true

シンセルクリニック主催 再生医療セミナー 福岡 2026年10月22日・11月26日 参加無料 詳細・お申込み
ホーム
コラム一覧

【整形外科医解説】股関節唇...

【整形外科医解説】股関節唇損傷とは?症状・原因・初期症状・どのくらいで治るか・やってはいけないストレッチと手術回避の治療法

2026.07.10

まずは動画でチェック!股関節唇損傷とは?

▶ 9分44秒・字幕付き|股関節唇損傷でストレッチが逆効果になる場合と、治療の選択肢を解説

関節の痛みや手足のしびれを諦める前に。医師が教える最新の改善ヒントを動画でチェックする▶

「股関節の付け根が引っかかる」「あぐらや深くしゃがむと詰まって痛い」「スポーツで股関節を痛めてから違和感が続く」――こうした症状は股関節唇損傷かもしれません。股関節唇は一度傷つくと自然に治りにくく、放置すると変形性股関節症へ進行することもあります。本記事では元ラグビー選手で数多くの股関節手術を手掛けてきた整形外科医の武内医師が、股関節唇損傷の症状・原因・初期症状・どのくらいで治るか、やってはいけないストレッチ、手術を避ける再生医療という選択肢まで解説します。

この記事の結論を3行で

  1. 股関節唇損傷のサインは「付け根の詰まり・引っかかり」「クリック感」

  2. 原因の多くはFAI(骨の衝突)と臼蓋形成不全(転倒でなくても起こる)

  3. 自然治癒は難しく、やってはいけないストレッチに注意・再生医療という選択肢も

股関節唇損傷とは?|どんな病気か

股関節唇の役割

股関節唇の役割

股関節唇(こかんせつしん)は、股関節の受け皿(臼蓋)のふちを取り囲む「軟骨でできたリング状の組織」です。以下の重要な役割を担っています。

  • 関節の安定化:大腿骨頭をしっかり包み込む

  • クッション機能:衝撃を吸収する

  • 吸着(シール)効果:関節液を閉じ込め潤滑を保つ

  • 荷重の分散:股関節への負担を分散

どんな人がなりやすいか

  • サッカー・ラグビー・ダンス・ゴルフなどをする人

  • 股関節を深く曲げる・ひねる動作が多い人

  • 臼蓋形成不全(受け皿が浅い)がある人

  • FAI(骨の出っ張り)がある人

  • 日本人女性(臼蓋形成不全が多いため)

股関節の位置や動きの基本は「股関節はどこ?図解と「部位別」の痛みの原因。前・横・後ろが痛いのはなぜ?」「股関節の動きとは?屈曲・伸展・内旋・外旋について整形外科医が解説」もご参照ください。

武内医師の臨床コメント①|「股関節唇損傷は"見逃されやすい"痛みの正体」

「シンセル外来で股関節の痛みを訴える患者さんを診ると、『あちこちの病院で"異常なし"と言われたけど、ずっと股関節の付け根が痛い』という方が本当に多いんです。その正体が、実は股関節唇損傷だったというケースが少なくありません。股関節唇は軟骨組織なので、レントゲンには写らない。だから普通のレントゲンだけだと"骨に異常なし=問題なし"と見逃されてしまうんです。私自身、元ラグビー選手として股関節を酷使してきましたし、多くのスポーツ選手の股関節を診てきました。"付け根が詰まる""ひっかかる"という訴えは、股関節唇損傷の典型的なサイン。レントゲンで異常なしと言われても痛みが続く方は、MRIで股関節唇を評価してほしいんです」

股関節唇損傷の「症状」|代表的なサイン

股関節唇損傷の「症状」|代表的なサイン

股関節唇損傷は、単なる股関節痛とは違う特徴的なサインがあります。

代表的な症状

  • 股関節の付け根(鼠径部)の詰まり感・痛み

  • 深く曲げる・ひねると引っかかる

  • クリック感(コリッ・ゴリッという感覚)

