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【医師監修】13歳の平均身長は?男子161.1cm・女子155.0cm|中1〜中2の男女別平均と成長スパートの個人差を医師が解説

2026.10.03

「13歳の平均身長を調べたら、うちの子はだいぶ低いほうでした。中学生になってから急に差がついた気がして、心配です」

「同じクラスの男の子はぐんぐん伸びているのに、うちの子はほとんど変わらない。このまま伸びないのでしょうか」

13歳は、体の変化が最もはっきり表れる年齢のひとつです。中学校の1年生から2年生にかけて、同級生のあいだで身長の差が一気に開き、「去年まで同じくらいだったのに」と感じる親御さんはとても多くいらっしゃいます。

とくに男の子は、この年齢で成長のスピードが最も速くなる子が多く、伸びた子と、まだ伸び始めていない子が同じ教室に混ざっています。女の子は、伸びが落ち着き始める時期にあたります。平均の数字を見ただけでは、その子が順調かどうかは判断しにくい年齢です。

この記事では、シンセルクリニック低身長治療センターで診療にあたる整形外科の医師・長田が、文部科学省の最新の全国データをもとに、13歳の平均身長と平均体重、身長別の位置の早見表、成長スパートの個人差、平均より低いときの見方を解説します。

この記事の結論

  • 13歳の平均身長は、男子161.1cm、女子155.0cm(文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度)。平均体重は男子50.4kg、女子47.5kg

  • 男女の差は6.1cm。12歳では1.4cmだった差が、13歳で一気に開き、14歳には9.7cmになります

  • 13歳は男子の個人差が大きい年齢。男子は成長スパート(急に伸びる時期)の最盛期で、女子は伸びが落ち着き始める

  • 「平均より◯cm低いから心配」という線引きはできません。見るのは平均との差よりも、成長曲線の傾き(この1年でどう伸びたか)

  • 迷ったときの行動は1つだけ。まず成長曲線にお子さんの身長を書き込んで、線の流れを見てみること

13歳の平均身長は男子161.1cm・女子155.0cm|最新の全国データ

13歳の平均身長は男子161.1cm・女子155.0cm|最新の全国データ

まず、数字から確認します。下の表は、文部科学省が毎年実施している「学校保健統計調査」の令和7年度(2025年度)の結果です。全国の学校で行われる健康診断の結果をもとにした標本調査で、身長と体重の平均値、そしてばらつきの大きさを表す標準偏差が公表されています。

令和7年度(13歳)

平均身長

身長の標準偏差

平均体重

体重の標準偏差

男子

161.1cm

7.46cm

50.4kg

10.44kg

女子

155.0cm

5.44cm

47.5kg

7.80kg

出典:文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 全国表1「年齢別 都市階級別 設置者別 身長・体重の平均値及び標準偏差」(2026年2月13日公表。e-Stat)。

男子と女子の平均身長を比べると、男子が6.1cm高くなっています。

この数字を読むときに、先に知っておきたい3つのこと

  • 全国の子どもを全員測ったものではありません。抽出された学校の子どもを対象にした調査なので、数字には多少の誤差が含まれます

  • 「13歳」は、調査年度の4月1日時点で満13歳の子どもです。4月生まれと翌年3月生まれでは、ほぼ1歳近い月齢の差があります。平均の数字には、その差が混ざっています

体重も身長と同じく個人差がはっきり出る数値で、13歳の男子は標準偏差が10.44kgと大きめです。年齢ごとの身長と体重をまとめて見たいときは、こちらをご覧ください。

▶ 年齢別の平均身長・平均体重(0〜17歳)
▶ 子どもの身長と体重の平均表(男女別)

【長田医師のコメント】「外来で最初に聞かれるのは、たいてい『13歳の平均はいくつですか』です。数字をお伝えしたあとに、私は必ず『この平均には、4月生まれの子も翌年3月生まれの子も入っています』とお話しします。13歳は、同じ学年の中で体つきの幅がとても広い年齢です。平均は物差しのひとつにすぎません。」

