true

シンセルクリニック主催 再生医療セミナー 福岡 2026年10月22日・11月26日 参加無料 詳細・お申込み
ホーム
コラム一覧

【整形外科医が解説】膝サポ...

【整形外科医が解説】膝サポーターの正しい選び方と「依存」のリスク|症状別チェックリスト付き

2026.03.15

まずは動画でチェック!【膝サポーターの正解はこれ!】

▶ 8分15秒・字幕付き|膝サポーターの選び方と、期待できる効果を解説

関節の痛みや手足のしびれを諦める前に。医師が教える最新の改善ヒントを動画でチェックする▶

「膝が痛いから、とりあえずドラッグストアでサポーターを買おう」
「もう何年もサポーターが手放せない。外すと膝がガクガクして怖い…」

膝の痛みにサポーターを使う方は多いですが、間違った種類を選んだり、長期間使いすぎると逆に膝を弱らせてしまうことをご存知ですか?

こんにちは。シンセルクリニック総院長の武内晋司郎です。整形外科医として1,000例以上の膝疾患を診てきた経験から、サポーター選びで最も重要なのは「値段」でも「人気ランキング」でもなく、あなたの膝の状態と目的に合っているかだとお伝えしています。

この記事では、失敗しないサポーターの選び方と正しいサイズの測り方、そして「サポーター依存」から抜け出すための根本的なアプローチまで、現場の本音で解説します。

【この記事でわかること】

  • 目的・症状別|4タイプのサポーターと正しい選び方

  • 変形性膝関節症・半月板損傷・スポーツ・成長痛(症状別の選び方)

  • 正しいサイズの測り方・通気性・皮膚トラブルの防ぎ方

  • サポーターをつけすぎると起きる「廃用性筋萎縮」のリスク

  • サポーターに頼らない膝へ:再生医療という選択肢

膝サポーターは、膝を支える・温める・軽く圧迫して痛みをやわらげるための補助具で、膝の状態と目的に合わせて4タイプから選びます。痛みの原因そのものを治すものではなく、長く使いすぎると筋力が落ちることがあります。

こんな目的なら

選ぶタイプ

変形性膝関節症で、歩くと痛い・冷えると痛い

保温性のあるスリーブタイプ(膝のお皿の周りにパッド付き)

膝がぐらつく・術後・靭帯や半月板の損傷

支柱付きの医療用(医師の指示のもと)

運動中の怪我予防・再発予防

スポーツ用(ベルト・ヒンジ付き)

O脚で膝の内側が痛い

アンローダー型(整形外科で相談)

1. そもそも膝サポーターはなぜ効くのか?3つのメカニズム

そもそも膝サポーターはなぜ効くのか?3つのメカニズムイラスト

サポーターを正しく選ぶためには、まずその効果のメカニズムを理解することが重要です。整形外科医の視点から、サポーターが膝の痛みを和らげる理由は主に3つあります。

① 固定・安定効果:膝関節を外側から支えることで、歩行時の余分な「ぐらつき」を抑制します。特に変形性膝関節症や靭帯損傷で膝の安定性が低下している方に有効です。

② 保温効果:膝を覆うことで体温が保たれ、血流が改善します。変形性膝関節症の慢性的な痛みは「冷え」で悪化することが多く、サポーターによる保温は非常に効果的です。急性炎症(腫れ・熱感がある時)は冷やすのが基本ですが、慢性的な鈍い痛みには温めることが推奨されています。

③ 触圧覚を利用した鎮痛効果:膝をサポーターで圧迫すると、皮膚の触圧覚センサーが刺激されます。触圧覚の信号は痛覚の信号より早く脳に届くため、痛みの伝達を部分的に遮断する「ゲートコントロール理論」が働きます。これが「着けると楽になる」感覚の科学的根拠です。

