true

公式LINEで30秒でできる身長予測|今すぐ予測してみる
ホーム
コラム一覧

【整形外科医解説】50メー...

【整形外科医解説】50メートル走の平均タイム完全版|学年別早見表・世界記録・日本記録と「あなたの6秒台は本物か」

2026.07.14

「うちの子のタイムは速いの?遅いの?」「50m走の世界記録は?」「もっと速く走るには?」――体力テストの季節になると、多くの方が検索するテーマです。この記事では整形外科医であり、自身も競技者だった武内が、スポーツ庁のデータに基づく学年別の平均タイム早見表と世界記録・日本記録を示したうえで、ほとんどの人が知らない「学校の計測タイムのカラクリ」、そして速く走るために医学的に本当に必要なことを解説します。

この記事の結論を3行で

  1. 小6男子の平均は8.91秒、小6女子は9.17秒(学年別早見表あり)

  2. 女子の50m走は「14歳」がピーク。その後、遅くなっていきます

  3. 学校の手動計測は、電動計測より0.2〜0.3秒も速く出ます

【早見表】50m走の学年別・男女別 平均タイム

小学生

学年

男子

女子

1年生

11.31秒

11.74秒

2年生

約10.6秒

約10.9秒

3年生

約10.1秒

約10.4秒

4年生

約9.7秒

約9.9秒

5年生

約9.3秒

約9.5秒

6年生

8.91秒

9.17秒

小学6年間で、男子は約2.4秒、女子は約2.6秒も速くなります。1学年あたり、およそ0.4〜0.5秒。この時期の伸びは、人生で最も大きいのです。

同じ時期、身長も大きく伸びます。「小学生の平均身長と成長の目安。平均より低い時に親が確認すべき「骨年齢」」もあわせてご参照ください。

中学生

学年

男子

女子

1年生

8.50秒

9.06秒

2年生

約7.9秒

8.75秒

3年生

7.45秒

8.75秒

中学3年間で、男子は約1.05秒速くなります。一方、女子の伸びは約0.31秒にとどまります。

高校生

学年

男子

女子

1年生

7.49秒

8.89秒

2年生

約7.3秒

約9.0秒

3年生

7.23秒

9.05秒

※スポーツ庁「体力・運動能力調査」に基づく数値です。調査年により多少変動します。

運動部に入っている子は「0.3〜0.4秒」速い

同じ調査で、興味深い事実が示されています。

運動部・スポーツクラブに所属している子は、所属していない子より、平均タイムが0.3〜0.4秒速い

0.3〜0.4秒というのは、学年でいえば約1年分の差です。つまり、運動を続けているだけで、1学年分の"貯金"ができていることになります。

ここで大切なのは、「陸上部でなくてもいい」ということ。この統計には、走る競技以外のスポーツも含まれています。「定期的に体を動かしている子」と読み替えてください。

武内医師の臨床コメント①|「小学生の"0.5秒"は、大人の努力では出ません」

「この表を見て、私が一番強調したいのは"小学生の伸びの大きさ"です。1年生で11.31秒だった男子が、6年生で8.91秒。6年間で2.4秒も縮まる。これは、大人が必死にトレーニングしても、まず出せない数字です。私自身、競技をやってきましたが、大人になってから0.5秒縮めるというのは、本当に大変なこと。何か月も練習して、やっと0.1秒という世界です。ところが小学生は、放っておいても1年で0.4〜0.5秒速くなる。神経系と筋肉が、猛烈な勢いで発達しているからです。だから、この時期にきちんと体を動かす経験をさせてあげてほしい。人生で最も"伸びる"時期を、逃さないでください」

【衝撃】女子の50m走は「14歳」がピークです

自分のタイムは、速いのか遅いのか

その前に、目安をお伝えしておきます。平均から0.5秒以上速ければ「速い」、1秒以上速ければ「かなり速い」と考えてよいでしょう。

評価

目安(小6男子の場合)

かなり速い

7.9秒より速い

速い

8.4秒前後

平均

8.91秒

やや遅い

9.4秒前後

ただし――この数字に、あまり意味はありません。その理由は、後ほど詳しく説明します。お子さんの体格の評価は「ローレル指数とは?計算式・計算方法と基準値一覧」もご参照ください。

