Column

コラム

true

ホーム
コラム一覧

朝起きると肩が痛い!四十肩...

朝起きると肩が痛い!四十肩・五十肩の原因と対策

2025.12.02

院長監修記事

シンセルクリニック総院長 武内の顔写真

武内 晋司郎

(たけうち しんじろう)

シンセルクリニック総院長

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。

まずは動画でチェック【四十肩・五十肩を見逃すな!】

シンセルクリニック武内総院長が、四十肩・五十肩について、そして最新の再生医療について分かりやすく解説します。

動画をもっと見たい方はこちら↓↓
最新動画をチェック!!

「朝起きたら肩が痛くて腕が上がらない…」

そんな経験はありませんか?40代以降に多く見られる四十肩・五十肩は、肩関節の痛みで日常生活に支障をきたすことも。

放置すると、慢性的な痛みや可動域の制限に繋がることがあります。

この記事では、四十肩・五十肩の原因や症状、そして日常生活でできる予防策や治療法について解説します。

大阪・名古屋で診療を予約する
再生医療の症例実績を見る

四十肩・五十肩の特徴とは?

肩の痛みは、本当に辛いですよね。朝起きたときや夜寝るときなど、特に痛むと日常生活にも大きな支障が出てきます。

四十肩・五十肩は、中年以降に多く見られる肩関節の痛みです。医学的には肩関節周囲炎とよばれます。

適切な対処法を知っていれば、痛みを和らげ、早期の改善も可能です。

この記事では、四十肩・五十肩の主な症状やその理由、日常生活への影響について、具体的な例を交えて分かりやすく解説します。

肩関節周囲炎については詳しくご覧ください↓↓

肩関節周囲炎のお悩みを医師が解決!どのくらいで治る?

肩を動かすと痛みが生じる理由

四十肩・五十肩で肩を動かすと痛みが生じるのは、肩関節周囲の炎症が原因です。

肩関節は、肩甲骨、上腕骨、鎖骨、そしてそれらを繋ぐ筋肉や腱、靭帯、関節包などで構成されています。

野球のボールを投げる、重いものを持ち上げるといった動作を繰り返すと、これらの組織に炎症が起きやすくなります。

炎症は、体を守るための反応の一つです。炎症が起きると、患部が赤く腫れ上がり、熱を持ち、痛みを感じます。これは、免疫細胞が患部に集まり、損傷した組織を修復している証拠です。

四十肩・五十肩の場合、関節を構成する組織、例えば腱や靭帯、関節包などに炎症が起き、腫れや痛みを引き起こします。この炎症は、加齢による組織の変性や、使い過ぎ、外傷など様々な要因によって引き起こされます。

夜間痛のメカニズム

夜、寝ているときに肩の痛みが強くなるのは、横になることで肩関節への圧力が増加し、炎症を起こしている肩関節を刺激するためです。

日中は立っているか座っているため、肩関節への負担は比較的小さいです。しかし、夜間横になると、体重の一部が肩にかかり、肩関節への圧力が増加します。患部を下にして横になると、痛みはさらに強くなります。

就寝時以外にも、安静にしている時に肩の痛みが増す場合もあります。これは安静時痛と呼ばれ、炎症が強い場合に起こりやすい症状です。

私の患者さんの中にも、夜間の痛みで眠れない方が多くいらっしゃいます。中には、痛みで目が覚めてしまう方もいます。このような夜間痛は、日常生活の質を著しく低下させるため、早めの対策が必要です。

肩こりについて詳しくご覧ください↓↓

肩こりの種類と原因とは?【医師が解説】

日常生活への影響

四十肩・五十肩は、日常生活に様々な影響を及ぼします。

例えば、

  • 服を着替える:シャツの着脱、特に腕を後ろに回す動作で強い痛みを伴うことがあります。ブラジャーのホックを留めるのも困難になるケースもあります。

  • 髪を洗う:腕を上げて髪を洗う動作が辛くなります。

  • 高いところの物を取る:腕を上げて高いところの物を取ることができなくなります。食器棚の上のものが取れなくなったり、洗濯物を干すのが難しくなったりします。

  • 寝返りを打つ:夜間、寝返りを打つたびに肩に痛みが走り、安眠を妨げます。

  • 運転をする:ハンドルを回す動作が困難になり、運転に支障をきたすことがあります。バックミラーを見るのも辛くなることがあります。

これらの症状は、日常生活の質を著しく低下させる可能性があります。

2020年に発表された研究では、関節内コルチコステロイド投与が短期的な疼痛軽減と機能改善に効果があることが示されています。また、自宅での運動療法を併用することで、中期的な効果がさらに向上する可能性が示唆されています。

