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ゴルフ肘の原因から最新治療...

ゴルフ肘の原因から最新治療まで医師が徹底解説

2025.03.17

ゴルフ肘の原因とは?

ゴルフ肘は、医学的には「上腕骨内側上顆炎」と呼ばれます。肘の内側に位置する筋肉や腱に炎症が起きることが原因です。この炎症は、手首や指を頻繁に使う動作が繰り返されることによって引き起こされます。

原因

具体例

手首や指を酷使する動作の繰り返し

デスクワーク
パソコン作業
ピアノ演奏
長時間のスマホ操作
工場での組み立て作業など

スポーツ

ゴルフ
テニス
野球
バレーボールなど

日常生活での動作

重い荷物を持つ
洗濯物を力いっぱい絞る
フライパン返しを使っての調理など

特に、デスクワークの方でパソコン作業中にマウスを長時間握り続けたり、キーボードを強く叩くといった癖がある方は注意が必要です。

また、普段運動をしていない方が、週末だけテニスやゴルフを楽しむといった場合も、筋肉や腱への急激な負担が大きいため、ゴルフ肘のリスクが高まります。

スポーツや生活習慣とゴルフ肘の関係性について

ゴルフ肘は、運動や生活習慣と深い関係があります。最新の研究でも、運動療法がゴルフ肘の治療に有効であると言われています。

スポーツ

ゴルフやテニスなど、手首を使うスポーツをよくする人はゴルフ肘のリスクが高くなります。

特に間違ったフォームでプレーしたり、ウォーミングアップをせずにいきなり激しい運動を始めたりすると肘への負担が大きくなり、炎症を起こしやすくなります。

生活習慣

デスクワークやパソコン作業など、長時間同じ姿勢での作業は、手首や指の筋肉に負担をかけ、ゴルフ肘を引き起こす可能性があります。1時間に1回程度は、軽いストレッチや休憩を挟むなど、筋肉の緊張を和らげるように心がけましょう。

重い荷物を持つ、洗濯物を絞るなど、日常生活での動作が原因で発症することもあります。重い荷物を持つ際は、両手で持つ、リュックサックを使用するなど、肘への負担を軽くしましょう。

加齢に伴い、筋肉や腱は衰えやすくなるので、高齢者はゴルフ肘のリスクが高くなります。年齢を重ねても、適度な運動を継続し、筋肉や腱の柔軟性を保つことが大切です。

ゴルフ肘の症状について

ゴルフ肘は、初期の段階では軽い痛みや違和感程度ですが、進行すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

例えば、重たい鍋を持てなくなったり、パソコンのマウス操作が困難になるなど、想像以上に不便を感じる場面が増えてしまうでしょう。

ゴルフ肘を放置したために、大好きなゴルフはもちろん、日常生活にも支障が出てしまい、深く後悔されている方が少なくありません。

「もっと早く治療を受けていれば…」

そうならないためにも、ゴルフ肘の症状と進行具合について正しく理解しておくことが重要です。

ゴルフ肘の典型的な症状とは?

