもとに分かりやすく解説します。

この記事の結論を3行で

  1. イギリスの成人平均身長は男性175〜178cm・女性162〜164cm前後

  2. 数値がバラつくのは「調査対象の年齢層」と「出典」が違うため

  3. イギリスは100年で約10cm伸びており、栄養と生活環境の影響が大きい

イギリスの平均身長|男女別データ

成人の平均身長(目安)

区分

男性

女性

成人全体(全年齢平均)

約175〜176cm

約162cm

若い世代(19歳前後)

約177〜178cm

約163〜164cm

※出典・調査年・対象年齢により数値は変動します。

なぜサイトによって数値が違うのか

「イギリス 平均身長」を調べると、男性175.3cm、177.0cm、178cmなど、バラバラの数字が出てきます。これは間違いではなく、以下の理由によるものです。

  • 調査対象の年齢層が違う:高齢者を含む「成人全体」か、若い世代のみか

  • 出典が違う:WHO、国の健康調査、国際研究プロジェクトなど

  • 調査年が違う:世代によって平均身長は変化している

  • 自己申告か実測か:自己申告は実測より1〜2cm高く出る傾向

高齢者を含むと平均は下がる

重要なポイントは、高齢になると身長は縮むということ。また、昔の世代は栄養状態が今より悪く、そもそも背が低い傾向があります。そのため「全年齢の成人平均」は、「若い世代の平均」より低く出るのです。

長田医師の臨床コメント①|「"平均身長"の数字は、何を測ったかで変わる」

「シンセルの成長外来で、保護者の方から『ネットで調べたら国によって数字がバラバラで、どれが本当か分からない』とよく言われます。実はこれ、専門家の間でも同じ話なんです。身長の統計は、"誰を、いつ、どうやって測ったか"で数字が変わる。たとえば80代の方まで含めた"成人全体の平均"と、20代だけの平均では、当然後者のほうが高くなります。高齢の方は背骨が縮んで身長が減りますし、そもそも昔の世代は栄養状態が今より悪かったから。だから、"イギリスの平均身長は175cm"も"178cm"も、どちらも間違いではない。大事なのは、"その数字が何を測ったものか"を確認すること。数字だけを鵜呑みにせず、背景を知る——これは、お子さんの身長を考えるときにも、まったく同じことが言えるんです」

イギリスと日本の平均身長を比較

日本との差

国

男性

女性

イギリス

約175〜178cm

約162〜164cm

日本

約171cm

約158cm

差

約5〜7cm

約4〜6cm

日本人の平均身長については「日本人の平均身長とは?どれくらい伸びたか医師が解説!」で詳しく解説しています。

世界平均との比較

世界の成人平均身長は男性約171cm、女性約159cmとされています。イギリスは世界平均より高く、ヨーロッパの中では中位です。日本人男性の平均身長も世界平均とほぼ同じ約171cmで、実は「日本人が特別に低い」わけではありません。世界には平均160cm台前半の国も多く存在します。「背が低い」と感じるのは、比較対象を欧米に置いているからで、世界全体で見れば日本人は中位に位置しています。日本人の身長の推移については「日本人の平均身長とは?どれくらい伸びたか医師が解説!」で詳しく解説しています。

ヨーロッパ主要国との比較

国

男性(目安)

オランダ

約182〜184cm(世界トップクラス)

ドイツ

約180cm

フランス

約175〜176cm

イギリス

約175〜178cm

イタリア

約176cm

イギリスは「背が高いイメージ」がありますが、ヨーロッパの中ではむしろ平均的で、オランダや北欧諸国には及びません。

長田医師の臨床コメント②|「"イギリス人は背が高い"は、日本人の目線」

「面白いのが、日本人から見ると"イギリス人は背が高い"というイメージが強いのに、ヨーロッパの中で見ると、イギリスはむしろ平均的だということです。オランダの男性は平均182〜184cmで世界トップクラス。ドイツも180cm前後。それに比べると、イギリスの175〜178cmは、決して"背が高い国"ではないんです。でも日本人男性の平均は約171cmなので、日本人から見れば5〜7cm高く、"みんな背が高い"と感じる。つまり"背が高い・低い"は、常に"何と比べるか"の問題なんです。これは、お子さんの身長を考えるときにも大切な視点。"クラスで一番低い"のか、"同年齢の平均と比べて低い"のかでは、意味がまったく違います。比べる基準を正しく持つことが、冷静な判断につながります」

