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【整形外科医監修】腱板断裂の症状をセルフテストでチェックする!|痛みが出る角度で判定!五十肩との違いも解説

2026.01.17

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

まずは動画でチェック!【肩の痛みセルフチェック】

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「腕を上げると肩に鋭い痛みが走る」

「夜、肩が痛くて目が覚めてしまう」

「ただの五十肩だと思っていたけれど、なかなか治らない」

もし、あなたがこのような症状でお悩みなら、それは単なる肩こりや加齢によるものではなく、「腱板断裂(けんばんだんれつ)」かもしれません。

腱板断裂は、放置すると断裂部が広がり、最悪の場合は手術が必要になることもある怖い病気です。しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、手術をせずに改善できる可能性も十分にあります。

この記事では、整形外科医が、ご自宅で簡単にできる腱板断裂のセルフチェック方法と、最新の治療選択肢について徹底解説します。

「手術しかない」と言われて迷っていませんか? メスを入れずに、ご自身の細胞で傷ついた腱を修復する。 腱板断裂の新しい選択肢「再生医療」とは?

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そもそも「腱板断裂」とは?五十肩との決定的な違い

セルフチェックを行う前に、腱板断裂がどのような状態かを知っておくことが重要です。多くの患者様が「五十肩(肩関節周囲炎)」と混同されていますが、この2つは全く異なる病態であり、対処法も異なります。

肩を支える4つのインナーマッスル「腱板」

肩関節の奥には、腕の骨を肩甲骨に引き寄せて安定させる4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の腱が集まっています。これを総称して「腱板(ローテーターカフ)」と呼びます。

この腱板が、加齢による変性や怪我、スポーツでの酷使によって切れてしまった状態が「腱板断裂」です。

【重要】腱板断裂と五十肩(四十肩)の見分け方

ここが最も重要なポイントです。以下の表で簡易的に見分けることができます。

項目

腱板断裂

五十肩(肩関節周囲炎)

腕の動き

自分の力では上がらないが、反対の手で支えれば上がることが多い

拘縮(固まっている)しているため、支えてもらっても上がらない(ロックがかかる)

痛みの出る動作

腕を上げる途中で痛む(特定の角度)、下ろす時に痛む

どの方向に動かしても痛い、動かさなくても痛い時期がある

力の入り具合

力が入りにくい(脱力感)

力は入るが、痛くて動かせない

音(クレピタス)

動かすと「ジョリジョリ」という音がすることがある

音はあまりしない

もし、「反対の手で支えれば腕が上がるけれど、自力でキープしようとすると力が抜けて落ちてしまう」場合は、腱板断裂の疑いが濃厚です。

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自宅でできる!腱板断裂の4つのセルフテスト

ここからは、整形外科の診察室でも実際に行われている理学所見テストを元にした、4つのセルフチェック方法をご紹介します。

1. 痛みが出る角度で判定「ペインフルアークサイン (Painful Arc Sign)」

腱板断裂の典型的な症状の一つに、「特定の角度でのみ痛む」という特徴があります。

  • 方法:

  1. 腕を脱力して体側に下ろします。

  2. 手のひらを下に向けたまま、腕を真横からゆっくり上げていきます(外転)。

  3. 真上(180度)まで上げたら、またゆっくり下ろしていきます。

  • 判定:

  • 腕を上げ下げする際、60度〜120度の間でのみ強い痛みを感じる場合、陽性の可能性があります。

  • この角度は、切れた腱板が肩の骨(肩峰)とぶつかりやすい(インピンジメント)位置にあたります。これより高い位置や低い位置では痛みが和らぐのが特徴です。

2. 腕を支えきれるか?「ドロップアームサイン (Drop Arm Sign)」

腱板の中でも特に損傷しやすい「棘上筋(きょくじょうきん)」の機能をチェックします。

  • 方法:

  1. (可能であれば介助者に)腕を真横90度の高さまで持ち上げてもらいます。

  2. 「この位置で腕をキープしてください」と意識し、介助者は手を離します。

  • 判定:

  • 手を離された瞬間、腕を支えきれずにストンと落ちてしまう、または痛みのためにゆっくり下ろせず落ちてしまう場合、陽性です。

  • これは腱板が断裂しているため、腕の重さを支える張力が働いていないことを示唆します。

3. 棘上筋の筋力を確認「エンプティカン・テスト (Empty Can Test)」

缶ジュースの中身を捨てるような動作で行うため、この名前がついています。

  • 方法:

  1. 腕を肩の高さ(90度)まで上げ、さらに30度ほど前方に移動させます。

  2. 親指を床に向けます(空き缶を逆さにするポーズ)。

  3. この状態で、上から誰かに腕を押し下げてもらいます。あなたはそれに抵抗して腕を上げ続けようとしてください。

  • 判定:

  • 痛みが出て力が入らない、あるいは抵抗できずに腕が下がってしまう場合、棘上筋断裂の疑いがあります。

4. 棘下筋の筋力を確認「外旋ラグサイン & 筋力テスト」

肩の後ろ側にある「棘下筋(きょくかきん)」の状態をチェックします。

  • 方法:

  1. 肘を90度に曲げ、脇を締めて体に密着させます。

  2. この状態から、扉を開くように腕を外側に開いていきます(外旋)。

  3. 誰かに外側から内側へ押す力を加えてもらい、それに抵抗します。

  • 判定:

  • 抵抗できずに内側に戻されてしまう、または痛みで外側に開けない場合、棘下筋の損傷が疑われます。


セルフチェックで「陽性」だった場合どうすべきか?

