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【医師解説】膝の外側が痛い原因は?「O脚」や「半月板」のリスクを10秒でセルフチェック

2026.02.05

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

「階段を降りるとき、膝の外側にピキッと電気が走る」

「歩いていると、体が外側に傾いていくような不安定感がある」

膝の痛みに悩む方の中でも、特に「外側」が痛む場合は注意が必要です。 なぜなら、それは単なる使いすぎ(筋肉痛)ではなく、日本人に多い「O脚(ガニ股)」が進行し、関節の内部で軟骨や半月板が限界を迎えているサインである可能性が高いからです。

「ただの筋肉痛だろう」と放置していると、ある日突然、膝がロックして動かなくなったり、気付いた時には手術が必要な状態まで悪化したりすることもあります。

この記事では、長年多くの患者様を診察してきた整形外科専門医の視点から、あなたの膝の外側の痛みが「筋肉の炎症(セルフケアで治る)」なのか、それとも「関節の破壊(専門的な治療が必要)」なのかを一発で見分けるチェック法と、手術をせずに根本治療を目指す「再生医療」について解説します。

「手術しかない」と諦める前に、一度ご相談ください。

入院なし・日帰りで膝の軟骨を修復する「再生医療」とは?

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1. 【10秒診断】その痛み、筋肉?それとも関節?

「膝の外側が痛い」といっても、原因は一つではありません。 大きく分けて「筋肉・靭帯(使いすぎ)」と「関節内部(変形・損傷)」の2つのタイプがあります。 対処法が全く異なるため、まずはご自身の膝を触って確認してみましょう。

タイプA:筋肉・靭帯のトラブル(腸脛靭帯炎など)

ランナーやスポーツ愛好家に多いタイプです

[ ] ランニングや登山をした後に痛くなる。

[ ] 膝の外側にある「骨の出っ張り(大腿骨外側上顆)」を押すと痛い。

[ ] 休むと治るが、運動すると再発する。

👉 診断: 主な原因は「使いすぎ(オーバーユース)」です。 「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」の可能性が高いです。ストレッチや安静、フォームの改善で治ることがほとんどです。

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腸脛靭帯炎のやってはいけないこととは?医師が解説

タイプB:関節内部のトラブル(変形性膝関節症・半月板損傷)

中高年の方に多く、放置すると危険なタイプです

[ ] 階段を「降りる」ときや、方向転換でズキッと痛む。

[ ] 膝の「奥の方」や「骨と骨の隙間(関節列隙)」を押すと痛い。

[ ] O脚気味である(立った時に膝と膝の間が指2本以上空く)。

[ ] 膝を曲げ伸ばしすると「カクッ」と音が鳴る、または引っかかる。

👉 診断: 「関節の破壊」が進行しています。 変形性膝関節症や半月板損傷の疑いがあります。放置すると軟骨がすり減り続け、最終的には歩行困難になる恐れがあります。

※この記事では、特に重症化しやすく、専門的な治療が必要な「タイプB(関節トラブル)」について詳しく解説します。


2. 中高年に多い「膝外側痛」の2大原因

なぜ、スポーツをしていないのに膝の外側が痛むのでしょうか?

湿布を貼っても治らない理由は、痛みの原因が「表面(筋肉)」ではなく「奥深く(関節)」にあるからです。

① 変形性膝関節症(外側型・O脚進行型)

「変形性膝関節症」というと、膝の内側が痛くなるイメージが強いかもしれません。確かに日本人の9割は内側型ですが、外側が痛くなるケースも決して珍しくありません。

【なぜ外側が痛むのか?】

  • O脚の進行による「外側スラスト」

日本人の多くはO脚(ガニ股)です。O脚が進むと、歩いて体重がかかった瞬間に、膝が外側に「カクッ」とずれる現象が起きます(これを外側スラストと言います)。 この横揺れによって、外側の靭帯や関節包が常に引き伸ばされ、悲鳴を上げているのです。

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  • X脚(外反変形)

 逆に、膝が内側に入る「X脚」の方は、常に外側の軟骨に体重が集中するため、外側の軟骨が集中的にすり減ります。欧米人に多いタイプですが、日本人でも見られます。

② 外側半月板損傷(がいそくはんげつばんそんしょう)

膝のクッションである「半月板」の外側が傷ついている状態です。

【日本人に多い「円板状半月板」のリスク】

実は、日本人の数%〜十数%は、生まれつき外側の半月板が通常より大きく分厚い「円板状半月板(えんばんじょうはんげつばん)」という形状をしています。 このタイプは、通常の半月板よりも傷つきやすく、裂けやすいという弱点があります。

「昔、スポーツで膝をひねったことがある」

「特に怪我はしていないのに、ある日から急に痛くなった」

という方は、加齢によって半月板の水分が失われ、古傷や弱い部分から亀裂が入り、それが痛みの原因になっている可能性が高いです。

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3. なぜ、病院に通っても治らないのか?