  • あぐら・しゃがみ込み・靴下を履く動作で痛い

  • 長く座った後に立ち上がると痛い

  • スポーツ動作(キック・方向転換)で痛む

  • 股関節が抜けそうな不安定感

痛む場所の特徴

股関節唇損傷の痛みは、鼠径部(足の付け根の前側)に出ることが多く、手のひらでC字を作って股関節を包むように示す「Cサイン」が特徴的です。足の付け根の痛みは「足の付け根が痛い…これって股関節?リンパ?女性に多い原因と「やってはいけないこと」」、片側だけ痛む場合は「股関節が右だけ・左だけ痛い原因|痛むタイミング別の5疾患と対処法」もご参照ください。

初期症状|見逃しやすいサイン

初期は「なんとなく付け根が違和感」「長く歩くと股関節が重い」程度のことも多く、見過ごされがちです。以下のような初期サインに注意してください。

  • 運動後に股関節の付け根が張る

  • 深くしゃがむと軽い詰まりを感じる

  • あぐらがかきにくくなった

  • 股関節を回すと違和感

武内医師の臨床コメント②|「"詰まる""ひっかかる"は股関節唇からのSOS」

「股関節唇損傷の症状で、私が最も重視するのが"詰まる感じ""引っかかる感じ"という訴えです。単なる筋肉痛や疲れなら、こういう"詰まり感"は出ません。股関節を深く曲げた時に、股関節の奥で何かが挟まるような、コリッと引っかかるような感覚——これは損傷した股関節唇が関節に挟まっているサインなんです。特に、『あぐらがかきにくくなった』『靴下を履く時に付け根が痛い』『車の乗り降りで詰まる』——こういう日常動作での違和感は、股関節唇損傷を強く疑います。多くの方が"歳のせい""運動不足"と思って様子を見てしまいますが、これは股関節唇からのSOS。初期のうちに気づいて対処できれば、進行を防げる可能性が高まります」

股関節唇損傷の「原因」|なぜ傷つくのか

股関節唇損傷の「原因」|なぜ傷つくのか

「転んだわけでもないのに、なぜ?」と思われる方が多いですが、股関節唇損傷の多くは骨の形状と動きのミスマッチが原因です。主な2つのメカニズムを解説します。

① FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)

股関節唇損傷の多くに関連するのがこの「FAI」です。大腿骨や寛骨臼(受け皿)の骨の一部が出っ張っており、股関節を深く曲げた時に骨と骨が衝突(インピンジメント)してしまう状態です。この衝突地点に股関節唇があるため、動くたびに挟まれて損傷していきます。

  • 股関節を深く曲げるスポーツで多い

  • 骨の形の個人差が背景

  • 若い世代・スポーツ選手に多い

② 臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)

日本人女性に多いタイプです。お椀(屋根)が浅いため、体重を支える面積が狭く、股関節唇に過剰な負担がかかって損傷します。臼蓋形成不全については「臼蓋形成不全とは?股関節の痛みの原因と「手術を避ける」ための治療法」、進行予防の運動は「臼蓋形成不全の筋力トレーニング・ストレッチ・痛みを和らげる方法」もご参照ください。

その他の要因

  • スポーツによる繰り返しの負荷

  • 股関節の過度な柔軟性(ダンス・新体操など)

  • 外傷(転倒・脱臼)

  • 加齢による変性

武内医師の臨床コメント③|「"骨の形"という生まれ持った要因が大きい」

「股関節唇損傷の原因について、患者さんに必ずお伝えするのが『多くの場合、あなたが悪いことをしたから傷ついたわけではありません』ということです。股関節唇損傷の大きな原因はFAIと臼蓋形成不全——どちらも"生まれ持った骨の形"が背景なんです。FAIは骨が少し出っ張っている、臼蓋形成不全は受け皿が浅い。この骨の形のせいで、普通に動いているだけで股関節唇に負担が集中してしまう。だから、"自分の運動のやり方が悪かったのか"と自分を責める必要はありません。ただ、大切なのは、"自分の股関節はこういう形だから、こういう動きに気をつけよう"と知ること。骨の形は変えられませんが、負担のかかる動作を避けることで、股関節唇を守ることはできるんです」