男女で、まったく違うカーブを描きます

ピーク年齢

ピークのタイム

男子

17歳

約7.2秒

女子

14歳

8.75秒

女子は、高校で「遅くなっていく」

データを見ると、驚くべき事実が浮かび上がります。

  • 中学1年生女子:9.06秒

  • 中学3年生女子:8.75秒

  • 高校1年生女子:8.89秒

  • 高校3年生女子:9.05秒

高校3年生の平均タイムは、中学1年生とほぼ同じ。つまり、女子は14歳頃をピークに、その後は遅くなっていくのです。

なぜこうなるのか

考えられる理由は、複数あります。

  • 運動する機会が減る(部活動をやめる、体育の時間が減る)

  • 思春期の体組成の変化(女性は思春期に体脂肪が増えるのが自然な変化)

  • 身長の伸びが早く止まる(女子は男子より約2年早く成長が終わる)

成長のタイミングについては「成長スパートはいつ来る?子どもの身長が爆発的に伸びる時期と見逃せないサイン」「身長はいつまで伸びる?男女別のストップサインと骨端線のメカニズム」「【中学生必見】身長を伸ばす方法とは?日常生活から治療まで」もご参照ください。

武内医師の臨床コメント②|「女子が14歳でピーク、というデータの読み方」

「このデータを見て、"女子は高校生になると衰える"と読んでしまう方がいます。でも、それは違います。これは"能力が落ちた"のではなく、多くの場合"走らなくなった"結果です。思春期に体脂肪が増えるのは、女性にとって自然で、健康的な変化です。これを"太った"などと否定的に捉えるべきではありません。問題は、そこではない。中学・高校で運動する機会が減っていくこと、そちらのほうが大きい。実際、運動部に所属している子は、所属していない子より0.3〜0.4秒速いという統計もあります。つまり、"続けていれば、落ちない"んです。タイムの数字より、"体を動かし続けられているか"を見てあげてください」

50m走の世界記録・日本記録

公式記録(室内50m)

男子

女子

世界記録

5秒56
D.ベイリー(カナダ)1996年

5秒96
I.プリワロワ(ロシア)1995年

日本記録

5秒75
朝原宣治 2002年

6秒47
小西恵美子 1985年

【重要】50mは、陸上競技の正式種目ではありません

意外に思われるかもしれませんが、50m走は陸上競技の正式種目ではありません。屋外の公式大会には、50m走という種目が存在しないのです。

上記の記録は、すべて室内競技のものです。

参考:ボルトは50mを何秒で通過したか

100m走の世界記録保持者ウサイン・ボルト(9秒58)は、50m地点を約5秒47で通過したと分析されています。

さらに、中国の蘇炳添選手は2021年の東京オリンピック100m準決勝で、50m通過が5秒45だったと分析されています。

【最重要】あなたの「6秒台」は、本当に6秒台ですか?

【最重要】あなたの「6秒台」は、本当に6秒台ですか?

学校の体力テストは「手動計測」です

ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。

学校の体力テストや運動会の50m走は、ほぼすべて先生がストップウォッチで測る「手動計測」です。

手動計測は、必ず「速く」出ます

なぜか。人間の反応には、必ず遅れがあるからです。

  • スタートの合図で押すタイミング → 遅れる(=計測開始が遅くなる)