12歳・14歳との比較|男女の差が一気に開く13歳と、1年の伸びの目安

12歳・14歳との比較|男女の差が一気に開く13歳と、1年の伸びの目安

13歳の平均身長を、前後の年齢とあわせて並べてみます。「前の年齢との差」は、各年齢の平均を並べて引き算した値で、同じ子どもを追いかけたデータではありません。

年齢

男子の平均身長

前の年齢との差

女子の平均身長

前の年齢との差

男女の差

11歳

146.1cm

+6.6cm

147.4cm

+6.5cm

女子が1.3cm高い

12歳

153.8cm

+7.7cm

152.4cm

+5.0cm

男子が1.4cm高い

13歳

161.1cm

+7.3cm

155.0cm

+2.6cm

男子が6.1cm高い

14歳

166.1cm

+5.0cm

156.4cm

+1.4cm

男子が9.7cm高い

15歳

168.6cm

+2.5cm

157.0cm

+0.6cm

男子が11.6cm高い

出典:文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 全国表1。差は当院で計算した値です。

この表から、次のことが読み取れます。

  • 男子は12歳から13歳にかけて、平均が7.3cm増えています。11歳から12歳の7.7cmに続く大きな伸びで、その後、14歳で5.0cm、15歳で2.5cmと小さくなっていきます

  • 女子は12歳から13歳で2.6cm。11歳から12歳の5.0cmの半分ほどで、14歳以降はさらに小さくなります

  • 男女の差は、12歳で1.4cm、13歳で6.1cm、14歳で9.7cmと、1年ごとに3〜4cmずつ開いていきます

ここで注意していただきたいのは、この「平均の差」は、一人ひとりの伸び方をそのまま表したものではないということです。成長のスピードが最も速くなる時期は、子どもによって早かったり遅かったりします。時期がばらばらの子どもたちを平均すると、グラフはなだらかに見えます。実際の一人ひとりは、もっと短い期間に、もっと急に伸びる傾向があります。

▶ 12歳の平均身長(男女別)
▶ 15歳(中学3年生)の平均身長(男女別)

【長田医師のコメント】「診察室で、平均の表をお見せすると『13歳でこんなに伸びるのですか』と驚かれることがあります。ただ、平均の伸びは、あくまでたくさんの子どもを足して割った数字です。実際には、半年で一気に伸びる子もいれば、1年かけてゆっくり伸びる子もいます。表の数字をそのまま、お子さんに当てはめないでください。」

13歳は中1?中2?|学年と測定時期、生まれ月による身長の違い

13歳は中1?中2?|学年と測定時期、生まれ月による身長の違い

「13歳」と検索する方の多くは、「中学1年生の平均」を知りたいのか、「中学2年生の平均」を知りたいのか、はっきりしないまま調べていることがあります。実は、年齢と学年は、次のような関係になっています。

  • 文部科学省の統計の「13歳」は、4月1日時点で満13歳の子どもで、学年でいうと中学2年生です。測定は4月から6月なので、中学2年生の春のデータにあたります

  • 誕生日で数える「13歳」は、中学1年生の後半から中学2年生にかけてです。同じ学年は4月2日から翌4月1日生まれの子なので、中学1年生のうちに13歳になる子もいれば、中学2年生の秋に13歳になる子もいます

この記事の数字(男子161.1cm、女子155.0cm)は、上の1つ目、つまり中学2年生の春のデータです。中学1年生の春にあたる12歳の平均(男子153.8cm、女子152.4cm)とは、男子で7.3cm、女子で2.6cmの違いがあります。

同じ学年の中でも、生まれ月で見え方は変わる

同じ学年でも、4月生まれと3月生まれでは、ほぼ1年近い月齢の差があります。13歳前後の男子は、1年で平均7cm前後伸びるので、月齢の差だけで数センチの違いが出ることも珍しくありません。