イギリスの平均身長は100年で約10cm伸びた

イギリスの平均身長は100年で約10cm伸びた

驚くべき伸び

国際的な研究によると、イギリスの平均身長は過去100年間で男女とも約10〜11cm伸びています。これは遺伝子が変わったからではなく、栄養・衛生・医療環境の改善によるものです。

なぜ伸びたのか

  • 栄養状態の劇的な改善(特にタンパク質・カルシウム)

  • 乳製品の摂取量が多い(牛乳・チーズ)

  • 衛生環境の改善(感染症による成長阻害の減少)

  • 医療へのアクセス改善(NHSによる小児の成長モニタリング)

  • 生活水準の向上

特に注目したいのが乳製品の摂取量です。世界的に見ても、平均身長が高い国(オランダ、北欧諸国、イギリスなど)は、いずれも牛乳・チーズなどの乳製品を日常的に多く摂る食文化を持っています。乳製品はカルシウムだけでなく、骨や筋肉の材料となる良質なタンパク質も豊富で、成長期の体づくりに適した食品です。もちろん乳製品だけが身長を決めるわけではありませんが、成長期にタンパク質とカルシウムを継続的に摂れる食習慣が、集団全体の身長を押し上げた大きな要因のひとつと考えられています。

近年は伸びが鈍化

ただし、近年のイギリスでは平均身長の伸びが頭打ちになっています。これは、栄養状態が十分に改善され、「遺伝的な限界」に近づいているためと考えられます。同じ現象は日本でも起きています。日本人の平均身長も戦後に大きく伸びましたが、近年は横ばい、あるいはわずかに低下しているという報告もあります。つまり、「国全体の栄養状態が十分に良くなると、それ以上は集団として大きく伸びない」ということ。裏を返せば、栄養が足りていない子どもにとっては、まだ伸びる余地があるということでもあります。日本で180cmを目指す場合の考え方は「身長180cmになるには?小学生・中学生時代の伸び方について」もご参照ください。

長田医師の臨床コメント③|「100年で10cm伸びた=遺伝だけではない証拠」

「私が身長の話をする時に、いつも強調するのが『イギリスも日本も、この100年で平均身長が約10cm伸びた』という事実です。これはとても重要な意味を持っています。なぜなら、100年で人類の遺伝子が変わったわけではないから。つまり、"身長は遺伝だけで決まるわけではない"ということを、この歴史が証明しているんです。何が変わったかというと、栄養・衛生・医療環境。特に成長期のタンパク質とカルシウムの摂取量が、劇的に増えた。だから私は、"うちは両親とも背が低いから、この子も無理です"と諦める保護者の方に、必ずこの話をします。遺伝は"設計図"ですが、その設計図をどこまで実現できるかは、栄養・睡眠・運動といった環境次第。100年の歴史が、それを教えてくれているんです」

身長と遺伝の関係については「【身長×遺伝子】最終身長はどこまで決まる?母父の影響・振れ幅を医師が解説」もご参照ください。

身長を決める要因|遺伝と環境の割合

身長を決める要因|遺伝と環境の割合

遺伝の影響は約8割、でも…

身長の個人差のうち、遺伝で説明できるのは約7〜8割とされています。「じゃあ環境は2〜3割しかないのか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。

「遺伝8割」の正しい理解

この数値は「同じ環境で育った場合の個人差」を説明するものです。国全体の栄養状態が変われば、100年で10cm伸びるように、環境の影響は非常に大きくなります。

  • 遺伝:身長の「上限(ポテンシャル)」を決める

  • 環境:その上限にどこまで近づけるかを決める

環境要因で重要なもの

要因

内容

栄養

タンパク質・カルシウム・亜鉛・ビタミンD

睡眠

成長ホルモンは深い睡眠中に分泌

運動

骨に刺激を与え成長を促す

ストレス

過度なストレスは成長ホルモンを抑制

疾患

慢性疾患やホルモン異常

身長を伸ばす方法は「今日からできる身長を伸ばす方法を医師が解説」、身長を伸ばす食べ物は「子どもの身長を伸ばす食べ物とは?骨を育てる5大栄養素と食事メニュー」もご参照ください。なお、「背が伸びるサプリ」の広告を目にすることも多いと思いますが、その医学的根拠については「「背が伸びるサプリ」は本当に効果がある?身長を伸ばす栄養素と医学的な事実」、亜鉛サプリについては「亜鉛サプリで身長は伸びる?医学的根拠と過剰摂取の危険性」で正直に解説していますので、購入前にぜひご一読ください。

