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ミオナール錠とは?効果から副作用について整形外科医が徹底解説!

2025.08.23

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「先生、この痛みはもう良くならないのでしょうか…」

長年続くつらい肩こりや腰痛に、そんな風に諦めかけていませんか?

そのしつこい痛みの原因は、実は「筋肉のこり」と「血行不良」が繰り返される“痛みの悪循環”にあるのかもしれません。

この記事で解説する「ミオナール錠」は、まさにその悪循環を断ち切るために処方される薬です。

ある調査では、この薬を服用した患者さんの実に80.4%で症状の改善が確認されたというデータもあります。

なぜミオナールはこれほど効果が期待できるのか、その作用の仕組みから、気になる副作用や安全な服用方法まで、整形外科医が専門家の視点で徹底的に解説します。

ミオナール錠の主な効果と特徴3つ

診察室では、長年つらい肩こりや腰の痛みに悩む方から、「先生、この痛みはもう良くならないのでしょうか」という切実なご相談を本当によくお受けします。

そんなときにお出しする選択肢の一つが「ミオナール錠」です。このお薬は、ただ痛みを抑えるだけでなく、痛みの根本原因である「筋肉のこり」と「血の巡りの悪さ」の両方に働きかける特徴があります。

ここでは、ミオナール錠がどのようにして皆さんのつらい症状を和らげるのか、その主な3つの効果と特徴について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

筋肉の緊張を和らげる作用(肩こり・腰痛症など)

ミオナール錠が持つ最も中心的な働きは、ガチガチに固まってしまった筋肉の緊張をゆるめることです。

長時間のデスクワークや同じ姿勢での農作業、あるいは年齢と共に筋力が落ちてくることなどが原因で、筋肉は常に張り詰めた状態になりがちです。これが、つらい肩こりや腰痛を引き起こします。

ミオナール錠は、脳から背骨の中を通っている神経(脊髄)に働きかけます。そして、「筋肉を過剰に緊張させなさい」という指令が出過ぎるのを抑えてくれるのです。

専門的には、筋肉の張り具合を調整している「γ(ガンマ)運動ニューロン」という神経の過度な興奮を鎮めることで、筋肉の緊張を和らげると考えられています。

これにより、ご自身の意志ではなかなか力を抜けない筋肉を、体の内側からリラックスさせることができるのです。

実際に、首から肩、腕にかけての痛みやしびれ(頸肩腕症候群)や腰痛症の患者さんを対象とした調査も行われています。その報告によると、症状に中程度以上の改善が見られた方が52.1%にのぼりました。少しでも改善した方を含めると、実に80.4%の方で効果が確認されています。

血管を広げて血流を改善する作用

筋肉が硬くこわばると、その中を走っている無数の血管が圧迫されてしまいます。そうなると、血液の流れが悪くなり、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。

さらに、痛みを感じさせる原因となる疲労物質も筋肉の中に溜まったままになってしまいます。ミオナール錠には、この血流を改善する働きもあります。

具体的には、血管の壁にある「血管平滑筋」という筋肉の緊張をゆるめます。また、体を興奮・緊張させる時に働く交感神経が血管を縮めるのを抑える作用も持っています。

これらの働きによって血管が広がり、血の巡りが良くなります。

血流が改善されることで、新鮮な酸素や栄養が筋肉の隅々まで行き渡るようになります。同時に、溜まっていた痛み物質もスムーズに洗い流されるため、痛みの緩和につながるのです。

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痛み・こり・血行不良の悪循環を断ち切る仕組み

つらい肩こりや腰痛が、一度なってしまうとなかなか治りにくいのは、「痛みの悪循環」に陥っているからです。整形外科医として長年多くの患者さんを診てきましたが、この悪循環を断ち切ることが慢性痛治療の鍵となります。

【痛みの悪循環】

  1. 筋肉の緊張・こり  
    長時間の同じ姿勢などで筋肉が硬くなります。

  2. 血行不良  
    硬くなった筋肉が血管を圧迫し、血の巡りが悪くなります。

  3. 痛みの発生  
    血行不良により酸素が不足し、痛み物質が溜まります。

  4. さらなる筋肉の緊張  
    痛みを感じると、体は防御反応としてさらに筋肉をこわばらせます。(1に戻る)