早生まれ(1月〜3月生まれ)のお子さんは、同じ学年の中で小さく見えやすいことがあります。「うちの子だけ低い」と感じても、月齢の差が影響していることがあります。

▶ 早生まれの身長は不利なのか
▶ 背の順が廃止される理由

【長田医師のコメント】「3月生まれのお子さんの親御さんから『学年の中でいつも前のほうで、ずっと気になっている』というご相談をよくいただきます。生まれ月の差は、小さな子どものうちは目立ちませんが、13歳前後になると急に目立つようになります。数字だけでなく、お子さんが何月生まれかも、ぜひ教えてください。」

平均より低い・高いってどのくらい?標準偏差と身長別の早見表

平均より低い・高いってどのくらい?標準偏差と身長別の早見表

「平均より低い」という言葉は、実は2つの意味で使われています。「平均より何cm低いか」と、「同じ年齢の子どもの中で、どのあたりに位置するか」です。医療の現場では、後者を標準偏差(SD)という尺度で表します。

標準偏差とは、同じ年齢の子どもたちの身長が、平均のまわりにどれくらい散らばっているかを表す数字です。平均から標準偏差1つ分低い位置を「−1SD」、2つ分低い位置を「−2SD」と呼びます。日本の小児科では、標準偏差の値がついた標準成長曲線(2000年度の全国調査にもとづくもの)が使われています。

令和7年度の全国データから、13歳の目安を計算してみました。

  • 男子:平均161.1cm、−1SDの目安は約153.6cm(分布表では153cm以下が約15%)、−2SDの目安は約146.2cm(146cm以下が約3%)

  • 女子:平均155.0cm、−1SDの目安は約149.6cm(149cm以下が約15%)、−2SDの目安は約144.1cm(144cm以下が約3%)

平均と標準偏差から当院で計算した値です。「分布表」は、同じ令和7年度の調査で公表されている「身長の年齢別分布」(1cm刻み)を足し合わせた概算で、区分の切り方により1%前後ずれることがあります。

これを100人の列にたとえると、次のようにイメージできます。

  • −1SD付近は、13歳の子が100人並んだとき、前から15人目あたり。決して珍しい位置ではありません

  • −2SD付近は、100人並んだとき、前から2〜3人目あたり。医学的に「低身長」とされる目安(−2.0SD以下)です

身長別の早見表|この身長なら、100人中どのあたり?

平均や標準偏差の数字よりも、「うちの子の身長は100人中どのあたりか」のほうが、イメージしやすい方も多いと思います。次の表は、同じ調査の「身長の年齢別分布」から、その身長までの子どもの割合を足し上げた概算です。

身長

男子(13歳)で、この身長以下の割合

女子(13歳)で、この身長以下の割合

145cm

約3%

約4%

148cm

約6%

約11%

150cm

約9%

約20%

152cm

約13%

約32%

155cm

約22%

約54%

158cm

約34%

約74%

160cm

約44%

約85%

162cm

約55%

約92%

165cm

約72%

約97%

170cm

約90%

ほぼ100%

出典:文部科学省「学校保健統計調査」令和7年度 全国表2「身長の年齢別分布」を、当院で足し上げた概算です。1cm刻みの区分ごとの割合を合計しているため、数字は目安として見てください。

たとえば、男子で身長が152cmなら、100人並んだときに前から13人目あたりです。女子で150cmなら、前から20人目あたりになります。男子の160cmは平均の161.1cmにほど近く、ちょうど真ん中より少し前のあたりです。

ただし、この表は「13歳」という1つのくくりの平均と分布をそのまま使った目安です。実際には、13歳0か月のお子さんと13歳11か月のお子さんでは、月齢が違うぶん平均身長も違います。また、思春期の伸びはどの子も一様ではありません。病院で行う正式な判定では、月齢・年齢ごとの標準成長曲線に身長を当てはめて評価します。この表は「大まかな位置を知るための目安」として使ってください。