  • ゴールで止めるタイミング → 目で見た瞬間に止められる

結果として、手動計測のタイムは、電動計測より0.2〜0.3秒ほど速く出ます。

陸上競技の世界では、100m走の手動記録には0.24秒を加算するのが常識とされています。

【実話】甲子園球児のタイムが「日本記録超え」続出

この問題は、実際に話題になったことがあります。

甲子園に出場する高校球児のプロフィールに書かれた50m走のタイムが、日本記録(5秒75)を上回る申告が続出している――そんな指摘がなされたのです。

もちろん、選手が嘘をついているわけではありません。手動計測、しかも助走やフライング気味のスタートを含めれば、そういう数字が出てしまうのです。

正確に測ると、6秒を切るのは至難の業

陸上のスプリンターでもない限り、正確な電動計測で50mを6秒切ることは、極めて困難です。

武内医師の臨床コメント③|「"6秒台"に、一喜一憂しないでください」

「これは、多くの保護者の方が知らない話です。学校の50m走は、ほぼすべて手動計測。つまり、実際より0.2〜0.3秒速く出ている。『うちの子、6秒台なんです!』と嬉しそうにおっしゃる方がいますが、正確に測れば7秒前後かもしれない。逆に言えば、"7秒台だった"と落ち込む必要も、まったくない。甲子園球児の申告タイムが日本記録を超えてしまう、という笑い話のような問題が実際に起きています。だから、私が保護者の方にお伝えしたいのは、"数字そのものより、去年の自分と比べてどうか"を見てほしい、ということ。同じ学校、同じ測り方で、去年より速くなっていれば、それは確実に成長です。他の学校の子と数字を比べても、あまり意味がありません」

【医学】速さを決めるのは「足の回転」ではありません

【医学】速さを決めるのは「足の回転」ではありません

常識を覆した研究

「速く走るには、足を速く回せばいい」――多くの人がそう思っています。しかし、科学はまったく違う答えを出しました。

2000年に発表された画期的な研究は、こう結論づけています。

最高速度を決めるのは、「足をどれだけ速く動かすか」ではなく、「地面をどれだけ強く押せるか」である

研究の内容

研究チームは、走力の異なる33人の被験者を、トレッドミル(ランニングマシン)の上で全速力で走らせ、地面にかかる力を測定しました。

その結果――速い人ほど、地面を強く押していたのです。足を空中で速く動かす能力(脚の切り返しの速さ)は、速い人も遅い人も、ほとんど変わりませんでした。

【最重要】これが意味すること

速さは「足の長さ」でも「身長」でもなく、「地面を押す力」で決まる。

つまり――背が低くても、速く走れるということです。

実際、陸上のトップスプリンターには、決して長身ではない選手が数多くいます。身長が伸びるのを待つ必要はありません。今の体で、地面を強く押す力を鍛えればいいのです。

身長と運動能力の関係については「最終身長はどこまで決まる?母父の影響・振れ幅を医師が解説」「身長が伸びない子の特徴とは?早熟・肥満との関係」もご参照ください。また、「足が大きい子は速い」という俗説については「身長と足のサイズは関係ある?「足が大きいと背が伸びる」の医学的真実」、手の大きさと成長の関係は「身長別の手の大きさ平均は?早見表と骨年齢で分かること」で解説しています。

武内医師の臨床コメント④|「背が低いから遅い、は科学的に間違いです」

「診察室で、"うちの子は背が低いから、走るのも遅くて"とおっしゃる保護者の方がいます。そのたびに、私はこの研究の話をします。2000年に発表された有名な研究が示したのは、"最高速度を決めるのは、足の回転の速さではなく、地面を押す力だ"ということ。速い人と遅い人で、足を空中で動かす速さは、ほとんど変わらなかったんです。違ったのは、地面を押す力だった。これは、背が低いお子さんにとって、大きな希望です。速さは"体の大きさ"ではなく"押す力"で決まる。私も元競技者ですが、実感としてもその通りです。小柄でも、地面を叩ける選手は、抜群に速い。だから、"背が低いから諦める"必要は、まったくありません」

50m走が速くなる|医学的に正しい4つのコツ

50m走が速くなる|医学的に正しい4つのコツ

① スタートで「前に倒れる」

50mはスタートの比重が非常に大きい種目です。100mよりも、スタートの出来がタイムを左右します。

合図と同時に、体を前に倒し込む。「倒れそうになるのを足で受け止める」感覚です。

② 地面を「真下に」強く押す

先ほどの研究の通り、地面を押す力がすべてです。後ろに蹴るのではなく、真下に叩きつけるイメージを持ってください。

この「押す力」を鍛えるには、その場でのジャンプ、階段の駆け上がり、坂道ダッシュなどが有効です。長い距離をゆっくり走っても、スプリント能力はほとんど伸びません。

③ 腕は「後ろに引く」

前に振ろうとするより、肘を後ろに引くことを意識します。腕を引くと、反対の脚が自然に前に出ます。腕を大きく振ろうとして力むと、かえって遅くなります。

④ 目線は「まっすぐ前」

下を向くと体が丸まり、地面を押す力が逃げます。ゴールの少し先を見るくらいがちょうどよいでしょう。そして、ゴールの手前で減速しない。ゴールラインの5m先まで走り抜けるつもりで走ってください。