このように、それぞれが原因となり結果となって、症状を長引かせ、悪化させてしまうのです。

ミオナール錠は、「①筋肉の緊張を和らげる作用」と「②血流を改善する作用」という2つの力で、この悪循環にアプローチします。

悪循環の出発点である筋肉のこりをほぐし、同時に血行不良も改善することで、負の連鎖を断ち切る手助けをしてくれるお薬なのです。

効果はいつから?作用時間と効き目のピーク

お薬を飲む上で、「いつから効き始めるのか」「どのくらい効果が続くのか」は、皆さんが最も気になる点だと思います。

ミオナール錠の場合、服用してから血液中の薬の濃度が最も高くなる時間、つまり効き目のピークは、およそ1.6時間から1.9時間とされています。

つまり、飲んでから2時間弱で効果が一番現れやすいと考えてよいでしょう。

そして、その効果が半分になるまでの時間も1.6時間から1.8時間程度です。効果の持続時間が比較的短いため、通常は1日に3回、食後に服用するよう指示されます。

これは、体内の薬の濃度を一定に保つための工夫です。日中のつらい症状を安定的におさえることで、日常生活を少しでも楽に過ごせるようにする目的があります。

もちろん効果の出方には個人差がありますので、医師の指示通りに服用を続けることが大切です。

痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合

痛み止めの内服は根本な治療ではなく、対症療法となります。痛み止めが効かない場合などは症状の進行などが考えられ根本的な治療が必要な場合が多くなります。当院は手術必要としない根本的な最先端の治療方法である再生医療専門クリニックとなります。

再生医療とは

治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

しかし、最近では再生医療が注目されています。

実際に再生医療を受けた患者様の【体験ドキュメンタリー動画】をご紹介します。

ミオナール錠の副作用と服用時の注意点5つ

診察室でミオナール錠をお出しする際、「先生、このお薬に副作用はありますか?」というご質問をよくいただきます。新しいお薬を始める時に不安を感じるのは、ごく自然なことです。

特に、長年痛みやこりでお悩みの方ほど、効果を期待する一方で、副作用へのご心配も大きいことでしょう。

整形外科医としての経験から、ミオナール錠は比較的副作用が少なく、安全に使いやすいお薬の一つだと考えています。しかし、どんなお薬にも副作用の可能性はゼロではありません。

そこで今回は、ミオナール錠を服用する上で特に知っておいていただきたい注意点を5つに絞り、具体的にお話しします。ご自身の体を守るための大切な知識ですので、ぜひご確認ください。

よくある副作用(眠気・ふらつき・脱力感)と仕事への影響

「この薬を飲むと、少しぼーっとする感じがするのですが…」

先日も、長年腰痛に悩む70代の男性から、このような相談を受けました。

ミオナール錠の副作用として報告が多いのが、眠気、ふらつき、脱力感です。添付文書によれば、副作用の発生頻度は全体で3.38%と決して高くはありません。しかし、これらの症状は日常生活に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

特にご高齢の方の場合、ふらつきは転倒につながる非常に大きな危険性をはらんでいます。

私は学生時代に柔道やラグビーをしていたのでよく分かりますが、受け身を知らない方の転倒は、思わぬ大怪我につながりかねません。

大腿骨の骨折などで入院され、そのまま寝たきりになってしまう方を、これまで何人も見てきました。そのため、ミオナール錠の服用中は、以下のような点に十分注意してください。

【服用中の注意点】

  • 車の運転や危険な機械の操作は避ける  
    眠気や集中力の低下により、重大な事故につながる恐れがあります。

  • 高い場所での作業は控える  
    ふらつきによる転落のリスクがありますので、脚立にのぼる作業なども避けてください。

  • 夜間のトイレなど、暗い場所での移動に気をつける  
    転倒のリスクが高まりますので、足元を照らすなど工夫しましょう。

もし、これらの症状が強く出る場合は、決して無理をせず、お薬を処方した医師に必ず相談してください。

他の薬やアルコールとの飲み合わせで注意すべきこと

「今、血圧の薬と膝の痛み止めを飲んでいますが、一緒に飲んでも大丈夫でしょうか?」 診察では、こうした複数の薬を服用されている方からのご相談が後を絶ちません。

ミオナール錠は、他の薬との相互作用が比較的少ない薬ですが、注意が必要な組み合わせもあります。

特に、同じように筋肉の緊張を和らげる作用を持つ「メトカルバモール」という成分を含む薬との併用には注意が必要です。

類似の作用を持つお薬との併用で、目のピントが合いにくくなる調節障害が起きたという報告があります。複数の医療機関にかかっている方は、必ずお薬手帳を持参し、医師や薬剤師に見せてください。お薬手帳は、あなたのお体を守るための大切な情報源です。

また、「毎日の晩酌が楽しみなのですが…」というご質問もよく受けます。

アルコールとミオナール錠を一緒に飲むと、眠気やふらつきといった副作用が強く出てしまう可能性があります。転倒のリスクも格段に高まりますので、ミオナール錠を服用している期間中の飲酒は、できるだけ控えるようにしてください。

妊娠中・授乳中・高齢者の服用における注意点

ご自身のことはもちろん、ご家族のことで心配される方もいらっしゃるでしょう。特にご高齢の方にミオナール錠を処方する際は、私も細心の注意を払っています。

年齢とともに、肝臓や腎臓の機能は少しずつ低下していきます。そのため、薬の成分が体内に残りやすくなり、副作用が出やすくなる傾向があるからです。

具体的には、眠気やふらつきによる転倒のリスクが最も懸念されます。そのため、ご高齢の方には、通常の半分量から始めるなど、慎重に投与量を調整することが一般的です。

また、妊娠中や授乳中の方については、以下のように考えられています。

  • 妊娠中の方  
    治療によるメリットが、お腹の赤ちゃんへのリスクを上回ると医師が判断した場合にのみ、処方されることがあります。

  • 授乳中の方  
    お薬の成分が母乳に移行することが動物実験で確認されています。服用する場合は、授乳を中止するか、医師と慎重に相談する必要があります。

お孫さんのお世話をされている方も多いと思います。娘さんやお嫁さんのためにも、こうした知識を頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