「整形外科でヒアルロン酸注射を打っているけれど、痛みが取れない」

「レントゲンを撮って、湿布と痛み止めで様子を見ましょうと言われた」

そんなお悩みを、当院に来られる患者様からよく耳にします。 なぜ、病院に通っているのに良くならないのでしょうか?

それは、従来の治療(保存療法)は、一時的に痛みや炎症を抑えることはできても、「すり減った軟骨」や「亀裂が入った半月板」を元に戻すことはできないからです。

かといって、次のステップである「手術」には、大きな壁があります。

  • 骨切り術(こつきりじゅつ): 骨を切って角度を変え、O脚やX脚を矯正する手術。数週間の入院と、数ヶ月のリハビリが必要です。

  • 人工関節置換術: 傷んだ関節を金属やプラスチックに取り換える手術。感染症のリスクや、脱臼の不安など、一生付き合うリスクがあります。

「今の治療では治らない。でも、手術は怖くて受けられない」 その板挟みになっている方にこそ知っていただきたいのが、第3の選択肢である「再生医療」です。


4. 手術を回避する「再生医療」という選択

再生医療は、薬で痛みをごまかすのでもなく、手術で人工物を入れるのでもなく、「ご自身の細胞の修復力」を使って関節を治す新しい治療法です。

まずは、院長による「再生医療の仕組み」についての解説動画をご覧ください。

どんな治療をするの?

ご自身のお腹の脂肪から、組織を修復する能力を持つ「幹細胞(かんさいぼう)」を少量採取します。それを専門の施設で培養して数千万〜数億個に増やした後、膝関節に注射で戻します。

膝の外側の痛みにどう効く?

  • 炎症の鎮火:

幹細胞には強力な抗炎症作用があります。長年続いていた膝の奥のしつこい炎症を鎮め、ズキズキする痛みを取り除きます。

  • 組織の修復(リペア効果):

すり減った軟骨や、傷ついた半月板の表面に幹細胞が働きかけ、組織の修復を促します。これにより、クッション機能が回復し、骨同士の衝突が和らぎます。

再生医療のメリット

  • 入院不要: 全身麻酔やメスは使いません。すべて日帰りで完了します。

  • 高齢でも可能: ご自身の細胞を使うため、80代・90代の方でも治療を受けられます。

  • O脚でも効果あり: 骨の変形そのものを真っ直ぐにするわけではありませんが、炎症を抑えて組織を修復することで、「変形はあるけれど痛くない」という状態を目指せます。

【症例動画】実際に治療を受けた患者様の声

「本当に良くなるの?」と不安な方は、実際に当院で再生医療を受け、痛みを克服された患者様のインタビュー動画をご覧ください。

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「手術しかない」と諦める前に、一度ご相談ください。

入院なし・日帰りで膝の軟骨を修復する「再生医療」とは?


5. 自宅でできるケアとNG行動

治療と並行して、膝への負担を減らす「生活習慣の改善」も大切です。 間違ったケアをしていると、かえって悪化させてしまうこともあります。

OK行動(筋力トレーニング)

膝の外側が痛む方は、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)や、お尻の横の筋肉(中殿筋)が弱っていることが多いです。 お風呂の中などで、膝を伸ばしたまま足を上げる運動や、横向きに寝て上の足を上げる運動を行いましょう。天然のコルセット(筋肉)をつけることで、関節の横揺れを防ぎます。

NG行動(過度な安静)

「痛いから」と一日中座ったままや寝たきりでいると、筋力が落ちてO脚が進行し、さらに痛くなる悪循環に陥ります。 激痛がある時以外は、痛くない範囲で動かすことが関節の栄養補給になります。

NG行動(深いスクワット・正座)

