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【変形性股関節症】「もう手術しかない」と諦める前に。50代・60代が選ぶ、人工股関節に頼らず“自分の足”を守るための「温存療法」

2026.01.09

まだ「自分の骨」を捨てる年齢ではありません

「変形性股関節症が進んでいます。痛みが強いなら、そろそろ人工関節の手術を考えましょうか」

50代、60代になり、医師からこう告げられて心が揺れている方は多いのではないでしょうか。

年齢的には手術適応と言われる世代ですが、皆様の心の中には強い抵抗感があるはずです。

「まだ仕事も現役だし、入院で穴を空けられない」

「人工関節にすると、正座ができなくなったり、激しいスポーツが制限されると聞いた...」

「できることなら、体にメスを入れず、自分の骨のまま一生を終えたい」

その願いは、決してわがままではありません。

医学は進歩しており、今は「手術か、我慢か」の二択の時代は終わりました。

まだ骨の形が残っているのであれば、わざわざ健康な部分まで切り落とす必要はありません。

最新の「再生医療」を用いて炎症を鎮め、組織を修復することで、手術そのものを回避し、生涯自分の足で歩き続けることは十分に可能です。

この記事では、手術を勧められた50代・60代の方へ、人工関節に頼らない「再生医療(手術回避)」という新しい治療戦略について、整形外科医の視点から解説します。

第1章:なぜ50代・60代は「手術回避」を目指すべきなのか

一般的に、人工関節の手術は「60代以降」が目安とされています。しかし、私は人生100年時代の今、60代でも安易に手術をすべきではないと考えています。その理由は2つあります。

1. 「人工関節」には行動制限がある

人工股関節は痛みを取る素晴らしい手術ですが、あくまで「機械」です。

手術後は、脱臼を防ぐために「深くしゃがむ動作(和式トイレや草むしり)」や「激しいコンタクトスポーツ」などが制限されることがあります。

50代・60代は、まだまだアクティブに動きたい時期です。

ゴルフ、登山、ヨガ、そしてお孫さんとの遊び。

自分の骨と軟骨であれば、可動域や動きに制限はありません。「自由な生活」を守るためこそ、手術回避を目指す意味があるのです。

2. 90代まで生きるリスク(再手術問題)

人工関節の寿命は15年〜20年です。

仮に60歳で手術をすると、75歳〜80歳頃に入れ替えなければいけない可能性があります。

今の60代は非常に若く、90歳、100歳まで生きることは普通です。

つまり、一度手術をしてしまうと、高齢になってからの高リスクな「再手術」がセットでついてくる可能性が高いのです。

「一生に一度の手術で済ませる」ためにも、あるいは「一生手術をしない」ためにも、今ここで自分の骨を温存することは、最大の将来投資になります。

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第2章:手術を回避する鍵は「炎症の鎮火」にあり

「でも、変形した骨は元に戻らないんでしょう? それなら手術しかないのでは?」

そう思われるかもしれません。

確かに、一度変形した骨の形を、20歳の頃の状態に完全に戻すことは不可能です。

しかし、「痛みなく生活できる状態」に戻すことは可能です。

1. 痛みの犯人は「変形」ではなく「炎症」

実は、変形していても痛くない人は大勢います。

逆に、変形が初期でも激痛がある人がいます。この違いは「炎症(関節内の火事)」があるかどうかです。

再生医療(幹細胞治療)の最大の強みは、この「慢性炎症」を強力に鎮火させることです。

火事さえ消えてしまえば、骨の形が多少変わっていても、痛みは消えます。痛みが消えれば、筋肉をつけて関節を支えることができます。

2. 「痛くない」=「手術不要」

整形外科において、手術をするかどうかの最終決定打は「レントゲンの見た目」ではなく「患者さんの痛み(困り度)」です。

つまり、再生医療で痛みが取れて日常生活に支障がなくなれば、その時点で「手術の必要性」は消滅します。

これは単なる「先送り」ではありません。痛みのない状態を維持できれば、それは事実上の「手術回避(完治)」と言えるのです。

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第3章:シンセルクリニックの「再生医療」とは

これまでは、変形性股関節症の治療といえば「痛み止めで保存療法」か、進行したら「人工関節」か、という二択が主流でした。

しかし現在は、その間を埋める選択肢として「再生医療」が確立されています。

シンセルクリニックが提供する再生医療は、人工物を入れるのではなく、「ご自身の修復力を活用する」治療法です。

1. 炎症を抑え、進行を緩やかにする

当院では、患者様ご自身の脂肪から採取した「幹細胞(かんさいぼう)」を使用します。

幹細胞には、関節内で起きている慢性的な炎症を鎮める「抗炎症作用」と、傷ついた組織の修復を促す「組織修復作用」があります。

これにより、痛みを緩和させるだけでなく、病気の進行スピードを緩やかにすることが期待できます。

仮に再生医療によって痛みがコントロールでき、手術の時期を5年、10年と先送りできれば、その分だけ「自分の骨」で過ごす時間を延ばすことができます。

結果として、将来的な再置換術のリスクを回避(あるいは高齢になってからの1回の手術で済むように調整)するという、長期的なライフプランが可能になります。

2. 入院不要、身体への負担は最小限

再生医療の大きな利点は、身体への侵襲(ダメージ)が少ないことです。

  • 入院: なし(日帰り治療)

