ひざ・肩・股関節の再生医療専門クリニック
大阪
名古屋
豊田
広島
福岡
true

【医師監修】股関節の痛みの原因まとめ|場所・動作・病名から探せる総合ガイドと受診の目安
「最近、歩き出しの一歩目で足の付け根がズキッとする。年齢のせいだろうか」
「股関節が痛いと検索すると、病名がたくさん出てきて、自分がどれなのかわからない」
股関節の痛みは、痛む場所も、痛くなるきっかけも、原因となる病気も、人によってずいぶん違います。相談に来られる方からも、「どの記事を読めば自分のことが書いてあるのか、わからなかった」という声をよく聞きます。
この記事では、シンセルクリニック総院長で整形外科の医師である武内晋司郎が、股関節の痛みを「場所」「タイミング・動作」「病名」の3つの入口から整理し、それぞれの詳しい記事へご案内します。あわせて、セルフケアの考え方、病院での検査と治療の流れ、すぐに受診したいサインもお伝えします。読み物というより、ご自身の痛みに近いページを見つけるための入口としてお使いください。
この記事の結論
股関節の痛みは、足の付け根(前)・脚の付け根の外側・お尻(後ろ)・太もものどこに出るかで、疑う原因が大きく変わる
股関節の中の病気(変形性股関節症・臼蓋形成不全・股関節唇損傷など)と、筋肉・腱・神経・腰が原因の痛みは、見た目の痛みが似ていて自己判断が難しい
場所だけでなく、「いつ痛いか」「何をすると痛いか」を書き出すと、受診したときの診断の助けになる
転倒後に歩けない、発熱を伴う激痛、安静にしていても続く強い夜間痛は、様子を見ずに早めに受診する
再生医療は自由診療の選択肢の一つで、関節の軟骨がすり減って痛む場合が対象となり得る。対象になるかどうかは診察で判断する
- この記事の結論
- 痛む場所から探す
- 足の付け根・前側が痛い
- 脚の付け根の外側(出っ張った骨のあたり)が痛い
- お尻・後ろ側が痛い、お尻から脚へ響く
- 太もも・内ももが痛い、しびれる
- 右だけ・左だけが痛い
- 筋肉の痛みか、関節の痛みか迷う
- 痛むタイミング・動作から探す
- 歩き始め・歩いているとき、長く歩いたあと
- 座る・立ち上がる、靴下をはく、あぐらをかく
- 運動のあと、スポーツ中に痛い
- 股関節がポキポキ・ゴリゴリ鳴る、引っかかる感じがする
- 痛みが続いているのに、そのままにしている
- 病名から探す
- 変形性股関節症
- 臼蓋形成不全
- 股関節唇損傷
- 股関節に水がたまる
- 人工股関節の手術を受けたあとの悩み
- セルフケア・生活の工夫
- 運動とストレッチ
- 歩き方・杖・歩行の習慣
- 病院での検査と治療の流れ
- 診察と画像検査
- 保存療法(薬・注射・リハビリ)
- 手術という選択肢
- 手術を決める前に知っておきたい選択肢|再生医療
- すぐ受診したいサイン
- 股関節の痛みについてよくある質問
- Q. 股関節が痛いとき、何科を受診すればよいですか?
- Q. 股関節の痛みは、年のせいと考えて我慢してよいですか?
- Q. 足の付け根が痛いのですが、股関節ではない可能性はありますか?
- Q. 股関節のストレッチは、痛くてもやったほうがよいですか?
- Q. 再生医療は、股関節のどんな痛みでも受けられますか?