自己判断は禁物。まずは「MRI」で確定診断を

上記のテストで当てはまる項目があった場合、腱板断裂の可能性が高いと言えます。しかし、これらはあくまで簡易的なスクリーニングです。

腱板断裂の確定診断には、レントゲンだけでなくMRI検査が不可欠です(レントゲンには骨しか写らず、腱は写りません)。

「痛いけれど動かせるから大丈夫」と放置してしまうのが一番危険です。

放置するとどうなる?腱板断裂の自然経過

腱板断裂は、皮膚の切り傷と違って「自然にくっついて治る」ことは医学的にほとんどありません。筋肉はゴムのように縮もうとする性質があるため、切れた腱は時間とともにどんどん骨から離れていき、断裂サイズ(穴)が拡大していきます。

・筋萎縮・脂肪変性:

使わなくなった筋肉が痩せ細り、脂肪に置き換わってしまいます。こうなると、いざ手術をしようとしても縫合できなくなります。

・変形性肩関節症:

関節のバランスが崩れ、軟骨がすり減り、最終的には人工関節置換術しか選択肢がなくなる可能性があります。

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腱板断裂の治療法:保存療法、手術、そして「再生医療」

従来、腱板断裂の治療は「リハビリで痛みをごまかす(保存療法)」か「入院して手術で縫う(手術療法)」の2択しかありませんでした。

しかし、医療技術の進歩により、「切らずに治す」第3の選択肢が登場しています。

1. 保存療法(リハビリ・注射)

内容: ヒアルロン酸注射や痛み止め、リハビリで周囲の筋肉を鍛える。

メリット: 体への負担が少ない。

デメリット: 断裂した腱自体は治らない。痛みが再発しやすい。

2. 手術療法(関節鏡下腱板縫合術)

内容: 入院し、全身麻酔下で骨にアンカーを打ち込み、切れた腱を縫い合わせる。

メリット: 腱を物理的に繋ぐことができる。

デメリット:

  • 数週間〜数ヶ月の入院・固定が必要。

  • 再断裂率が約10〜30%と意外に高い。

  • 術後のリハビリが辛く、長期間仕事を休む必要がある。

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3. 【シンセルクリニックが提案する】再生医療(幹細胞治療)

シンセルクリニックでは、ご自身の体にある「幹細胞」の修復力を利用した治療を行っています。

なぜ再生医療が腱板断裂に効くのか?

自分のお腹の脂肪から採取した幹細胞を培養し、断裂した腱板の部分に直接注射します。幹細胞には以下の働きがあります。

  1. 抗炎症作用: 長引く痛みの原因となっている慢性的な炎症を強力に鎮める。

  2. 組織修復作用: 傷ついた腱の組織分化を促し、組織の再生をサポートする。

シンセルクリニックの治療の特徴

  • 入院不要: すべて日帰りで完了します。

  • 手術なし: メスを使わず、注射のみで投与します。

  • 自己細胞: 自分の細胞を使うため、アレルギーや拒絶反応のリスクが極めて低いです。

  • 独自技術: 当院では、独自の技術で冷凍せず「生きのいい」幹細胞を高濃度で投与することにこだわっています。

当院の再生医療を受け方のインタビュー動画はこちらをご覧ください↓↓

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「手術は怖い」「仕事を休めない」「高齢で手術は無理と言われた」

このような方にとって、再生医療は新しい治療法です。

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よくあるご質問 Q&A

Q. セルフチェックで痛みがありましたが、少し様子を見てもいいですか?

A. 2週間以上痛みが続く、または夜眠れないほどの痛み(夜間痛)がある場合は、すぐに受診してください。早期であればあるほど、治療の選択肢は広がります。

Q. 再生医療で完全に元通りになりますか?

A. 腱板が完全に消失してしまっているような重度の場合を除き、多くの方で痛みの消失と可動域の改善が見られます。「手術しかない」と言われた方が、再生医療でゴルフや家事ができるまで回復した症例も多数ございます。まずは一度、MRI画像を持ってご相談ください(当院での撮影も可能です)。

Q. 治療費はどれくらいですか?

A. 再生医療は自由診療となります。症状や使用する幹細胞の数によって異なりますので、詳しくはこちらの[料金ページ]をご覧ください。医療費控除の対象となる場合があります。


まとめ:その肩の痛み、諦める前にご相談ください

腱板断裂は、適切な診断と治療を行えば、決して怖い病気ではありません。

一番怖いのは、「年のせいだから」と痛みを我慢し続け、取り返しのつかない状態まで悪化させてしまうことです。

今回ご紹介したセルフチェックで少しでも不安を感じた方は、ぜひ一度医師の診察を受けてください。

シンセルクリニックでは、整形外科医としての豊富な経験を持つ医師が、MRI診断から治療方針の決定まで、患者様一人ひとりに寄り添って行います。

手術という大きな決断をする前に、「自分の細胞で治す」という可能性について、私たちとお話ししてみませんか?

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記事監修医師

記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

  • Davey MS, Davey MG, Hurley ET and Mullett H. "The Effects of Pre-existing Mood Disorders on Patient-Reported Outcomes After Arthroscopic Rotator Cuff Repair: A Systematic Review and Meta-analysis." JBJS reviews 11, no. 10 (2023): .

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