▶ 低身長は何cmから?年齢別の目安

【長田医師のコメント】「『−2SD』と聞くと、何か大変なことのように感じられる親御さんが多いのですが、これは『同じ年の子が100人並んだとき、前から数人目』という位置を表す言葉です。数字が−2SDを下回っていても病気とは限りませんし、逆に−2SDより上でも、伸びが鈍っていれば確認が必要なことがあります。位置の高さと、そのあとの流れは、別々に見ています。」

男子は成長スパートの最盛期、女子は伸びが落ち着く時期|13歳の個人差

男子は成長スパートの最盛期、女子は伸びが落ち着く時期|13歳の個人差

13歳の身長を考えるうえで、いちばん大切なのが成長スパートです。成長スパートとは、思春期に入って身長が急に伸びる時期のことで、「思春期の伸び」とも呼ばれます。

男子|伸び始める時期は、子どもによって何年もずれる

男子は、12〜13歳ごろに成長スパートの最盛期を迎える子が多くいます。ただし、その時期は子どもによって大きく違います。11歳ごろから伸び始める子もいれば、14歳や15歳になってから伸びる子もいます。

この差が、13歳の男子の身長のばらつきに表れています。13歳の男子の身長の標準偏差は7.46cm。同じ年齢の子の約7割が、平均の±7.5cm、つまり153.6cmから168.6cmのあいだに入る計算です。この15cmの幅の中に、すでに伸び終わりに近い子と、まだ伸び始めていない子が混ざっています。

男子の成長スパートの前後には、いくつかのサインがあります。

  • 声変わり(声がかすれる、低くなる)

  • わき毛やひげが生え始める

  • 精通(初めての射精)

  • 骨や膝まわりに痛みが出る(成長痛、オスグッド病など)

▶ 第二次成長期はいつ?男女別の年齢の目安
▶ 成長スパートの前に見られるサイン

女子|初経のあとも、伸びは続くが幅は小さくなる

女子は、10〜11歳ごろに成長スパートの最盛期を迎える子が多く、13歳には伸びが落ち着き始めます。平均で見ても、12歳から13歳の増え方は2.6cm、13歳から14歳は1.4cmと小さくなっています。

女子の成長のめやすになるのが、初経(初めての生理)です。初経のあとも身長は伸びますが、伸びる幅はそれまでより小さくなっていきます。13歳で「うちの子は最近あまり伸びない」と感じる場合、すでに成長スパートが終わりに近づいているだけで、心配のいらないことも多くあります。

一方で、13歳になっても思春期のサイン(乳房の発達など)がまったく見られない場合は、思春期が遅れている可能性があります。反対に、早い年齢で思春期が始まる「早熟」の場合は、一時的に背が高くても、伸びる期間が短くなることがあります。

▶ 初経のあと、身長はあと何cm伸びる?
▶ 女子の身長が伸びる時期
▶ 早熟・思春期早発症とは
▶ 晩熟(遅い思春期)のお子さんの身長

【長田医師のコメント】「13歳の男の子のお母さんからは『うちの子は全然伸びない』、女の子のお母さんからは『最近、伸びなくなった』というご相談が多く寄せられます。どちらも、成長スパートの時期の違いから起きている心配です。男の子は『これから伸びる途中』のことが多く、女の子は『もう終わりに近い』ことが多い。この男女の違いを知っておくだけで、心配の中身はずいぶん変わります。」

平均だけでは判断できない理由|見るのは「1年の伸び」と成長曲線の傾き

平均だけでは判断できない理由|見るのは「1年の伸び」と成長曲線の傾き

平均身長を調べて不安になったとき、いちばん役に立つ見方は、平均との差を見ることではなく、お子さん自身の身長がどう推移してきたかを見ることです。理由は3つあります。

  1. その子にとっての「順調」は、その子の成長曲線で決まる。生まれたときから平均の帯の下のほうに沿って伸びている子は、「低いけれど順調」です。帯に沿っていた線が、あるときから緩やかになって帯から離れていく場合は、確認が必要です