膝を深く曲げる動作は、外側半月板に強い圧力をかけます。 和式トイレや正座、深いスクワットは避け、椅子中心の生活を心がけましょう。

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まとめ:あなたの膝は、まだ諦めなくていい

膝の外側の痛みは、放置すればするほど変形が進行し、最終的には手術以外の選択肢がなくなってしまいます。 「いつか治るだろう」と我慢している時間が、一番のリスクです。

しかし、「今」であれば、メスを入れずに治せる可能性があります。

「趣味のゴルフをもう一度楽しみたい」 「階段をスタスタ降りられるようになりたい」 「旅行先で、みんなと同じペースで歩きたい」

その願いを叶えるために、シンセルクリニックは全力でサポートします。 まずは一度、あなたの膝の状態を詳しく診せてください。MRI画像をお持ちいただければ、より正確な診断が可能です。

「ヒアルロン酸注射が効かない」「手術は怖い」とお悩みの方へ
すり減った軟骨・半月板を修復する「第3の選択肢」

膝の外側の痛みは、関節の破壊が進んでいるサインかもしれません。
当院の「再生医療」は、手術のように骨を切ることなく、ご自身の細胞の力で「痛みの原因」を根本から修復します。

治療法の違い

項目 一般的な治療
(ヒアルロン酸・手術)
再生医療
目的 一時的な緩和
または人工物への置換
組織の修復
自己治癒力の活用
入院・リハビリ 手術なら2週間〜
長期リハビリ必須
日帰り可能
歩いて帰宅
身体への負担 切開・麻酔リスクあり 注射のみ
副作用リスク小

あなたの膝の痛み、まだ諦めないでください

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※クリックしても予約は確定しません。

よくある質問

患者さんが膝の外側の痛みについて、よく質問されることについてお答えします。

Q1. 膝の痛みが完全に治るまで、どのくらいかかりますか?

A. 痛みが改善するまでの期間は、原因となる疾患の種類、症状の重さ、患者さんの年齢や活動レベルによって大きく異なります。軽度の腸脛靭帯炎などであれば、数週間から数ヶ月の保存療法で改善が見られることが多いです。しかし、半月板損傷や変形性膝関節症のように組織自体の損傷がある場合は、数ヶ月から半年以上の治療期間が必要になることもあります。

Q2. 手術は避けたいのですが、再生医療で本当に良くなりますか?

A. 「先生、できれば手術はしたくないのですが…」というお気持ちは、診察室で非常に多く伺います。再生医療は、患者さんご自身の細胞や成分を使い、自己治癒力を高めることで組織の修復を促す治療法です。特に、変形性膝関節症の初期から中期、半月板損傷や軟骨損傷などで、従来の保存療法では効果が限定的であったり、手術まではまだ考えていなかったりする患者さんにとって、非常に有効な選択肢となり得ます。

Q3. 再生医療は費用が高いと聞きましたが、どのくらいかかりますか?保険は適用されますか?

A. 再生医療は、先進医療であり、現在のところ公的医療保険の適用外となるため、費用は全額自己負担となります。そのため、患者さんからは費用に関するご質問をよくいただきます。確かに、一般的な保険診療に比べて高額になる傾向がありますが、手術にかかる費用や入院期間、リハビリ期間などを総合的に考えると、再生医療が必ずしも高額であるとは限りません。

参考文献

  1. Schroeder GG, Albersheim M, Vel MS, Sherman SL. "Lateral Opening Wedge Distal Femoral Osteotomy-Technique, Pearls, and Pitfalls." Clinics in sports medicine 45, no. 1 (2026): 75-90.

  2. Rounds A, Maak TG. "Closing Wedge Medial Distal Femoral Osteotomy-Technique, Pearls, and Pitfalls." Clinics in sports medicine 45, no. 1 (2026): 91-112.

  3. Scuderi G, Sharma R. "Pre-operative Patient Optimization Reduces Complications Following Total Knee Arthroplasty: An Evidenced-based Approach." The Orthopedic clinics of North America 57, no. 1 (2026): 23-29.

  4. Gómez-Verdejo F, Moran TE, Villarreal-Espinosa JB, Gelber PE, Chahla J. "Tips and Tricks for Combined Femoral-Based Procedures." Clinics in sports medicine 45, no. 1 (2026): 189-204.

  5. Featherall J, Kanakamedala A, Rothrauff B, Vidal AF. "Medial Closing Wedge High Tibial Osteotomy: Surgical Technique." Clinics in sports medicine 45, no. 1 (2026): 55-66.

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