- まとめ|痛む場所と、いつ痛いかをメモして、近い記事から読み進める
- 参考文献
痛む場所から探す

股関節は、骨盤側のくぼみ(臼蓋:きゅうがい)に、太ももの骨の丸い先(大腿骨頭)がはまり込んでいる関節です。そのまわりを大きな筋肉と腱が囲んでいるため、痛みの出どころは関節の中とは限りません。海外の診療ガイド(2021年)でも、大人の股関節の痛みは前側・外側・後ろ側に分けて原因を考えると整理しやすいとされています。まずは、痛む場所から近いところを探してみてください。
先日、こんなご相談をいただきました。膝の痛みだと思って、長くマッサージで過ごしていた方からです。実は痛みの原因は股関節にあり、「手術しかない」と言われて驚かれたそうです。痛む場所と原因の場所が違うことは、珍しくありません。痛む場所を思い込んだまま過ごしていないか、この記事で一度、確かめてみてください。
股関節がそもそもどこにあるのか、体のどのあたりを指すのかを確認したい方は、股関節はどこ?図解と部位別の痛みの原因から読むと、全体像がつかめます。
足の付け根・前側が痛い
いちばん多いのが、足の付け根(脚の付け根の前側、鼠径部)の痛みです。関節の中の病気で痛む場合の典型的な場所で、変形性股関節症、臼蓋形成不全、股関節唇損傷などが代表です。一方で、筋肉(腸腰筋など)の使いすぎや、リンパ節の腫れ、ヘルニアなど股関節以外が原因のこともあります。
足の付け根が痛い原因(股関節?リンパ?)と女性に多い理由:まず「股関節なのか、そうでないのか」を考えたい方向け
腸腰筋とは?場所・働きと、硬い・弱いで起きること:腰から脚の付け根にかけて走る深い筋肉と痛みの関係
脚の付け根の外側(出っ張った骨のあたり)が痛い
横向きに寝ると痛い、階段で外側が痛い、というときは、股関節の外側にある骨の出っ張り(大転子)まわりの腱やクッション(滑液包)の傷みが多く、「大転子疼痛症候群」とまとめて呼ばれます。股関節の中ではなく外側に原因があることが少なくありません。
大転子とは?場所・痛い原因・出っ張りの理由:外側の骨の出っ張りと、痛みを起こす腱・滑液包の話
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状・原因・治し方:太ももの外側を走る靭帯の痛みは、股関節の外側や膝の外側に出ることがあります
お尻・後ろ側が痛い、お尻から脚へ響く
お尻の奥の痛みや、お尻から太もも・ふくらはぎへ響く痛みは、お尻の深部の筋肉(梨状筋など)が神経を圧迫する場合のほか、腰の病気(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症)が背景にある場合もあります。股関節そのものの痛みとは、見分け方が少し異なります。
梨状筋症候群とは?お尻から足が痛い・しびれる原因と治し方:お尻の深い筋肉が坐骨神経を圧迫するタイプ
坐骨神経痛の症状・原因・やってはいけないこと8選:腰から来る神経痛との違いを知りたい方向け
腰痛の原因・種類・治し方まとめ:お尻の痛みの背景に腰が隠れていないかを確かめたいときに
太もも・内ももが痛い、しびれる
太ももの痛みやしびれは、股関節、腰、神経、筋肉のどれからでも起こります。前側か、後ろか、外側か、内側かで原因の候補が変わるため、部位別に整理した記事が役に立ちます。
太もものしびれが気になる原因:痛みではなく「しびれ」が主な症状のとき
右だけ・左だけが痛い
片側だけが痛むときは、左右差がある病気(臼蓋形成不全や、片側の股関節の傷みなど)や、使い方の偏り、腰の影響などが考えられます。痛むタイミング別に疾患の候補を整理した記事があります。
筋肉の痛みか、関節の痛みか迷う
股関節のまわりには、前・後ろ・横・内側・深層にたくさんの筋肉があります。筋肉の痛みなのか、関節の病気なのかを考えるうえで、まず筋肉の全体地図を知っておくと、自分の痛みの位置と結びつけやすくなります。