👨‍⚕️【武内院長の臨床メモ①:サポーターが効く人・効かない人】
外来で「どんなサポーターがいいですか?」と聞かれますが、私はまず「今の膝はどんな状態か」を確認します。急性炎症(腫れて熱を持っている)の時期にソフトなサポーターを着けても、固定が弱すぎて意味がありません。逆に慢性期なのに硬い固定具を長期間着け続けると筋肉が衰えます。サポーターは「膝の状態のフェーズ」に合わせて選ぶのが鉄則です。

手術以外の選択肢があるか、30秒でチェック
6つの質問にタップで答えるだけ。結果はLINEにすぐ届きます(無料)

30秒でわかる 再生医療 適応チェック(LINE・無料)

2. 種類がありすぎて分からない?目的別・4タイプの選び方

種類がありすぎて分からない?目的別・4タイプの選び方イラスト

ドラッグストアやネット通販には無数のサポーターが並んでいます。高いから効くはず、と値段で選んでいませんか?サポーターは「目的」に合わせて選ばなければ意味がありません。

タイプ① 【医療用・リハビリ向け】支柱付きでガチガチに固める

特徴:金属や硬質プラスチックの支柱(ステー)が左右に入っており、固定力が非常に強い。病院で処方されることも多いタイプです。

目的:靭帯損傷・半月板損傷・手術直後のリハビリなど「動かすと危険」な時期の保護。

向いている症状:膝がグラグラする(不安定感)・膝崩れが起きる・術後・重度の靭帯損傷。

⚠️ 医師の指示なく長期間使用するのは危険

日常生活で漫然と使い続けると、関節が固まり(拘縮)、筋力が著しく低下します。必ず医師の指示がある期間内での使用にとどめてください。

タイプ② 【スポーツ用】動きやすさと保護の両立

特徴:伸縮性のある素材で激しい動きにもフィットします。通気性・速乾性に優れており、長時間の着用でも蒸れにくい設計。

目的:バスケットボール・サッカー・ランニングなど膝への衝撃が大きいスポーツでの「怪我予防」や「再発防止」。

選び方のポイント:ジャンプ時の着地衝撃を和らげるパッド入り・横揺れを防ぐクロスベルト付きなど、競技特性に合わせて選びます。半月板損傷後の復帰期には、蝶番(ちょうつがい)式のヒンジ付きサポーターが安定性と可動域を両立させてくれます。

タイプ③ 【日常生活用・スリーブタイプ】保温と軽いサポート(変形性膝関節症向け)

特徴:筒状(スリーブタイプ)で履くものが多く、薄手で服の下でも目立ちにくい。最も一般的で広く使われるタイプです。

目的:階段の上り下り・立ち仕事・ウォーキング時の「痛みの緩和」。保温効果で血流を良くし、冷えによるこわばりを取ります。

選び方のポイント:夏場はメッシュ素材(通気性重視)、冬場は吸湿発熱素材(保温重視)で季節ごとに使い分けるのがコツです。膝蓋骨(お皿)の周りにパッドがあるタイプは、お皿の安定感が増して痛みが和らぎやすいです。

タイプ④ 【アンローダー型】O脚・変形性膝関節症の進行抑制

特徴:膝の内側または外側のどちらか一方にかかる荷重を分散させる構造。変形性膝関節症のO脚変形(内側軟骨が特にすり減っているタイプ)に対して有効です。

目的:内側の軟骨への集中的な負荷を外側に逃がし、軟骨のすり減り進行を抑制する。

注意点:病院で処方されるタイプが多く、正しい装着位置が重要です。自己判断で購入するより、整形外科で相談してから選ぶことを強く推奨します。

タイプ

固定力

保温

向いている症状

日常使い

医療用・支柱付き

★★★★★

△

靭帯損傷・術後リハビリ

×(長期は禁忌)

スポーツ用

★★★☆☆

△

スポーツ中の怪我予防・再発防止

△(運動時のみ)

日常生活用(スリーブ)