股関節唇損傷で「やってはいけない」ストレッチ・動作

股関節唇損傷で「やってはいけない」ストレッチ・動作

良かれと思ってやったストレッチが、かえって股関節唇を傷めることがあります。特に注意が必要です。

避けるべきストレッチ・動作

❌ 深い開脚ストレッチ(無理に大きく開く)

❌ 股関節を深く曲げて内側にひねる動き

❌ あぐらで無理に膝を床につける

❌ 深いスクワット・ランジ

❌ 反動をつけた股関節のストレッチ

❌ 痛みを我慢して可動域を広げる動き

なぜこれらがNGなのか

股関節唇損傷やFAIがある方が股関節を深く曲げる・大きく開く・強くひねると、損傷した股関節唇がさらに骨に挟まれて傷が広がります。「柔らかくしよう」と頑張るほど悪化する、という悪循環に陥りやすいのです。

正しいセルフケア

  • 股関節周りの筋肉(お尻・もも)を"優しく"ほぐす

  • 股関節そのものを無理に動かさない

  • 痛みの出ない範囲での軽い運動

  • 中殿筋など股関節を支える筋力の維持

股関節唇損傷では「柔軟性を上げる」より「股関節を支える筋力をつけて安定させる」ことが大切です。特に中殿筋(お尻の横)を鍛えると、股関節が安定して股関節唇への負担が減ります。臼蓋形成不全を伴う方の筋トレは「臼蓋形成不全の筋力トレーニング・ストレッチ・痛みを和らげる方法|やってはいけない運動」が参考になります。股関節の正しいストレッチは「股関節が劇的に柔らかくなるストレッチ5選。痛いのに無理に伸ばしていませんか?」もご参照ください(※股関節唇損傷がある場合は必ず医師に相談の上で)。

武内医師の臨床コメント④|「"柔らかくしよう"の努力が、股関節唇を壊す」

「股関節唇損傷の患者さんで本当に多いのが、『股関節が硬くて詰まる感じがするから、一生懸命ストレッチして柔らかくしようとしていた』というケースです。でも、これは最悪の対応。股関節唇が損傷している状態で深い開脚やあぐらのストレッチをすると、傷ついた股関節唇がさらに骨に挟まれて、損傷がどんどん広がってしまうんです。"詰まる感じ"は"硬いから"ではなく"股関節唇が挟まっているから"。だからストレッチで柔らかくしようとするのは、火に油を注ぐようなもの。私は股関節唇損傷が疑われる方には、"今すぐその開脚ストレッチをやめてください"とお伝えします。良かれと思った努力が逆効果になっている——これは本当にもったいない。正しいケアを知ることが、何より大切です」

股関節唇損傷は「どのくらいで治る」?

股関節唇損傷は「どのくらいで治る」?

自然治癒は難しい

まず正直にお伝えすると、股関節唇は血流が乏しいため、一度損傷すると自然に元通りに治ることはほとんどありません。ただし、適切な対応で「痛みなく生活できる状態」を目指すことは可能です。

対応別の期間の目安

対応

期間の目安

内容

保存療法

数週間〜数ヶ月

安静・薬・リハビリで痛みを軽減

再生医療

数週間〜数ヶ月で変化

炎症を抑え症状改善を目指す

手術(股関節鏡)

復帰まで数ヶ月

損傷部の処置・術後リハビリ

「治る」の意味を正しく理解する

股関節唇損傷における「治る」とは、「損傷が完全に元通りになる」ことではなく、「炎症が治まり、痛みなく日常生活・スポーツができる状態になる」ことを指すのが現実的です。損傷の程度・原因・治療法によって回復期間は大きく異なります。