より詳しいトレーニング方法は「足が速くなる方法とは?医学的根拠のある練習と、根拠のない俗説」で徹底解説しています。「ゴムバンドを巻けば速くなる」といった俗説の真偽も検証していますので、あわせてご覧ください。小学生向けの運動は「小学生の身長を伸ばす方法とは?整形外科医が徹底解説」もご参照ください。

武内医師の臨床コメント⑤|「50mは"スタート"が半分です」

「50m走のコツを聞かれたら、私は迷わず"スタート"と答えます。100mなら、中盤以降の最高速度で勝負がつきます。でも50mは、多くの選手が最高速度に達しきる前にゴールしてしまう。つまり、加速区間がほとんどすべてなんです。だから、スタートの反応と、最初の10〜20mの加速を練習するのが、最も効率がいい。コツは、"前に倒れ込む"こと。上体を起こしたまま走り出すと、力が上に逃げてしまいます。倒れそうになるのを、足で受け止める。この感覚がつかめると、一気にタイムが変わります。私が競技をやっていた頃も、スタートの1歩目で勝負が決まる感覚がありました」

【整形外科医の警告】速くなりたい子が、必ず知るべきケガ

【整形外科医の警告】速くなりたい子が、必ず知るべきケガ

成長期は「骨が伸びる速さに、筋肉が追いつかない」

ここは、整形外科医として絶対にお伝えしなければならない部分です。

成長期には、骨が急速に伸びます。しかし、筋肉と腱の伸びは、それに追いつきません。結果として、筋肉が骨を強く引っ張り、骨の付着部が炎症を起こすのです。

オスグッド病|膝の下が痛くなる

最も多いのがオスグッド病です。膝のお皿の下の骨が出っ張り、痛くなります。

  • 発症の平均年齢は約13.1歳

  • 若いアスリートの約13%が経験するという報告があります

  • ジャンプやダッシュの多い競技に多い

【日本人データ】オスグッドを予測できる2つの因子

日本の12〜13歳のサッカー選手302名を追跡した研究では、オスグッド病を発症しやすい子の特徴が明らかになりました。

  1. 成長スパートのピーク時期にあること

  2. 太ももの前(大腿四頭筋)と、ふくらはぎ(腓腹筋)の柔軟性が低いこと

つまり、「身長が急に伸びている時期に、体が硬い子」が危ないのです。

これは、防げます

成長スパートの時期を知り、太ももの前とふくらはぎをしっかり伸ばす。それだけで、リスクは大きく下がります。

成長スパートの見分け方は「成長スパートはいつ来る?子どもの身長が爆発的に伸びる時期と見逃せないサイン」、骨の成長の仕組みは「骨端線とは?身長が伸びる仕組みとレントゲンでの見え方を完全解説」をご参照ください。

武内医師の臨床コメント⑥|「"背が急に伸びた"子は、要注意です」

「整形外科医として、これだけは声を大にしてお伝えしたい。"最近、急に背が伸びた"というお子さんは、ケガのリスクが高い時期にいます。骨は急速に伸びますが、筋肉と腱は、その速さに追いつけません。結果、筋肉が骨をぐいぐい引っ張ることになる。その引っ張られた部分が炎症を起こすのが、オスグッド病です。日本のサッカー少年302人を追った研究では、"成長スパートのピーク時期"と"太ももの前とふくらはぎの硬さ"が、発症を予測する因子だと示されました。つまり、"急に伸びている時期に、体が硬い子"が危ない。逆に言えば、この時期にストレッチをしっかりやれば、防げる可能性が高い。速く走りたい気持ちはよく分かります。でも、ケガをしたら走れません。ストレッチは、遠回りではなく、最短距離です」