なお、痛みが複数の場所にまたがることも珍しくありません。海外の文献レビューでも、前・外側・後ろの原因は重なり合うことがあると指摘されています。1か所で決めつけず、広く見ていくことが大切です。
【武内院長のコメント】
「相談に来られる方から、よく『足の付け根が痛いから股関節だと思っていたら、実はお尻の筋肉だった』『腰が悪いと言われてきたが、股関節にも傷みがあった』というお話を聞きます。痛い場所だけで原因を決めきれないのが、股関節の難しいところです。まずは、痛い場所と、その痛みがどう広がるかを、言葉にしてみてください。」
痛むタイミング・動作から探す

「いつ痛いか」は、診断の大きな手がかりになります。ここでは、よくあるタイミングと動作から、読んでおきたい記事を整理しました。受診する前にメモをしておくと、診察で話が伝わりやすくなります。
歩き始め・歩いているとき、長く歩いたあと
歩き始めの数歩だけ痛いのか、歩くほど痛みが増すのかで、考える病気が変わります。歩き方がかばう形になってきた、杖を使うか迷う、といった段階の方には、次の記事が参考になります。
変形性股関節症の杖の選び方と正しい使い方:痛みを和らげる歩き方も解説
臼蓋形成不全症は歩けなくなる?正しい歩き方と進行を防ぐ方法:将来の歩行への不安があるとき
座る・立ち上がる、靴下をはく、あぐらをかく
股関節を深く曲げる、ひねる動きで痛む、あるいは動きが固い場合は、関節の動く範囲(可動域)が狭くなっているサインかもしれません。股関節がどの方向にどう動くのか(屈曲・伸展・内旋・外旋)を知ると、どの動きで痛むのかを説明しやすくなります。
運動のあと、スポーツ中に痛い
サッカー、ゴルフ、ランニング、ダンスなど、股関節を大きく動かす運動のあとに痛む場合は、関節の縁の軟骨(関節唇)の傷みや、股関節のつまり(FAI)を含め、若い世代でも起こる病気が候補に入ります。運動を続けてよいのか迷う方は、次の記事から読んでみてください。
股関節唇損傷でやってはいけないこと10選:避けたい動作と、リハビリの考え方
股関節がポキポキ・ゴリゴリ鳴る、引っかかる感じがする
音が鳴るだけで痛みがなければ、心配のないことが多いとされています。一方で、痛みを伴う、引っかかる、ロックされるような感じがある場合は、診察を受ける目安になります。
痛みが続いているのに、そのままにしている
「年のせい」「そのうち治る」と様子を見ているうちに、気づけば数か月、という方も少なくありません。放置しやすい痛みの背景にどんな病気が隠れているのかは、次の記事でまとめています。
【武内院長のコメント】
「相談に来られる方からは、『もっと早く来ればよかった』というお言葉を聞きます。ただ、痛みが出てすぐ来られなかったことを責める必要はありません。大切なのは、今の痛みがどんなときに出るのかを、そのまま教えていただくことです。『朝の一歩目だけ』『夜、寝返りで』『階段の降りだけ』といった細かい話が、いちばんの手がかりになります。」
病名から探す

すでに病院で病名を告げられた方、あるいは「たぶんこの病気ではないか」と思い当たる方のための入口です。病名ごとに、まず概要を1〜2文でお伝えし、詳しい記事につなげます。若く活動的な世代の股関節痛では、国際的な合意文書(2020年)が、よくある病気としてFAI(股関節のつまり)、臼蓋形成不全や股関節の不安定性、関節唇・軟骨などの傷みを挙げています。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り、痛みや動かしにくさが出る病気で、中高年の股関節痛の代表です。日本では、生まれつき臼蓋が浅い方が、年齢とともに発症することが多いとされています。
変形性股関節症とは?症状から治し方まで:まず全体像を知りたい方向け
大腿骨頭壊死とは?初期症状・やってはいけないこと:骨の血流が悪くなって痛む、似た症状の病気
臼蓋形成不全
骨盤側の受け皿(臼蓋)が浅いため、太ももの骨の頭を十分に覆えず、関節に負担がかかる状態です。痛みがなくても、健診や他の検査で見つかることがあります。