★★☆☆☆

★★★★☆

変形性膝関節症・慢性的な膝痛

○

アンローダー型

★★★☆☆

○

O脚・内側軟骨のすり減り

○(医師指示のもと)

【関連コラム】
膝に水がたまる症状・サポーターの効果についてはこちら
▷ 膝に水がたまる原因と症状|抜くべきか・サポーターは有効か医師が解説

文章だけでは伝わりにくい部分については、下記の動画をご覧いただくとより理解が深まります。

手術以外の選択肢があるか、30秒でチェック
6つの質問にタップで答えるだけ。結果はLINEにすぐ届きます(無料)

30秒でわかる 再生医療 適応チェック(LINE・無料)

3. 症状別・あなたに合うサポーターはどれ?

症状別・あなたに合うサポーターはどれ?イラスト

① 変形性膝関節症の方

症状:立ち上がりや動き始めが痛い・膝が冷えると痛む・長時間歩くと膝が重くなる。

おすすめ:「保温性重視」のソフトスリーブタイプ。膝全体を優しく包み込み温めることで血行を促進し、痛みを和らげます。膝蓋骨(お皿)周りを安定させるパッド付きも有効です。O脚が強い場合はアンローダー型を整形外科で相談してみてください。

整形外科医からの注意点:変形性膝関節症では「動かさないことによる悪循環」が最大の問題です。サポーターを着けることで痛みへの不安が軽減され、ウォーキングや運動療法に前向きになれる——これがサポーターの最も正しい使い方です。サポーターを着けて安静にしているだけでは、筋力低下が進んで逆効果です。

【関連コラム】
変形性膝関節症の症状・進行度・治療法を詳しく知りたい方はこちら
▷ 変形性膝関節症でやってはいけないこと|悪化させるNG行動を医師が解説

② 半月板損傷・靭帯損傷の方

症状:膝がグラグラする(不安定感)・膝崩れが起きる・階段や坂道で膝が抜ける感じがある。

おすすめ:「固定力重視」のハード〜ミドルタイプ。左右にアルミステーやプラスチック支柱が入っているものや、クロスベルトで締め付けを調整できるものを選びます。膝の横揺れを防ぎ、不安定感を解消します。

注意点:半月板損傷では「損傷の部位・程度・靭帯の状態」によって適切なサポーターが変わります。自己判断では選びにくいため、必ず整形外科でMRI検査を受けてから選択することを強く推奨します。

【関連コラム】
半月板損傷の症状・治療・やってはいけないことはこちら
▷ 半月板損傷のセルフチェック|症状の見極め方と受診の目安

③ スポーツによる膝痛・怪我予防

症状:運動中に膝が痛む・過去に膝を怪我した経験がある・激しいスポーツをしている。

おすすめ:競技特性に合わせた「スポーツ用」タイプ。ランニングなら軽量・薄型、バスケットやバレーならパッド付き・ベルト固定タイプが適しています。

④ 成長痛(オスグッド病)のお子様

症状:膝のお皿の下(脛骨粗面)が出っ張って痛い・運動後に特に痛む・10〜15歳の成長期。

おすすめ:「バンドタイプ(膝蓋腱バンド)」。膝のお皿の下をピンポイントで圧迫し、大腿四頭筋が脛骨を引っ張る力を緩和する専用バンドが効果的です。スリーブタイプでは位置がずれやすいため、オスグッド専用のバンドを選んでください。

【関連コラム】
膝の突然の痛み・若い人の膝痛の原因はこちら
▷ 膝が突然痛くなった原因とは?年代別の疾患と対処法を医師が解説
▷ ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは?症状・原因・治療法を解説