  2. 13歳は、思春期の伸び方に最も個人差が出る年齢のひとつ。成長スパートの時期が早い子と遅い子を、ひとつの平均で評価することはできません。そのため、同じ年齢でも成長の段階が違うことを前提に見ます

  3. 平均は「集団の真ん中」であって、「目標」ではない。平均に届かなくても、ご家族の身長や体質にあった伸び方をしているなら、心配はいりません

判断の手順|5つの問いに順番に答えてみる

次の表は、平均身長を見て不安になったときに、順番に確認していく手順です。書き出す必要はありません。頭の中で答えてみるだけでかまいません。

順番

確認すること

「はい」のとき

「いいえ」のとき

1

身長は、正しい方法で測った数字ですか(朝と夜で違う、靴下や姿勢で変わる)

次へ

測り方をそろえて測り直す

2

去年の同じ時期の身長と比べて、伸びていますか

次へ

伸びが止まっているようなら、記録をもって相談する

3

成長曲線に点を打つと、線が平均の帯に沿って(帯と同じ傾きで)上がっていますか

「低いけれど順調」の可能性が高い。経過を見守る

帯から徐々に離れているなら、一度相談する

4

思春期のサイン(声変わり、乳房の発達、わき毛など)は始まっていますか

これから、またはいま伸びる時期に入っている可能性あり

これからの可能性あり。急がずに経過を見る

5

ご両親や兄弟姉妹の身長と大きく離れていませんか

遺伝的な背景と考えやすい

体質だけでなく、原因の確認も検討する

身長の正しい測り方は、こちらで解説しています。成長曲線は、当院のコラムのツールで、お子さんの身長を書き込んで確認できます。

▶ 身長の正しい測り方
▶ 成長曲線ツール|お子さんの身長を書き込んで確認
▶ 大人になったときの身長の目安を計算する

「背の順で前のほう」がつらいとき

13歳は、お子さん本人が友だちとの違いを強く意識する時期でもあります。まず最初にお伝えしたいのは、お子さんの身長のことを、親御さんが気にかけたのは決して間違いではないということです。そして、遺伝や食事や生活のことを「自分のせいだ」と責める必要はありません。

【長田医師のコメント】「外来では、点の高さよりも線の傾きを見ています。去年と今年の2つの点を打ってつないだとき、その線が平均の帯と同じ向きに上がっていれば、低めでも順調と考えます。帯より緩やかに下へ離れていくときは、一度きちんと確認しておいたほうがよい、というのが私の基本の考え方です。」

「様子を見ましょう」でいい?13歳で専門の外来に相談する目安

「様子を見ましょう」でいい?13歳で専門の外来に相談する目安

ここまで読んで「うちの子はどうなのだろう」と迷われている方に、一般的な相談の目安をお伝えします。今すぐ受診が必要という意味ではありません。「こうした点が当てはまるなら、一度確認しておくと安心につながる」という目安です。

専門の外来に相談してよいサイン

  • 成長曲線を見ると、平均の帯から少しずつ離れてきている

  • 去年と比べて、身長がほとんど伸びていない

  • 13歳になっても、思春期のサイン(男子は声変わりやわき毛、女子は乳房の発達など)がまったく見られない

  • 身長が低いことに加えて、体重が増えない、疲れやすい、頭痛や吐き気、視力の変化、長引く腹痛や下痢などがある

  • お子さん本人が、身長のことでつらい思いをしている

  • 「様子を見ましょう」と言われたが、何を目安に見ればよいのかがわからない

とくに、身長の低さに加えて上のような別の症状がある場合は、身長だけの問題ではないこともあります。まずは小児科などで相談し、原因を確認することが大切です。どの診療科にかかればよいか迷う場合は、こちらもご覧ください。