臼蓋形成不全とは?読み方・原因・症状・痛みの対処法と治療:基本を押さえたい方に
臼蓋形成不全のやってはいけないこと:日常生活での注意点
股関節唇損傷
臼蓋のふちを囲む軟骨のクッション(関節唇)が傷つく病気で、スポーツ愛好家や、股関節をよく使う方に起こります。ひっかかり感や、足の付け根の痛みが特徴とされます。
股関節に水がたまる
関節の中に炎症で水(関節液)がたまり、腫れぼったさや痛み、動かしにくさが出る状態です。原因の病気を調べることが大切です。
人工股関節の手術を受けたあとの悩み
すでに人工股関節の手術を受けた方からも、「痛みがなかなかとれない」「歩けない」「どこまで動いてよいか知りたい」というご相談があります。時期や状況別に、次の記事が参考になります。
人工股関節術後に「歩けない」「太ももが痛い」原因と対処法:時期別の経過・危険なサイン
人工股関節の手術後にやってはいけないこと:脱臼を避ける動作・寝方・スポーツなど
人工股関節置換術後の仕事復帰ガイド:職種別・運転・立ち仕事
【武内院長のコメント】
「相談に来られる方から、『病名を聞いたけれど、それが自分の生活にどう関わるのかがわからない』とよく聞きます。病名は大切な情報ですが、本当に知りたいのは、これから歩けるのか、仕事を続けられるのか、ということだと思います。病名で読み始めても、最後は『自分の暮らしでどうなるか』につなげて読んでいただければと思います。」
セルフケア・生活の工夫

股関節の痛みに対して、ご自身でできる工夫もあります。ただし、原因によって、勧められる動きと避けたい動きが変わるため、診断がついていない時期は、痛みが出ない範囲で、ゆっくり行うのが前提です。
運動とストレッチ
変形性股関節症に対する運動療法について、国際的な医学レビュー(コクラン、2014年)は、9件の試験・549人の分析で、運動により痛みと身体機能が改善したと報告しています。痛みの軽減は、100点満点の評価でおよそ8点分とされ、劇的に大きなものではないものの、治療後3〜6か月続く傾向がみられました。また、お尻の外側の腱の傷みである殿筋腱障害を対象にした研究(BMJ、2018年)では、運動と生活指導のグループで、8週時点で「よくなった」と答えた人が66人中51人で、ステロイド注射のグループ(65人中38人)や様子見のグループ(68人中20人)より多いと報告されました。運動が「万能」という意味ではなく、適した運動を続ける価値があるという理解が妥当です。
歩き方・杖・歩行の習慣
歩くことは、関節の動きを保つために大切ですが、痛みが強いときは歩く量を調整します。ウォーキングの基本は、次の記事も参考にしてください。杖については、前の章で紹介した記事(変形性股関節症の杖の選び方)をご覧ください。
日常生活では、痛みが出る姿勢を長く続けない、床からの立ち座りを減らして椅子を使う、体重が増えている場合は負担を減らすといった工夫が、多くの方の助けになります。
【武内院長のコメント】
「相談に来られる方から、『ストレッチをがんばっているのに、かえって痛くなる』というお話をよく聞きます。痛みが強まる動きは、今のあなたの股関節には合っていないサインです。運動は『続けられる量と強さ』が一番大事です。迷うときは、一度診察を受けて、今の状態に合った動きを一緒に決めましょう。」
病院での検査と治療の流れ

股関節の痛みで受診するのは整形外科です。一般的には、問診と診察、レントゲン検査、必要に応じてMRIやCT、超音波検査へと進みます。海外の診療ガイド(2021年)でも、最初に行う画像検査は、股関節と骨盤のレントゲンとされています。
診察と画像検査
レントゲンでは、関節のすき間の狭さ、骨の形、骨棘(こつきょく)の有無などを確認します。「異常なし」と言われたのに痛みが続くときは、次の記事の考え方が役に立ちます。
保存療法(薬・注射・リハビリ)
まず行われるのが、痛み止めなどの薬、リハビリテーション、生活の工夫、関節内や痛む部位への注射といった手術をしない治療(保存療法)です。痛みが神経のどこから来ているかを探る目的で使われるブロック注射もあります。