⑤ 膝の内側が痛い・膝の裏が痛い・水がたまるとき

痛む場所によって合うサポーターが変わります。内側は荷重を逃がすタイプ、裏側は圧迫しすぎないタイプ、水がたまるときはまず受診が優先です。

  • 膝の内側が痛い:O脚で内側のすり減りが原因なら、アンローダー型や内側を支える設計を整形外科で相談。内側のしこりや押して痛い場所があれば鵞足炎の可能性も。

  • 膝の裏が痛い:きつく巻くと痛みが強くなることがあります。膝裏が開いたタイプや、締め付けの弱いものを。しこりや腫れ、ふくらはぎのむくみがあれば受診を。

  • 膝に水がたまる:腫れ・熱感があるときはサポーターだけでは対処できません。感染や偽痛風などのこともあるため、まず整形外科で水の原因を確認してください(発熱・強い痛みを伴う場合は早めに受診)。

  • お皿(膝蓋骨)周りが痛い・膝蓋腱炎:お皿を囲むパッド付き、または膝蓋腱バンドが向きます。

4. 失敗しないサイズ選びと「意外な落とし穴」

失敗しないサイズ選びと「意外な落とし穴」イラスト

「Mサイズでいいだろう」と適当に選んでいませんか?サポーターはサイズが合っていないと効果ゼロどころか逆効果になります。

正しいサイズの測り方

Step 1 椅子に座り、膝を軽く曲げた状態(30〜45度)でリラックスします。

Step 2 膝のお皿(膝蓋骨)の中心を基準点とし、そこから上10cmの太もも周囲と、下10cmのふくらはぎ周囲をメジャーで測ります。

Step 3 各メーカーのサイズ表と照らし合わせます。境目のサイズで迷ったら「大きめ」を選ぶのが無難です。きつすぎるとうっ血の原因になります。

Step 4 実際に装着後、指2本が入るくらいの余裕があるか確認します。「跡がくっきり残る」「しびれる感じがする」場合はきつすぎます。

素材と皮膚トラブルの防ぎ方

  • かぶれ・あせも対策:

汗をかいたまま長時間着けていると、あせもやかぶれの原因になります。吸汗速乾素材(ポリエステル・ナイロン系)を選び、着用時間の目安は8時間以内にとどめ、こまめな洗濯が重要です。肌が敏感な方は綿混素材を選ぶか、サポーターの下にアンダーソックスや薄手の布を挟む方法が有効です。

  • うっ血・むくみ対策:

締め付けが強すぎると血流が悪くなり、足がむくんだり冷えたりします。「跡がくっきり残る」「足首までむくんでくる」場合はサイズが合っていないか、締め付けが強すぎるサインです。

  • 季節別の選び方:

夏場はメッシュ構造の通気性素材、冬場は吸湿発熱素材(ヒートテック系)を選ぶと快適に使えます。通気性の基準として、70cm³/cm²・s以上の素材が汗をかいても蒸れにくい目安です。

👨‍⚕️【武内院長の臨床メモ②:「ずり落ちてくる」のはサイズが合っていないサイン】
「サポーターがすぐずれてくる」という相談をよく受けます。ずり落ちる原因の多くはサイズが大きすぎることです。ただし、太ももが細くなってきた(筋力低下のサイン)ためにずれるようになった、という場合もあります。サポーターのずり落ちが気になり始めたら、膝周りの筋力低下を疑い、整形外科でリハビリの相談をすることをお勧めします。