▶ 子どもの身長の相談は何科に行けばよいか

骨年齢を知りたいとき|当院の精密身長検査

シンセルクリニック低身長治療センターでは、整形外科の医師が、お子さんの「あと伸びる余地」を骨年齢から確認する精密身長検査を行っています。検査は手のレントゲンと採血で、所要時間は30分ほど、痛みは採血の1回だけです。全国の提携クリニックで受けられ、費用は20,000〜27,000円(提携施設によって異なります)です。結果は1〜2週間ほどで出て、当院のオンライン診察で医師が説明し、そのうえで今後の方針を相談します。

骨年齢とは、手の骨の成熟度から見た「体の中の年齢」のことです。暦の年齢より進んでいる子は思春期の伸びが早く来て、早く終わる傾向があります。遅れている子は、伸びる時期が遅れて来ます。13歳は、この骨年齢の違いが最も身長の差として見えやすい年齢です。骨が伸びる部分(骨端線)の考え方は、こちらで解説しています。

なお、当院の検査では成長ホルモン負荷試験は行っていません。保険診療で行う負荷試験や、病気の診断は、小児内分泌を診る病院の領域です。当院のご相談は、「病気とまでは言えないが、もう少し伸ばしたい」「病院で病気ではないと言われたが、本人も親も悩んでいる」といった方が中心です。

成長ホルモンなどの治療を行う場合は自費診療となり、効果には個人差があります。すべての方が治療の対象になるわけではなく、骨端線がどれだけ残っているか、思春期がどの段階にあるかなどを診察で確認したうえで判断します。当院で対象としている年齢は6〜15歳で、年齢だけでなく今の骨端線の状態を見て判断します。

ネットで個人輸入した薬を、親御さんの判断でお子さんに使うことは絶対にしないでください。骨端線を逆に早く閉じさせ、お子さんの身長に一生影響してしまう危険があります。

▶ 骨年齢の検査はどこで受けられる?費用は?
▶ 中学生からの成長ホルモン治療は間に合う?

【長田医師のコメント】「ご相談にみえる13歳のお子さんの親御さんに多いのは、『もっと早く来たほうがよかったですか』というご質問です。私は『気になったときが相談のタイミングです』とお答えしています。相談したからといって、治療を始めなければならないわけではありません。骨年齢を見て、『いま特別なことはしなくて大丈夫ですよ』とお伝えできることも、外来ではよくあります。」

「うちの子も治療できる?」と思われた方へ

子どもの身長について、ほかの記事もお探しの方は 子どもの身長コラム テーマ別インデックス(134本) からどうぞ。

13歳で平均より低いとき、家で確認できること

「平均と比べて何cm低いか」という点よりも、「去年から何cm伸びたか」という線の傾きのほうが大事です。平均の帯と同じ傾きで上がっていれば、低めでも順調です。

目安は、思春期前で年4cm未満が2年続いたら一度確認したほうがいい、というところです。

下の3つは、ご家庭で確かめられます。

13歳の身長についてよくある質問

13歳の身長についてよくある質問

Q. 13歳で平均より10cm低いのですが、病気でしょうか?

平均との差だけでは、病気かどうかは判断できません。同じ13歳でも、生まれ月や思春期の進み方で、身長の幅はもともと大きく異なります。まず成長曲線に去年からの身長を書き込み、線が帯に沿って上がっているかを確認してください。帯から離れていく場合や、伸びが止まっているようにみえる場合は、小児科や専門の外来に相談を。

Q. 13歳の男子と女子で、平均身長はどれくらい違いますか?

令和7年度は男子161.1cm、女子155.0cmで、男子のほうが6.1cm高くなっています。12歳では1.4cm、14歳では9.7cmの差なので、13歳は男女の差が開いていく途中の年齢です。

Q. 13歳の平均体重は?身長と体重のバランスはどう見ればよいですか?

令和7年度の平均体重は、男子50.4kg、女子47.5kgです。体重も身長と同じく個人差が大きく、平均に近いかどうかだけで良し悪しは決まりません。同じ調査では、体重が身長に対して多めの子(肥満傾向児)は13歳の男子で10.87%、女子で8.66%、少なめの子(痩身傾向児)は男子2.76%、女子3.76%でした。体重が増えていない、急に減ったなどの変化がある場合は、身長とあわせて相談してください。