手術という選択肢
保存療法で痛みが続き、日常生活に支障が大きい場合には、手術が検討されます。股関節では、関節の形を整える骨切り術、関節鏡による手術、人工股関節置換術などがあります。手術は、きちんとした選択肢のひとつです。手術を受けるかどうかを決める際の考え方や、人工股関節の寿命についての記事もあります。
手術を決める前に知っておきたい選択肢|再生医療
薬や注射、リハビリを続けても股関節の痛みが残り、手術にはまだ踏み切れないという方に、再生医療(自己脂肪由来幹細胞治療)が選択肢となることがあります。幹細胞は「体の修復を担当する細胞」で、傷んだ軟骨の修復に働きかけ、関節の炎症をしずめる方向で期待されています。流れは、お腹などから脂肪を少量採取し(局所麻酔・日帰り)、約4〜6週間かけて培養し、痛みのある関節に注射します。ご自身の細胞・血液を用いるため、拒絶反応のリスクはほぼありません。ただし、自由診療(保険外)であり、効果には個人差があります。また、筋肉・腱・神経が原因の痛みを対象にした治療ではなく、考えられるのは、変形性股関節症のように関節の軟骨がすり減って痛む場合です。股関節が対象になるかどうかは、診察で判断します。診察では、レントゲンなどで軟骨の状態を確認し、腱や腰の病気が隠れていないかも合わせて見ます。費用や通院の回数も、診察でていねいにご説明します。向かないとお伝えする場合もあり、無理にお勧めすることはありません。
【武内院長のコメント】
「相談に来られる方から、『手術は怖いが、このまま痛みを我慢するのもつらい』という言葉をよく聞きます。手術も、再生医療も、何もしないという選択も、どれか一つが正解というわけではありません。診察では、画像と痛みの状況を見て、その方に合うかどうかを正直にお伝えします。向かないとお伝えすることもあります。」
すぐ受診したいサイン

股関節の痛みの大半は、慌てて救急に行く必要はありません。ただし、次のような場合は、様子を見ずに早めに整形外科を受診してください。
サイン | 考えられること |
|---|---|
転んだあと、立てない・歩けない、足を動かすと強く痛む | 骨折(大腿骨の付け根など)の可能性。当日の受診を |
発熱を伴う激しい痛みで、関節が熱を持って腫れている | 関節の感染などの可能性。早めの受診を |
安静にしていても、夜間に強い痛みが続く | 関節以外を含めた原因の確認が必要 |
がんの治療歴がある、原因不明の体重減少がある | 骨への転移などの可能性も含め、早めに相談 |
足に力が入らない、しびれが広がる、尿や便の感覚がおかしい | 腰の神経の症状の可能性。急ぎの受診を |
お子さんの股関節や膝の痛み、足をひきずる歩き方 | 成長期特有の病気があるため、大人と別に診察が必要 |
そのほか、数週間たっても痛みが軽くならない、靴下をはく・階段を上り下りするといった動作が少しずつ難しくなってきた、というときも、受診の目安になります。
股関節の痛みについてよくある質問

Q. 股関節が痛いとき、何科を受診すればよいですか?
整形外科が基本です。レントゲンで関節の状態を確認し、必要に応じてMRIや超音波検査を行います。お尻から脚にかけての痛みやしびれが強いときも、まず整形外科で、腰が原因か股関節が原因かを確認します。
Q. 股関節の痛みは、年のせいと考えて我慢してよいですか?
年齢とともに起こりやすい病気はありますが、「年のせい」と決めつけて放置する必要はありません。原因によって、避けたい動きや、勧められる運動が違います。痛みが続くときは、一度診断を受けることをおすすめします。
Q. 足の付け根が痛いのですが、股関節ではない可能性はありますか?
あります。腸腰筋などの筋肉、リンパ節の腫れ、ヘルニア、腰の神経など、股関節以外が原因のこともあります。痛みの出方や、他の症状(腫れ、しこり、発熱など)を合わせて確認します。