おすすめの選び方|女性・男性・高齢者・薬局で買うとき

特定の商品名で選ぶより、「膝の状態」「使う場面」「サイズ」の3つが合っているものを選ぶのが失敗しないコツです。

  • 女性:薄手で服の下に響きにくいスリーブタイプ。冷えやすい方は保温素材、かぶれやすい方は綿混素材やアンダーウェアとの併用を。

  • 男性:立ち仕事やスポーツで使う場合は、ベルト付きで固定力の調整ができるタイプ。ふくらはぎ・太ももが太めの方はサイズ表を必ず確認。

  • 高齢者:着脱しやすい(面ファスナーや伸縮の少ない筒型)ことを最優先に。強く締める必要はありません。

  • 薬局・ドラッグストアで買う:店頭で試着し、座って膝を曲げたときにずれたり食い込んだりしないかを確認します。

痛みが強い、腫れがある、ぐらつくといった場合は、市販品に頼らず、まず整形外科で状態を確認してください。

5. 【最重要】サポーターを頼りすぎると危険な理由

サポーターを頼りすぎると危険な理由イラスト

ここからが、整形外科医として最もお伝えしたい内容です。サポーターは魔法の道具ではありません。使い方を間違えると、あなたの膝をダメにしてしまう可能性があります。

リスク① 廃用性筋萎縮(筋力の低下)

これが最大のリスクです。サポーターを着けている間、膝を支える役割の一部をサポーターが肩代わりします。これは楽ですが、裏を返せば「自分の筋肉がサボっている」状態です。

この状態が何ヶ月も続くと、膝周りの筋肉(大腿四頭筋・ハムストリングス・内転筋など)が痩せ細る「廃用性筋萎縮」が起きます。筋力が落ちると、サポーターを外した時に膝を支えられなくなり、余計に痛みが強くなる——という「サポーター依存の悪循環」に陥ります。

👨‍⚕️【武内院長の臨床メモ③:「サポーターを外すと歩けない」は危険信号】
「サポーターなしでは外に出られない」という患者様が時々いらっしゃいます。この状態はサポーターが「補助具」ではなく「代替関節」になってしまっているサインです。臨床研究でも、サポーターの長期使用は大腿四頭筋の筋力を最大20〜30%低下させることが示されています(参考文献②)。目安として、毎日8時間以上・3ヶ月以上使い続けているならば、一度整形外科で筋力評価を受けることを強くお勧めします。

リスク② 根本的な解決にならない

サポーターはあくまで「痛みを緩和する」「動きを安定させる」だけの対症療法です。すり減った軟骨を元に戻したり、切れた半月板をくっつけたりする治療効果は一切ありません。「サポーターをしているから大丈夫」と安心して根本治療を先送りにしている間に、関節の変形は静かに、しかし確実に進行します。

サポーターの「正しい使い方」

状況

サポーターの使い方

合わせてやること

急性期(腫れ・熱感あり)

固定力の強いタイプで安静保持

アイシング・整形外科受診

回復期・慢性期(痛みはあるが動ける)

ソフトタイプで動きの補助として活用

大腿四頭筋の筋力トレーニング・運動療法

軽度の痛み・予防目的

長時間の歩行・運動時のみ着用

日常では外して筋力を使う

【関連コラム】
水中ウォーキングなど膝に優しい運動についてはこちら
▷ 水中ウォーキングの効果とやり方|膝痛・変形性膝関節症に最適な運動

膝サポーターのデメリットまとめ|逆効果になるのはこんなとき

膝サポーターの主なデメリットは、筋力低下、皮膚トラブル、血流の悪化、根本治療の先延ばしの4つです。

  • 筋力が落ちる:毎日長時間つけ続けると、膝を支える筋肉を使わなくなります。

  • かぶれ・あせも:汗をかいたまま長時間つけると起こります。

  • うっ血・むくみ:サイズが小さい、強く締めすぎると足がむくみます。

  • 治療の先延ばし:痛みが隠れて、受診が遅れることがあります。

つけると逆に痛む場合は、サイズが合っていない、急性炎症の時期にソフトタイプをつけている、位置がずれてお皿を圧迫している、のいずれかが多いです。その場合はいったん外し、整形外科で膝の状態を確認してください。