ステロイド注射について詳しくご覧ください↓↓

関節へのステロイド注射(ケナコルト)の副作用とは?医師が解説

腕の動きが制限される理由とは

四十肩・五十肩では、腕の動きが制限されます。これは、肩関節周囲の炎症によって、関節包が厚く硬くなることが原因です。

関節包は、肩関節を包む袋状の組織で、関節の安定性を保つ役割を担っています。四十肩・五十肩では、この関節包が炎症を起こし、厚く硬くなります。その結果、肩関節の動きが悪くなり、腕を自由に動かすことができなくなります。

例えば、バンザイをしようとすると、肩に痛みが走り、腕を完全に上げることができなくなります。また、腕を後ろに回す動作や、体の前で腕を交差させる動作も制限されます。

このような腕の動きの制限は、日常生活に大きな支障をきたします。服を着替えたり、髪を洗ったり、高いところの物を取ったりといった動作が困難になります。

大阪・名古屋で診療を予約する
再生医療の症例実績を見る

四十肩・五十肩の違いとは

四十肩と五十肩は、どちらも肩関節周囲炎の総称であり、症状に大きな違いはありません。

四十肩は40代に、五十肩は50代に発症しやすいというだけで、症状や原因、治療法はほぼ同じです。

医学的には、四十肩・五十肩を区別する明確な基準はなく、年齢によって呼び方が変わるだけと考えて良いでしょう。どちらの場合も、肩関節周囲の炎症が原因で、痛みや可動域制限が生じます。

四十肩・五十肩は自然に治ることもありますが、適切な治療を行うことで、症状の改善を早め、後遺症を防ぐことができます。肩の痛みでお困りの方は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。

肩関節周囲炎については詳しく知りたい方はこちら↓↓

肩関節周囲炎のお悩みを医師が解決!どのくらいで治る?  

四十肩・五十肩の原因について

肩の痛みは、安静時、運動時、就寝時など、様々な場面で私たちを悩ませます。特に、朝起きたときや夜寝るときに痛みが強くなると、日常生活にも大きな支障が出てしまい、不安になりますよね。

四十肩・五十肩は、中年以降に多く見られる肩関節の痛みで、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれます。一体なぜ、このような痛みが発生するのでしょうか? 残念ながら、その原因を特定することは容易ではありません。加齢や肩への負担、生活習慣、遺伝など、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

原因や危険因子を知ることは、予防や治療に役立ちますので、一緒に詳しく見ていきましょう。

加齢による影響

四十肩・五十肩の名前の由来にもなっているように、40代~50代に多く発症します。

これは、加齢に伴う肩関節周囲の組織の老化が原因の一つと考えられています。

年齢を重ねると、肩関節を構成する骨や軟骨、腱、靭帯、筋肉などの組織は徐々に衰え、柔軟性や弾力性が低下していきます。肩関節周囲の組織は、摩擦を減らし、肩の動きをスムーズにする潤滑油のような役割を持つ滑液で満たされた袋(滑液包)で覆われています。加齢とともにこの滑液の分泌が減少することも、肩の動きの悪化につながると考えられています。

若い頃はスムーズに動いていた肩関節が、年齢を重ねるごとに動きがぎこちなくなったり、痛みやすくなったりするのは、このような組織の老化が関係しています。

私の患者さんでも、60代の方で、以前は趣味のテニスを楽しんでいたのに、肩の痛みでラケットを振ることができなくなってしまい、来院されたケースがありました。

肩関節への過度な負担

肩関節に過度な負担がかかることも、四十肩・五十肩の原因の一つです。

例えば、野球やバレーボール、テニスなどのスポーツで、ボールを投げる、腕を高く上げるといった動作を頻繁に行う人は、肩関節に大きな負担がかかり、炎症や損傷を起こしやすくなります。また、重い荷物を持ち運ぶ作業や、パソコン作業などで長時間同じ姿勢を続けることも、肩関節への負担を増大させ、四十肩・五十肩のリスクを高めます。