  • 麻酔: 局所麻酔のみ

  • リハビリ: 治療翌日から通常の生活が可能

骨を切り取る必要がないため、治療後に「やっぱり手術をする」という選択に戻ることも可能です。

「手術というカード」を切る前に、まずはリスクの少ない方法で可能性を探る。これは非常に合理的な選択だと言えます。

「手術しかない」と言われた股関節の痛みにお悩みの方へ
手術を回避する、新しい選択肢としての「再生医療」

再生医療の症例実績を見る

第4章:【比較】人工関節手術 vs 再生医療(温存療法)

「手術」と「温存」の違いを、50代・60代のライフスタイルの視点で比較します。

特徴

人工股関節置換術

再生医療(温存療法)

治療のゴール

人工物に置き換える

自分の骨で歩き続ける

入院・仕事

2週間〜1ヶ月(長期休暇が必要)

不要(日帰り・仕事帰り可)

行動制限

正座・激しい運動に制限あり

制限なし(スポーツ継続可)

「自分の骨」

失われる(不可逆)

守られる(一生モノ)

将来のリスク

脱臼、感染、再手術

特になし(何度でも治療可)

痛みへの効果

確実性が高い

体質改善により消失・緩和

【医師としての見解】

骨が崩壊し、歩行が困難なレベルであれば手術をお勧めします。

しかし、「歩けるけれど痛い」「スポーツを続けたい」というレベルであれば、手術はまだ早計です。まずは再生医療で「温存」にチャレンジする価値は十分にあります。


第5章:手術を回避した患者様の事例

当院での治療事例

実際に、将来を見据えて再生医療を選択された患者様の事例をご紹介します。

【症例】60代歳男性(変形性股関節症・進行期)

■来院時の状況:

長年の腰痛に加え、左股関節の激痛と左足のしびれにより、歩行や靴下の着脱が困難な状態でした。

近医にて「変形性股関節症」と診断され人工関節手術を勧められましたが、仕事や趣味への影響から手術回避を強く希望され、当院を受診されました。MRIでは軟骨摩耗に加え、骨のう胞や骨挫傷(骨のダメージ)が確認されました。

■治療内容:

腹部から微量の脂肪を採取し、約6週間培養して増やした幹細胞をエコーガイド下で股関節に正確に投与しました。

■経過:

2回目の投与後には夜間痛や立ち上がり時の痛みがほぼ消失しました。

治療1年後のMRIでは軟骨の再生が確認され、骨のう胞・骨挫傷ともに大幅に改善しています。痛みのレベルは治療前の「10」から「1〜2」へ激減し、可動域も拡大。

現在はゴルフを再開し、スコア更新を目指せるほど活動的な生活を取り戻されています。

症例の詳細はこちらから↓↓
夜間痛や立ち上がりの痛みがなくなった。

※経過には個人差がありますが、手術を回避して生活の質を取り戻された方は数多くいらっしゃいます。


最後に:あなたの骨は、人工物より優秀です

「もう歳だから、人工関節にするしかない」

そんなふうに、ご自身の体を諦めないでください。

50代、60代は、まだまだ人生の折り返し地点です。

ご自身の「骨」と「軟骨」は、どんな高価な人工関節よりも高性能で、あなた自身の体に馴染んでいます。

その大切な資産を切り落とす前に、「治して使い続ける」という選択肢があることを知ってください。

シンセルクリニックでは、責任を持って診断し、

「あなたの股関節は、再生医療で守り切れるか」

「手術を回避して、希望のライフスタイルを実現できるか」

を、正直にお伝えします。

手術の予約を入れる前に。ぜひ一度、セカンドオピニオンとして当院へお越しください。

「手術しかない」と言われた股関節の痛みにお悩みの方へ
手術を回避する、新しい選択肢としての「再生医療」

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よくある質問(Q&A)

Q1. 変形が進んでいても、本当に手術を回避できますか?

A. 多くのケースで可能です。

レントゲン上の変形が残っていても、再生医療で「炎症」さえ消えてしまえば、痛みなく生活できるようになります。当院では、「手術しかない」と言われた患者様の多くが、再生医療によって手術を回避、または無期限に延期することに成功しています。

Q2. 治療の効果は一生続きますか?

A. 幹細胞による修復効果は長期間持続しますが、生きている人間ですので加齢による変化は起こります。しかし、痛みが出そうになったら再度注射をするなどのメンテナンスを行うことで、一生涯手術をせずに逃げ切ることは十分に現実的な目標です。

Q3. 仕事が忙しいのですが、通院は大変ですか?

A. 通院負担は非常に少ないです。

再生医療は「日帰り」で行えますので、お仕事の合間や休日に受けていただけます。手術のような入院やリハビリ通院が必要ないため、現役でお忙しい50代・60代の方にこそ選ばれている治療法です。


参考文献

  • Skou, S. T., et al. "Total knee replacement and non-surgical treatment of knee osteoarthritis: 2-year outcome from two parallel randomized controlled trials." The Lancet 386.10007 (2015): 1999-2010. (※股関節・膝関節共通の保存療法エビデンスとして)

  • Emadedin, M., et al. "Long-term follow-up of intra-articular injection of autologous mesenchymal stem cells in patients with hip osteoarthritis." Archives of Iranian Medicine 18.6 (2015).

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

医師プロフィールはこちら

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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