Q. 中学生のうちは、まだ伸びますか?

平均で見ると、男子は13歳から14歳で5.0cm、14歳から15歳で2.5cm、女子は13歳から14歳で1.4cm、14歳から15歳で0.6cm増えています。伸びる幅は小さくなりますが、すぐに止まるわけではありません。個人差が大きいので、お子さんの成長曲線で見てください。

Q. 牛乳やサプリで身長は伸びますか?

栄養は成長に必要な材料ですが、牛乳やサプリメントだけで身長を大きく伸ばせると示された確かな根拠は、私が把握している範囲ではありません。睡眠・食事・運動といった生活の土台を整えることが基本です。

Q. 親の身長が低いと、子どもも低くなりますか?

身長には遺伝の影響があります。ただし、遺伝だけですべてが決まるわけではなく、思春期の時期や生活環境も関わります。ご両親の身長との関係は、あくまで目安のひとつです。

まとめ|13歳の平均身長は「物差しの一つ」。見るべきは伸びの流れ

まとめ|13歳の平均身長は「物差しの一つ」。見るべきは伸びの流れ
  • 13歳の平均身長は男子161.1cm、女子155.0cm、平均体重は男子50.4kg、女子47.5kg(文部科学省、令和7年度)

  • 統計の「13歳」は中学2年生の春。男女の差は12歳で1.4cm、13歳で6.1cm、14歳で9.7cmと開いていく

  • 標準偏差で見ると、−1SDは100人並んだときの前から15人目あたり、−2SDは2〜3人目あたり。身長別の早見表で、お子さんのおおよその位置を確認できる

  • 男子は成長スパートの最盛期で個人差が最も大きく、女子は伸びが落ち着き始める。心配の中身が男女で逆になる年齢

  • 「平均より◯cm低い」と線を引くのではなく、成長曲線の傾き(去年と今年の伸び)を見る

  • 成長曲線から離れていく、伸びが止まっている、ほかの症状があるときは、小児科や専門の外来へ

平均身長を調べて、不安な気持ちになった親御さんへ。平均は、お子さんの価値を測る数字ではありません。お子さんがこれまで歩いてきた成長の道すじを、成長曲線という線で見てあげてください。その線が、いちばん確かな答えを教えてくれます。

まずやってみていただきたいことは、ひとつだけです。成長曲線ツールに、お子さんの身長を書き込んでみてください。去年と今年の2つの点をつなぐだけで、平均の数字だけでは見えなかったことがわかります。

▶ 成長曲線ツール

関連コラム

参考文献

  1. 文部科学省. 学校保健統計調査 令和7年度 全国表1 年齢別 都市階級別 設置者別 身長・体重の平均値及び標準偏差/全国表2 身長の年齢別分布. 2026年2月13日公表. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00400002&tstat=000001011648

  2. 文部科学省. 令和7年度学校保健統計調査の結果(調査結果のポイント。年齢別の身長・体重の平均値、肥満傾向児・痩身傾向児の割合). https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/2025.htm

  3. Isojima T, et al. Growth standard charts for Japanese children with mean and standard deviation (SD) values based on the year 2000 national survey. Clin Pediatr Endocrinol. 2016;25(2):71-6. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27212799/

医師監修記事

シンセルクリニック低身長治療センター医師 長田の顔写真

長田 直祥

(おさだ なおき)

シンセルクリニック 低身長治療センター医師

大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

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大阪医科薬科大学卒業。豊田厚生病院、中東遠総合医療センター、国立長寿医療研究センター、名古屋大学整形外科などで整形外科医としての経験を積み、現在はシンセルクリニック低身長治療センターで、お子さまの成長・低身長治療に携わる。日本整形外科学会所属。

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