ゴルフ肘の典型的な症状は、肘の内側から前腕にかけて生じる痛みです。

特に、以下のような動作で痛みが強くなる傾向があります。

  • ドアノブを回す

  • ペットボトルの蓋を開ける

  • フライパンを持つ

  • パソコンのマウスをクリックする

これらの動作は、手首を内側に曲げる筋肉(前腕屈筋群)に負担がかかりやすく、ゴルフ肘の初期症状として現れやすいのです。

最初は、「ちょっと肘が痛いな…」程度の場合が多いですが、放置すると徐々に痛みが強くなり、安静時にも痛みを感じるようになることもあります。

ゴルフ肘の進行度について

ゴルフ肘は、症状の程度によって、大きく3つの段階に分類されます。

初期

肘の内側に軽い痛みや違和感がある程度で、日常生活にほとんど支障がない状態。

中期

痛みが増強し、安静時にも痛みを感じるようになる。重いものを持ったり、手首を  強くひねったりすると、激痛が走ることもある。

末期

肘関節の動きが悪くなり、日常生活に大きな支障をきたす。箸やペンを持つことも困難になり、シャツのボタンをとめるのも一苦労という場合も。

このように、ゴルフ肘は進行すると日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

症状が悪化するゴルフ肘の注意点

ゴルフ肘は、適切な治療や予防を行えば、症状の悪化を防ぎ、改善することができます。

しかし、いくつかの原因によって症状が悪化しやすくなることも。

オーバーユース

ゴルフやテニスなど手首を酷使するスポーツを長時間続けることで、肘に大きな負担がかかり、炎症が悪化することがあります。特に週末だけ集中的に運動するような方は注意が必要です。

間違ったフォーム

ゴルフのスイングやテニスのサーブなど間違ったフォームで繰り返し動作を行うことで肘に負担がかかり、症状が悪化しやすくなります。自己流で練習するのではなく、専門家の指導を受けるようにしましょう。

加齢による変化

年齢を重ねると腱や筋肉の柔軟性が低下し損傷しやすくなるため、ゴルフ肘のリスクが高まります。40代以降の方は、特に注意が必要です。

ゴルフ肘の検査について

ゴルフ肘は肘の内側の痛みや違和感を感じることが多い疾患です。多くは手首を掌側から甲側へ反らせる動作で痛みが強くなります。

それでは、どのようにしてゴルフ肘と診断していくのでしょうか?

一般的な検査法とは?

代表的な検査法として、以下のようなものがあります。

手関節屈曲テスト

肘を伸ばしたままで手関節を掌側に反らし、その状態をキープしながら負荷をかけます。

画像検査とは?

症状が重い場合や、他の治療法で効果がない場合は、画像検査を行います。

MRI検査

MRI検査は、磁場と電波を用いて、体内の断面画像を撮影する検査です。ゴルフ肘の場合、MRI検査を行うことで、腱の炎症の程度や、腱の損傷の有無、神経の圧迫の有無などをより詳細に確認することができます。

MRI検査については詳しくご覧ください↓↓

関節のMRI検査とは?MRIとレントゲンの違いを医師が解説!

ゴルフ肘の治療とは?

ゴルフ肘の治療はまずは痛む肘を安静にすることです。炎症を起こしている肘を休ませ、負担を減らすことが重要です。

初期のゴルフ肘であれば多くの場合、手術という選択肢を取らずに治療することができます。これを「保存療法」と呼びます。

まず安静にして炎症を抑え、痛みが強い場合は薬で和らげます。そして、痛みが引いてきたら、リハビリテーションで肘周りの筋肉を鍛え、柔軟性を高めていきます。また最近では根本的な治療として再生医療が注目されております。

ゴルフ肘治療法について詳しく解説

ゴルフ肘の治療法は、大きく分けて「保存療法」「手術療法」「再生医療」があります。

治療法

説明

具体例

保存療法

手術をせずに、安静、投薬、リハビリテーションなどによって症状の改善を図る治療法です。

・安静
・湿布や痛み止めなどの薬物療・炎症を抑えるための注射(ステロイド注射など)
・リハビリテーション(ストレッ チ、筋力トレーニングなど)

手術療法

保存療法で効果が得られない場合や、症状が重い場合に検討される治療法です。

・肘関節鏡手術など

再生医療

手術を回避する最先端の治療です。

・PRP療法
・幹細胞治療

ゴルフ肘で来院される患者様の多くは保存療法で症状が改善しています。ただし、痛みが非常に強い場合や、仕事でどうしても肘に負担をかけ続けなければならない場合などは、手術療法を選択することもあります。また最近では手術を回避する選択肢として再生医療も注目されています。

ゴルフ肘の再生医療とは

治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、日常生活においても肘に負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている靭帯を新たに再生させていく画期的な治療法です。

この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。関節鏡手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

ゴルフ肘の精密診断を実施中!

当院は再生医療に特化したクリニックであり手術を回避する再生医療という新しい治療を提供しております。 疑問や興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

院長監修記事

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武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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