「痛みを我慢して走る」は、絶対にやめてください

膝の下、すねの内側、かかと――走ると痛む場所がある場合、我慢して続けてはいけません。

成長期に多い3つの障害

名前

痛む場所

特徴

オスグッド病

膝のお皿の下

13歳前後。骨が出っ張る

シンスプリント

すねの内側

走ると痛む。放置で疲労骨折へ

疲労骨折

すね・足の甲など

小さな衝撃の繰り返しで骨に亀裂

成長期の骨は、大人より脆く、疲労骨折を起こすこともあります。「少し痛いだけ」と続けた結果、数か月走れなくなる子を、私は何人も見てきました。

栄養面のケアも重要です。「子どもの身長を伸ばす食べ物とは?骨を育てる5大栄養素と食事メニュー」「骨を強くする食べ物・飲み物を解説」もご参照ください。骨が弱ければ、疲労骨折のリスクも上がります。

武内医師の臨床コメント⑦|「痛みを我慢した子が、一番損をします」

「これは、元競技者としても、整形外科医としても、心から伝えたいことです。"痛いけど、レギュラーを外されたくないから我慢する"――この判断が、一番損をします。成長期の骨は、大人より脆い。無理を重ねれば、疲労骨折になります。『少し痛いだけです』と言って走り続けた結果、3か月まったく走れなくなった子を、私は何人も見てきました。2週間休んでいれば治ったものが、3か月になる。どちらが損か、明らかです。だから、お子さんが"痛い"と言ったら、まず休ませてください。そして、痛みが続くなら、必ず診てもらってください。成長期は一度きり。この時期の体を大切にすることが、その先の何十年を守ります」

「うちの子も治療できる?」と思われた方へ

子どもの身長について、ほかの記事もお探しの方は 子どもの身長コラム テーマ別インデックス(134本) からどうぞ。

平均より低いとき、家で確認できること

「平均と比べて何cm低いか」という点よりも、「去年から何cm伸びたか」という線の傾きのほうが大事です。平均の帯と同じ傾きで上がっていれば、低めでも順調です。

目安は、思春期前で年4cm未満が2年続いたら一度確認したほうがいい、というところです。

下の3つは、ご家庭で確かめられます。

50メートル走に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 50m走の平均タイムは?

小6男子8.91秒/小6女子9.17秒、中3男子7.45秒/中3女子8.75秒、高3男子7.23秒/高3女子9.05秒です(スポーツ庁の調査より)。

Q2. 50m走の世界記録は?

室内50mで、男子5秒56(D.ベイリー/1996年)、女子5秒96(I.プリワロワ/1995年)です。なお50mは陸上競技の正式種目ではありません。

Q3. 50m走の日本記録は?

室内50mで、男子5秒75(朝原宣治/2002年)、女子6秒47(小西恵美子/1985年)です。

Q4. 小学生で7秒台は速いですか?

小6男子の平均が8.91秒なので、7秒台はかなり速い部類です。ただし学校の計測は手動なので、電動計測では0.2〜0.3秒遅くなる可能性があります。

Q5. なぜ女子は高校で遅くなるのですか?

女子のピークは14歳頃です。運動機会の減少、思春期の自然な体組成の変化などが理由と考えられます。能力が落ちたのではなく、走らなくなった結果である場合が多いです。

Q6. 速く走るには足を速く回せばいい?

いいえ。研究では、最高速度を決めるのは「足の回転の速さ」ではなく「地面を押す力」だと示されています。

Q7. 背が低いと不利ですか?

いいえ。速さは身長ではなく「地面を押す力」で決まります。トップスプリンターにも小柄な選手が多くいます。

Q8. シンセルクリニックでは何ができますか?