6. サポーターに頼らない膝へ|第3の選択肢「再生医療」

サポーターに頼らない膝へ。第3の選択肢「再生医療」

「じゃあ、どうすればいいの?」 「手術は怖いから、サポーターで誤魔化すしかないと思ってた」

そんな方に知っていただきたいのが、「再生医療(幹細胞治療)」という新しい選択肢です。

これまでは「痛み止めとサポーターで耐える」か、「人工関節の手術をする」かの二択しかありませんでした。 しかし現在は、ご自身の細胞の力で「膝の組織を修復する」治療が可能になっています。

再生医療でできること

  1. 炎症を鎮める: 幹細胞には強力な抗炎症作用があり、サポーターでは取りきれない関節内部の腫れや痛みを鎮めます。

  2. 組織の修復: すり減った軟骨や傷ついた半月板など、損傷部位に働きかけ、修復を促します。

  3. サポーターからの卒業: 痛みが引き、関節の状態が良くなれば、自分の筋力で歩けるようになります。 「旅行に行く時だけ念のために着けるけど、普段はいらなくなった」 という状態を目指すのが、再生医療のゴールです。

手術との違い

  • 入院不要: 日帰りの注射治療です。

  • リハビリ: 手術後のような辛いリハビリはありません。治療直後から歩いて帰れます。

  • 身体への負担: メスを入れないので、高齢の方や持病がある方でも受けられます。

実際の患者様の声(動画)

当院で再生医療を受け、長年のサポーター生活から卒業された患者様のインタビューです。

再生医療の症例実績を見る
大阪・名古屋で診療を予約する

よくある質問(FAQ)

Q. サポーターは毎日つけてもいいですか?

急性期や術後リハビリ期であれば医師の指示に従って毎日使用します。慢性期の場合は「長時間の歩行や運動時のみ」として、日常の室内では外して自分の筋肉を使うことを推奨します。毎日8時間以上・3ヶ月以上の連続使用は筋力低下のリスクがあります。

Q. 寝る時もサポーターをつけるべきですか?

原則として睡眠中は外してください。睡眠中はサポーターの固定力が不要な上、長時間の圧迫でうっ血や皮膚トラブルのリスクがあります。膝の冷えが気になる場合はサポーターではなく、膝専用の保温ウォーマー(薄くて圧迫が弱いもの)を使用してください。ただし術後など医師から装着を指示されている場合はその指示に従ってください。

Q. 左右どちらの膝も痛いですが、両膝に着けていいですか?

はい、両膝に着けることは問題ありません。変形性膝関節症は進行すると両膝に及ぶことが多く、両膝に同じタイプを装着することで歩行バランスが取りやすくなります。ただし左右で痛みの性質や程度が違う場合は、それぞれの状態に合ったタイプを選ぶことも検討してください。

Q. サポーターをすると膝の痛みが逆に悪化するのですが?

以下の原因が考えられます。①サイズが小さすぎてうっ血している ②急性炎症(腫れ・熱感あり)の時期にソフトタイプを使っている ③サポーターの位置がずれて膝蓋骨(お皿)を圧迫している。いずれかに当てはまる場合はサポーターを外し、整形外科で現在の膝の状態を確認してもらってください。

Q. 膝サポーターは保険が適用されますか?

医師が処方する「治療用装具」として認められた場合は、健康保険が適用されます(自己負担は1〜3割)。ドラッグストアや通販で自己判断で購入した市販品は保険適用外です。医師から「サポーター(装具)が必要」と診断を受けた場合は、処方箋をもらって義肢装具士に作製してもらうことで保険適用になります。

記事監修:シンセルクリニック 総院長 武内 晋司郎(整形外科医)
最終更新:2026年3月 (次回更新予定:2026年9月)