Q. 股関節のストレッチは、痛くてもやったほうがよいですか?
痛みが強まる動きは、中止してください。ストレッチは、「気持ちよく伸びる範囲」で、ゆっくり行うのが基本です。診断がついていないときは、特に無理をしないでください。
Q. 再生医療は、股関節のどんな痛みでも受けられますか?
いいえ。再生医療が考えられるのは、関節の軟骨がすり減って痛む場合などで、筋肉・腱・神経が原因の痛みは対象と考えにくいです。自由診療であり、効果には個人差があります。対象になるかどうかは、診察で判断します。
膝・股関節・腰の痛みは、互いに影響し合うことがあります。ほかの部位の痛みも気になる方は、膝の痛みの原因を場所・動作・病名から探すガイド、腰痛の原因を場所・動作・病名から探すガイドもあわせてご覧ください。
まとめ|痛む場所と、いつ痛いかをメモして、近い記事から読み進める

股関節の痛みは、前(足の付け根)・外側・お尻・太もものどこに出るかで、疑う原因が変わる
関節の中の病気(変形性股関節症・臼蓋形成不全・股関節唇損傷など)と、筋肉・腱・神経・腰が原因の痛みは、見た目が似ており、診察での確認が必要
痛む場所だけでなく、いつ・何をすると痛いかを書き出して受診すると、診断の助けになる
セルフケアは、痛みが出ない範囲で。運動療法は痛みと機能を改善したという報告があるが、劇的に大きな変化とは限らない
転倒後に歩けない、発熱を伴う激痛、安静時の強い夜間痛は、早めに受診する
再生医療は自由診療の選択肢の一つで、関節の軟骨がすり減って痛む場合が対象となり得る。対象かどうかは診察で判断する
参考文献
Chamberlain R. Hip Pain in Adults: Evaluation and Differential Diagnosis. Am Fam Physician. 2021;103(2):81-89. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33448767/
Battaglia PJ, et al. Posterior, Lateral, and Anterior Hip Pain Due to Musculoskeletal Origin: A Narrative Literature Review of History, Physical Examination, and Diagnostic Imaging. J Chiropr Med. 2016;15(4):281-293. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27857636/
Reiman MP, et al. Consensus recommendations on the classification, definition and diagnostic criteria of hip-related pain in young and middle-aged active adults from the International Hip-related Pain Research Network, Zurich 2018. Br J Sports Med. 2020;54(11):631-641. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31959678/
Fransen M, et al. Exercise for osteoarthritis of the hip. Cochrane Database Syst Rev. 2014;2014(4):CD007912. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24756895/
Mellor R, et al. Education plus exercise versus corticosteroid injection use versus a wait and see approach on global outcome and pain from gluteal tendinopathy: prospective, single blinded, randomised clinical trial. BMJ. 2018;361:k1662. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29720374/
院長監修記事

武内 晋司郎
(たけうち しんじろう)
シンセルクリニック総院長
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
医師プロフィールはこちら
三重大学医学部卒業。済生会中津病院や淀川キリスト教病院などで整形外科医としての経験を積み、現在は再生医療専門シンセルクリニックを開設。柔道やラグビーの経験から怪我や加齢による悩みに深く寄り添い、再生医療の可能性を追求。「思うままに動ける人生を」を信条に、患者様一人ひとりに最適な医療を提供しています。
医師プロフィールはこちら
同カテゴリの最新記事
Access
アクセス
大阪院
所在地
〒542-0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15
大京心斎橋ビル3F
Googleマップ
電車でお越しの方
大阪メトロ御堂筋線
心斎橋駅から徒歩3分
大阪メトロ御堂筋線
四つ橋駅から徒歩3分
名古屋(ドクターフォースクリニック)
所在地
〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦1-15-8
アミティエ錦第一ビル3階
Googleマップ
電車でお越しの方
名古屋市営地下鉄桜通線
国際センター駅 徒歩8分
名古屋市営地下鉄東山線
伏見駅 徒歩7分
所在地
〒542-0086
大阪府大阪市中央区
西心斎橋1-9-15
大京心斎橋ビル3F
Googleマップ
電車でお越しの方
大阪メトロ御堂筋線
心斎橋駅から徒歩3分
大阪メトロ四つ橋線
四つ橋駅から徒歩3分
大阪
名古屋
広島
福岡
まずは、ご相談ください
再生医療の可能性を、一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。
新しい選択肢を「知る」ために、まずはお気軽にお問い合わせください。
電話受付
9:00〜18:00
月
火
水
木
金
土
日
※祝日は休診日となります。







