Column
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2025.10.14
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
シンセルクリニック武内総院長が、ひざのポキポキ音ついて、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。まずは動画をご覧いただくと理解しやすくなります。
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階段を降りるとき、あるいは立ち上がるとき、ポキポキと音がして不安を感じたことはありませんか?
多くの人が経験するこの「膝のポキポキ音」ですが、実はその原因や、将来的な健康への影響について、あなたはどれくらい理解していますか?
実は、このポキポキ音は、単なる関節液の気泡の破裂という些細な原因の場合もあれば、軟骨のすり減りや靭帯の損傷といった、重大な問題のサインである可能性があります。
45歳以上で朝のこわばりが30分未満の場合、変形性膝関節症の可能性が高いという研究結果も存在します。 世界では約6億5400万人が変形性膝関節症に罹患していると推定されており、決して他人事ではありません。この記事では、整形外科医が膝のポキポキ音の原因、そのメカニズム、そして放置した場合のリスク、さらに具体的な対処法や再生医療の可能性まで、分かりやすく解説します。
不安や疑問を解消し、健康な膝を維持するための知識を手に入れましょう。 今すぐ、あなたの膝の健康について見直してみませんか?




膝がポキポキ鳴ると、不安になりますよね。
特に痛みも伴うと、何か深刻な病気ではないかと心配になるのも当然です。この記事では、膝の音の正体や原因、そしてその対処法について、より具体的に解説します。
膝の関節で音が鳴る理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、関節の中にある関節液に気泡ができることが原因です。

関節液は、関節の動きを滑らかにする、いわば潤滑油のような役割を果たしています。この関節液には、二酸化炭素などの気体が溶け込んでおり、これが小さな気泡を形成することがあります。
膝を曲げたり伸ばしたりする際に、関節内の圧力が変化することで、これらの気泡がパチッと音を立てて弾けるのです。これは、炭酸飲料のペットボトルを振ってから開けた時に、プシュッと音が鳴る現象と似ています。この場合の音は、一時的なもので、通常は心配ありません。
2つ目は、関節を構成する骨や軟骨、靭帯などが擦れ合うことで音が鳴る場合があります。

関節の表面は、クッションの役割をする軟骨で覆われています。しかし、加齢や激しい運動、あるいは怪我などによって軟骨がすり減ると、骨同士が直接擦れ合うようになり、ポキポキ、ゴリゴリ、ミシミシといった音が鳴ることがあります。
私は、バスケットボールの選手を診察した際に、ジャンプの着地の衝撃で半月板を損傷し、膝がポキポキ鳴るだけでなく、強い痛みを訴えるケースを経験しました。
また、関節を支える靭帯が損傷したり炎症を起こしたりした場合も、関節の動きが悪くなり、音が鳴りやすくなります。靭帯損傷は、スポーツ中の急激な方向転換などで起こりやすく、放置すると関節の不安定性を招く可能性があります。
音の種類 | 考えられる原因 | 具体的な症状例 |
|---|---|---|
パチッ、ポキッ | 関節液中の気泡の破裂 | 階段を降りる時などに、たまに音が鳴るが痛みはない |
ゴリゴリ、ミシミシ | 軟骨のすり減り、靭帯の損傷 | 立ち上がる時や正座をする時に、頻繁に音が鳴り、痛みや腫れを伴う場合もある |
膝からミシミシ音がする原因について詳しくご覧ください↓↓
膝からミシミシ音がする!見逃せない膝の変形のサインを医師が解説
運動不足は、膝のポキポキ音の原因の一つとなり、将来的な関節の健康にも影響を及ぼす可能性があります。適度な運動は、膝関節周辺の筋肉を鍛え、関節を安定させる効果があります。
しかし、運動不足になると、これらの筋肉が衰え、関節をしっかりと支えられなくなります。
45歳以上の方で、日常的に膝の痛みを感じ、朝のこわばりが30分未満の場合は、変形性膝関節症の可能性が高いという研究結果もあります。例えば、デスクワークなどで長時間座りっぱなしの生活を続けていると、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が弱くなり、膝の安定性が低下しやすくなります。大腿四頭筋は、膝を伸ばす際に重要な役割を果たす筋肉で、この筋肉が弱ると、膝関節への負担が増加し、音が鳴りやすくなるだけでなく、将来的に変形性膝関節症のリスクも高まります。
また、運動不足は肥満にも繋がりやすく、体重の増加は膝への負担をさらに増大させ、軟骨のすり減りを加速させる可能性があります。
膝のポキポキ音は、必ずしも病気のサインではありません。しかし、中には何らかの疾患が隠れている場合があります。
変形性膝関節症は、加齢や肥満、激しい運動などが原因で軟骨がすり減り、炎症を起こす病気です。初期には、立ち上がる時や階段の上り下りで痛みや違和感を感じ、進行すると安静時にも痛みを感じるようになります。音が鳴るだけでなく、膝の腫れや、水が溜まるといった症状が現れることもあります。世界中で約6億5400万人が変形性膝関節症に罹患していると推定されています。
変形性膝関節症について詳しくご覧ください↓↓
変形性膝関節症の症状と治療法、予防法まで徹底解説
半月板損傷は、スポーツや転倒などによって、膝関節内にある半月板が損傷する病気です。半月板は、大腿骨と脛骨の間にあるC型の軟骨で、膝関節のクッションの役割を果たしています。半月板が損傷すると、膝の痛みや腫れ、動かしにくさなどの症状が現れ、ポキポキ音や引っ掛かり感も伴うことがあります。
半月板損傷について詳しくご覧ください↓↓
半月板損傷とは?原因~治療法まで徹底解説
靭帯損傷は、スポーツや交通事故など、強い衝撃が膝に加わることで、関節を支えている靭帯が損傷する病気です。前十字靭帯や内側側副靭帯など、損傷する靭帯によって症状は異なりますが、痛みや腫れ、関節の不安定感などがみられます。
靭帯損傷について詳しくご覧ください↓↓
靭帯損傷を早く治す方法とは!医師が徹底解説!
シンセルクリニック武内総院長が、ひざのポキポキ音ついて、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。