引っ越し作業で重い家具を運んだり、デスクワークで長時間パソコンに向かったりした後に、肩に痛みや違和感を感じた場合は、要注意です。

長年、工場で重労働を続けてきた50代の男性の患者さんは、まさにこのケースで、肩への負担の蓄積が四十肩・五十肩を引き起こしたと考えられました。

生活習慣病との関係

糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、四十肩・五十肩のリスクを高めることが知られています。

これらの生活習慣病は、血管の老化や血行不良を引き起こし、肩関節周囲の組織への酸素や栄養の供給を阻害します。その結果、組織の修復が遅れ、炎症が慢性化しやすくなります。

例えば、糖尿病患者さんの場合、高血糖の状態が続くと血管が傷つきやすくなり、肩関節周囲の組織への血流が悪化し、四十肩・五十肩を発症しやすくなります。

女性の方が肩を痛めやすい?

女性は男性に比べて四十肩・五十肩になりやすい傾向があります。

これは、女性ホルモンの変動が肩関節周囲の組織に影響を与えていることが一因と考えられます。更年期を迎えた女性は、女性ホルモンの分泌が減少することで、肩関節周囲の組織が弱くなり、炎症を起こしやすくなると言われています。

なりやすい人の4つの特徴

四十肩・五十肩になりやすい人の特徴を4つご紹介します。

  1. デスクワークやパソコン作業など、長時間同じ姿勢で作業をする人:長時間同じ姿勢を続けると、肩関節周囲の筋肉が緊張し、血行不良を起こしやすくなります。私の患者さんにも、長時間のデスクワークで肩こりや首の痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。

  2. 猫背や巻き肩など、姿勢が悪い人:猫背や巻き肩は、肩甲骨の位置がずれるため、肩関節に負担がかかりやすくなります。

  3. 運動不足の人:運動不足だと、肩関節周囲の筋肉が弱くなり、肩関節を安定させることができなくなります。適切な運動は、肩関節の柔軟性と安定性を維持するために重要です。

  4. 冷え性の人:冷え性の人は、血行が悪いため、肩関節周囲の組織への酸素や栄養の供給が不足しやすくなります。

これらの特徴に当てはまる方は、特に注意が必要です。日頃から肩関節への負担を軽減し、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。

関連コラム
肩こりの種類と原因とは?【医師が解説

四十肩・五十肩の治療法

四十肩・五十肩の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす深刻な問題です。朝起き上がるのも、服を着替えるのも、夜眠るのも困難になるなど、やりたいことができなくなる辛さは計り知れません。

しかし、諦める必要はありません。四十肩・五十肩は適切な治療によって改善できる病気です。

四十肩・五十肩のストレッチ

関連コラム
四十肩・五十肩の正しいストレッチをご紹介!整形外科医が解説

注射治療で痛みを改善させる

痛みが強い場合や、他の治療法で効果が見られない場合、注射治療を行うこともあります。

ステロイド注射

強い抗炎症作用を持つステロイド薬を肩関節に注射することで、炎症を抑え、痛みを軽減します。即効性がありますが、効果の持続期間は限られています。

2020年に発表された研究では、凍結肩(五十肩)の治療において関節内コルチコステロイド投与が短期的な疼痛軽減と機能改善に効果があることが示されています。

自宅での運動療法を併用することで、中期的な効果がさらに向上する可能性が示唆されています。

ステロイド注射の副作用とは?? 詳しくはこちら↓↓

関節へのステロイド注射(ケナコルト)の副作用とは?医師が解説

手術治療の選択肢

ほとんどの四十肩・五十肩は保存療法で改善しますが、痛みが非常に強い場合や日常生活に大きな支障をきたすほど肩の動きが悪い場合、手術治療を検討することもあります。

  • 関節鏡手術

関節鏡という小さなカメラを挿入し、肩関節内部の状態を確認しながら、癒着した関節包を切開したり、炎症を起こしている組織を取り除いたりします。傷口が小さいため、体への負担が少ない手術です。

手術治療は最終手段ですが、痛みが改善し、肩の動きがスムーズになることで、日常生活の質を向上させることができます。

関連コラム
肩の手術とは?入院期間なども医師が解説!