Q. 膝サポーターのデメリットは何ですか?

主なデメリットは、長時間つけ続けると膝周りの筋力が落ちること、かぶれやうっ血が起きること、痛みが隠れて受診が遅れることです。

痛みが強い時期や運動時だけに使い、日常では外して筋肉を使うのがおすすめです。

Q. 医療用の膝サポーターと市販のものはどう違いますか?

医療用は医師が診断のうえで処方し、固定力や形が膝の状態に合わせて決められます。市販品は誰でも買えますが、固定力や調整機能は商品によって異なります。

Q. 膝サポーターは薬局で買っても大丈夫ですか?

軽い痛みや保温が目的なら、薬局で試着して選んで問題ありません。腫れ・ぐらつき・強い痛みがある場合は、先に整形外科を受診してください。

Q. 高齢者に膝サポーターはおすすめですか?

痛みの補助や不安の軽減に役立ちますが、つけたまま動かないと筋力が落ちます。着脱しやすいものを選び、歩く・運動と組み合わせてください。

Q. 膝に水がたまるときはサポーターをつけてもいいですか?

腫れや熱感があるときは、保温すると悪化することがあるため、サポーターで済ませず先に受診してください。水がたまる原因によって対応が変わるためです。

Q. 膝サポーターは立ち仕事のときだけでもいいですか?

はい、長時間の立ち仕事の間だけ着け、休憩や帰宅後は外す使い方がおすすめです。痛みが強い日はひざを休める時間も作ってください。

参考文献

  1. Brouwer RW, et al. "Braces and orthoses for treating osteoarthritis of the knee." Cochrane Database of Systematic Reviews (2005). 変形性膝関節症に対するサポーター・装具の有効性を評価したコクランレビュー。アンローダー型装具が内側コンパートメントへの負荷を軽減し、痛み・機能改善に効果があることを示す。
    https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD004020.pub2/full

  2. Messier SP, et al. "Effect of High-Intensity Strength Training on Knee Pain and Knee Joint Compressive Forces Among Adults With Knee Osteoarthritis: The START Randomized Clinical Trial." JAMA 325, no. 7 (2021): 646-657. 変形性膝関節症患者への高強度筋力トレーニングが膝痛と関節圧縮力に与える影響を評価したRCT。筋力強化が長期的な膝関節保護につながることを示す根拠。
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33591344/

  3. Felson DT, et al. "The incidence and natural history of knee osteoarthritis in the elderly." Arthritis & Rheumatism (1995). 変形性膝関節症の発症率・自然経過を追跡した大規模疫学研究。進行性疾患であり適切な介入の重要性を示す根拠として参照。
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7488289/

  4. Gray B, et al. "Appraisal of quality and analysis of the similarities and differences between osteoarthritis Clinical Practice Guideline recommendations." Osteoarthritis and Cartilage 32, no. 6 (2024): 654-665. 世界主要ガイドラインにおける変形性膝関節症の治療推奨(運動療法・装具・薬物療法・手術)の比較分析。サポーターより運動療法が最優先されていることの根拠となる。
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38309480/

  5. 日本整形外科学会「変形性膝関節症」診療ガイドライン。装具(サポーター)・運動療法・薬物療法・手術療法の推奨度と適応基準を定めた国内専門学会の公式指針。

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

医師プロフィールはこちら

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

医師プロフィールはこちら

同カテゴリの最新記事

Access

アクセス

大阪院

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ御堂筋線

四つ橋駅から徒歩3分

提携

名古屋(ドクターフォースクリニック)

所在地

〒460-0003

愛知県名古屋市中区錦1-15-8

アミティエ錦第一ビル3階

Googleマップ

電車でお越しの方

名古屋市営地下鉄桜通線

国際センター駅 徒歩8分

名古屋市営地下鉄東山線

伏見駅 徒歩7分

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区

西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ四つ橋線

四つ橋駅から徒歩3分

ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック

大阪

名古屋

広島

福岡

まずは、ご相談ください

再生医療の可能性を、一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。
新しい選択肢を「知る」ために、まずはお気軽にお問い合わせください。

電話受付

9:00〜18:00

月

火

水

木

金

土

日

※祝日は休診日となります。

電話での予約・お問い合わせ診療予約お問い合わせ
診療予約はこちら
w2i9Xh