長田医師の臨床コメント④|「"遺伝8割"を諦める理由にしないで」

「保護者の方から『身長は遺伝で8割決まるんですよね?だったら、うちの子はもう無理ですよね』と言われることが本当に多いんです。でも、これは"遺伝8割"という数字の、大きな誤解なんです。この"8割"は、"同じような環境で育った子どもたちの間の身長差は、8割が遺伝で説明できる"という意味。"あなたの子の身長の8割は遺伝で決まっていて、努力しても2割しか変わらない"という意味ではありません。実際、イギリスも日本も、遺伝子は変わらないのに100年で10cm伸びた。これは、環境が変われば集団全体の身長が大きく変わることの証明です。遺伝は"到達できる可能性の上限"を決めますが、その上限に届くかどうかは、栄養・睡眠・運動次第。だから、"遺伝だから諦める"のではなく、"遺伝で決まった可能性を、最大限引き出す"——この考え方でいてほしいんです」

身長が伸びる時期を逃さないために

身長が伸びる時期を逃さないために

骨端線が閉じるまでが勝負

身長は、骨の端にある「骨端線(成長軟骨)」が働いている間だけ伸びます。この骨端線が閉じてしまうと、それ以上身長は伸びません。骨端線について詳しくは「骨端線(こったんせん)とは?身長が伸びる仕組みとレントゲンでの見え方を完全解説」、閉じる時期は「身長はいつまで伸びる?男女別のストップサインと骨端線のメカニズム」もご参照ください。

成長スパートを見逃さない

身長が最も伸びるのは「成長スパート」と呼ばれる思春期の急伸期です。この時期の栄養と睡眠が、最終身長を大きく左右します。「成長スパートはいつ来る?子どもの身長が爆発的に伸びる時期と見逃せないサイン」もご参照ください。

成長が早すぎるのも要注意

意外に思われるかもしれませんが、成長が早すぎる(早熟)と、骨端線も早く閉じてしまい、最終身長が低くなることがあります。「思春期早発症とは?手遅れになる前のサインと最終身長への影響」、身長が伸びない子の特徴は「身長が伸びない子の特徴とは?早熟・肥満との関係と親が気づくべきサイン」もご参照ください。

長田医師の臨床コメント⑤|「"伸びしろ"には期限がある」

「身長について、私が最もお伝えしたいのが『身長を伸ばせる期間には、明確な"期限"がある』ということです。身長は、骨の端にある骨端線という成長軟骨が働いている間だけ伸びます。そして、この骨端線は一度閉じたら、二度と開かない。だから、"様子を見よう""そのうち伸びるだろう"と待っているうちに、骨端線が閉じてしまって、手遅れになるケースがあるんです。特に、成長が早いお子さん(早熟)は要注意。早く背が伸び始めた分、骨端線も早く閉じてしまい、最終身長は思ったより低くなることがある。私が保護者の方にお願いしているのは、"背が低いことより、伸びる時間がどれだけ残っているかを気にしてください"ということ。レントゲンで骨年齢を見れば、あとどれくらい伸びる余地があるかが分かります。まずはそこを知ることが、すべての出発点です」

イギリスの平均身長から学べること

イギリスの平均身長から学べること

1. 数字は「何を測ったか」で変わる

平均身長の数値は、調査対象・出典・年代で変わります。数字を鵜呑みにせず、背景を知ることが大切です。

2. 環境の力は想像以上に大きい

100年で10cm伸びたという事実は、栄養・睡眠・生活環境が身長に大きく影響することの証明です。

3. 「遺伝だから」で諦めない

遺伝は上限を決めますが、その上限にどこまで届くかは環境次第。できることは必ずあります。

4. 伸びる時期には期限がある

骨端線が閉じる前の「今」が、身長を伸ばせる唯一の期間です。イギリスの平均身長がどれだけ高くても、日本の平均がどれだけ低くても、お子さん一人ひとりに残された「伸びる時間」は、今この瞬間も減り続けています。統計の数字を眺めている間にも、成長期は進んでいきます。気になることがあるなら、早めに現状を確認することが、後悔しないための一番の方法です。