再生医療の最新情報

近年、再生医療が注目されています。これは、患者さん自身の細胞や組織を使って、損傷した組織を再生させる治療法です。

四十肩・五十肩の治療の選択肢のひとつに、「再生医療」という最新の治療法もあります。

今までの治療では、薬で痛みが抑えられなくなった場合には手術をするしかないと言われていました。

当院の再生医療を受け方のインタビュー動画はこちらをご覧ください↓↓

手術との違い 

再生医療では、修復が不可能と言われている組織を新たに再生させていく画期的な治療法です。

この再生医療では手術を行いませんので、身体への侵襲が少ない治療となります。関節鏡手術を実施した場合には、侵襲するため以前のお体の状態に戻るのに長い期間がかかりますが、 再生医療は侵襲が少ない治療法のため、 すぐに体の状態を回復させることができます。

大阪・名古屋で診療を予約する
再生医療の症例実績を見る

ロキソニンは四十肩・五十肩に最適か?

四十肩・五十肩の痛みを和らげるために使われることの多いロキソニンについて、その効果や副作用、注意点などを詳しく解説します。

適切な服用の仕方や、他の薬との比較についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ロキソニンの効果と副作用

ロキソニンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる薬の一種です。炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。

四十肩・五十肩では、肩関節周囲の組織に炎症が起こり、痛みが生じます。ロキソニンはこの炎症を抑えることで、痛みを軽減する働きがあります。

ロキソニンは即効性があるため、痛みが強い時期には効果的です。私の患者さんでも、ロキソニンを服用することで痛みが軽減し、夜も眠れるようになったという方が多くいらっしゃいます。

しかし、ロキソニンは根本的な治療薬ではありません。

炎症を抑え、痛みを一時的に和らげる効果はありますが、肩関節周囲の組織の修復を促進する効果はありません。

また、ロキソニンには、胃腸障害(吐き気、嘔吐、胃痛、下痢など)といった副作用が起こることがあります。まれにですが、重篤な副作用(消化管出血、消化管穿孔、肝機能障害、腎機能障害など)が起こる可能性もあります。

特に、高齢の方や持病のある方は、副作用が出やすい傾向がありますので、注意が必要です。

痛み止めについて詳しく知りたい方併せてお読みください↓↓

痛み止めの強さランキングを解説!

記事監修医師

記事監修 シンセルクリニック

院長 武内晋司郎

参考文献

  1. Challoumas D, Biddle M, McLean M, Millar NL. Comparison of Treatments for Frozen Shoulder: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA network open 3, no. 12 (2020): e2029581.

同カテゴリの最新記事

Access

アクセス

大阪院

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ御堂筋線

四つ橋駅から徒歩3分

提携

名古屋(ドクターフォースクリニック)

所在地

〒460-0003

愛知県名古屋市中区錦1-15-8

アミティエ錦第一ビル3階

Googleマップ

電車でお越しの方

名古屋市営地下鉄桜通線

国際センター駅 徒歩8分

名古屋市営地下鉄東山線

伏見駅 徒歩7分

所在地

〒542-0086

大阪府大阪市中央区

西心斎橋1-9-15

大京心斎橋ビル3F

Googleマップ

電車でお越しの方

大阪メトロ御堂筋線

心斎橋駅から徒歩3分

大阪メトロ四つ橋線

四つ橋駅から徒歩3分

ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック

大阪

名古屋

まずは、ご相談ください

再生医療の可能性を、一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。
新しい選択肢を「知る」ために、まずはお気軽にお問い合わせください。

診療時間

9:00〜18:00

※木曜、日曜、祝日は休診日となります。

電話での予約・お問い合わせ
診療予約
お問い合わせ
診療予約はこちら