膝からポキポキと音が鳴ると、不安になりますよね。
まるで体の中で何か異変が起きているサインのように感じ、心配になる方も多いのではないでしょうか。私自身も、若い頃スポーツで膝を痛めて以来、階段を降りるたびにポキポキ音が鳴り、将来どうなるのか不安だった時期がありました。
この記事では、膝の音の影響について、具体的に解説します。この記事を通して、不安を解消し、膝を守るためのヒントを見つけていただければ幸いです。
膝の音は、関節内の空気が弾ける音、腱や靭帯が骨に擦れる音、関節液の流れの変化など、様々な原因で発生します。
痛みがない場合、多くのケースで心配する必要はありません。炭酸飲料のペットボトルを開けた時にプシュッと音がするように、関節液中の気泡が弾けることで音が鳴るというのはよくある現象です。
しかし、痛みがない場合でも、以下の点に注意しておくと安心です。
音の頻度
日常生活に支障がない程度であれば問題ありません。しかし、例えば、立つたびにポキポキ鳴る、歩くたびに音がするなど、あまりにも頻繁に音が鳴る場合は、一度整形外科で診てもらうと安心です。
音の種類の変化
いつもと違う音(例えば、パチパチという音からゴリゴリ、ミシミシといった音)に変化した場合は、軟骨や靭帯などに異常が生じている可能性があります。私の経験では、バスケットボール選手が着地の際に膝を捻ってしまい、最初はポキッという軽い音だったのが、数日後にはゴリゴリという音になり、半月板損傷と診断されたケースがありました。
膝の違和感
音だけでなく、膝の違和感(例えば、引っ掛かり感、腫れ、熱感など)がある場合は、注意が必要です。特に、朝起きた時に膝がこわばる、正座ができないといった症状がある場合は、変形性膝関節症の初期症状の可能性も考えられます。45歳以上の方で、日常的に膝の痛みを感じ、朝のこわばりが30分未満の場合は、変形性膝関節症の可能性が高いという研究結果もあります。
他の症状の有無
膝の痛みがない場合でも、腰痛や股関節痛などの他の症状がある場合は、関連性を調べるためにも整形外科を受診してみましょう。例えば、長年腰痛に悩まされていた患者さんが、最近膝からもポキポキ音がするようになったという訴えで来院されたことがあります。
検査の結果、腰椎の椎間板ヘルニアが神経を圧迫し、膝の違和感や音を引き起こしていたことが分かりました。
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膝の音は必ずしも将来的な関節症につながるわけではありません。
しかし、音が鳴る原因によっては、関節症のリスクが高まる可能性があります。変形性膝関節症の初期段階では、軟骨のすり減りによってポキポキといった音が鳴ることがあります。
この段階で適切な対処をしないと、変形性膝関節症が進行し、将来的に痛みや歩行困難などの症状が現れる可能性があります。
膝の健康を維持するためには、日頃から適切な自己管理を行うことが大切です。具体的には、以下の点に注意しましょう。
適度な運動
ウォーキングや水泳、自転車など、膝への負担が少ない運動を定期的に行うことで、膝周りの筋肉を鍛え、関節の安定性を高めることができます。毎日30分のウォーキングを続けるだけでも、膝の健康維持に大きく貢献します。
ストレッチ
膝がポキポキ鳴るのを治すストレッチをご紹介します。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)やハムストリングス(太ももの裏の筋肉)など、膝周りの筋肉のストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにすることができます。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的です。
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体重管理
肥満は膝への負担を増大させるため、適正体重を維持することが大切です。1kgの体重増加は、膝には3〜6kgの負担増に相当すると言われています。食事管理や運動療法など、自分に合った方法で体重管理を行いましょう。
これらの自己管理に加えて、膝に痛みや違和感がある場合は、早めに整形外科を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。
治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。
そのため、日常生活においても膝に負担がかからないように気をつけ、痛みが出たら痛み止めを服用し、痛みのコントロールが重要でした。
しかし、最近では再生医療が注目されています。
再生医療では、修復が不可能と言われている軟骨を新たに再生させていく画期的な治療法です。
この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。人工関節の手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。



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