長田医師の臨床コメント⑥|「海外の数字より、"わが子の伸びしろ"を見て」

「イギリスやオランダの平均身長を調べる保護者の方は多いのですが、私がいつもお伝えするのは『他国の平均より、"わが子に今どれだけ伸びしろが残っているか"を知ってください』ということです。正直に申し上げると、イギリス人が何cmかを知っても、お子さんの身長は1mmも変わりません。でも、"わが子の骨端線がどれくらい残っているか""成長曲線から外れていないか""成長ホルモンは足りているか"——これを知れば、打てる手が見えてくるんです。特に大切なのが"成長曲線"。身長そのものより、"伸びるペースが落ちていないか"のほうが、はるかに重要なサインです。母子手帳の成長曲線をつけてみて、カーブから下向きに外れているようなら、一度ご相談ください。数字を眺めるより、行動することが、お子さんの未来を変えます」

お子さんの身長が気になる方へ|シンセルの成長治療

お子さんの身長が気になる方へ|シンセルの成長治療

「病気ではないけど、もっと伸ばしたい」に応える

シンセルクリニックの成長治療センターでは、病気による低身長ではないお子さんでも、「あと5〜10cm伸ばしたい」というご希望に、医学的なアプローチでお応えしています。

まずは現状を「見える化」

  • 骨年齢の測定:あとどれくらい伸びる余地があるか

  • 成長曲線の評価:伸びるペースは落ちていないか

  • 血液検査:成長ホルモンや栄養状態

  • 最終身長の予測:このままだと何cmになるか

特に重要なのが骨年齢です。骨年齢とは、手のレントゲンを撮って骨の成熟度を評価するもので、実際の年齢(暦年齢)とは必ずしも一致しません。骨年齢が実年齢より若ければ「まだ伸びる余地が多く残っている」、逆に骨年齢が進んでいれば「伸びる時間が思ったより残っていない」ということになります。同じ「身長が低い小学5年生」でも、骨年齢が3歳分若い子と、3歳分進んでいる子とでは、今後の見通しがまったく違ってくるのです。だからこそ、身長の数字だけを見て一喜一憂するのではなく、まず骨年齢を測って「残された時間」を正確に知ることが、すべての出発点になります。

治療について

当センターの成長治療は自由診療(保険外診療)です。費用はお子さんの体重により変動し、月額20万円〜40万円程度が目安となります。治療の適応・効果・費用については、カウンセリングで丁寧にご説明します。

成長ホルモン治療については「成長ホルモンとは?増やす方法と注射(効果・費用・デメリット)を徹底解説」、何センチ伸びるかは「成長ホルモン注射で何センチ伸びる?治療の効果と「追いつき成長」のメカニズム」、副作用は「成長ホルモン注射の副作用とその発生確率は?安全に治療を受けるための注意点」もご参照ください。

長田医師の臨床コメント⑦|「"病気ではない"と言われて、行き場を失った方へ」

「私のもとには、『病院で"病気ではないから治療の必要はない"と言われたけれど、どうしても身長を伸ばしてあげたい』という保護者の方が、たくさん来られます。従来の医療では、"病気による低身長"にしか治療の道がありませんでした。でも、"病気ではないけれど、もう少し背を伸ばしてあげたい"という願いは、決して否定されるべきものではないと私は考えています。身長は、スポーツ、進路、そして本人の自信にも関わる。親御さんが"できることをしてあげたい"と思うのは、当然のことです。ただし、正直にお伝えしますが、当センターの治療は自由診療で、決して安くはありません。月に20万円から40万円程度かかります。だからこそ、"やれば必ず伸びます"などとは決して言いません。まずは骨年齢と成長曲線を見て、"今のお子さんに、どれだけ伸びる余地があるのか"を正直にお伝えします。そのうえで、ご家族と一緒に考えていきたいんです」

「うちの子も治療できる?」と思われた方へ

子どもの身長について、ほかの記事もお探しの方は 子どもの身長コラム テーマ別インデックス(134本) からどうぞ。

平均より低いとき、家で確認できること

「平均と比べて何cm低いか」という点よりも、「去年から何cm伸びたか」という線の傾きのほうが大事です。平均の帯と同じ傾きで上がっていれば、低めでも順調です。

目安は、思春期前で年4cm未満が2年続いたら一度確認したほうがいい、というところです。

下の3つは、ご家庭で確かめられます。

イギリスの平均身長に関するよくある質問(Q&A)

Q1. イギリスの平均身長は何cmですか?