自己判断で服用を中止してはいけない理由

「痛みがずいぶん楽になったので、もう薬を飲むのをやめてもいいですよね?」

症状が改善してくると、このように考えたくなるお気持ちは非常によく分かります。しかし、ご自身の判断で服用を中止するのは絶対に避けてください。

ミオナール錠は、痛みの原因となっている筋肉の過度な緊張や血行不良を改善するお薬です。症状が楽になったと感じても、その根本的な原因が完全になくなったわけではない可能性があります。

急にお薬をやめてしまうと、抑えられていた筋肉のこわばりや痛みが再びぶり返してしまう「リバウンド」が起こることがあります。せっかく良くなってきた症状が悪化してしまうのは、非常にもったいないことです。

私たちは、患者さんの症状の改善具合や体の状態を総合的に判断し、徐々にお薬の量を減らしたり、中止するタイミングを見極めています。痛みが楽になったのは、治療が順調に進んでいる証拠です。

その良い状態を維持し、根本的な改善を目指すためにも、必ず医師の指示に従って服用を続けましょう。お薬の調整については、一緒に相談しながら進めていくことが何より大切です。

よくあるQ&A

診察室では、お薬について様々なご質問をいただきます。ここでは、ミオナール錠に関して特によく聞かれる3つの質問について、整形外科医としての長年の経験を交えながら具体的にお答えします。

Q1. ミオナールは飲んでからどれくらいで効きますか?

「先生、この薬は飲んだらすぐに楽になりますか?」というご質問をよく受けます。

ミオナール錠は、飲んでから大体1時間半から2時間ほどで、血液中のお薬の濃度が最も高くなります。そのため、痛み止めのように飲んですぐに効くというよりは、少し時間をかけて効果が現れるお薬です。

効果が続く時間も比較的短いため、1日3回食後に飲むことで、お薬の血中濃度を一定に保ちます。これにより、日中のつらい筋肉のこりや痛みを安定的に和らげることが目的です。

Q2. 高齢者が服用する際に、特に気をつけることはありますか?

ご高齢の方の場合、私が整形外科医として最も懸念しているのは「ふらつき」や「眠気」による転倒です。

ミオナール錠は筋肉の緊張を緩める作用があるため、人によっては力が抜けるような感覚やふらつきを感じることがあります。

もし、そのような症状が出た場合は、決して自己判断で服用を続けず、必ず処方した医師にご相談ください。お薬の量を調整するなどの対応を検討します。

Q3. 長く飲み続けても痛みが治らない場合、どうすればよいですか?

「薬を飲んでいるのに、根本的には良くなっていない気がする」と感じる方も少なくありません。

ミオナール錠は、つらい症状を和らげる対症療法であり、痛みの根本原因、例えばすり減った軟骨などを治すお薬ではありません。もし長期間服用しても症状が改善しないのであれば、痛みの原因となっている組織そのものへのアプローチを検討する時期かもしれません。

当院では、薬で症状を抑えるだけでなく、ご自身の脂肪から採取した幹細胞を用いて傷ついた組織の修復を促す「再生医療」を行っています。薬だけに頼らない治療に興味がおありでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合

痛み止めの内服は根本な治療ではなく、対症療法となります。痛み止めが効かない場合などは症状の進行などが考えられ根本的な治療が必要な場合が多くなります。当院は手術必要としない根本的な最先端の治療方法である再生医療専門クリニックとなります。

再生医療とは

治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

そのため、日常生活においても負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。しかし、最近では再生医療が注目されています。

実際に再生医療を受けた患者様の【体験ドキュメンタリー動画】をご紹介します。

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている軟骨や神経を新たに再生させていく画期的な治療法です。この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。人工関節の手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

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記事監修医師

記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

  • Kakurai, S. (2003). Clinical evaluation of eperisone hydrochloride in the treatment of spasticity due to cerebrovascular disease: a double-blind, comparative study with tizanidine hydrochloride. Current Medical Research and Opinion, 19(1), 1–10. https://doi.org/10.1185/030079903125002540

  • Kaneko, S., Kumagai, H., & Ohno, Y. (1997). Pharmacological profile of eperisone, a novel antispastic agent with vasodilator properties. General Pharmacology: The Vascular System, 28(1), 125–130. https://doi.org/10.1016/S0306-3623(96)00224-8

  • Kurosawa, M., & Satoh, T. (1998). Mechanisms of action of eperisone on spinal reflexes in the rat. Japanese Journal of Pharmacology, 78(3), 379–386. https://doi.org/10.1254/jjp.78.379

院長監修記事

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武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

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