武内医師の臨床コメント⑤|「"完全に治す"より"痛みなく動ける"を目指す」

「患者さんから『股関節唇損傷はどのくらいで治りますか?完全に元通りになりますか?』とよく聞かれます。私は正直にお答えします。"股関節唇は血流が乏しいので、一度傷ついたものが自然に完全に元通りになることは、残念ながら難しいです"と。でも、それは"治らない・諦めるしかない"という意味ではありません。大切なのは、"損傷を完全になくす"ことより、"炎症を抑えて、痛みなく動ける状態を取り戻す"こと。実際、保存療法や再生医療で炎症が治まり、スポーツに復帰できた方を多く見てきました。回復期間は損傷の程度や治療法で本当に人それぞれ。数週間で楽になる方もいれば、数ヶ月かかる方もいます。焦らず、あなたの股関節の状態に合った方法で、"痛みなく動ける未来"を目指しましょう」

放置するとどうなる?|治療の選択肢

放置のリスク

股関節唇損傷を放置すると、損傷が広がり、軟骨のすり減りが進んで変形性股関節症へ進行するリスクがあります。股関節唇はクッションとシール(吸着)の役割を担っているため、これが機能しなくなると関節の潤滑や安定性が低下し、軟骨への負担が一気に増えてしまうのです。特に若い世代で発症した場合、放置したまま何十年も股関節を使い続けることになるため、早期の対応がその後の股関節の寿命を大きく左右します。股関節痛の放置リスクは「股関節の痛みを放置(ほっとく)とどうなる?進行リスクと見逃されやすい原因疾患」もご参照ください。

治療の選択肢

  • 保存療法:安静・薬物療法・リハビリ・動作指導

  • 手術(股関節鏡):損傷部の切除・縫合、FAIの骨形成術

  • 再生医療:炎症を抑え、手術を回避する選択肢

股関節の痛みが大腿骨頭壊死症など別の疾患のこともあるため、正確な診断が重要です。「特発性大腿骨頭壊死症|原因・初期症状と治療方法」もご参照ください。痛みが強い時期に歩行を楽にする杖の使い方は「変形性股関節症の杖の選び方と正しい使い方|痛みを和らげる歩き方」、将来的に人工股関節を検討する場合の寿命・再手術の考え方は「人工股関節の寿命は20年?「再手術」を避けたい60代が選ぶべき治療法」もご参照ください。

手術を回避する「股関節の再生医療」とは?

「手術を勧められたが避けたい」「仕事が忙しくて入院できない」「スポーツに早く戻りたい」――そんな方に、シンセルクリニックでは再生医療(幹細胞治療・PRP治療)という選択肢を提供しています。

再生医療の仕組み

ご自身のお腹の脂肪から採取した幹細胞を培養し、股関節内に注射。損傷した股関節唇・軟骨周囲の炎症を鎮め、組織の修復環境を整えます。

  • 抗炎症作用:損傷部周囲の炎症を強力に鎮める

  • 組織修復のサポート:修復環境を整える

  • 痛みの軽減:炎症を抑え痛みを和らげる

手術と再生医療の違い

項目

股関節鏡手術

再生医療

入院

必要

不要(日帰り)

身体的負担

大きい

少ない(注射)

リハビリ

数ヶ月

ほぼ不要

仕事・スポーツ復帰

数ヶ月

比較的早い

症例:50代男性(ゴルフで股関節痛)

  • 症状: キック動作時に激痛。MRIで股関節唇損傷とFAIを確認。手術を勧められたが、仕事が忙しく断念。

  • 治療: 自己脂肪由来幹細胞治療を実施。

  • 経過: 投与1カ月で痛みが半減。現在は痛みを気にせずゴルフのプレーを可能に。

再生医療の症例実績を見る

再生医療の詳細は「変形性股関節症の再生医療|手術を回避!費用や効果を医師が解説」、手術を避けたい方は「「もう手術しかない」と諦める前に|50代60代が選ぶ温存療法」、人工股関節のデメリットは「人工股関節置換術で「後悔」したくない人へ|デメリットと再生医療という選択」もご参照ください。