成人男性で約175〜178cm、成人女性で約162〜164cm。出典や対象年齢により差があります。

Q2. なぜサイトによって数字が違うのですか?

調査対象の年齢層(高齢者を含むか)、出典、調査年、自己申告か実測かで変わるためです。

Q3. 日本人とどれくらい違いますか?

男性で約5〜7cm、女性で約4〜6cm、イギリスのほうが高い傾向です。

Q4. イギリスはヨーロッパで背が高い国ですか?

いいえ、ヨーロッパの中ではむしろ平均的です。オランダ(182〜184cm)やドイツ(約180cm)のほうが高いです。

Q5. イギリスの平均身長はなぜ伸びたのですか?

100年で約10cm伸びましたが、これは遺伝ではなく、栄養(特にタンパク質・乳製品)・衛生・医療環境の改善によるものです。

Q6. 身長は遺伝でどのくらい決まりますか?

個人差の7〜8割は遺伝で説明されますが、これは「同じ環境なら」の話。環境が変われば集団全体で10cm伸びることもあります。諦める理由にはなりません。

Q7. うちの子の身長が心配です。

まずは骨年齢と成長曲線を確認し、「あとどれくらい伸びる余地があるか」を知ることが第一歩。無料カウンセリングでご相談ください。

まとめ|数字より「わが子の伸びしろ」を見よう

  • イギリスの平均身長は男性175〜178cm・女性162〜164cm前後

  • 数値がバラつくのは調査対象の年齢層・出典・調査年が違うため

  • 日本との差は男性5〜7cm、女性4〜6cm

  • イギリスはヨーロッパでは平均的(オランダ・ドイツのほうが高い)

  • イギリスは100年で約10cm伸びた(遺伝ではなく栄養・環境の力)

  • 「遺伝8割」は諦める理由にならない

  • 遺伝は「上限」を決め、環境は「どこまで届くか」を決める

  • 身長を伸ばせる期間には骨端線という「期限」がある

  • 他国の数字より「わが子の伸びしろ」を知ることが大切

イギリスの平均身長を調べていて、数字がバラバラで戸惑われたかもしれません。大切なのは、その数字が「何を測ったものか」を知ること。そして何より、イギリスも日本も100年で10cm伸びたという事実が示すのは、「身長は遺伝だけでは決まらない」ということです。お子さんの身長が気になるなら、他国の平均を眺めるより、まず「わが子に今どれだけ伸びしろが残っているか」を知ってください。骨端線が閉じる前の「今」が、できることをする唯一の時期です。

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シンセルクリニック成長治療センターでは、骨年齢の測定、成長曲線の評価、最終身長の予測を通じて、お子さんに「今どれだけ伸びしろが残っているか」を明らかにします。「病気ではないと言われたけど、あと5〜10cm伸ばしてあげたい」――そんな保護者の方のご相談を数多くお受けしています。なお、当センターの成長治療は自由診療(保険外診療)で、費用は月額20万円〜40万円程度(体重により変動)です。

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関連コラム

参考文献

  1. NCD Risk Factor Collaboration (NCD-RisC). A century of trends in adult human height. eLife. 2016;5:e13410.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27458798/

  2. Grasgruber P, Sebera M, Hrazdíra E, Cacek J, Kalina T. Major correlates of male height: A study of 105 countries. Econ Hum Biol. 2016;21:172-195.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26948573/

  3. Jelenkovic A, Sund R, Hur YM, et al. Genetic and environmental influences on height from infancy to early adulthood: An individual-based pooled analysis of 45 twin cohorts. Sci Rep. 2016;6:28496.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27333805/

  4. Silventoinen K. Determinants of variation in adult body height. J Biosoc Sci. 2003;35(2):263-285.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12664962/

  5. Perkins JM, Subramanian SV, Davey Smith G, Özaltin E. Adult height, nutrition, and population health. Nutr Rev. 2016;74(3):149-165.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26928678/

  6. NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)公式サイト(各国の平均身長データ)
    https://www.ncdrisc.org/data-downloads-height.html

医師監修記事

シンセルクリニック低身長治療センター医師 長田の顔写真

長田 直祥

(おさだ なおき)

シンセルクリニック 低身長治療センター医師

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

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大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

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