成長期のスポーツ障害(オスグッド病・疲労骨折など)の診療、成長曲線・骨年齢を含めた成長の評価に対応しています。無料カウンセリングでご相談ください。

まとめ|数字より、去年の自分と比べよう

  • 小6男子8.91秒/小6女子9.17秒が平均

  • 小学6年間で男子は約2.4秒、女子は約2.6秒速くなる(人生最大の伸び)

  • 男子のピークは17歳、女子のピークは14歳

  • 女子は高校で遅くなるが、それは「走らなくなった」結果であることが多い

  • 世界記録は男子5秒56/女子5秒96(室内50m)

  • 日本記録は男子5秒75(朝原宣治)/女子6秒47

  • 50mは陸上競技の正式種目ではない

  • 学校の手動計測は、電動より0.2〜0.3秒速く出る

  • 速さを決めるのは「地面を押す力」(足の回転の速さではない)

  • だから背が低くても速くなれる

  • 50mはスタートと最初の加速がすべて

  • 成長スパート期+体が硬い=オスグッド病のリスク

  • 痛みを我慢して走らない。2週間の休養が、3か月の離脱を防ぐ

50m走のタイムは、学校の測り方によって0.2〜0.3秒も変わります。だから、他の子や他の学校と数字を比べることに、あまり意味はありません。大切なのは、同じ測り方で、去年の自分より速くなっているかどうか。そして何より、痛みを我慢せず、走り続けられる体でいることです。速さは、身長でも足の長さでもなく、地面を押す力で決まります。今の体で、できることは必ずあります。

成長期のスポーツ障害・お子さんの成長でお悩みの方へ

シンセルクリニックでは、オスグッド病・シンスプリント・疲労骨折など成長期のスポーツ障害の診療、そして成長曲線・骨年齢を含めた成長の評価に対応しています。「膝の下が痛いと言っている」「急に背が伸びてから体の不調が増えた」「身長の伸びが気になる」――そんな保護者の方も、お気軽にご相談ください。

▶ 無料カウンセリングを予約する

▶ LINEで相談する(お子さんの成長・スポーツ障害について気軽に質問いただけます)

関連コラム

参考文献

  1. Weyand PG, Sternlight DB, Bellizzi MJ, Wright S. Faster top running speeds are achieved with greater ground forces not more rapid leg movements. J Appl Physiol. 2000;89(5):1991-1999.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11053354/

  2. Kujala UM, Kvist M, Heinonen O. Osgood-Schlatter's disease in adolescent athletes. Retrospective study of incidence and duration. Am J Sports Med. 1985;13(4):236-241.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/4025675/

  3. Developmental stage and lower quadriceps flexibilities and decreased gastrocnemius flexibilities are predictive risk factors for developing Osgood-Schlatter disease in adolescent male soccer players.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10356628/

  4. Angular kinematics during top speed sprinting in male intercollegiate track and field and team sport athletes.
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11994691/

  5. De Leonibus C, Marcovecchio ML, Chiavaroli V, et al. Timing of puberty and physical growth in obese children: a longitudinal study in boys and girls. Pediatr Obes. 2014;9(4):292-299.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23713062/

  6. スポーツ庁「体力・運動能力調査」
    https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/1368148.htm

  7. 文部科学省「学校保健統計調査」
    https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/1268826.htm

医師監修記事

シンセルクリニック低身長治療センター医師 長田の顔写真

長田 直祥

(おさだ なおき)

シンセルクリニック 低身長治療センター医師

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

医師プロフィールはこちら

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

医師プロフィールはこちら

同カテゴリの最新記事

GROWTH CONSULTATION

お子さまの成長が
気になる方へ

身長精密検査の内容・費用や、
治療の流れをご確認いただけます。

検査・治療について見る →LINEで相談する →

検査・治療について知りたい方も、
まずは質問したい方も、ご確認ください。

Access

アクセス

大阪院

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ御堂筋線

四つ橋駅から徒歩3分

提携

名古屋(ドクターフォースクリニック)

所在地

〒460-0003

愛知県名古屋市中区錦1-15-8

アミティエ錦第一ビル3階

Googleマップ

電車でお越しの方

名古屋市営地下鉄桜通線

国際センター駅 徒歩8分

名古屋市営地下鉄東山線

伏見駅 徒歩7分

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区

西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ四つ橋線

四つ橋駅から徒歩3分

公式LINEでかんたん身長予測身長を伸ばす無料カウンセリング電話でのお問い合わせ
診療予約はこちら
w2i9Xh