武内医師の臨床コメント⑥|「"手術しかない"と言われても選択肢はある」

「股関節唇損傷で『手術しかないと言われた』と落ち込んで来られる方が多いんですが、私は"手術の前に、一度再生医療という選択肢を検討してほしい"とお伝えしています。特にこの50代男性の患者さんのように、"仕事が忙しくて入院できない""スポーツに早く戻りたい"という方には、日帰りでできて負担の少ない再生医療が本当に良い選択肢になるんです。この方は投与1ヶ月で痛みが半減して、今ではゴルフを楽しんでいらっしゃる。もちろん、すべての方にこの効果が出るわけではないし、損傷が大きく手術が適しているケースもあります。でも、"手術しかない"と諦める前に、切らない選択肢があることを知ってほしい。特にスポーツをされる方は、手術で長期離脱するより、まず再生医療を試す価値は十分にあると私は考えています」

股関節唇損傷の診断|MRIが重要

股関節唇損傷の診断|MRIが重要

診断に使われる検査

  • 問診・診察:症状・Cサイン・可動域の確認

  • 徒手検査:股関節を曲げてひねるテスト(FADIRテストなど)

  • レントゲン:骨の形(FAI・臼蓋形成不全)を評価

  • MRI・MRA:股関節唇の損傷を直接確認

なぜMRIが重要か

股関節唇は軟骨組織のためレントゲンには写りません。股関節唇損傷を正確に診断するにはMRI(特に造影剤を使うMRAが有用なことも)が重要です。「レントゲンで異常なし」でも痛みが続く場合は、MRI評価を検討してください。

武内医師の臨床コメント⑦|「スポーツを続けたい人こそ、早く正確な診断を」

「私は元ラグビー選手なので、"スポーツを続けたい"という気持ちは痛いほどわかります。だからこそ、股関節唇損傷が疑われるスポーツ選手には、"痛みをごまかしながら続けるのではなく、まず正確な診断を受けてほしい"とお伝えしています。股関節唇損傷を"だましだまし"プレーで続けると、損傷が広がって、最終的に長期離脱や手術が必要になることがあるんです。逆に、早い段階で見つけて適切に対応すれば、競技を続けながら改善を目指せることも多い。特に、再生医療は手術のような長期離脱がないので、"シーズン中でどうしても休めない""早く復帰したい"というアスリートにとって、大きな選択肢になります。痛みを我慢して続けるのが"根性"ではありません。正しく診断を受けて、賢く付き合うことが、長くスポーツを楽しむ秘訣です。付け根の詰まりや引っかかりを感じたら、早めにご相談ください」

股関節唇損傷に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 股関節唇損傷の初期症状は?

付け根の違和感・張り、深くしゃがむと詰まる、あぐらがかきにくい、股関節を回すと違和感などです。見逃されやすいので注意を。

Q2. 原因は何ですか?

多くはFAI(骨の衝突)と臼蓋形成不全(受け皿が浅い)という骨の形が背景。スポーツや繰り返しの負荷も関与します。

Q3. どのくらいで治りますか?

自然治癒は難しいですが、保存療法や再生医療で炎症が治まり痛みなく動ける状態を目指せます。期間は損傷の程度・治療法で数週間〜数ヶ月と個人差があります。

Q4. やってはいけないことは?

深い開脚ストレッチ、あぐらで無理に膝を床につける、深いスクワット、股関節を深く曲げてひねる動作は損傷を広げるため避けてください。

Q5. レントゲンで異常なしと言われました。

股関節唇は軟骨なのでレントゲンに写りません。痛みが続くならMRIでの評価をお勧めします。

Q6. 手術しないと治りませんか?

必ずしもそうではありません。保存療法や再生医療で改善するケースも多くあります。まずは正確な診断を。

Q7. 再生医療で治りますか?

損傷部周囲の炎症を抑え、痛みなく動ける状態を目指せます。症例のようにスポーツ復帰した方もいます。効果には個人差があります。

Q8. シンセルクリニックでは何ができますか?

整形外科医による診察、MRI評価、保存療法、幹細胞治療・PRP治療(再生医療)まで対応。手術を勧められた方の相談も承ります。無料カウンセリングでご相談ください。

まとめ|そのストレッチ、今すぐやめてご相談を

  • 股関節唇損傷のサインは「付け根の詰まり・引っかかり」「クリック感」

  • 初期症状は付け根の違和感・あぐらのかきにくさで見逃しやすい

  • 原因の多くはFAI(骨の衝突)と臼蓋形成不全(骨の形が背景)

  • 股関節唇は血流が乏しく自然治癒が難しい

  • 「治る」とは「炎症が治まり痛みなく動ける状態」を目指すこと

  • 深い開脚・あぐら・深いスクワットは損傷を広げるため厳禁

  • 「柔らかくしよう」の努力が逆効果になりやすい

  • レントゲンで異常なしでもMRIで股関節唇を評価を

  • 放置すると変形性股関節症へ進行するリスク

  • 手術を避けたい方には再生医療(幹細胞治療)という選択肢

股関節唇損傷は、レントゲンに写らず見逃されやすい一方、放置すると変形性股関節症へ進行する可能性がある病気です。特に「詰まるから」と深い開脚ストレッチを頑張るのは逆効果。もし股関節の付け根の詰まり・引っかかりでお悩みなら、そのストレッチを今すぐやめて、まずは正確な診断を受けてください。手術以外の選択肢も含めて、あなたに合った方法が見つかるはずです。

股関節の付け根の痛み・詰まりでお悩みの方へ|まずは無料でご相談ください

シンセルクリニックでは、整形外科医による丁寧な診察、MRI評価、保存療法・幹細胞治療・PRP治療(再生医療)の選択肢まで、お一人ひとりに最適な治療をご提案しています。「股関節が詰まる・引っかかる」「手術を勧められたが避けたい」「スポーツに早く戻りたい」――そんな方も、お気軽にご相談ください。大阪・名古屋・広島・福岡の4院で対応しています。

▶ 無料カウンセリングを予約する

▶ LINEで相談する(股関節唇損傷、再生医療について気軽に質問いただけます)

関連コラム

参考文献

  1. Kazi O, Alvero AB, Castle JP, et al. Demographic Disparities and Outcomes Following Hip Arthroscopy: Exploring the Impact of Social Determinants of Health in Femoroacetabular Impingement Syndrome. J Bone Joint Surg Am. 2024;106(23):2232-2240.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39365883/

  2. Blaeser AM, Mojica ES, Mannino BJ, Youm T. Return to Work After Primary Hip Arthroscopy: A Systematic Review and Meta-analysis. Am J Sports Med. 2023;51(5):1340-1346.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35289668/

  3. Dhillon J, Orozco E, Keeter C, et al. Microfracture of Acetabular Chondral Lesions Is Not Superior to Other Cartilage Repair Techniques in Patients With Femoroacetabular Impingement Syndrome: A Systematic Review. Arthroscopy. 2024;40(2):602-611.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37286078/

  4. Griffin DR, Dickenson EJ, O'Donnell J, et al. The Warwick Agreement on femoroacetabular impingement syndrome (FAI syndrome): an international consensus statement. Br J Sports Med. 2016;50(19):1169-1176.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27629403/

  5. Su T, Chen GX, Yang L. Diagnosis and treatment of labral tear. Chin Med J (Engl). 2019;132(2):211-219.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30614856/

  6. 日本整形外科学会「変形性股関節症診療ガイドライン」
    https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/coxarthrosis.html

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

医師プロフィールはこちら

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

医師プロフィールはこちら

同カテゴリの最新記事

Access

アクセス

大阪院

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ御堂筋線

四つ橋駅から徒歩3分

提携

名古屋(ドクターフォースクリニック)

所在地

〒460-0003

愛知県名古屋市中区錦1-15-8

アミティエ錦第一ビル3階

Googleマップ

電車でお越しの方

名古屋市営地下鉄桜通線

国際センター駅 徒歩8分

名古屋市営地下鉄東山線

伏見駅 徒歩7分

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区

西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ四つ橋線

四つ橋駅から徒歩3分

ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック

大阪

名古屋

広島

福岡

まずは、ご相談ください

再生医療の可能性を、一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。
新しい選択肢を「知る」ために、まずはお気軽にお問い合わせください。

電話受付

9:00〜18:00

月

火

水

木

金

土

日

※祝日は休診日となります。

電話での予約・お問い合わせ診療予約お問い合わせ
診療予約はこちら
w2i9Xh